ヴァイキング 〜海の覇者たち〜 シーズン1 見てみた!





イギリスはノルウェーやスウェーデンの西南、地図でいうと左下にあると思っていたのですが、実は想像以上に西、地図でいうと左だったことをこのドラマで知りました。

Amazonプライムでおもしろそうなドラマはないかなと物色していたところ、目にとまったのがこのドラマ「ヴァイキング 海の覇者たち」。見てみました。ヴァイキングというと角の付いたヘルメットをかぶったビッケのイメージしかないんですけど。

概要


ヒストリーチャンネルが制作した初の海外歴史ドラマ。
脚本・製作総指揮 マイケル・ハースト(アカデミー賞受賞作「エリザベス」、エミー賞受賞作「THE TUDORS~背徳の王冠~」)
米国ではシーズン1が2013年3〜4月に放送。
日本では2015年2月にシーズン1が放映されました。2018年12月現在 シーズン5まで放映されています。
海外ではそれなりに評価されているけど、日本ではマイナーなドラマ。

舞台は8世紀末の北欧スカンジナビア。ヴァイキングたちは農業を営みながら、夏になると近隣諸国を略奪して生計を立てていました。しかし首長ハラルドソンに従って遠征しても毎回わずかな報酬しか得ることができません。いつしか、ラグナル・ロズブロークは、肥沃な西方へ思いをはせます。

ヴァイキングは、9世紀にフェロー諸島、次いでアイスランドを発見した。そしてアイスランドからグリーンランド、アメリカ大陸(ニューファンドランド島と推測される)へ進出した。彼らはまた、ヨーロッパの沿岸や川を通って渡り歩く優れた商人であったことから、グリーンランドを北端にして南はロシアの内陸河川を航行してイスタンブールに進出していった。(ウィキペディア)

とのことなでの、そんな彼らの生活が垣間見れるのかもしれない。
そして、主人公ラグナル・ロズブロークは、竜を退治し、イングランドを攻略したとされるデンマークの伝説的な英雄らしいです。というわけで見てみます。

ヴァイキング シーズン1の主な登場人物

ラグナル・ロズブローク


トラヴィス・フィメル
声:土田大
伝説のヴァイキング王らしい。

ラゲルサ


キャサリン・ウィニック
声:林真理花
ラグナルの妻

ビヨルン


ネイサン・オウトゥール
声:ミルノ純
ラグナルの息子

ギーダ


ルビー・オレアリー
声:深田愛衣
ラグナルの娘

ハラルドソン


ガブリエル・バーン
声:辻親八
ヴァイキングたちの首長

シギー


ジェサリン・ギルシグ
声:塙英子
ハラルドソンの妻

ロロ


クライヴ・スタンデン
声:玉木雅士
ラグナルの兄

フロキ


グスタフ・スカルガルド
声:裕樹
ラグナルの友人で船大工

アセルスタン


ジョージ・ブラグデン
声:関雄
修道士

予言者

エラ王


イヴァン・キー
声:
イングランド・ノーサンブリアの王

ホリック王


ドナル・ローグ
声:
スウェーデンの王

ボルグ


Thorbjorn Harr
声:
イェータランドの首長。土地の領有権をめぐってホリック王と争っている。

アスラウグ


アリッサ・サザーランド
声:
ブリュンヒルデの娘。王女。

ヴァイキングの舞台


舞台となっているのは、8世紀の北欧です。
実在する地名として、ノーサンブリア王国のリンディスファーン修道院、スウェーデンの都市ウプサラが出てきます。
また、主人公ラグナルたちが住む町としてカテガットという名前が出てきます。カテガットは架空の町だと思うのですが、カテガット海峡は実在しています。

ラグナルは何かと西にこだわります。スカンジナビア半島の西って海しかないと思っていて、イギリスはもっと南というか西南にあると思っていたのですが、このドラマで実は結構西というか横にあることを知りました。

ヴァイキング シーズン1 あらすじと感想

第1話「旅のはじまり」

あらすじ

農民であるラグナルは、息子のビヨルンを連れて部族の集会へ向かう。そこで、首長から次の夏も東方へ向かうと発表される。西には肥沃な土地があると確信しているラグナルは首長に異議を申し立てるが相手にされない。そして反抗的な態度のため首長から目をつけられることになる。

ラグナルは集落へ戻ると、友人で船大工のフロキ、兄のロロとともに西方へ向かう計画を立てる。

感想

ラグナルは西へ行きたがっています。肥沃な土地があると確信しているらしいのですが、今のところ根拠はまったくわからりません。

ときどき北欧神話の主神であるオーディーンっぽい人物が出てきますが、とくにカッコよくはありません。

兄のロロはラグナルの妻(確かに美人)に気がある感じ。今後もめそう。

第2話「新たなる航海」

あらすじ

村の若者を集めたラグナルは、希望者を募って西への航海に出発する。どのくらい経ったのか、嵐に遭遇し、みなが土地の発見をあきらめかけたとき、新たな大地に漂着する。そこは、イングランド・ノーサンブリア王国の海岸だった。

ノーサンブリア王国のリンディスファーン修道院にやってきた海賊たちは修道士たちを惨殺し、略奪をはじめる。そしてラグナルは、修道士アセルスタンに会う。

感想

このドラマは完全なオリジナルドラマではなく、歴史をもとにしています。調べてみたらノーサンブリア王国は実在した国でした。

アングロサクソン人が築いた七王国のうち最北、現在のノーサンバランドにあったアングル人の王国である。(ウィキペディア)

リンディスファーン修道院も実在した施設で、北部イングランドにおけるキリスト教布教の拠点でした。しかし何回もヴァイキングに襲撃されて荒廃していったみたい。

妻のラゲルサ。ラグナルから西方への航海へは連れていけないといわれ殴ってかかります。かなりガチバトル。きれいなんだけど怖い。

ロロの声に聞き覚えあるなあと思ったらやっぱり玉木雅士さん。ゲーム・オブ・スローンズでダーリオだったりジャクエンだったりウエストワールドでローガンだったりする人です。

どうも思っていたより早くイングランドに辿り着きました。ラグナルが航海に出るまでに首長の邪魔が入ったり、航海の途中で失敗したりするのかと思っていただけにちょっと拍子抜けです。

ラグナルたちは修道院に着くやいなや、修道士を殺戮し、金品、貴重品を略奪します。やりたい放題。しまいにはロロが女がいないとか騒ぐ始末。なかなかダークな展開です。これぞ海賊といったところでしょうか。

第3話「戦いの序曲」

あらすじ

リンディスファーン修道院での掠奪を終えたラグナルたちはカテガットに戻ってくる。しかし戦利品はすべて首長のハラルドソンに没収されてしまった。するとラグナルは、今後も略奪品をすべてハラルドソンに差し出すことを条件に、西へ遠征する許可を得る。

感想

修道士アセルスタンを奴隷として連れてきたラグナル。一神教であるキリスト教と多神教である北欧の宗教の対比がなかなかおもしろいです。

アセルスタンは修道士なので頭頂部を剃っているのですが、ラグナルの息子ビヨルンはそのヘアスタイルがおかしいらしい。けど、ビヨルンも後頭部はまるまるそり上げているので似たようなものだと思います。

第4話「仕組まれた裁判」

あらすじ

ラグナルたちはノーサンブリア王国に再上陸し、沿岸の町を襲撃する。このとき、ラグナルの妻ラゲルサがヴァイキングの一人クヌートを殺してしまう。クヌートは首長ハラルドソンがラグナルたちを監視するために同行させた男だったが、町の女性とラゲルサに乱暴しようとしたためラゲルサに返り討ちにあったのだ。

カテガットに戻ったラグナルは、首長ハラルドソンからクヌートの件を問われる。しかしクヌートがラゲルサに乱暴しようとしたという証拠がないため、反逆罪で裁判にかけられる。そして首長はラグナルの兄ロロを買収し、嘘の証言をさせることでラグナルの罪を確定させようとするが、ロロがラグナルに味方したことでラグナルの無実が証明される。

感想

首長ハラルドソンと妻シギーは過去に息子を何者かに殺されているらしい。彼らにも過去があって何やら事件のにおい。

ドラマに出てくる北欧の景色がきれい。中世ヨーロッパの雑多で汚い雰囲気もいい感じ。今、ヨーロッパの町並みというと整然としてカラフルな印象がありますが、当時はあんなだったんでしょう。

第5話「奇襲」

あらすじ

首長はラグナルの集落を襲撃。集落は壊滅状態になり、ラグナルと家族はかろうじて脱出する。ラグナルは重傷を負い、フロキの家にかくまわれるが、首長に一対一の決闘を申し込む。

感想

話はテンポよく進むし、内容もわかりやすいのですが、良くも悪くも単純。

第6話「選ばれし者」

あらすじ

ハラルドソンとの決闘に勝利したラグナルは、新たな首長としてみなに迎えられる。

感想

ラグナルの良さがいまいち伝わってきません。「主人公がみんなから信頼されています」「この人は伝説の王です」ということ前提で話が進みます。彼がこれまでどんなことをしてきたのかがわからないのが残念。西への遠征を成功させたことでみんなから信頼されているのならわかるのですが、そもそも遠征する前から信用されているんです。なぜっていう。西への遠征ももうちょっと障害があってもよかったんじゃないかと思います。

怪我しているラグナルとハラルドソンが決闘とかいっても、ラグナルが負けるとはちっとも思えないし、主人公に都合よく展開していくドラマに思えてきました。

過去にハラルドソンの息子たちが殺された事件はこのあと何か絡んでくるのでしょうか。ただ彼にも悲しい過去があったんだよっていうだけなのでしょうか。

とりあえずシーズン1は最後まで見るつもり。

第7話「約束と裏切り」

あらすじ

ハラルドソンを倒したラグナルは首長に就任。イングランド・ノーサンブリアへ再び侵攻した。

イングランド兵たちがヴァイキングを迎え撃つがあえなく敗退。ラグナルはエラ王の弟を捕獲し、身代金を要求した。しかし身代金が支払われなかったため、王の弟を処刑する。ヴァイキングを恐れた王は金品を支払う。ラグナルは戦利品を得て北欧へと帰っていった。
それを見たエラ王は、ラグナルたちへの復讐を誓うのだった。

感想

イングランドの王侯貴族とラグナルたちが会食するシーンがあるんだけど、食事の前に神に祈りを捧げ、賛美歌を歌う王侯貴族と、食事が運ばれてくるや手づかみで食事するラグナルたちが対照的でおもしろい。

エラ王が圧政を敷いて民主を苦しめているとか、ヴァイキングたちに何か被害を与えているとか、イングランドが悪く描かれていればまた違うのですが、イングランドには非難される点がとくにありません。そのため、いきなりやってきたヴァイキングにただ掠奪されています。ヴァイキングはそういうものなのですが、だからといってヴァイキングに共感できるかというと難しいです。気持ちはがんばれ、イングランド。海賊をやっつけろ(笑)

第8話「生贄の儀式」

あらすじ

ラグナルがカテガットへ戻ると、妻ラゲルサが流産していた。落ち込んでいたラグナルは、神に伺いを立てるべく、ウプサラの神殿にやってくる。そこでホリック王に会うと、忠誠を誓い、西への遠征に協力を申し出る。ホリック王はラグナルの忠誠を認めると、申し出を聞き入れる代わりに、敵対するイェータランドの首長ボルグのもとへ使者として行くよう命じた。

感想

ウプサラというのはスウェーデンに実在する都市で、北欧最古の大学があるみたいです。

街の中心から5kmほど北方の郊外に、ガムラ・ウプサラ(古ウプサラ)と称される遺跡があり、王の墳墓が残されている。中世初期、北欧各地でキリスト教化が進む中、ガムラ・ウプサラは異教の伝統を保ち続けており、11世紀ごろまでスウェーデン王を司祭とした大犠牲祭が行われていた。12世紀になると、キリスト教化が完了し、ガムラ・ウプサラにキリスト教の教会が建てられた。(ウィキペディア)

山羊や鶏、人間なんかを9つずつ、神に捧げる生贄のシーンがあります。なかなか痛々しい。ヴァイキングたちの生活、宗教、風俗を知るという意味ではとても興味深いドラマです。

第9話「決裂」

あらすじ

シーズン1最終話。
ラグナルはイェータランドの首長ボルグを訪ね、ホリック王の意志を伝える。それは土地をホリック王に譲れというものだ。ボルグは受け入れることはできないが、和平案を提案してくる。ラグナルには決定権がないため、ロロを人質としてボルグのもとに預け、その間にフロキに王の意見を伺いに向かわせる。
フロキが戻るまでの間、野宿していたラグナルは、アスラウグ王女と知り合い、愛し合うようになる。そして、フロキが戻ってくる。ホリック王が譲歩するつもりはないためボルグとの交渉は決裂する。

一方、長いこと野心を抱いてきたロロは、ボルグとともにラグナルと戦う意志を固める。

そのころ、町では疫病が流行っていた。次々と住民が亡くなる中、ラグナルの娘ギーダも命を落とす。

感想

王は土地を売れという。ボルグは、土地は売れないが「土地を王に貸す」または「採掘できる鉱石を分け合う」などの条件を提案してくる。ボルグの方が常識的で建設的な意見を出しているように思えます。

というか、シーズン1はここで終わるんですね。

シーズン1 感想

ヒストリーチャンネルが作っているだけあって中世期の北欧ヴァイキングの生活や習慣、服装、文化、儀式、宗教なんかが興味深いです。

話もテンポよく進むのでだれることなく見ることができます。ただ、ちょっと物足りない。首長ハラルドソンはラグナルの前にもっと立ちはだかるかと思っていたのですがあっさり退場しました。小物でした。

それになんといっても海賊が主人公なので、掠奪行為に共感できないのがつらいです。

さすが海外ドラマ。シーズン1の中途半端な終わり方も気になります。イングランドのエラ王やイェータランドのボルグとの戦いはまさにこれから。町を襲う疫病の問題も勃発しました。次につなげるのはいいのですが、シーズン1はシーズン1でもうちょっと区切りのいいところで終わらせればいいのに、とは思います。ラグナルが首長になって終わるとか。

ヴァイキング シーズン1を見る

2018年12月現在、ヴァイキングはAmazonプライムで見ることができます。
ヴァイキング 海の覇者たち シーズン1→Amazonプライムビデオ 字幕版

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