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シャーロック・ホームズの冒険 | アイリーン・アドラーが出てくる【ボヘミアの醜聞】を見る


シャーロック・ホームズを読んだことがある人に登場人物をあげてといったら、主人公ホームズのほかは、助手のワトソン博士とハドソン夫人はよく出てくるので思いつくかもしれません。あと名前が思いつくといったらスコットランドヤードのレストレード警部か、宿敵モリアーティ教授でしょうか。しかし、シャーロック・ホームズを題材とした映画やテレビドラマでは、アイリーン・アドラーという女性もよく出てきます。ハドソン夫人やレストレード警部よりもアイリーン・アドラーが主要キャラ扱いされていることもあります。

アイリーン・アドラーって誰? 原作に出てきたの?

彼女、一応原作に出てきているのですが、短編の1つに出てきただけです。シャーロック・ホームズの話に出てきた依頼人や事件の関係者だったらたくさんいると思うのですが、アイリーン・アドラーはどうして特別扱いされているのでしょうか。

アイリーン・アドラーについて

アイリーン・アドラーは、シャーロックホームズの短編の1つ「ボヘミアの醜聞」に登場します。もとオペラ歌手の女性で、ボヘミア王が皇太子時代に交際していたという過去があります。そのときに王と撮影した写真を持っているのですが、スキャンダルを恐れた王が、写真を取り返すようにホームズに依頼してきます。

この事件以後、ホームズが「あの女性(ひと)」と呼ぶ特別な女性です。なぜ特別なのか。それは、数あるシャーロック・ホームズの作品中、名探偵を出し抜いたただ一人の人物だからです。

シャーロック・ホームズとアイリーン・アドラーの関係

アイリーン・アドラーは、もともとはホームズが依頼された事件の当事者です。

パスティーシュ作品などではホームズの恋愛相手として登場することも多いのですが、実際どうなんでしょう。

彼女は、ホームズが美しい女性と評し、「あの女性(ひと)」と呼ぶ特別な女性であることは確かです。ただ、だからといってホームズが恋愛感情を持っているかどうかはファンの間でも意見が分かれているようです。恋愛に似た感情を持っているという説と、彼女の能力を認めているだけという説があるようです。

また、物語の最後に、ホームズはボヘミア王からの報酬を断ってアイリーンの写真を要求します。これも恋愛感情に起因するという説と、単に彼女のブロマイド写真を欲しがった説、事件の記念品として欲しがった説などがあるようです。

さらに、恋愛否定派の意見としては、「ボヘミアの醜聞」事件よりもあとに起こった「悪魔の足」事件の中でホームズが「自分は人を愛したことはない」と告白していることも大きな理由になっているようです。

アイリーン・アドラーを演じた女性

ゲイル・ハニカット


84年に制作されたテレビドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」の第1話「ボヘミアの醜聞」に登場。

レイチェル・マクアダムス


米英合作のアクション映画「シャーロック・ホームズ」(2009年)、「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」(2011年)にかつての敵ながら事件の依頼人として登場。

ララ・パルヴァー


2010年からBBCが制作しているドラマ作品「SHERLOCK」に「SMの女王」という設定で登場。

ナタリー・ドーマー


2012年からCBSが制作しているドラマ作品「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」に、主人公シャーロック・ホームズのもと恋人として登場。

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「ボヘミアの醜聞」について

概要

「ボヘミアの醜聞」は、シャーロック・ホームズの短編の1つ。
「ストランド・マガジン」1891年7月号初出。
1892年発行の短編集「シャーロック・ホームズの冒険」(The Adventures of Sherlock Holmes ) に収録。

あらすじ

あるとき、ホームズはボヘミア国王の訪問を受ける。王は結婚を控えていたが、皇太子時代に交際していた女性アイリーン・アドラーから、交際当時の写真を結婚相手の王女へ送りつけると脅迫されていた。王は強盗を使うなどして写真を取り戻そうとしたが、見つけることはできなかった。そこで、ホームズに写真を見つけて取り戻してほしいと依頼にやってきたのだ。

変装や陽動によって写真の隠し場所を探し出したホームズがアイリーンの家へ向かうと、彼女の姿はなかった。ホームズが写真を取り戻そうとしていることを見抜いていたアイリーンは、すでに国外へ逃亡していたのだった。

「ボヘミアの醜聞」を見る/読む

Amazonで見る


英国グラナダTV制作のテレビドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」第1話「ボヘミアの醜聞」は、Amazonビデオで視聴できます。

同番組を視聴するにはレンタル料が発生しますが、第1話のみ無料になっています。

シャーロック・ホームズの冒険 第1弾(字幕版)
シャーロック・ホームズの冒険 第1弾(字幕版)

英国グラナダTV制作の「シャーロック・ホームズの冒険」は、1984年から94年にかけて放映されたテレビドラマです。日本でも85年以降、NHKで繰り返し放映されています。19世紀ビクトリア朝のロンドンを見事に再現しているだけでなく、ジェレミー・ブレット演じるシャーロック・ホームズは今なお語り継がれる名作です。映像はさすがに古くさいけど原作を映像で見たいならおすすめ。

今回、久しぶりに見てみました。いつも露口茂さんの吹き替えで見ていたので、字幕版を見るのははじめてだったのですが、アイリーンって発音的にはエリーナに近いことを知りました。

ブルーレイで見る

(内容紹介)1984年からイギリスで製作が開始された「シャーロック・ホームズの冒険」は、1985年からNHKで放送開始。今なお、最も原作に近い映像作品として世界中のファンから称賛を浴びている。今回のBD-BOXに収録されるのは、ファンに好評を博すノーカット英国オリジナル版。
世界初のブルーレイ化で、不朽の名作が鮮やかな映像で蘇る!吹替えには、マニアにはたまらないNHK放送版(露口茂&長門裕之)を収録! ※NHK放送時にカットされていた映像部分には、日本語吹替えを追加収録。

文庫で読む

(内容紹介)ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など、最初の短編12編を収録。第1短編集。

ネットで読む

コンプリート・シャーロック・ホームズ

コンプリート・シャーロック・ホームズ
シャーロック・ホームズ全作品を日本語訳して無料公開しています。長編四作、短編五十六作、全六十作品をすべてを今すぐに読めます。

シャーロック・ホームズ全60作品(長編4、短編56)をインターネットで無料公開している個人のサイトです。
シャーロック・ホームズの日本における著作権はすでに失効しているのですが、翻訳されたものは著作権は継続しています。そのため、翻訳されて出版されている文章を勝手に公開することはできません。でも、英語の原作を自分で翻訳して公開すれば著作権上の問題はない、ということで本当にやってしまったというすごいサイトです。