ゲーム・オブ・スローンズ 脚本家がスターウォーズ新3部作の制作から降板

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写真提供:Deadline

2022年以降の公開が予定されている映画「スター・ウォーズ」新3部作は、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーランナーを務めたデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスによる脚本・制作が発表されていましたが、2019年10月、二人の降板が発表されました。

映画やドラマの情報WebサイトTHE RIVERの記事によると、二人はNetflixのプロジェクトを同時に進めていたため、スケジュール的に不可能になったとのことです。

https://theriver.jp/sw-got-stepped-away/

人気クリエイターなので次々にオファーが来るのは仕方ないのだと思いますが、二人のスケジュール管理は少し残念です。2018年2月に二人がスター・ウォーズの制作に関わることが発表され、2019年5月にゲーム・オブ・スローンズが完結したことで二人はスター・ウォーズの制作に専念するものと思われていました。しかし2019年8月、突然(ではないのかもしれませんが)Netflixと新たな契約を交わした結果白紙撤回。スター・ウォーズの配給元であるディズニー社も承諾しているようなのでビジネス的には問題ないのだと思いますが、なんだったのだろうという思いがわき上がります。

というのも、2019年10月時点での「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」最終話(第6話)のIMdBの評価は10点満点中4.2点。従来エピソードでは9点以上を軒並み叩き出してきたシリーズとしては最低の評価です。ドラマに関する感想や評価は個人個人で異なると思いますが、多くのファンが最終話に失望したことは否定できないでしょう。作り直しを要求する声やキャストたちの不満を報じる記事が話題になることもあったほどです。最終話が酷評される内容になった原因として、これまで丁寧に語られてきた登場人物の急変、性急な描写、唐突で疑問が残る結末などが挙げられます。これには、ベニオフとワイスの二人が早くスター・ウォーズに取りかかりたくてゲーム・オブ・スローンズの手を抜いたためではないかと邪推する声もありました。またドラマ中盤までは原作がありましたが、途中から二人のオリジナルになったため物語をまとめることができなかったともいわれます。

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事実はわかりません。しかしスター・ウォーズに取りかかるために完結を急いだ結果、ゲーム・オブ・スローンズ最終話の低評価につながり、スター・ウォーズも無計画と思われるスケジュール管理で予定が白紙になったと思うと二人には失望しかありません。たとえゲーム・オブ・スローンズ最終話が低評価だったとしても、スター・ウォーズがすばらしい作品になっていれば失墜気味の信用を取り戻すことができたと思うのです。

Netflixで何を作るのでしょう。

ちなみに僕はゲーム・オブ・スローンズの結末には納得しています。ただ展開が急すぎたかなと思います。もうちょっと丁寧に描いて欲しかった。少なくともあっちとの決戦で1シーズン、こっちとの決戦で1シーズンは必要だったのではないでしょうか。

現行のスター・ウォーズは2019年12月に公開が予定されている「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」で3部作が完結し、2022年にベニオフ&ワイスの脚本・制作による新3部作がスタートする予定でした。しかし二人が辞退したことで今後の計画は不明です。


デイヴィッド・ベニオフ
1970年生まれ。米小説家・脚本家・ディレクター・プロデューサー。映画「25時」の原作・脚色、「トロイ」の脚本などのほか、2011年よりD・Bワイスと共にHBOのテレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロデューサー、脚本、監督を勤め、エミー賞をはじめ数々の賞を受賞しています。

D・B・ワイス
1971年生まれ。米小説家・脚本家・ディレクター・プロデューサー。2011年よりデイヴィッド・ベニオフと共に「ゲーム・オブ・スローンズ」を制作し、数々の賞を受賞しています。