Amazonプライムオリジナルドラマ「ジャック・リーチャー 〜正義のアウトロー」シーズン2を紹介します。
元軍人の主人公ジャック・リーチャーが、北米を放浪しながら事件を解決するという、米小説シリーズのドラマ化作品です。シーズン2は、シーズン1とは舞台も事件も異なります。ストーリー的に直接的なつながりはありません。シーズン2から見てもストーリーを楽しむことにができます。ただし、時系列的にシーズン1の続きになります。シーズン1から継続して登場する人物もいるため、先にシーズン1を見ておくことをおすすめします。
前:シーズン1
概要
原題:REACHER
制作:Amazon
配信年:2023年
エピソード数:全8話(各話45分程度)
対象年齢:16歳以上
露骨に性的なシーンはありませんが、ドラマの性質上、銃撃戦や流血シーンがあります。
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あらすじ
米各地を放浪するリーチャーのもとに、リーチャーの元部下であり、シーズン1にも登場したニーグリーから緊急連絡が入ります。かつて二人が所属していた部隊の仲間が殺されたというものでした。リーチャーはかつての部下たちとともに事件の究明に当たります。
登場人物の紹介のあと、各話のストーリーを紹介しています。
登場人物
ジャック・リーチャー
演:アラン・リッチソン
元軍警察 第110特別捜査部隊 隊長。
身長195cm、体重100kg以上の巨体で、格闘術や射撃術に優れるほか、高い知性と卓越した状況判断能力を持っています。
退役後、米各地を放浪する自由気ままな生活を送っています。
シーズン2では、リーチャーの軍警察時代の仲間たちが登場。当時の様子を垣間見ることができます。
フランシス・二ーグリー
演:マリア・ステン
リーチャーの元部下。
現職は私立探偵。
シーズン1から登場。
カーラ・ディクソン
演:セリンダ・スワン
リーチャーの元部下。
かつてリーチャーとディクソンは、お互いを異性として意識していました。しかしリーチャーは、上司と部下という関係から進展することを自粛。二人の関係が発展することはありませんでした。
現職は法定会計士。
デビッド・オドネル
演:ショーン・シポス
リーチャーの元部下。
現職は弁護士。
退役後に結婚。妻リリーとの間に二人の子どもがいます。
カルヴァン・フランツ
演:ルーク・ビリク
リーチャーの元部下。
妻アンジェラと息子がいます。フランツが遺体となって発見されたことで物語がはじまります。
スワン
演:シャノン・クック
リーチャーの元部下。
サンチェス
演:アンドレス・コランテス
リーチャーの元部下。
オロスコ
演:エドソン・モラレス
リーチャーの元部下。
ラウリー
演:ディーン・マッケンジー
リーチャーの元部下。
ガイターノ・ルッソ
演:ドメニク・ロンバルドッツィ
フランツ殺害事件を担当する、ニューヨーク市警の刑事。
マーシュ
演:アル・サピエンザ
ルッソ刑事の上司。
オスカー・フィンリー
演:マルコム・グッドウィン
シーズン1の舞台となった架空の町マーグレイヴの警部。
シーズン1後、故郷のボストンで警官を続けています。
シェーン・ラングストン
演:ロバート・パトリック
ニューエイジ社の警備部長。
マーロ・バーンズ
演:クリスティナ・コックス
ニューエイジ社の業務部長。
トレヴァー・サロピアン
演:ジョリス・ジャースキー
殺し屋。
ラヴォイ上院議員
演:ノアム・ジェンキンス
上院議員。
ボイド
演:カイル・マック
ラヴォイ上院議員の部下。
立法関係の担当官。
AM
演:フェルディナンド・キングスレー
テロリストに武器を仲介するブローカー。
詳しい素性は不明。
イニシャルA.M.の人物名を使って行動しています。
第1話「ATM」
マーグレイヴの事件(シーズン1)からおよそ2年7ヶ月。
私立探偵をしているニーグリーから救難信号を受け取ったリーチャーは、かつての部下であり仲間だったカルヴァン・フランツが殺されたことを知りました。犯人に報復するためかつての仲間たちを集めることにします。しかしオドネルとディクソン、サンチェス、オロスコは不在。スワンは行方が知れず、ラウリーはすでに他界していました。
リーチャーとニーグリーは、情報を集めるため、私立探偵だったフランツの事務所にやってきます。事務所は荒らされていましたが、私書箱に届いていた郵便物からUSBメモリーを発見します。
二人がホテルに戻ってくると、留守電を聞いて駆けつけたオドネルと再会。リーチャーたちは、USBメモリーに保存されていたファイルから、イニシャルA.M.の人名リストと数字の羅列を見つけます。
その後、オドネルがスワンの自宅を知っていたため訪ねると、不在で飼い犬が餓死していました。スワンも殺されている可能性があります。サンチェスやオロスコなど、連絡が取れない仲間たちのことも気になります。リーチャーがかつて率いていた特別捜査部隊の命を狙うものがいるようです。リーチャーは挑戦を受けて立つ決意を固めます。
第2話「アトランティックシティ」
スワンの自宅をあとにしたリーチャーは、自分たちを尾行していた男を返り討ちにします。男は、フランツの事件を捜査しているルッソ刑事でした。NY市警の刑事に大怪我を追わせてしまったリーチャーは、ひとまずニューヨークを離れることにします。レンタカー会社にやってくると、カーラ・ディクソンと偶然再会しました。
リーチャーは、アトランティックシティで警備員をしているオロスコを訪ねます。オロスコの家は荒らされていました。オロスコの妹ミレーネの証言により、オロスコとサンチェス、フランツの3人は、一緒に何かを調べていたことがわかります。
夜、カジノで遭遇したリーチャーとディクソンが夜の街を散策していると、殺し屋たちに尾行されていました。彼らを撃退し、彼らの車から、ニューエイジテクノロジー社の駐車券を発見します。ニューエイジ社は、航空宇宙産業を進める企業でした。
翌朝、サンチェスとオロスコの遺体がニューヨーク山中で見つかります。
第3話「写真は多くを語る」
ニューエイジ社があるニューヨークに戻ってきたリーチャーは、ルッソ刑事に捕まってしまいます。しかしリーチャーとルッソ刑事の目的は同じです。ルッソ刑事は、リーチャーに協力することにしました。フランツの事務所のプリンターに残っていたデータからアズハリ・マハムドの名前が浮かび上がり、彼がテロ組織に武器を売るブローカーであることを教えます。
一方、ニーグリーとディクソンは、アトランティックシティで倒した殺し屋サロピアンについて情報を集めるため、ニューエイジ社へやってきます。業務部長マーロ・バーンズからサロピアンの家の住所を聞き出すことに成功しました。
夜、リーチャーたちがサロピアンの家に潜入すると、男たちが待ち伏せしていました。リーチャーたちは男たちを倒すと、ニューエイジ社に突撃。書類などを盗み出します。
第4話「音楽会の夜」
ニューエイジ社から盗み出した資料により、スワンが警備員としてニューエイジ社で働いていることがわかりました。サロピアンの家にいた男もニューエイジ社の警備員です。警備部長がシェーン・ラングストンであることもわかります。
オドネルやニーグリー、ディクソンの中で、スワンへの不信感が高まる中、スワンがニューエイジ社の業務部長マーロ・バーンズと国防プロジェクト「リトル・ウィング」について情報を交換していたことがわかります。プロジェクトを推進するラヴォイ上院議員ならば何か知っているかもしれません。しかし現段階で議員に直接面会することは困難でした。ラヴォイ議員の立法担当官であるダニエル・ボイドへの接触を計画します。
ボイドがボストンで開かれる音楽会に出席することがわかり、ボストンへ向かうことにします。その前に、情報を得るためマーロ・バーンズを訪ねると、彼女の姿はありません。
その後、リーチャーはボイドを罠にはめ、リトル・ウィングについて聞き出しました。リトル・ウィングは、もともとは民間の旅客機を防衛するための対ミサイルソフトです。しかしソフトを改変すれば携帯式地対空ミサイルを開発できます。ソフトウェアはニューヨークで、ハードウェアはデンバーの工場で開発されていました。
ニーグリーとディクソンは、リトル・ウィングの製造を邪魔するためデンバーへ。リーチャーとオドネルは、AMについて調べるためワシントンDCへ向かうことにします。しかし男たちに襲撃されます。返り討ちにしますが、男たちはリーチャーたちがなぜボストンにいることを知っていたのでしょうか。
第5話「葬儀の日」
ニーグリーとディクソンがデンバーにあるニューエイジ社の工場へやってくると、ミサイルがすでに発送されたことがわかりました。二人はミサイルを積んだトラックを追いますが、武装した集団にミサイルを奪われてしまいます。トラックには、スワンがサインした出荷表が残されていました。スワンへの不信感がますます高まります。
一方、ワシントンDCの国土安全保障省にやってきたリーチャーとオドネルは、AMが武器のブローカーであることを知ります。
その後、リーチャーたちは、フランツの葬儀に出席するためニューヨークへ戻ってきました。ルッソ刑事に再会したリーチャーは、ルッソを責めました。リーチャーたちがボストンに向かうことを知っていたのはルッソ刑事だけなので、ボストンで襲われたのは、ルッソが情報をニューエイジ社に流したからに違いありません。ルッソ刑事には身に覚えがありませんでした。二人が口論になると、男たちが襲ってきます。リーチャーは男の一人を捕まえました。男は、スワンから依頼されたといいます。リーチャーは、事実を確認するため、男を報酬を受け取る場所へ向かわせました。建物が爆発し、男は爆発に巻き込まれます。
第6話「ニューヨークの刑事」
爆発現場からは、リーチャーを襲ってきた男の遺体のみが見つかり、スワンの遺体は見つかりませんでした。しかし、行方不明だったマーロ・バーンズの車が見つかります。
リーチャーたちが車へ向かうと、マーロはいません。しかしマーロの娘ジェーンが携帯ゲーム機をインターネットに接続して遊んでいる様子がドラッグストアのカメラに映っていました。リーチャーたちはマーロの家へ向かい、ジェーンのアカウントを調べました。ジェーンがマーロの友人宅からインターネットにアクセスしていることがわかります。
リーチャーは、マーロを見つけました。マーロは、ラングストンが怖いため逃げ出したといいます。そして、サロピアンが暗殺者だと知らなかったこと。スワンはラングストンの計画を止めようとしていることを明かします。
そのころ、ルッソ刑事は上司マーシュの家へやってきました。マーシュはラングストンに買収されていました。リーチャーたちの情報を流していたことを知ります。
リーチャーは、マーロを使ってラングストンを呼び出す計画を立てます。マーロの娘ジェーンはルッソ刑事に預けました。
ラングストンは、マーロに呼び出され、部下たちと待ち合わせ場所へやってきます。待ち伏せしていたリーチャーと激しい戦いになりますが、ラングストンはヘリで逃げ去ります。
一方、ルッソ刑事も襲われていました。ニーグリーたちを救援に向かわせますが、ルッソ刑事はジェーンを守って命を落としました。
第7話「男の意地」
リーチャーは、マーロとジェーンをディクソンの知人に預けることにしました。オドネルとディクソンに守らせて向かわせます。
リーチャーとニーグリーは、マーシュのもとへやってきました。AMとラングストンはどこかで取引を行うはずです。場所を聞き出そうとしますが、マーシュは知りません。グラントなら知っている可能性があるといいます。グラントは、昨夜の騒動で怪我をして入院しています。リーチャーは、銃で攻撃してこようとしたマーシュを手に掛けると、グラントが入院している病院へ向かいました。
病院へやってきたリーチャーは、グラントからAMとラングストンが取引する日時を聞き出しました。しかし場所はわかりません。リーチャーは、医療器具の故障を装ってグラントを暗殺。病院を去ろうとすると、グラントを暗殺に来たラングストンの部下を発見します。彼を倒すと、所持していた携帯電話を使ってラングストンに連絡しました。ラングストンは驚きますが、ディクソンとオドネルを捕まえていることを明かします。ラングストンは、リーチャーとニーグリーも指定の場所へ来るように命じます。リーチャーは、ニーグリーは死んだと嘘をつきました。
リーチャーは、ラヴォイ上院議員に救援を要請すると、単身、指定された場所へ向かいます。
第8話「血戦の果て」
リーチャーは、ニューエイジ社の研究所へやってくると、ついにラングストンと面会します。オドネルとディクソンは拘束され、拷問されていました。スワンは認証に使われる眼球と指だけを残して殺されていました。
ラヴォイ議員の特殊部隊とニーグリーが救援に現れます。戦いがはじまると、ラングストンは拘束されたオドネルとディクソンを連れてヘリで飛び立ちました。リーチャーはヘリにしがみつきます。ラングストンが、オドネルとディクソンを空中から突き落とそうとハッチを開くと、リーチャーが飛び込んできました。リーチャーは、ヘリの男たちを倒すと、ラングストンを突き落とします。
その後、リーチャーはヘリの操縦士を脅迫。取引場所へやってくると、何も知らないAMが現れました。リーチャーたちはAMを銃殺します。
仲間たちの復讐が果たされ、すべてが終わったと思われたとき、ラヴォイ議員の特殊部隊が銃を向けてきました。リーチャーは予想していました。現れた国土安全保障省の部隊によってラヴォイ議員の特殊部隊は逮捕。連絡を待っていた議員も逮捕されます。
リーチャーは、ラングストンが受け取るはずだった6500万ドルは国土安全保障省に渡しませんでした。フランツやサンチェス、オロスコ、スワン、ルッソ刑事の遺族たちに寄付します。さらにニーグリーには親の介護医療費、オドネルには子どもの養育費、ディクソンには会社の設立資金を提供。リーチャー自身は、バスの年間パスを手に入れました。
4人はそれぞれの生活へ戻っていきます。
(シーズン2 完)
前:シーズン1
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