ゴッドレス Netflixドラマのあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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写真出典:IMDb

Netflixドラマ「ゴッドレス -神の消えた町-」を紹介します。

19世紀、西部開拓時代のアメリカ。女性しか住んでいない町ラ・ベルに身元の不明な男性ロイ・グッドがひとり現れます。ロイはギャング一家の裏切り者で、彼らから追われていました。そしてラ・ベルにロイのいることがギャングたちに知られ、町に迫ります。女性だけで彼らに立ち向かうことができるのでしょうか。

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ゴッドレスの概要

原題:Godless
制作:Netflix
配信年:2017年
出演:ジェフ・ダニエルズ、ミシェル・ドッカリー、ジャック・オコンネル
原作・制作:スコット・フランク
第70回(2018年)プライムタイム・エミー賞リミテッドシリーズ/テレビ映画部門でフランク・グリフィン役のジェフ・ダニエルズが助演男優賞、メアリー・アグネス・マクニュー役のメリット・ウェヴァーが助演女優賞を受賞しました。

全7話(各話40-80分)
エピソードによって放映時間が異なります。
1-4話がおよそ70分、5話が50分、6話が40分、最終話7話が80分です。
揃っていないのがちょっと気になります。

目を覆うような残酷なシーンやグロテスクな描写はありませんが、銃殺されるシーンや横たわる遺体が登場します。露骨な性行為のシーンはありませんが、女性の裸が登場する場面がワンシーン程度あります。
では西部劇ということで派手な銃撃戦や馬や馬車でのアクションシーンが多いかというと、そんなこともありません。爽快感を期待していると、物足りないかもしれません。アクションよりは人びとの成長を描いたヒューマンドラマです。

Netflix公式サイト

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ゴッドレスのあらすじ

1884年、ニューメキシコ州にある鉱山町ラ・ベルは、2年前の事故によって町のほとんどの男たちを失いました。ある日、町の外れにある農場に、傷ついたひとりの男が流れ着きます。
そのころ、仲間に裏切られ、戦利品を奪われたギャングが裏切り者を探していました。

農場に現れた男こそギャングの裏切り者、ロイ・グッドでした。武器の扱いや戦いに不慣れな女性だけの町に、裏切り者を追う30人の無法者たちが迫ります。

ゴッドレスのネタバレ

クリード鉱山へ向かう列車がギャングのグリフィン・ファミリーに襲われ、乗客が惨殺されるという事件が起こります。連邦捜査官のジョン・クックは軍の協力を得るため、連隊が駐留しているオラグランデへ向かいました。途中、ラ・ベルに立ち寄ると、旧知のビル・マクニュー保安官に警戒するように忠告します。

ラ・ベルは2年前の鉱山事故により、町を守る男たちを失っていたためです。

女性だけの町が舞台と知ったときは、そうなった理由には何か大きな秘密があり、ドラマで次第に明かされるのかと思いました。そんなことはなかったです。

ビル保安官が町外れに住むアリス・フレッチャーを訪ね、グリフィン・ファミリーのことを伝えると、潜んでいたロイ・グッドが自首してきます。
あるときアリスの農場にロイが突然現れ、アリスは傷ついていた彼を手当てして匿っていました。
ビル保安官は目を悪くしていました。そのため行動が危なっかしいのですが、町の住民に目のことを内緒にしていたため、住民からは頼りない保安官と思われています。名誉を挽回するため、ロイを逮捕すると、クック連邦保安官に協力するため彼が向かったオラグランデへと旅立ちます。

ビルが旅立ったあと、保安官事務所にアリスがやってきます。そして保安官助手のホワイティを脅迫すると、ロイを釈放させました。馬の扱いに慣れているロイに調教を依頼するためです。
アリスはインディアンからたくさんの馬をもらっていました。商品として売るために調教の必要がありましたが、アリスにその技術はなかったのです。
ロイは自分がいては災いを呼ぶといって断りますが、アリスは自分も町の住民から「災いのもと」と呼ばれているといいます。ロイは読み書きを教わることを条件に引き受けました。

オラグランデに向かうビルは、ジョン・クック宛てに手紙を書き、ロイ・グッドを捕まえたこと、そしてオラグランデで待っていることを伝えます。

ラ・ベルにはシルバーストーン鉱山の経営者バレンタインがやってきます。前町長の妻であり、ビル保安官の妹であるメアリーは、シルバーストーン社が提示する条件に反対しますが、ほかの女性たちは承諾し、鉱山の権利をシルバーストーン鉱山会社に売ります。
女性だけでは鉱山を復活させることは困難でしたし、建物の修繕などにも男手が必要でした。シルバーストーン社によって鉱山が復活すれば、炭鉱で働く男たちが町にやってきます。

オラグランデに向かうジョン・クック連邦捜査官は、タラスの町で新聞記者グリッグに声をかけられました。そしてモーゼスにいるルーシーを訪ねるように教わります。ルーシーはロイを幼少時に育てていた女性なので、何かわかるかもしれません。
その後ジョン・クックはビルからの手紙を受け取りました。しかし手紙を読むとお金を払わずそのまま配達員に返します。様子を見ていた新聞記者グリッグは、配達員から手紙を買い取り、ロイ・グッドがラ・ベルで捕まっていることを知ります。

ビル保安官がオラグランデへやってきます。しかしジョン・クック連邦捜査官はグリフィンたちに殺されていました。しかも町にいるはずの連隊はインディアンとの抗争で町を離れていました。ビルは誰にも頼ることができなくなります。

そしてビルがジョン・クックに書いた手紙を手に入れた新聞記者グリッグは、ラ・ベルにロイがいることを知って記事にします。
新聞を読んだグリフィンはラ・ベルにロイ・グッドがいることを知りました。
ビルも町の危険を察知して急いで戻ります。
ラ・ベルの女性たちもアリスの農場にいる男がロイ・グッドだと知りました。

そのころロイは、馬の調教が済み、農場を去ることを決めます。アリスから文字を教わったことで、ロイが持っていた兄ジムからの手紙の内容もわかりました。ロイとアリスは別れを惜しむように結ばれ、ロイは兄ジムが住むカリフォルニアに向けて旅立ちます。

グリフィン・ファミリーがラ・ベルに迫ります。
このときラ・ベルにはシルバーストーン社に雇われている護衛隊がいました。しかし護衛隊は数名しかいません。隊長のローガンは、救援を求めるといって町を出ていきます。
ホワイティは黒人の集落にやってきて救援を求めますが、期待できる返事はもらえませんでした。その後、集落にグリフィンたちがやってくると、黒人たちを惨殺します。

連邦捜査官ジョン・クック、ローガンの護衛隊、もと軍人の黒人たち。グリフィンを迎え撃つ頼りになってくれそうだった人物たちが減っていく緊張感がたまらないです。

ラ・ベルの町をグリフィンたちが襲ってきました。女性たちは頑丈なホテルに立てこもって迎え撃ちます。
激しい銃撃戦がはじまり、グリフィン・ファミリーは倒れていきます。しかしホワイティはナイフに倒れ、女性たちも苦戦します。
そこへ、ビルとロイが戻ってきます。ロイはカリフォルニアへ向かう途中、町から逃げ出したローガンに遭遇し、ラ・ベルの危機を予感して引き返してきたのです。
町の女性たちとロイ、ビルたちはグリフィン・ファミリーを倒しますが、グリフィンは逃亡しました。
ロイが追跡し、空き地で決闘の末グリフィンを倒します。

グリフィンはつねに「死に場所はわかっている」といって死地を切り抜けてきました。ロイに撃たれたときも「ここで死ぬはずがない」と言っていましたが命を落としました。彼の予言みたいなものは何だったのでしょう。
人が死ぬときは誰にも、神でさえもわからないということなのかもしれません。

グリフィン・ファミリーとの戦いが終わり、犠牲者の葬儀が執り行われます。町の人びとが待っていた牧師もようやく到着しました。

牧師の登場は、「神の消えた町」ラ・ベルに神が戻ってきたということなのでしょうか。

ロイは、杭を直すようにアリスに言い残すと、カリフォルニアへ向かって再び旅立ちます。しかし今度こそ2人の永遠の別れかもしれません。
アリスがロイの言っていた杭を修理しようとすると、根元に5万ドルが埋まっていました。

第1話でアリスが「杭の下には金が埋まっていると聞いたことがある。しかし見つけたことはない」と冗談をいうシーンがあります。ロイはそのことを覚えていたようです。

ロイは旅を続け、カリフォルニアの海を見ます。

(完)

ロイがアリスのもとに残らなかったのは残念です。でも「流れ者が現れて町の危機を救う」というのは西部劇の王道かと思います。
ロイとトラッキー、アイオビが狩りに出かけるエピソードがあります。川を渡れずに故障した郵便馬車には、配達されなかった手紙がたくさん残っていました。手紙の中には何か重要なものが混じっているのかと思っていましたが、とくに何もありませんでした。手紙のひとつがラブレターで、それを読んだロイとアリスが気まずくなったというだけです。
シルバーストーン社の護衛隊長ローガンは、姿は出てきませんでしたが裸で木に縛り付けられていたようです。ビルが犯人を知っているかとロイに聞くと、ロイはメアリーに聞いた方がいいと答えました。メアリーが懲らしめたようです。しかしローガンは嫌なやつだったので生きているのは残念です。
ビルの行く先に、犬を連れたインディアンがたびたび現れます。ロイは彼を知っており、生きていない、川でおぼれたはずだといいます。ビルが幽霊なのかと尋ねるとロイは答えませんでした。ロイは彼が死んだと思っているだけで実は生きていたのかもしれません。結局彼がなんだったのかよくわかりません。
シルバーストーン社はグリフィン襲撃後もラ・ベルの鉱山採掘権は持っていると思うので、町がどうなったのか気になります。

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ゴッドレスの登場人物

ロイ・グッド

演:ジャック・オコンネル
グリフィンに育てられた男性。射撃術と馬の扱いに長けています。
グリフィンのファミリーを抜け出すと、グリフィンの犯行を邪魔していました。

幼いころに両親を亡くし、孤児院のルーシー・コールに兄ジムとともに拾われます。
その後ジムは、いつか迎えに来ると言い残してどこかへ去りました。以来、兄に捨てられたと考えるようになります。

15歳の頃、フランク・グリフィンに出会いました。仲間に迎えられ、息子のように育てられて馬や銃の扱いを習います。

ドラマがはじまる数ヶ月前、大人になったロイは、グリフィンのもとで蓄えた金銭をルーシーのもとに届けました。ルーシーは、ロイが社会的に成功を収めたと勘違いしてロイを称賛します。そしてロイが去ったあと、ジムから届いたという手紙を渡します。しかしロイは文字が読めないため手紙の内容がわかりませんでした。
その後、ロイはグリフィンの行動に疑問を抱き、ファミリーを抜け出すと、グリフィンを邪魔するようになります。

グリフィンがクリードへ向かう列車を襲うと、積み荷だった5万ドルを奪いました。ファミリーをクリードから引き離すつもりでした。いったん計画は成功しますが、グリフィンはロイに逃げられるとクリードに戻って列車の乗客を惨殺します。
ロイは傷つきながら墓地へ行って父親の墓を掘り返し、5万ドルを隠しました。この様子が近くにいたシスターに見られ、彼女は新聞記者グリッグに報告します。

ロイはラ・ベルへ辿り着き、アリスに保護されます。そして文字の読み書きを教わると、兄ジムの手紙を読みました。手紙自体は何年も前のものですが、兄がカリフォルニアで自分のことを待っていることがわかりました。
馬の調教が終わると、ロイはアリスと別れてカリフォルニアへ向かいます。途中、グリフィンがラ・ベルに迫っていることを知って助けに戻りました。

フランク・グリフィン

演:ジェフ・ダニエルズ
30人以上の部下を率いるギャングのボス。
息子同然に育てていたロイに裏切られ、彼を探します。

アリス・フレッチャー

演:ミシェル・ドッカリー
ラ・ベルの町外れで農場を経営する未亡人の女性。

結婚するため父親に連れられてラ・ベルにやってきますが、その日洪水にあって婚約者や父親を亡くします。アリスは生き残り、インディアンの部族に襲われます。ビル・マクニューに助けられると、部族に捕まっていたパイユート族の人びととともに集落に引き取られ、現地の男性と結婚しました。
夫と息子トラッキー、姑アイオビとともにラ・ベルに移り住みますが、夫は何者かに殺されます。
ラ・ベルの住民からは「災いのもと」と呼ばれ、忌み嫌われるようになりました。

パイユート族から馬を譲り受け、売るために調教を必要としていました。しかしアリスには技術がないため困っていたところ、ロイが現れたので調教を依頼し、代わりに文字の読み書きを教えます。

トラッキー

演:サミュエル・マーティ
インディアン・パイユート族の父とアリスの息子。

アイオビ

演:タントゥー・カーディナル
インディアン・パイユート族の女性。アリスの義母

ビル・マクニュー

演:スクート・マクネイリー
ラ・ベルの保安官。
亡き妻との間に息子ウィリアムと娘トルーディという子どもがいます。
目を患っているため生活に不自由していますが、ラ・ベルの住民には秘密にしているため、彼らからは臆病者と思われています。
名誉を回復するため、グリフィンの逮捕を試みます。

アリスに恋しており、グリフィン・ファミリーからラ・ベルを守ったあと、アリスとはいい感じになっていました。2人は再婚したのかもしれません。

ホワイティー・ウィン

演:トーマス・サングスター
ラ・ベルの保安官助手。ビルの部下。
ラ・ベル近くにある黒人の集落に住むルイーズと恋愛関係にあります。

グリフィン・ファミリーの襲撃により命を落とします。

演じるトーマス・サングスターさんは「ゲーム・オブ・スローンズ」でジョジェン・リードを演じています。

メアリー・アグネス・マクニュー

演:メリット・ウェヴァー
ビル・マクニューの妹。
ラ・ベルの前町長アルバート・カミングスの妻。前町長は亡くなったため、旧姓に戻っています。

女教師キャリー・ダンと恋愛関係にありますが、あるとき町にマルタが現れました。キャリーがマルタと仲良くしているところを見かけ、嫉妬してキャリーを拒絶すします。しかしマルタは芸術家で、キャリーはメアリーに贈るための自画像をマルタに依頼していることがわかりました。メアリーは謝罪し、2人は関係を修復します。

シャーロット・テンプル

演:サマンサ・スール
ラ・ベルの住人。

キャリー・ダン

演:テス・フレイザー
ラ・ベルの教師。元娼婦。
メアリーと恋愛関係にあります。

サラ・ドイル

演:オードリー・ムーア
ラ・ベルの住人。

セイディ・ローズ

演:カイリー・カーター
ラ・ベルの住人。幼い赤子を抱えた未亡人。

A.T.グリッグ

演:ジェレミー・ボブ
新聞紙「サンタ・フェ・デイリー・レビュー」の編集者。
注目を集めるため、事実を誇張して新聞記事にします。
グリフィンの襲撃時、ラ・ベルにいましたが生き残ったようです。

ジョン・クック

演:サム・ウォーターストン
グリフィン・ファミリーを追う連邦保安官。
ビル・マクニュー保安官とは旧知の仲のようです。
オラグランデにいる連隊に協力を求めようとしますが、グリフィンに殺されます。

J・J・バレンタイン

演:クリストファー・フィッツジェラルド
ラ・ベルの鉱山採掘権を買い取ったシルバーストーン鉱山会社の経営者。

エド・ローガン

演:キム・コーツ
シルバーストーン鉱山会社の護衛隊長。

ルイーズ

演:ジェシカ・スラ
ラ・ベルの近くの黒人の集落に住む女性。
ホワイティの恋人。

イライアス

演:エリック・ラーレイ・ハーベイ
ルイーズの父。もと軍人。

ジョン・ランディル

演:ロブ・モーガン
イライアスの父。もと軍人。

ルーシー・コール

演:マルセリン・ヒューゴット
孤児院のシスター。
孤児となったジムとロイの兄弟を育てました。

マルタ

演:クリスチャン・セイデル
ある日ラ・ベルに現れたドイツ人女性。

ウェブスター

演:ネイサン・ダロウ
マルタの夫。

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