弁護士ビリー・マクブライドシーズン3 Amazon配信ドラマのあらすじとネタバレ登場人物を紹介

写真出典：IMDb
Amazonプライムオリジナルドラマ「弁護士ビリー・マクブライド」のシーズン3を紹介します。

前：シーズン2
次：シーズン4

概要
あらすじ
第1話「地盤沈下」
第2話「大地からの幸せ」
第3話「集団訴訟」
第4話「振り出し」
第5話「忍びよる影」
第6話「ファーデランス」
第7話「守秘義務」
第8話「慰安」
登場人物
「弁護士ビリー・マクブライド」を見る
おすすめドラマ

概要

原題：Goliath
制作：Amazon
配信年：2019年
推奨年齢：16歳以上
全8話（各話50分程度）

あらすじ

あるとき、突然の地盤沈下に巻き込まれた農家の女性ボビーが亡くなります。

ボビーの夫ジーンに依頼を受けたビリーは、水資源の強奪が地盤沈下の原因と考え、調査を開始。大農園主でありカジノやホテルを経営する地元の有力者ウェイド・ブラックウッド、その妹で企業を経営するダイアナの存在を知ります。

そして、ウェイドたちは政府と秘密協定を結び、水を独占していることがわかってきます。さらに、政府側にはロス市長となったマリソル・シルヴァも関係していました。しかし協定は守秘義務によって守られており、不正を暴くことはできません。

第1話「地盤沈下」

カリフォルニア州ブラックウッド郡にあるセントラル・バレーでは、干ばつによる水不足が続いていました。

あるとき、農場の地盤が突然陥没し、農場主ジーンの妻ボビーが落下して亡くなります。ジーンは、企業が水を吸い上げているせいで地盤が緩んでいるといい、友人のビリーに訴訟を依頼してきました。

ビリーは情報を集め、ウェイド・ブラックウッドが一帯の土地を所有していることがわかります。さらに彼はホテルやカジノを経営しており、水資源を管理する水道委員会の会長でした。

ビリーは、ウェイドに会うため、ウェイドの経営するホテル「ライジング・サン」にあるカジノへ足を運びます。
このとき、ビリーの行動はすべて隠しカメラで監視されていますが、ビリーは気づきません。
ホテルに泊まったビリーは、夜中に不審な女性を見かけて後をつけ、工事現場へやってきます。しかし何者かに襲われ、意識を失います。

第2話「大地からの幸せ」

ビリーが目覚めると、ウェイドが経営するブラックウッド・アーモンド社でした。従業員であり、ウェイドの妹ダイアナの息子だというアントンから不審者と間違えて襲われたことを知らされると、ホテルへ戻されます。

そのころ、ブラックウッド郡へ調査にやってきたパティは途中で車が故障。付近に住むヴァイオレットと知り合います。そして住民たちが水不足で困っていることを知ります。

ビリーが一度ロスへ戻ってくると、娘デニスが心配していました。留守電に弱気な発言を残したようですが、ビリーには覚えがありません。

ビリーは再びブラックウッド郡へやってくると、ウェイドの屋敷を訪ねます。そこではウェイドの妹ダイアナがパーティを開いており、マリソル・シルヴァ市長の姿もありました。
農場主の一人ロイ・ウィーラーがビリーの前に現れると、調査をやめるように警告してきます。
ビリーが調査をはじめたことで、何人かの農場主たちは不安になっていました。

ビリーは、パーティ会場をあとにして家へ帰る途中、幻覚を見て事故を起こします。
実は、ビリーがパーティで飲んだお酒に薬が仕込まれていたのですが、ビリーは気づきません。
ビリーはホテルで目覚めますが、何も覚えていません。

一方、JTは水道委員会の職員ドローレスに接触。農場主たちがかつて水の管理権に関して政府と秘密契約を結んでいたことがわかります。

第3話「集団訴訟」

ボビーの死に関し、ウェイドの関与を証明することは困難でした。しかし住民たちが水不足で悩んでいることは事実です。ビリーは、依頼とは別件として、集団訴訟に持ち込む計画を立てます。

ダイアナはジーンを訪ね、集団訴訟を起こしても妻は戻らない、弁護士が大金を手に入れるだけだと告げます。
集団訴訟のための集会が開かれますが、ジーンの姿はありませんでした。
代わりに、クーパーマン弁護士事務所のスミ・センが参加していました。ドナルド・クーパーマンは、ビリーを倒すためウェイドの弁護を引き受けたのです。
スミ弁護士は、集団訴訟が住民たちにとって不利であることを忠告します。住民の多くは、ブラックウッド家の経営する職場に勤めていたためです。
住民たちは集団訴訟から手を引きますが、パティはヴァイオレットを説得し、集団訴訟の原告を依頼します。

JTに情報を与えたドローレスは行方不明になります。

一方、ロイ・ウィーラーは、ダイアナの掘削工事が自分の土地に及んでいることを知り、ダイアナにやめるように脅迫します。ダイアナは、ジョーに命じてロイを殺します。

ビリーは、デニスから留守電の内容を聞かされ、記憶が曖昧になります。
さらに、ホテルにジャネットが訪ねてきました。彼女は、シーズン2でビリーが監禁されたとき、一緒に脱出した女性です。
ビリーはジャネットから、以前「ライジング・サン」に泊まったことを聞かされます。

第4話「振り出し」

数週間前。
干ばつなのに水不足で困っているのはジーンの農園だけでした。ジーンの妻ボビーは、ビリーに調査を依頼しますが、ビリーは断ります。

ブリタニーは弁護士を目指していましたが、法律学校に入るには経歴や倫理観の問題を指摘されていました。ビリーは支援を約束します。

パティは妊娠していることに気づきます。

シーズン2で一夜をともにしたクレイトン捜査官の子どもと思われます。

ビリーの家にジャネットが訪ねてきます。そして親戚に貸したお金の取り立てに付き合わされました。ジャネットはお金を返してもらうと、ビリーとともにホテル「ライジング・サン」のカジノに立ち寄ります。
このときビリーはジャネットの親戚から怪しいお酒を飲まされたため意識が朦朧としていました。
ジャネットはギャンブルで大当たりし、ほかの客たちとパーティを開きます。しかしその後すぐに損失し、逃げるようにロスへ戻ってきました。
ビリーはこれらの記憶がありません。

第5話「忍びよる影」

ロイが亡くなり、ステファニーは彼の遺産を相続します。

ステファニーはジョーの養子ですが、実はロイの娘のようです。

ウェイドとダイアナは、ロイの土地を買収するためステファニーに近づきます。

ジャネットは、カジノで知り合ったスペンサー・ジャクソンを紹介します。彼はお酒の席でジャネットに秘密協定のことを話していたといいます。

その後、ビリーは集団訴訟の審議に出席しますが、幻覚に悩まされます。意識が朦朧としているビリーは審議に集中できず、訴訟は棄却されました。しかし無償での裁判を申し立てることで訴訟が成立します。

ビリーがホテルに戻ると、ジャネットも幻覚を見ていたことがわかりました。二人が朝に飲んだジュースが怪しいことに気づきました。

ダイアナはパティに取り入ろうとし、パティの出生記録を入手していました。パティは施設で育てられた過去がありましたが、実の母親のことを知ります。

ビリーはスペンサーを訪ね、秘密協定について追求しました。スペンサーは白を切りますが、焦り始めます。

デニスは、シーズン2で起きた事件によりシルヴァ市長を許すことができず、何もできないままアルコールに依存していきます。

第6話「ファーデランス」

証言録取が行われ、一部の農場主たちが州と極秘に契約したことが明かされます。しかし守秘義務により、契約内容はわかりません。

水道委員会が水を分配している会社のオーナーは、ほとんど委員会のメンバーでした。ただしファーデランス社だけはオーナーが不明です。同社はダイアナが作った架空企業です。

この日、ロスでは弁護士を目指すブリタニーの審査が行われていました。しかし証言録取が長引き、ビリーが会場へ現れたとき、審査はすでに終わっていました。

JTはドローレスの居場所を見つけ出し、水道委員会が結んだ契約書を手に入れます。それにより、当時市議だったマリソル・シルヴァが機密保持契約を結んでいることがわかりました。

タイトルになっているファーデランス（Fer De Lance）は、中南米に生息する毒蛇のことです。ドラマ内でメキシコ出身とされているマリソル・シルヴァの暗喩かと思ったのですがそうでもないようです。

第7話「守秘義務」

ビリーはウェイドを証人喚問します。
ウェイドは守秘義務に基づき情報を明かそうとはしません。ただ、ダイアナのことが懸念でした。ダイアナは水道委員会と政府の契約場所にいましたが、署名していません。彼女は守秘義務で守られていないのです。
ビリーは協定が結ばれたときの写真を提示しました。撮影した人物について追求されたウェイドは、ダイアナがその場にいて撮影したことを認めます。
審議は進みますが、集団訴訟に関してウェイドは無実と判決されます。彼が水を独占しているという証拠はありませんでした。
ドナルド・クーパーマンが裁判費用の全額負担を要求すると、判事は認める一方で、ビリーには新たな証拠を提出する猶予を与えます。

そのころ、ダイアナはジョーを呼び出し、ウェイドのお金を自分の事業資金に回そうとしていました。しかしジョーは乗り気ではありません。

ビリーはステファニーを訪ねると、ロイから相続した土地を訴訟の対象から外すという条件で協力を依頼します。その後ステファニーは、パティにロイの残した地図を渡しました。

掘削現場へやってきたビリーは、現場でダイアナを目撃。掘削現場に潜入すると、トンネル内でジョーの遺体を発見します。
このとき様子を見ていたアントンが放水。ビリーは激流に流されます。

第8話「慰安」

パティは、ステファニーから提出された地図の場所へやってきます。そのとき、地面から出てくるビリーと遭遇。掘削現場のトンネル内で水流に流されたビリーは、どうにか生き延び、地上に出てきたのです。トンネルは政府の土地に地下で通じていました。
しかし遠くで爆発が起きます。ウェイドが掘削現場を爆破して証拠を消したのです。

ビリーは、ウェイド兄妹が政府の土地から違法に水を取っていることを証明しますが、判事は取り合いません。掘削工事はダイアナがファーデンランス社を使って独断でやっていることであり、ウェイドとは関係ないと主張します。さらに、裁判を続ける場合は連邦裁判所に提訴する必要があるといいます。判事は買収されていました。

ビリーはロシェル・パープルを探し出し、ウェイドとの会話記録を入手。そこには、掘削工事の責任をダイアナになすりつけようとしてロシェルを脅迫している様子が記録されていました。
ビリーから会話記録を提示されたウェイドは和解に応じ、住民は破格の和解金を手に入れます。
ビリーを敗訴に追い込むことができなかったスミ・セン弁護士はクーパーマン社を解雇されます。

その後、ウェイドはダイアナが仕込んだ毒で殺されます。

デニスは、ビリーから提供された契約書をマスコミにリーク。マリソル・シルヴァ市長を辞任させます。
ブリタニーは弁護士への道を絶たれ、兄を頼ってシカゴへ行くことにします。
パティは、素性を隠したまま実母に再会します。

ビリーはジーンに事件が解決したことを知らせますが、その後ダイアナに銃で撃たれて倒れます。
ダイアナは、逃走中、ステファニーのバイクに追われ、運転を誤って事故死します。ステファニーは義父の仇を取ります。

事件は解決しますが、あっけない気がしました。シルヴァ市長の不正についてももう少し劇的な展開になるかと思っていたのですが、さらりと描かれます。

ドラマ「弁護士ビリー・マクブライド」はシーズン4で完結することが発表されています。