ザ・ミッシンング 〜消えた少年〜 あらすじ 感想




Amazonプライムビデオでおもしろそうなドラマはないかと調べていたら、このドラマの評価が高かったので見てみました。

ザ・ミッシング 〜消えた少年〜 概要

原題 The Missing
英国BBCと米国Starzによる合作。
公開 2014年
全8話

ある日、父親が目を離した隙に5歳の少年が失踪。行方が知れないまま8年が過ぎますが、新たな手掛かりを得た父親は再び調査を開始します。
全編ベルギーで撮影され、2015年に開催された第72回ゴールデングローブ賞ではTV部門でミニシリーズ/TVムービー作品賞にノミネートされました。2016年にはシーズン2も制作されたミステリードラマです。なお、シーズン2では別の事件が描かれるので、本作は本作として話が完結しています。

ザ・ミッシング 〜消えた少年〜 あらすじ

2006年の夏、トニーと妻エミリー、5歳の息子オリバーはフランスを旅行中、車が故障。シャロン・ド・ボワという小さな町のホテルに宿泊することになります。トニーと息子のオリバーはプールへ行きますが、その帰り道、飲み物を買うために屋外バーに立ち寄りました。サッカーW杯のテレビ中継に熱狂する人々で混雑する中、トニーは息子を見失います。パリから派遣されてきたジュリアン警部の指揮のもと、誘拐事件として捜査がはじまりますがオリバーは見つかりませんでした。

8年後、トニーは最近撮影されたシャロン・ドゥ・ボワの写真に、オリバーが身につけていたマフラーをつけた少年を見つけます。事件後、引退していたジュリアン警部の協力を得ると、警察も捜査を再開します。一方、トニーと離婚していたエミリーは、事件で知り合った英国の捜査官マークやその息子と暮らすようになっていました。

ザ・ミッシング 〜消えた少年〜 感想

ドラマとしては、少年の失踪事件を追うミステリーです。名探偵と助手によるテンポ良い会話とか派手なアクションシーンはありません。ただじっくりと、丁寧に、子どもを探す親の姿が描かれます。そして次第に明らかになる登場人物たちの過去や隠された事実。

どんでん返しのような派手な展開はありませんが事件は解決します。ただ解決してみると気になることもちらほらありました。犯人の人間関係が重要なのですが、最終話で明かされます。途中でヒント出ていたかなあ。そうなると犯人のアリバイはどうなっていたのか気になります。警察があの人のアリバイを調べなかったということはないと思います。それに防犯カメラにももっといろいろ写っていても良さそう。

犯罪ミステリーの王道かとは思いますが、犯人と思われる人物が出てきては違うを繰り返します。何やら国際犯罪組織まで登場し、大きな事件を予感させますが、すべてはミスリード。解決してみるとぱっとしない事件です。逆に意外性を生み出していて、ちょっとした衝撃を感じました。え、こんな事件なの? という。

また、ドラマ内の時間軸で現在である2014年と事件が起きた2006年が交互に描かれ、ちょっとわかりづらく感じました。何年かはテロップで表示されるし、人物も少し若作りしたり髪型やヒゲを変えたりして違いを出しているのですが、やはり混乱します。見ながらこれは2006年、これは2014年と余計なことを考えてしまいます。

そしてラストの捉え方は見る人の感性にまかされています。あれはあれなのかという(笑) モヤッとするのは確かなので、シロクロはっきりさせたい人には後味の悪い終わり方かと思います。

そんな失踪事件を主軸に、このドラマで見せたかったものは人間の多様性でした。

トニーは息子を必死に探す父親ですが、過去には暴力で息子を怪我させたことがあり、そのときは怪我の原因を事故であるかのように妻に偽っていました。リニは教師として働いていますが、薬物中毒者としての過去を持ち、兄は犯罪組織に所属しています。思慮深く事件を捜査するジュリアン警部は家庭を顧みなかったために親子関係は破綻。娘は薬物中毒者で犯罪に手を染めています。一方で、小児性愛者としての犯罪歴を持つヴォーグは、自分の嗜好を治そうとカウンセリングを受けますが、改善しないため社会復帰も難しく悩み続けています。何が善で何が悪なのか。

エミリーはオリバーを失いましたが、生きていくために新しい人生を切り開こうとします。一方でトニーは事件が解決しても真相を受け止めることができず、事件を追い続けます。トニーの生き方は悲惨ですが、否定するのも難しい。

ドラマでは、20016年にドイツで開催されたサッカーW杯の話題がちょこちょこ登場します。懐かしい。

ザ・ミッシング 〜消えた少年〜 登場人物

トニー・ヒューズ


ジェームズ・ネスビット
行方不明になった少年オリバーの父親。事件の原因は自分にあると悩み、息子を探し出すことに人生を捧げます。

エミリー

フランシス・オコナー
オリバーの母親。息子の失踪によって精神的に追い詰められます。夫婦関係は崩壊し、2006年にはトニーと離婚。その後、マークと再婚します。

オリバー・ヒューズ

オリバー・ハント
トニーとエミリーの子ども。トニーが目を離した隙に行方不明になりました。

ジュリアン・バティスト

チェッキー・カリョ
2006年に起きたオリバー失踪事件の捜査官。2014年には引退していましたが、新たな証拠が見つかったことでトニーに協力します。重度の薬物中毒者である娘がいます。

マーク・ウォルシュ

ジェイソン・フレミング
オリバー失踪事件を担当した英国の捜査官。のちにエミリーとの関係を深め、結婚します。

カリド・ジアン

サイード・タグマウイ
捜査官の一人。マリクに買収され、警察の情報や証拠品を流します。

ジョルジュ・デロワ

エリック・ゴードン
事件の担当判事。のちシャロン・ド・ボワ市長

アラン

ジーン・フランソワ・ウルフ
トニーとエミリーが滞在するホテル「ホテル エデン」の経営者。アルコール中毒者。

シルヴィー

アストリッド・ウェットナール
アランの妻

イアン・ギャレット

ケン・スコット
不動産業者。トニーに金銭的な援助を申し出ます。

メアリー・ギャレット

ダイアナ・クイック
イアンの妻。

マリク・スーリ

アーシャー・アリ
オリバー失踪事件を追う英国人ジャーナリスト。

ヴィンセント・ヴォーグ

Titus De Voogdt
小児性愛者としての犯罪歴があり、容疑者として名前が挙がります。

関連情報

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