写真出典:IMDb
Amazonプライムオリジナルドラマ「ホームカミング」シーズン2を紹介します。
シーズン1は2018年(国内2019年)に配信され、ポッドキャストで配信されているドラマが原作、主演はジュリア・ロバーツとあって話題になりました。
ジュリア・ロバーツ演じるハイディは4年前、「ホームカミング移行支援センター」と呼ばれる帰還兵支援施設にカウンセラーとして勤めていましたが、そのときの記憶がありません。施設で何があったのか。
そしてシーズン2を迎えます。今作では、前作の監督だったサム・エスメイルと主演だったジュリア・ロバーツは制作総指揮に移り、監督はカイル・パトリック・アルバレス、主演はジャネール・モネイに変わりました。主人公ハイディこそ登場しませんが、物語はシーズン1とつながっています。前作に登場した元帰還兵ウォルターや受付係オードリーなどは引き続き登場し、シーズン1を振り返る場面もあります。先にシーズン1を見ておくことをおすすめします。
また、当記事ではネタバレしています。書いておいてなんですが、未見の方はネタバレ部分を読まない方が意外性を楽しめると思います。
ホームカミング シーズン2 概要
あるとき、ひとりの女性が湖を漂うボートの上で目覚めます。彼女は自分が誰で、なぜそこにいるのかわかりません。自分に何が起きているのかを調査していくうちに、ホームカミング移行支援センターを運営していたガイスト社に辿り着きます。
主人公は異なるものの、ストーリーはシーズン1からつながるスリラードラマです。
制作:Amazonスタジオ
配信:2020年5月(国内同時配信)
全7回(各話30分程度)
制作総指揮:サム・エスメイル、ジュリア・ロバーツ
監督:カイル・パトリック・アルバレス
出演:ジャネール・モネイ、クリス・クーパー、ステファン・ジェームス、ホン・チャウほか
対象年齢:16歳以上
性的なシーンや暴力シーンはありませんが、16歳以上が推奨されています。
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ホームカミング シーズン2 あらすじ
あるとき、主人公は森の中の湖に浮かぶボートで目覚めます。湖畔からは誰かが逃げていき、主人公は自分が誰なのか、自分がいる場所はどこなのかわかりません。
その後主人公は警察に保護されると、所持していた退役軍人支援団体の登録証から名前がジャクリーン(ジャッキー)だということがわかります。そして病院に運ばれますが、腕に注射痕があることに気付きました。薬物使用の覚えはありませんが、記憶はありません。薬物中毒で検挙されることを恐れて病院を抜け出します。
病院を抜け出したジャクリーンは、所持していたテーブルナプキンに印刷されていた店名を手がかりに食堂へ行くと、店員は誰かと言い争っていたといいます。さらに、そのときレシートに残したサインから、言い争った相手が泊まっているモーテルがわかりました。その人物ならば自分のことを知っているはずです。
ジャクリーンがモーテルに向かうと、相手は不在でした。部屋に侵入すると、数千ドルの紙幣とクレジットカート、使用済みの薬品試験管、車の鍵が見つかります。試験管にはガイストの文字、そしてクレジットカードにはアレックス・イースタンの名前がありました。車の鍵が適合する車はモーテルの駐車場に停まっていました。車内にあった車の登録書からアレックスの住所が判明します。
ジャクリーンが車の登録書に記載されている住所へ向かうと、女性が住んでいました。彼女がアレックスに違いありません。出勤する彼女を尾行すると、勤務先はガイスト社です。
ジャクリーンが社内に侵入すると、パーティが開かれていました。そこでアレックスを見つけ、彼女に近づくと、彼女も近づいてきます。そして突然口づけしてきてジャクリーンのことをアレックスと呼びました。ジャクリーンは戸惑います。主人公は自分のことをジャクリーンだと思っていましたが、実はアレックスなのかもしれません。
彼女に何が起きているのでしょうか。
ホームカミング シーズン2 ネタバレ
アレックスはオードリーと同居するパートナーで、企業などで起きたトラブルを解決するためのコンサルタント業を営んでいます。
シーズン1終盤に、ガイスト社で起きていたことが語られます。ガイスト社の受付係オードリーは、もっと自分の才能を活かしたいと考えていますした。しかしビジネスのアイデアを提案しても、受付係ということで社員たちから見くびられ、相手にされません。そんなとき、ホームカミング施設での倫理に反する研究が判明し、国防総省が調査に取りかかるという連絡がパムから入ります。
オードリーは、ガイスト社の人間に知らせる前に同棲相手のアレックスに相談しました。アレックスは、オードリーが躍進する好機だといい、計画を立てます。オードリーは、研究の責任を取るという書類を作成すると、退職後も会社が生活を補償するといって、施設の責任者だったコリンにサインさせます。
そしてガイスト社の創業者レナードに、国防総省の調査がはじまることを報告します。それまで何も知らなかったレナードは、ロンとコリンによって独断で研究が進められていたことを知り、二人を解雇。結果、事態への対応責任者としてオードリーが抜擢されます。
施設で行われた研究についての諮問会が開かれ、ガイスト社の閉鎖も覚悟しながらオードリーが参加すると、国防総省の将校ブンダが詳しい質疑を中断させました。国防総省は、帰還兵の記憶を消去して再び戦場に送るというプロジェクトに協力するといいます。レナードは研究の続行に反対しますが、軍は農場を差し押さえました。オードリーは軍とパートナーシップを結び、ガイスト社の成長が期待されます。社員たちは、受付係だったオードリーの躍進に驚きます。
そのころ、記憶があやふやなウォルターは、自分に行われた治療の真相に関心を持ちます。母親からは脳外科手術を受けたと聞いていましたが、手術痕はなかったためです。退役軍人局に問い合わせますが、民間企業で治療したため詳しい資料がないといわれます。ガイスト社に資料を請求しますが、返事まで何ヶ月もかかるといわれ憤慨。暴力をふるってしまいます。
ビジネスの成功を夢見るオードリーのもとに、ウォルターから治療記録の閲覧要求が届きます。ウォルターが治療記録を調べて何をしようとしてるのかわかりません。軍と事業を進める上で、患者との間にトラブルはなかったことになっているのでウォルターの行動が不安です。
アレックスは、口止め料を用意すると、退役軍人支援団体のジャクリーンと身分を偽ってウォルターにガイスト社に関わらないように説得に行くことにします。
ウォルターはトラブルを起こしたため留置場に入れられていましたが、アレックスが釈放。それとなくガイスト社に関わらないように説得します。しかしウォルターは直接話を聞きにいくといい出しました。アレックスは、ウォルターに薬品を注射し、記憶を消す計画を立てます。
アレックスとウォルターは食堂で喧嘩別れしていましたが、アレックスが泊まっているモーテルにウォルターがやってきて、謝罪すると釣りに誘います。アレックスはウォルターに付き合って森の湖へやってきました。隙を見て注射し、ウォルターの記憶を消すつもりです。しかしウォルターは、会話の矛盾などからアレックスが身分を偽っていることに気付いていました。ウォルターがアレックスに目的を問いただすと、アレックスは注射器を取り出します。ウォルターは押さえつけようとし、もめているうちにアレックスは自分に注射。湖畔に停めてあったボートに倒れ込みました。
アレックスは記憶を失い、ボートから起き上がると、湖畔にいる人物に助けを求めます。彼は逃走し、アレックスは警察に保護されます。
湖畔から逃げ出したウォルターは、ガイスト社へ向かいます。そしてガイスト社の前に広がる農場でレナードに遭遇。ウォルターはレナードが所持していた患者記録から、自分が受けた治療について知ります。
レナードは会社も農場も自分のものではなくなり意気消沈していました。しかしウォルターに勇気づけられて奮起。新たなクライアントとの提携が決まり、祝賀パーティが開かれるガイスト社に潜入すると、参加者に振る舞われる飲み物を薬品とすり替えます。
記憶をなくしたアレックスは、自分の手がかりを追ってガイスト社まで辿り着きます(当記事あらすじ参照)。オードリーと再会し、自分の正体と薬品による作用がわかりました。しかしオードリーと恋人関係だと聞かされても実感はありません。
パーティがはじまって乾杯の合図。オードリーやブンダ、社員や関係者たち、パーティの参加者たちが薬品と気付かず飲み物を干すと、彼らは全員倒れます。アレックスは飲みませんでしたが、横に倒れているオードリーが目覚めるのを待ちます。目覚めても彼女たちの記憶は失われていることでしょう。
前:シーズン1
ホームカミング シーズン2 登場人物
アレックス・イースタン
演:ジャネール・モネイ
初登場:シーズン2
主人公。
記憶を失って目覚めた女性。オードリーと同棲するパートナー。ガイスト社で実力を発揮しようとするオードリーを応援します。
オードリー・テンプル
演:ホン・チャウ
初登場:シーズン1
ガイスト社の役員。シーズン1では受付係。
ガイスト社はもともとせっけんや芳香剤などを作るメーカーでした。オードリーは、同社の研究する薬品「ローラー」にはストレスの軽減作用があると考え、事業の拡大を狙っています。
コリンやロンがおこなったホームカミング施設での実験は、倫理的に問題があったため中止されました。しかし軍部は薬品の効果を認め、実用化を支援。農場を差し押さえると、クライアントとしてオードリーを責任者に抜擢します。
レナード・ガイスト
演:クリス・クーパー
初登場:シーズン2
ガイスト社の創業者。広大な農場で薬品の材料となるベリーを育てていますが、ホームカミング施設で行われていた研究については知りませんでした。研究に倫理的な問題があることを知り、事業化に反対します。
ウォルター・クルーズ
演:ステファン・ジェームズ
初登場:シーズン1
シーズン1で主人公ハイディが担当した帰還兵。自分が記憶をなくした治療法に不審を抱き、真相に興味を抱きます。
シーズン1ではハイディと恋愛関係のようなものを築きました。ラストでハイディに再会したとき、彼女のことを覚えていないような素振りを見せましたが、視聴者の間では、実は覚えているのでないかといった憶測が話題となりました。どうやら本当に覚えていないようです。
コリン・ベルファスト
演:ボビー・カナヴェイル
初登場:シーズン1
ホームカミング施設の運営をまかされたガイスト社の社員。シーズン1の主人公ハイディの上司。ロンとともに独自に薬品の研究をしていたことが判明し、解雇されます。
ロン
演:フラン・クランツ
初登場:シーズン1
ガイスト社の役員。コリンの上司。ホームカミング施設での事件の責任を問われ、解雇されます。
クレイグ
演:アレックス・カルポフスキー
初登場:シーズン1
ガイスト社の社員。
レーン
演:タイラー・リッター
初登場:シーズン2
ガイスト社の社員。
ウェンディ
演:メアリー・ホーランド
初登場:シーズン2
ガイスト社の社員。
フランシーン・ブンダ
演:ジョーン・キューザック
初登場:シーズン2
軍の将校。PTSDを持つ退役軍人の記憶を消去し、復帰させるというガイスト社のプロジェクトに興味を示します。
パム・ベイリー
演:ブルック・ブルーム
初登場:シーズン1
国防総省の職員。シーズン1で事件を調査していた職員トーマスの上司。ガイスト社と手を組んでいましたが、本格的な捜査が行われることを知り、手を引きます。
バディ
演:ジョン・ビリングズリー
初登場:シーズン2
アレックスが病院で知り合った男性。アレックスに協力的でしたが、お金が見つかると盗んで逃走します。
ホームカミング シーズン2を見る
「ホームカミング」シーズン2は、Amazonビデオから配信されています。プライム会員は追加料金なしで視聴できます。
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