NHK「アンという名の少女2」後半のあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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写真出典:IMDb

NHK海外ドラマ「アンという名の少女2」は、Netflixで視聴できます。ここでは、シーズン2全10話のうち後半の第6話-第10話を紹介します。

プリンスエドワード島の景色がすばらしく、アンやダイアナのイメージも原作どおりです(アニメしか知らないのですが)。しかしこの雰囲気で「トム・ソーヤの冒険」もやってくれるといいななんて思いながら見ています。

前半では、金鉱詐欺のエピソードが思ったよりあっさり解決しました。ダンロップは逮捕されましたがアボンリー村を気に入っていました。もう出てこないのでしょうか。シーズン2後半を見ていきます。

前半第1話-第5話はこちらで紹介しています。

シーズン2 第6話-第10話あらすじ

ギルバートは友人のバッシュを連れてアボンリー村へ戻ってくると医師を目指します。アンの友人になったコールは、いじめに遭って学校をやめ、ダイアナの大叔母ジョセフィンのもとで暮らすことになります。そして、転職したフィリップスの後任として女性教師ステイシーが赴任してくると、アンは先進的な彼女に引かれます。

前:シーズン2前半(第1話-第5話)
次:シーズン3前半(第1話-第5話)

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第6話「独断的結論に私は抗議する」

髪染めに失敗したアンが髪を短く切り、登校するとギルバートが戻っていました。

アンへの手紙には戻らないと書いてあったようですが、なぜ戻ってきたのか。よくわかりません。

そしてクリスマスに公会堂でおこなわれる演劇の準備と練習がはじまります。
コールは舞台を装飾しますが、ビリーのいたずらによって梯子から落下。腕の骨を折ってしまいます。

クリスマスイブ。ジェリーはアンに覚えたての文字でメッセージを書いたクリスマスカードを贈ります。
マリラはギルバートを夕食に招きました。一人で過ごすのは寂しいだろうと同情したのですが、ギルバートはバッシュと同居していました。
ギルバートとバッシュがグリーンゲーブルズにやってくると、マシューとマリラは黒人であるバッシュにどのように接していいかわかりません。そこへアンが現れ、肌の色を遠慮なく褒めました。バッシュは面食らいますが、奔放なアンを気に入り、二人はすぐに打ち解けます。人種が違っても意識する必要はないのです。

クリスマスを迎え、公会堂には村の人びとが集まり、村の子どもを中心とした演劇がはじまります。しかしジョーシー・パイが風邪を引いてしまい声が出ません。アンが代役に選ばれると、立派に務めて舞台は進みます。そして最後の場面に登場するはずのビリーが怪我してしまいました。小道具を届けたマシューが急遽代役に選ばれます。マシューには、彼の人見知りする性格のため、クリスマスの演劇を逃げ出したという過去がありました。人前で話すことを恐れるマシューは、アンも代役を務めたと聞かされ、役目を果たします。

第7話「気分が変わるように記憶も変わる」

アンとダイアナは、シャーロットタウンに住むジョセフィンからパーティに招かれます。親に反対されますが、男性であるコールを付き添いとすることでどうにか親たちを安心させ、許可をもらいました。

パーティでは、ジョセフィンの友人である芸術家たちが集まり、アンは個性的で先進的な彼らの考えと作品に触発されます。
ダイアナは著名なピアニストから将来の夢を聞かれ、戸惑いました。将来は誰かの妻になることしか考えていなかったためです。また、大叔母のジョセフィンとガートルードが愛し合っていたことを知ると嫌悪感を抱きます。同性愛を理解できなかったのです。
一方でコールは自分も同性愛者であることをジョセフィンに告白します。

そのころ、グリーンゲーブルズではマリラが体調不良を訴えていました。マシューは必死に看病しますが、マリラから遠慮されます。すると、これまで家庭のことをすべてマリラに任せ、マリラを家につなぎ止めてしまったことを謝罪します。マリラは怒ってなどいませんでした。そしてマシューとマリラは二人でアンを育てていくことを確認します。

その後、アンはギルバートが医者を目指していることを知り、応援します。

アンは以前ダンロップからもらったペンに「詐欺師のペン」と名付けていました。「可能性のペン」に変更してしまいますが、「詐欺師のペン」はいいなと思いました。

第8話「事実を認めまいとしてもがく」

フィリップス先生はトロントの証券取引所に転職することになり、プリシーに求婚します。一方で彼がコールに辛くあたるのは、彼自身が同性愛者であり、古い慣習に捕らわれているフィリップスはそんな自分が許せず、同じ性質を持つコールを憎んでいたことがわかります。そして自分を否定するようにプリシーとの結婚を選びました。

頭痛とめまいに悩まされるマリラは、リンド夫人に付き添われてシャーロットタウンの眼科医を訪ねます。その途中、質屋に預けていたブローチとマシューの時計を買い戻しました。

コールは学校でのいじめに耐えかね、登校を拒否するようになります。

ギルバートと同居するバッシュは虫歯に悩まされますが、アボンリーでは偏見を受け、薬草などを売ってもらうことができません。ギルバートはシャーロットタウンの病院へ連れて行き、ワード医師に出会うと、見習いを申し出ます。
その後、ギルバートとバッシュは黒人のスラム地区を訪ね、洗濯屋で働くメアリーと出会います。

そのころアンは、家で見つけたマリラのウエディングベールを破いてしまいました。マリラに謝罪すると、代々引き継がれてきたもので、今はアンのものだといって許します。

そしてフィリップスとプリシーの結婚式がおこなわれます。プリシーはフィリップスから専業主婦になって支えて欲しいといわれていましたが、将来は仕事に就きたいと考えていました。母親も進学を望んでいました。プリシーは結婚を思い直して式場から逃げ出します。

第9話「かつてのわれらは今のわれら」

アボンリー村ではキツネによる家畜被害が問題になります。
そんな中、退任したフィリップスに代わり、ステイシーが新しい教師としてアボンリー村に赴任してきました。当時珍しい女性の先生であることや、コルセットをせずズボンをはいて原動機付きの自転車に乗る姿は村中の話題となります。

アンはステイシー先生がすっかり好きになり、気に入られようと必死です。クラスメートのことを噂話を交えながら紹介しますが、ステイシーは他人のプライバシーを損なうような発言を控えるように注意します。

医者を目指すギルバートは、ステイシー先生に勉強を見てもらえることになりました。バッシュは、ギルバートから勉強に専念することになったと聞かされ、予定と違うことを責めます。ギルバートから農業を学ぶ約束だったのです。農業のことがまったくわからないバッシュは、将来に不安を覚え、ブライス家を離れてスラム地区のメアリーのもとへ向かいます。

マリラはステイシー先生の授業を見学する機会を得ると、生徒たちと一緒に科学の実験を見て興奮します。しかしほかの母親たちは慣習に従わないステイシーを嫌いはじめていました。

その後、ステイシー先生はアンに秘密の集会所を案内されます。そこでコールが作った作品群に感動し、コールが登校拒否になっていることを知ると、翌朝彼の家を訪ねました。コールは登校していないことを親に隠していました。しかしステイシーが迎えに来たことで親に知られてしまい、仕事を手伝うように命じられます。芸術に打ち込む時間が奪われたコールは絶望し、逃げるように秘密の集会所へ向かいます。すると、小屋は破壊され、彼の作品は粉々にされていました。
犯人はキツネを退治するため夜中に森を巡回していたビリーたちです。
コールは学校へ駆け込むと、ビリーに殴りかかりました。二人は乱闘になり、ビリーは教室のストーブに頭を打ち付けます。

第10話「この世界に増大する善」

ビリーが怪我をして教室は大騒ぎになり、アンは外に飛び出たコールを追います。そして謝罪しました。アンが秘密の集会所のことをステイシー先生に教えてしまったことが、コールから芸術に打ち込む時間を奪うことにつながったためです。しかしもう取り返しが付きません。

ステイシー先生は、生徒の監督不行き届きを問われて停職処分となります。

コールはアンドリュース家を訪ねると、怪我をさせたことをビリーに謝罪します。ビリーはコールが争いに来たのかと身構えますが、謝罪されて拍子抜けします。そしてコールを追い返しました。しかしコールが言い残した「なぜ人のものを壊すのかを考えてみた方がいい」という言葉が胸に残ります。

公会堂でステイシー先生の処分に関する会合が開かれます。父兄が集まる中、牧師は子どもたちに必要なものは秩序や規律ある生活、服従であると説きます。そこへステイシー先生が現れると、父兄が大切に思っていることは子どもの成長であり、成長とは時代の変化に対応することだと主張しました。父兄は共感し、ステイシー先生は引き続きアボンリー村の教師として残ることが決まります。

その後、ビリーは森の中でキツネを見かけますが、銃を撃つのをためらいました。

コールは家を離れ、ジョセフィンのもとで暮らすことにします。

ギルバートはバッシュがいなくなり、一人でどうしたらいいのか悩みます。今ギルバートにとって大切なものは勉強ではなく家族でした。医師を目指すことは急がず、バッシュと共同で農場経営をすることを決めます。
そしてバッシュはメアリーと結婚します。
アンにも将来の夢が見つかりました。ステイシー先生のような教師になることです。

前:シーズン2前半(第1話-第5話)
次:シーズン3前半(第1話-第5話)

登場人物

アン・シャーリー

演:エイミーベス・マクナルティ
カスバート家の養女となった14歳の少女。
赤毛と顔のそばかす、痩せていることがコンプレックスです。
想像性豊かで知識欲にあふれ、前向きに生きる強さを持っていますが、誰からも愛されることなく、社会のルールを教わらずに育ってきたため、他人のことを考えることができない面があります。

マリラ・カスバート

演:ジェラルディン・ジェームズ
アンの養母。マシューの姉。
堅実で理性的な性格。
兄マイケルが亡くなったことをきっかけに、学業や結婚、仕事といった人生の選択を捨ててグリーンゲーブルズを守ってきました。
アンには生き方を自由に選択できる人生を送って欲しいと考えています。

マシュー・カスバート

演:R・H・トムソン
アンの養父。マリラの弟。
兄マイケルが亡くなったときに学校を辞め、家の仕事に従事するようになります。一方で、家事をすべて姉のマリラに任せていました。そのことでマリラの人生から自由を奪ってしまったと後悔しています。
マリラと二人でアンを育てていくことに生き甲斐を感じています。

ダイアナ・バリー

演:ダリラ・ベラ
裕福な家で育ったアンの親友。
女性が働くことや同性愛に懐疑的でしたが、次第に理解を深めます。

ジョセフィン・バリー

演:デボラ・グローバー
シャーロットタウンに住むダイアナの大叔母。
芸術や文芸を愛する同性愛者。かつてパートナーのゲートルードと同居していましたが、彼女を失い、悲嘆に暮れる生活を送っているとき、アンに出会いました。

ギルバート・ブライス

演:ルーカス・ジェイド・ズマン
アンのクラスメート。
船で働きながら見聞を広めると、医者になるための勉強をはじめます。

バッシュ

演:ダルマー・アブゼイド
本名セバスチャン・ラクロア。ギルバートと船で知り合い、二人は友人となります。

レイチェル・リンド

演:コリーン・コスロ
カスバート家の隣人。
ゴシップ好きでときどきマリラを困らせますが、マリラの良き友人。

ジェリー・ベイナード

演:エイメリック・ジェット・モンタズ
カスバート家に雇われている少年。
アンからは何かと言いがかりを付けられますが、文字を習います。

コール・マッケンジー

演:コーリー・グルーター・アンドリュー
アンのクラスメート。
芸術的な才能を備えていますが、クラスでいじめられ、学校を辞めます。
その後ジョセフィンのもとで芸術を学びます。

ルビー・ギリス

演:カイラ・マシューズ
アンの親友。

ジョーシー・パイ

演:ミランダ・マッキーオン
アンのクラスメート。

ティリー・ボールター

演:グレンナ・ウォルタース
アンのクラスメート。

ジェーン・アンドリュース

演:リア・パパス=ケンプス
アンのクラスメート。プリシーとビリーの妹。

プリシー・アンドリュース

演:エラ・ジョナス・ファーリンガー
アンのクラスメート。
フィリップス先生から求婚されますが、考えの違いから結婚を中止します。

ビリー・アンドリュース

演:クリスチャン・マーティン
アンのクラスメート。乱暴者でアンやコールをいじめます。

フィリップス

演:ステフェン・トレーシー
アンの学校の教師。
同性愛的な嗜好を持っている自分を憎んでいるため、自分と同じ性質を持つコールに八つ当たりしていました。
転職を機にプリシーに求婚しますが、結婚式当日、プリシーに逃げられます。

ミュリエル・ステイシー

演:ジョアンナ・ダグラス
フィリップスの後任として派遣されてきた教師。慣習にとらわれない先進的な考えを持っています。

メアリー

演:カーラ・リケッツ
バッシュがシャーロットタウンのスラム地区で知り合った女性。
イライジェという息子がいますが、未婚で産んだためバッシュに明かせずにいました。

前:シーズン2前半(第1話-第5話)
次:シーズン3前半(第1話-第5話)

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