NHK「アンという名の少女3」前半のあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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写真出典:IMDb

NHK海外ドラマ「アンという名の少女3」を紹介します。もともとカナダCBSとNetflixによって放送された作品で、最終シーズンになります。

打ち切りという終わり方なので、きちんと描かれていない部分もあるかもしれません。感動的でいいドラマだと思うのですが、残念です。どのような結末を迎えるのか、見ていきたいと思います。

ここでは、シーズン3全10話のうち前半の第1話-第5話を紹介します。

シーズン1
シーズン2前半
シーズン2後半
シーズン3前半(今ご覧のページ)
シーズン3後半

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シーズン3の概要

原題:Anne with an E
原作:赤毛のアン(Anne of Green Gables)
制作:カナダCBCとNetflixの共同制作
配信年:2019年9月(カナダ)、2020年1月(Netflix)
国内:NHK総合 2021年11月
全10話(各話45分程度)

シーズン3の放送終了後、シリーズの打ち切りが発表されました。本作は、原作のイメージを重要視しながらも、偏見や差別、いじめ、フェミニズム、LGBTといった現代的なテーマを盛り込み、多くの支持を集めていました。

打ち切りの発表後、波紋が広がり、ツイッターやインスタグラムでは、2020年9月現在も「#SaveAnneWithAnE」というハッシュタグの付いたツイートや写真がファンによって投稿され続けています。

人気がなかったわけではないので打ち切りの具体的な理由はわかりません。カナダCBCは「長い目でカナダの産業の害になるNetflixとの共同製作はやめる」と発表しています。

Netflix公式サイト

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シーズン3 第1話-第5話あらすじ

アンはインディアンの少女カクウェットと知り合います。そして16歳の誕生日を迎えると、実の両親のことを調べはじめます。

学校では、生徒たちが恋愛に関心を抱きつつ大学進学の準備を進めていました。ダイアナだけは花嫁修業が決まっており、不満を抱えます。

バッシュと結婚したメアリーは娘を産みますが、病で亡くなります。

レイチェル・リンドは、教師ステイシーの結婚相手を見つけることに意欲を見せます。

第1話「知りたい秘密」

アンはインディアン・ミクマク族の少女カクウェットと知り合いました。彼らの集落を訪ね、インディアンの文化や習慣について学校新聞に記事を載せます。

リンド夫人はステイシー先生が独身でいることに興味を抱きました。ステイシーは異性に関心がないわけではないといって話を合わせながら、夫を亡くして結婚に興味はないと説明します。しかし彼女の言葉を聞いたリンド夫人は、パートナー探しに意欲を見せ始めます。

学校ではアンやギルバートたちが大学へ進む準備を進める中、ダイアナは不満を募らせていました。自分だけがパリの花嫁学校に行くことになっていたためです。
また、生徒たちの間では恋愛関係への関心が高まり、恋愛に関する「お知らせ掲示板」が流行しはじめます。

バッシュとメアリーには娘デルフィンが生まれます。

そしてアンは16歳の誕生日を迎え、家族や友人たちから祝福されます。一方で自分の両親や出自をきちんと知りたいと思うようになります。

アンも大きくなりました。アン役のエイミーベス・マクナルティさんは、2001年11月生まれ、アイルランド出身の女優さんです。シーズン1が撮影されたときは14歳、シーズン3では17、8歳になっているようです。

第2話「内なる魂の叫び」

ギルバートは毎週シャーロットタウンのワード医師を訪ね、病院の手伝いをしています。この日、マリラから頼まれ、孤児院へ自分の出自を調べに行くというアンをシャーロットタウンまで送ることになりました。
ギルバートはアンに付き添えることを喜びますが、アンは子ども扱いされていることを不満に思い、ギルバートの付き添いは不要だと返します。アンから拒否され、ギルバートは傷つきます。

その後、アンはジョセフィンのもとで世話になっているコールに付き添われ、ノバスコシア州の孤児院を訪ねました。しかし両親に関する記録は何もありません。アンは両親に愛されていたことを確認できずに落ち込みますが、コールから教会には死亡記録などが残っているかもしれないとの助言を受け、後日改めて調べることにします。

一方、ギルバートはワード医師の病院で働くウィニフレッド・ローズと知り合います。

デートに誘い、いきなり女性の年齢を聞くギルバートでした。

ギルバートが家に帰ってくると、メアリーの息子イライジャが訪ねてきていました。農場を手伝ってもらうつもりでメアリーが呼び寄せたのです。しかし翌日、イライジャはギルバートの父親の遺品を盗んで姿を消します。

アンも家に戻ってくると、マリラは学校で生徒たちが作った新聞を読んでいました。ステイシー先生が古い印刷機を修理し、村の人びとに配ったものです。新聞を読んだマリラは、アンがミクマク族の集落へ行ったことを知り、危険だといって怒ります。そして遠出を禁じました。

第3話「何事にも屈しない強い思い」

メアリーが敗血症にかかっていることがわかりました。当時、敗血症の治療法はなく、余命がわずかとなります。
ギルバートはメアリーのことを伝えるため、スラム地区にやってきてイライジャを探しますが見つかりません。しかしメアリーの友人たちを連れ帰り、再会させます。
メアリーは生まれたばかりの娘デルフィンに手紙を残し、アンはメアリーが得意とする料理の数々のレシピを作りました。
そしてイースターが訪れ、アボンリーの人びとはメアリーを慰めます。

そのころ政府は、インディアンの子どもたちを教育するための寄宿学校を建てる計画を立てていました。

第4話「別の世界での再会を信じて」

メアリーが亡くなり、バッシュはイライジャを探し出すと、メアリーが彼に残した手紙を届けます。しかしイライジャがメアリーのことを侮辱したため、二人は殴り合いになりました。バッシュが去ったあと、手紙を読んだイライジャは涙します。イライジャは、母メアリーは自分を捨てて新しい人生を選んだと考えていました。しかしメアリーが彼のことを愛していたことが伝わります。

アンはマリラの反対を押し切り、マシューの許しを得て教会に行くと、両親の記録を見つけます。そして両親が他界したために孤児院へ預けられたこと、両親はスコットランドから移民してきたことがわかりました。アンは両親に捨てられたわけではありませんでした。
マリラは、アンの両親や親戚が生きていれば、アンは彼らのもとへ帰ってしまうのではないかと恐れていました。そのためアンが出自を調べることに反対していました。しかしステイシー先生からアンとの関係を大切にするように諭され、考えを改めます。戻ってきたアンに、両親についてスコットランドの教会に手紙で問い合わせてみることを勧めます。

リンド夫人は、ステイシーに次々と縁談の相手を連れてきます。

ダイアナは、給仕に同行してシャーロットタウンへ買い出しにやってきます。しかし店が閉まっていたため、貧民区にある猟師の家へ食材を直接仕入れに向かいました。そこでジェリーの家族と知り合います。

そのころ、ミクマク族のカクウェットは本土の寄宿学校へ預けられます。学校での勉強に期待していましたが、待っていたのはクリスチャンネームへの改名や英語の強制でした。

第5話「恐れを知らぬがゆえの強さ」

野外授業がおこなわれ、ムーディーが怪我をしてしまいます。アンが近くに住むミクマク族の助けを借りると、ギルバートは彼らの知識に感心します。

カウンティフェアが近づき、学校ではダンスの練習がはじまりました。生徒たちは異性への関心を高め、アンとギルバートはお互いを意識しはじめます。

カウンティフェアとは、夏休みに開催されるカウンティ(郡)ごとのお祭りのことで、日本の夏祭りのようなものです。
男子と手をつないだら妊娠するかもと考えるルビーがかわいい。

マリラとリンド夫人はバッシュの娘デルフィンの世話をしますが、なかなかに手を焼いていました。しかも繁忙期が近づき、デルフィンのために多くの時間を割くことはできそうにありません。そこでリンド夫人は、バッシュに再婚を勧めます。バッシュはメアリーを失ったばかりでしたが、繁忙期に入れば誰もデルフィンの面倒を見ることができないのも事実です。
バッシュはトリニダードトバゴにいる母に手紙を書き、協力を依頼することにします。

ギルバートはメアリーの追悼記事を書き、新聞に投稿しました。読者の中にはメアリーに偏見を持っていたことを後悔する人も現れ、彼らはバッシュのためにできることを考えはじめます。

前:シーズン2後半(第6話-第10話)
次:シーズン3後半(第6話-第10話最終話)

登場人物

アン・シャーリー

演:エイミーベス・マクナルティ
カスバート家の養女となった女性。
ステイシー先生と知り合ったことで教師になることを夢見ます。
優等生のギルバート・ブライスに対抗意識を抱いていましたが、いつしか彼に引かれていきます。

マリラ・カスバート

演:ジェラルディン・ジェームズ
アンの養母。マシューの姉。
堅実で理性的な性格。
アンが自分の出自を調べることに対し、孤児院などへ行くことを危険だといって反対します。しかしアンのことを心配しているようで、実は親族などが見つかった場合にアンが自分たちのもとから離れてしまうのではないかと心配していました。そのことに気づき、アンが出自を調べることに協力します。

マシュー・カスバート

演:R・H・トムソン
アンの養父。マリラの弟。
マリラと二人でアンを育てていくことに生き甲斐を感じています。

ダイアナ・バリー

演:ダリラ・ベラ
裕福な家で育ったアンの親友。
友人たちが大学への進学を準備する中、自分だけ花嫁修業をさせられることに不満を感じています。

ギルバート・ブライス

演:ルーカス・ジェイド・ズマン
アンのクラスメート。
船で働きながら見聞を広めたあと、アボンリー村へバッシュとともに戻ってくると、医者になるための勉強をはじめます。

バッシュ

演:ダルマー・アブゼイド
本名セバスチャン。ギルバートが船で知り合った黒人男性。
ブライス家の農場をギルバートと共同で営むため、アボンリー村へやってきます。
その後、スラム地区で知り合ったメアリーと結婚しました。

レイチェル・リンド

演:コリーン・コスロ
ゴシップ好きなマリラの良き友人。
世話好きですぐに誰かを誰かを結婚させたがります。

ジェリー・ベイナード

演:エイメリック・ジェット・モンタズ
カスバート家に雇われている少年。
次第にダイアナと親しくなります。

ジョセフィン・バリー

演:デボラ・グローバー
シャーロットタウンに住むダイアナの大叔母。

コール・マッケンジー

演:コーリー・グリューター・アンドリュー
芸術的な才能を備えた青年。
アンのクラスメートでしたが、いじめに遭って学校を辞めたあと、ジョセフィンのもとで芸術を学びます。

ルビー・ギリス

演:カイラ・マシューズ
アンの親友。

ジェーン・アンドリュース

演:リア・パパス=ケンプス
アンのクラスメート。

ジョーシー・パイ

演:ミランダ・マッキーオン
アンのクラスメート。

ティリー・ボールター

演:グレンナ・ウォルタース
アンのクラスメート。

ミュリエル・ステイシー

演:ジョアンナ・ダグラス
フィリップスの後任として派遣されてきた教師。慣習にとらわれない先進的な考えを持っています。

メアリー

演:カーラ・リケッツ
バッシュがシャーロットタウンのスラム地区で知り合った女性。

イライジャ

演:アラヤ・メンガシャ
メアリーの息子。父親は不明です。
差別と偏見にさらされた少年時代を送ってきました。
バッシュと結婚し、アボンリーに引っ越して子どもまでもうけた母メアリーのことを、自分を捨てて新しい人生を歩みはじめたと考えていました。

カクウェット

演:キアウェンティオ・ターベル
インディアン・ミクマク族の少女
アンと知り合い仲良くなります。

ウィニフレッド・ローズ

演:アシュレイ・スチュワート
ギルバートが通うワード医院に勤める女性。

シーズン1
シーズン2前半
シーズン2後半
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シーズン3後半

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