バーバリアンズ シーズン1 Netflixドラマのあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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Netflix配信ドラマ「バーバリアンズ 〜若き野望のさだめ」シーズン1を紹介します。

およそ2000年前、西暦9年にゲルマン部族とローマ帝国との間に起きた「トイトブルクの戦い」を映像化したドラマです。

ローマ帝国はゲルマン部族の連合軍に破れ、ゲルマニア(現在のドイツ)への進出は阻止されました。

近年の研究では、実際に戦闘のあった場所がトイトブルクではなかったことが判明しました。そのため、ローマ将軍の名をとって「ウァルス(ウァリス)の戦い」と呼ばれることも多いようです。

次:シーズン2

概要


(画像出典:OMNIATLAS

原題:Barbarians(独:Barbaren)
制作:独ゴーモント
配信:Netflix
配信年:2020年
エピソード数:全6話
時間:1話45-50分程度
推奨年齢:15歳以上

音声はオリジナルのドイツ語か英語で、日本語吹き替えはありません。日本語は字幕のみとなります。

登場人物の名前が覚えづらい……

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あらすじ

1世紀初頭、ゲルマン人の諸部族はローマ帝国によって抑圧され、重税や労役に苦しんでいました。

幼いときに人質としてローマ帝国に預けられていたゲルマン人のアルミニウスは、ウァルス総督に付き従ってゲルマニアに戻ってくると、出身部族ケルスキ族の族長に就任させられます。帝国としては、自分たちに忠実なアルミニウスを族長にすることで、ゲルマン人を支配するつもりでした。しかしアルミニウスはケルスキ族の女性トゥスネルダを妻に迎え、分裂していた諸部族を1つにまとめると、帝国に反旗を翻します。ローマ軍はゲルマン諸部族の連合軍に敗北し、ゲルマニアから撤退します。

第1話「オオカミとワシ」

紀元前にガリア(現在のフランス周辺一帯)の支配を固めたローマ帝国は、続けてゲルマニア(現在のドイツ周辺一帯)への侵攻を開始しました。

ゲルマニアに住む人々、ゲルマン人たちは帝国に抵抗しますが、侵攻を食い止めることはできません。ローマ帝国の統制された強大な軍事力に太刀打ちできなかったせいもありますが、ゲルマン人が多くの部族に分かれ、団結することができなかったという理由もあります。

1世紀初頭、皇帝アウグストゥスはゲルマニアは平定されたとみなし、帝国に編入するためウァルス将軍を総督として派遣します。

***

ローマ兵がケルスキ族の集落へやってきて増税を要求しますが、彼らの生活には余裕はありません。しかし逆らえば部族に犠牲が出ます。
族長セギミアは要求を受け入れました。また、部族の有力者セゲステスが忠誠を誓う素振りを見せると、娘のトゥスネルダは父親の行為をやめさせようとします。反抗的なトゥスネルダをローマ兵が押さえつけると、幼い弟のアンスガーが助けに入り、強く殴られて倒れました。その場はなんとかおさまりますが、アンスガーには障害が残ります。

トゥスネルダは、弟の復讐をするため、恋人のフォルクヴィンや仲間たちとローマ軍の野営地に忍び込み、彼らのシンボルであるワシの彫像を盗み出します。

彫像を盗まれたローマ軍の野営地は騒ぎになり、ゲルマン人の仕業と思われますが、どの部族による犯行かわかりません。
士官の1人アルミニウスは、オオカミの牙で作った首飾りを盗難現場から見つけました。それは見覚えがあるものでした。彫像を盗んだのはケルスキ族だと気づきます。

アルミニウスがケルスキ族の集落へやってくると、族長セギミアはアルミニウスを喜んで迎え入ました。ローマ軍の士官アルミニウスは、族長セギミアの息子だったのです。

第2話「血の代償」

ローマ帝国の士官アルミニウスは、本名をアリといい、族長セギミアの息子です。かつて、ローマ帝国との共存を試みたセギミアは、息子を人質としてローマに預けました。そして、アルミニウスはウァルス総督によって息子同然に育てられると、士官としてゲルマニアに戻ってきたのです。

アルミニウス、トゥスネルダ、フォルクヴィンの3人は幼馴染で、オオカミの牙の首飾りは彼らの宝物でした。3人は再会を喜びますが、ローマで育ったアルミニウスは、ローマに逆らうことの危険さを警告します。トゥスネルダとフォルクヴィンは、ローマに感化されてしまったアルミニウスに失望します。

一方、ローマ軍の野営地にセゲステスがやってくると、フォルクヴィンがワシの彫像を盗んだことを密告しました。加担した娘トゥスネルダのことは明かしません。

その後、アルミニウスはワシの彫像を見つけ出し、集落からひそかに持ち出します。気づいたフォルクヴィンが取り戻そうとしてあとを追いますが、アルミニウスに逃げられてしまいます。

フォルクヴィンが集落に戻ってくると、家族はローマ兵によって処刑されていました。ベルルフは嘆くフォルクヴィンを説得し、集落から逃げ出します。

アルミニウスはワシの彫像を野営地に持ち帰りました。ウァルス総督はアルミニウスを称え、フォルクヴィンを捕まえてくるように命じます。

第3話「死線」

逃走していたフォルクヴィンは、ブルクテリ族に捕まってしまいます。ブルクテリ族の血縁であるベルルフが説得しますが、ブルクテリ族はフォルクヴィンをローマ軍に売ることを選びました。
フォルクヴィンは逃げ出し、ブルクテリ族を足止めしていたベルルフが命を落とします。

このとき、ケルスキ族の集落でフォルクヴィンを探していたアルミニウスは、ブルクテリ族からフォルクヴィンを捕まえたという密告を受けました。
盗み聞きしていたトゥスネルダは、フォルクヴィンに知らせに向かいます。

アルミニウスがローマ兵を引き連れてブルクテリ族の集落へやってくると、フォルクヴィンは逃げたあとでした。しかしフォルクヴィンと一緒にいたルコが見つかり、彼がほかの仲間たちとともに森に隠れていることがわかります。

フォルクヴィンたちが森の中に隠れていると、ローマ兵たちに襲撃されます。アルミニウスはローマ兵を殺してフォルクヴィンを救います。

第4話「新たな族長」

アルミニウスはフォルクヴィンを助けました。そこへトゥスネルダが現れます。アルミニウスは2人に逃げるようにいうと、ほかの男の遺体の首を野営地に持ち帰りました。

ローマの野営地では、ケルスキ族の族長セギミアが和平について陳情していました。ウァルス総督は、条件として族長の地位をほかのものに譲るように命じます。

その後、野営地にアルミニウスが戻ってくると、持ち帰った首をフォルクヴィンのものとして報告します。ウァルス総督は満足し、族長になってゲルマニア支配に協力するように命じます。

一方、逃げていたフォルクヴィンとトゥスネルダは、ブルクテリ族の集落に戻ってくると、ローマへの反乱を持ちかけます。ブルクテリ族は乗り気ではありませんでしたが、トゥスネルダは予見者を装って勝利と富を約束します。

ケルスキ族の集落では、族長セギミアが自害。セゲステスが族長に名乗りを上げますが、カッティ族の族長ハドガンが婚約者トゥスネルダを受け取るために現れました。アルミニウスが現れて追い返すと、族長に就任します。

そして、アルミニウスはフォルクヴィンに反乱の意思を伝え、トゥスネルダに求婚しました。ローマで育ったアルミニウスがゲルマン部族からの信頼を得るための政略結婚です。

第5話「裏切り」

アルミニウスとトゥスネルダは結婚しました。

死んだことになっているフォルクヴィンは森に隠れていましたが、奴隷狩りをしていたローマ兵に見つかって捕まります。

アルミニウスとトゥスネルダは、ウァルス総督に結婚を報告。アルミニウスには騎士の称号が与えられました。

その後、アルミニウスは総督の命令に従い、人質にするため各部族の族長の子どもたちを捕まえます。族長たちが抗議すると、アルミニウスは族長たちが抵抗できなかったことを糾弾し、団結の必要性を訴えました。そして子どもたちを族長たちのもとに返します。アルミニウスとトゥスネルダに説得された族長たちは、団結して反乱に協力することを約束します。

その頃、フォルクヴィンはトゥスネルダに生きていることを知らせるため、行商人に伝言を頼みました。行商人は、勘違いして伝言をトゥスネルダの母親イルミナに伝えてしまいます。フォルクヴィンが生きていることがセゲステスに知られます。

アルミニウスはローマ軍の野営地に戻ると、ウァルス総督に冬の間の逗留地へ移動することを進言しました。ゲルマン諸部族が待ち受けるトイトブルクの森へローマ軍を誘導する計画です。

そこへセゲステスが現れ、フォルクヴィンが生きていること、アルミニウスが反乱を起こそうとしていることを告発します。

第6話「死闘」

ウァルス総督は、息子同然に育ててきたアルミニウスを信頼し、セルゲテスの言葉を信じません。セルゲテスを追放すると、逗留地へ向けて進軍を開始しました。

ゲルマン諸部族はトイトブルクの森でローマ軍を待ち伏せしますが、整然と進んでくる大軍団を前に怖気づいていました。トゥスネルダは、主神オーディンの容貌に習って片目を傷つけ、勝利を予言して勇気づけます。

森の中を進軍し、隊列が伸び切ったローマ軍へゲルマン諸部族の奇襲がはじまりました。奴隷として連行されていたフォルクヴィンも戦いに加わります。
激しい戦いの末、ローマ軍は壊滅。
ウァルス総督は、アルミニウスの目の前で自害します。
それまで戦況をうかがっていたカッティ族のハドガン族長は、ゲルマン部族の勝利が確定すると参戦。セゲステスはウァルス総督の首を跳ね、勝利を宣言します。

ゲルマン人たちはローマ帝国に勝利しました。しかしセルゲテスやハドガンは、何かを狙うようにアルミニウスを見つめます。
アルミニウスは、フォルクヴィンを信頼できる仲間として迎え入れようとしますが、政略結婚とはいえ、トゥスネルダを奪われたフォルクヴィンはアルミニウスのもとを去ります。
また、トゥスネルダは身ごもっていましたが、予見者ルナからアルミニウスの子ではないと知らされます。フォルクヴィンとの間にできた子どもです。

そして、ウァルス総督の首は何者かによってどこかへ運ばれていきました。

トイトブルクの戦いは、実際は3日間に渡って断続的に続いたようです。ゲルマン連合軍は、2万とも2万5000とも伝わるローマ軍を全滅させました。当時70歳を過ぎていたローマ皇帝アウグストゥスは、報告を受け、「ウァルスよ、我が軍団を返してくれ」と叫んだそうです。

登場人物

 

アルミニウス

演:ローレンス・ルップ

ゲルマン部族の1つケルスキ族の族長セギミアの息子。
本名アリ。
トゥスネルダ、フォルクヴィンの幼馴染。
少年時代、人質としてローマ帝国に預けられると、ウァルス将軍のもとでローマの文化、教養を学んで育ちました。
ウァルス将軍が総督としてゲルマニアに派遣されると、士官として従軍します。ウァルスはアルミニウスをゲルマン部族の首長とすることでゲルマニアを統治しようとしていましたが、アルミニウスは反乱を起こします。

実在した人物がモデルです(Wikipedia)。
史実では、20歳のころ、弟フラバスとともにローマの人質となりました。ドラマでは、弟フラバスは名前のみ登場し、どうやら生きていることが示唆されています。

トゥスネルダ

演:ジャンヌ・グルソー

ケルスキ族セゲステスの娘。
アルミニウスの幼馴染でフォルクヴィンの恋人。
弟アンスガーがローマ兵に暴力を受けると、復讐のためローマ軍のシンボルを盗み出す計画に加担します。
その後、アルミニウスに協力して彼と結婚すると、反乱を指導します。
アルミニウスとの結婚は偽装結婚でしたが、次第に本当に愛し合うようになります。

実在した人物がモデル(Wikipedia)。

フォルクヴィン

演:デヴィッド・シュッター

ケルスキ族の青年。
アルミニウスの幼馴染でトゥスネルダの恋人。
ローマ軍からシンボルであるワシの彫像を盗み出す計画に加担しますが、犯人であることが知られて逃走しました。その後ローマ軍に捕まりますが、すでに偽物が処刑されていたため生き残ります。奴隷として労役を課せられますが、トイトブルクの戦いが起きると戦いに参加。戦いのあと、アルミニウスから信頼を受けますが、アルミニウスとトゥスネルダが愛し合っていることを知って決別します。

セギミア

演:ニッキー・フォン・テンペルホフ

ケルスキ族の族長。
アルミニウスの父親。
ローマ帝国との共存を目指し、かつて息子アリ(アルミニウス)を人質に差し出しました。しかし帝国の圧政が終わることはありませんでした。ウァルス総督から引退を命じられると、自害します。ゲルマン人の社会では、族長が亡くならない限り代替わりできないためです。

実在した人物がモデル。

セゲステス

演:ベルンハルト・シュッツ

ケルスキ族の有力者。トゥスネルダとアンスガーの父親。
権勢欲が強く、族長の座を狙っています。また、トゥスネルダをほかの族長と結婚させることで勢力を強めようとしています。

実在した人物がモデル(Wikipedia)。

イルミナ

演:エバ・ヴェレーナ・ミュラー

セゲステスの妻。
トゥスネルダの母。
トゥスネルダに男をコントロールして部族を支配するように諭します。

アンスガー

演:ジェレミー・ミリカー

ケルスキ族の少年。トゥスネルダの弟。
ローマ兵に暴力を受け、障害を負います。

予見者ルナ

演:ソフィア・ロイス

ケルスキ族の呪術師・予見者。

ウァルス総督

演:ガエタノ・アロニカ

ローマ帝国軍の総司令官。
かつてセギミアの息子アリを人質として引き取り、アルミニウスという名を与えると、実の息子のように育てます。

実在した人物がモデル(Wikipedia)。史実では、ローマ初代皇帝アウグストゥスと縁戚関係にあります。

ペラギオス

演:ニコライ・キンスキー

ウァルス総督に仕える奴隷。
ゲルマン人との通訳を務めます。

メテルス

演:ヴァレリオ・モリギ

ローマ軍の百人隊長。

クイントゥス

演:ディエゴ・リアス

ローマ帝国の護民官・将軍

ベルルフ

演:ロナルト・ツェアフェルト

ケルスキ族の父親とブルクテリ族の母親を持つゲルマン人。
ローマ兵に捕まっていた叔父ゲルノートがアルミニウスによって処刑されたため、彼を恨んでいました。その後、ローマ軍からワシの彫像を盗んだフォルクヴィンが追われると、彼を手助けしてブルクテリ族の集落へ連れていきます。しかしフォルクヴィンが部族のものに捕まりそうになったため、彼を逃し、追手に殺されました。

アイギル

演:マティアス・ラントヴェール

ケルスキ族の青年。トゥスネルダ、フォルクヴィンとともにローマ軍からワシの彫像を盗みました。その後もフォルクヴィンに従っていましたが、逃走中にローマ兵に殺されます。

ハンノ

演:セバスチャン・グリーゲル
ケルスキ族の青年。トゥスネルダ、フォルクヴィンとともにローマ軍からワシの彫像を盗みました。その後もフォルクヴィンに従っていましたが、逃走中にローマ兵に殺されます。

ルコ

演:マーロン・ボス
ケルスキ族の青年
逃走するフォルクヴィンに従っていましたが、途中、ローマ兵に捕まりました。脅迫されてフォルクヴィンの居場所を明かしたあと、メテルス隊長に殺されます。

タリオ

演:フロリアン・シュミットケ

ゲルマン部族出身の傭兵。
ローマ軍に雇われていましたが、アルミニウスに説得されて反乱に加わります。

ハドガン

演:セルゲイ・オノプコ

カッティ族の族長。
セゲステスが決めたトゥスネルダの婚約者。
トイトブルクの戦いでは日和見を決め、ゲルマン部族の勝利が決定的になると参戦します。

クノルフ

演:ウルス・レヒン

ブルクテリ族の族長。
ベルルフが連れてきたフォルクヴィンをローマへ売ろうとします。その後、逃げたフォルクヴィンが戻ってくると、槍で殺されます。

ゴルマド

演:マティアス・ウェイデンホーファー

クノルフのあとを継いだブルクテリ族の族長。

アルダリッヒ

演:アルヴェト・ビルンバウム

マルシ族の族長。
アルミニウスとトゥスネルダの結婚式に参列し、反乱に加わります。

ルーリク

演:デニス・シュミット

ゲルマン部族の族長。
アルミニウスとトゥスネルダの結婚式に参列し、反乱に加わります。

ラスキルド

演:シンハ・メリナ・ギエルケ

マルコマンニ族の女性。
奴隷としてローマ兵に捕まり、フォルクヴィンと知り合います。

次:シーズン2

「バーバリアンズ」を見る

ドラマ「バーバリアンズ」はNetflixから配信されています。

Netflix公式サイト

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