高い城の男 シーズン1 Amazon配信ドラマのあらすじ ネタバレ 登場人物を紹介


写真出典:IMDb

関ヶ原で西軍が勝っていたら。本能寺で信長が死ななかったら。三国志で蜀が勝っていたら。そんな歴史の「もし」を描いた小説や漫画、映画はたくさんあると思いますが、今回見た「高い城の男」はその歴史改変ものです。

もし第二次世界大戦で連合国軍が負けていたら、もしアメリカ合衆国が負けてナチスドイツや日本が世界を支配していたらどうなっていたでしょう。どでかい話です。

前提だけが壮大でつじつまが合わないような物語もあるかもしれませんが、原作は映画「ブレードランナー」や「トータル・リコール」の原作者として有名なSF作家フィリップ・K・ディックの同名小説。陳腐な設定、展開に終わるはずがありません。

ただ、「高い城の男」というタイトルはちょっと地味かと思います。原題「The Man in the High Castle」をそのまま訳しているのですがもうちょっと格好いいものにすればいいのに。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(Do Androids Dream of Electric Sheep?)」というタイトルは珠玉だと思いますが、やっぱり「ブレードランナー」の方が一般受けすると思います。「高い城の男」も横文字にした方が訴求力があったかもしれません。なんとなく、ハイパーメディアクリエイターの某氏を想像できてしまうところもいただけません。

とかなんとか今回は歴史改編SF「高い城の男」シーズン1を紹介します。オープニングのテーマ曲はなぜか「エーデルワイス」です。

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高い城の男 とは


原題:The Man in the High Castle
フィリップ・K・ディックの同名の小説「高い城の男」を原作としたAmazonプライムオリジナルドラマです。

シーズン1 全10話 2015年11月(日本2016年12月)配信
シーズン2 全10話 2016年12月(日本2017年1月)配信
シーズン3 全10話 2018年10月(日本同時)配信
シーズン4 2019年11月配信予定

第二次世界大戦で連合国軍が敗北し、アメリカ合衆国はナチスドイツと日本によって分割統治されている世界。日本領となっているサンフランシスコに住むジュリアナは、妹がレジスタンス活動に参加したことから謎の映像フィルムを入手します。そこには、自分たちの住む世界とは異なる、アメリカ合衆国が勝利した世界が描かれていました。そして自分たちの姿も映っています。このフィルムはなんなのか。ドイツ、日本、レジスタンスの人々の思惑が交差します。

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高い城の男 シーズン1 あらすじ

1945年、ドイツが製造した原子爆弾が投下され、アメリカ合衆国のワシントンは壊滅。第二次世界大戦は枢軸国が勝利しました。その後アメリカ合衆国は大ナチス帝国と日本の傀儡国家である日本太平洋合衆国、両国間の中立地帯に三分割されています。

1962年、日本太平洋合衆国のサンフランシスコに住むジュリアナ・クレインは、憲兵隊に追われる妹から謎のフィルムを託されます。そこには、第二次大戦で連合国が勝利した映像が収められていました。ジュリアナは、憲兵隊に射殺された妹に代わって中立地帯へ向かい、ニューヨークから来たジョー・ブレイクと出会います。ジョーはレジスタンスの一員だといいますが、実はナチスのスパイで、レジスタンスを装って潜入捜査するためにやって来たのです。ジュリアナとジョーはレジスタンスに接触しますが、二人を信用しないレジスタンスにフィルムを奪われ、ジュリアナはサンフランシスコへ、ジョーはニューヨークへ戻ります。

サンフランシスコに戻ったジュリアナは再びレジスタンスに接触すると、協力して日本政府機関で働きはじめ、田上通商大臣と知り合います。

そんなとき新しいフィルムの存在が確認され、ニューヨークからジョーが再びサンフランシスコへやってきます。

フィルムはヤクザに奪われますが、ジュリアナとジョーは奪い返します。しかしジョーがナチスのスパイであることが判明し、レジスタンスが彼を殺そうとすると、ジュリアナが逃がします。

一方、大ナチス帝国ではヒトラー総統の余命が残り少なくなっていました。帝国の中には、日本に戦争を仕掛けてアメリカ全土を手に入れようとするものもいます。戦争を避けようとするナチス親衛隊のヴェゲナー大佐は、日本太平洋合衆国の田上通商大臣と協力し、ナチスの核兵器技術を日本に伝えることで両国の均衡を保とうとします。ウェゲナー大佐と田上大臣の計画は成功しますが、ヴェゲナー大佐は反逆罪でナチス親衛隊に捕まり、ハイドリッヒ上級大将からヒトラー暗殺を強制されます。しかし失敗して自殺し、ハイドリッヒ上級大将はヒトラー暗殺計画の首謀者として親衛隊大将ジョン・スミスに逮捕されます。

現体制を否定するフィルムの行方を追う憲兵隊の木戸警部は、ジュリアナの恋人フランク・フリンクを尋問し、彼女の行方を聞き出すため彼の妹の家族を処刑します。妹家族を殺されたフランクは日本への復讐を誓い、サンフランシスコを訪問中の皇太子暗殺を企てます。しかしフランク以外の何者かによって皇太子は狙撃されます。犯人は日本との開戦の口実が欲しい大ナチス帝国だったのですが、戦争を避けたい木戸はフランクの銃を持っていたエドを犯人に仕立て上げます。

平和を祈る田上大臣が瞑想から目を開けると、何かが違うサンフランシスコにいました。そこは、第二次世界大戦でアメリカが勝利した世界だったのです。

そしてシーズン2へ続きます。

次:シーズン2

第1話 新世界

1962年。第二次世界大戦で連合国軍は敗北し、旧アメリカ合衆国の東部は大ナチス帝国に、中立地帯を挟んで西部は日本の傀儡政権に統治されています。

大ナチス帝国領ニューヨークでは、ジョー・ブレイクがレジスタンスに接触すると、中立地帯にあるキャノンシティへ荷物を配送する仕事を請け負います。

日本領サンフランシスコでは、ジュリアナが同棲相手のフランクと店で食事しています。そこへフランクの友人エドが現れたため、ジュリアナはフランクが紙に描いていた彼女の似顔絵を手に取ると店を出ます。自宅へ帰る途中、妹のトルーディがやってきます。トルーディはジュリアナにバッグを預けてそのまま走り去ると、追ってきた憲兵隊に射殺されてしまいました。トルーディはレジスタンスの一員だったのです。ジュリアナが自宅に逃げ帰ってバッグの中身を確かめると、中には1本の映像フィルムと深夜バスのチケットが入っていました。

映像フィルムには「イナゴ身重く横たわる」というタイトルが記され、第二次世界大戦で連合国が勝利する映像が記録されています。戻ってきたフランクは、フィルムは「高い城の男」と呼ばれる男が作っている映画で、持っていると反逆罪で捕まると警告します。

深夜バスのチケットの行き先は中立地帯のキャノンシティでした。チケットの裏には待ち合わせ場所と時刻が記されています。ジュリアナは、妹の意志を継ぐためフィルムを持ってキャノンシティへ向かいます。

ジュリアナはキャノンシティへ到着しますが、バスの中でバッグを盗まれていました。しかし事前に偽物とすり替えていたため本物は無事でした。そしてチケットに書かれていた場所であるレストラン「サンライズ・ダイナー」へ行くと、ニューヨークからやってきたジョーが現れます。ジュリアナはジョーのことを妹の接触相手と考えますが、ジョーにその様子はありません。

一方ジョーはジュリアナに会うと、ナチス親衛隊のジョン・スミス大将に電話し、レジスタンスの一員と接触したことを伝えます。ジョーはナチスの工作員でした。ニューヨークで活動するレジスタンスからフィルムを奪い、レジスタンスに成りすますためにキャノンシティへやってきたのです。

トルーディのフィルムを追う憲兵隊は、サンフランシスコにあるジュリアナの自宅を捜査します。ジュリアナが不在と知ると、同棲相手のフランクを捕まえます。

その頃、日本政府の田上通商大臣は、大ナチス帝国のルドルフ・ウェゲナー大佐に接触します。ヒトラー総統は病にかかっており余命はわずかです。二人は総統亡き後の世界を危惧していました。配下のゲッペルスやヒムラーはアメリカの分割統治に反対しているため、再び戦争が起こる可能性があったのです。

フィルムのタイトル「イナゴ身重く横たわる」が気になったのですが、聖書からの引用だそうです。意味はよくわかりません……

「彼らはまた高いものを恐れる。恐ろしいものが道にあり、あめんどうは花咲き、いなごはその身をひきずり歩き、その欲望は衰え、人が永遠の家に行こうとするので、泣く人が、ちまたを歩きまわる。」(旧約聖書「コヘレトの言葉」12章第5節)

第2話 サンライズ

ジュリアナは、妹トルーディの意志を継いでフィルムをレジスタンスに届ける予定でしたがレジスタンスは現れませんでした。そのため待ち合わせ場所のレストラン「サンライズ・ダイナー」で働いてキャノンシティにとどまることにします。

レストランによく現れる客の一人はいつも折り紙を折っています。折り紙にメッセージ性を感じたジュリアナは、その男が妹の接触相手だと見込み、彼と二人で会います。案の定、男はフィルムを要求してきました。しかし男はレジスタンスではなく、レジスタンスの動向を探る大ナチス帝国の工作員でした。ジュリアナは襲ってきた男を合気道で返り討ちにします。このとき持っていた自分の似顔絵(第1話で恋人フランクからもらったもの)がポケットから落ちますが気づきません。

折り紙の男はジュリアナに聖書を読むようにいいます。彼が勧めた1節「コヘレトの言葉(伝道の書12章第5節)」が「イナゴ身重く横たわる」の元になった文章です。

一方サンフランシスコでは、フランクが拷問されていました。憲兵隊はフランクの妹と子どもたちも逮捕し、フランクがジュリアナの行き先を白状しないと妹たちを処刑すると脅迫します。そのとき、ジュリアナのバッグを盗んだ女が逮捕されたという報告が入ります。バッグの中に入っていたフィルムには、憲兵隊が探しているような映像は記録されていませんでした。ジュリアナが事前にすり替えていたためですが、憲兵隊はそのことを知りません。ジュリアナはレジスタンスと関係がないと判断され、フランクは釈放されます。しかし彼の妹と子どもたちはすでに処刑されたあとでした。

ジュリアナ役の女優アレクサ・ダヴァロスさんがかわいい。アメリカの女優さんですが1982年フランス生まれだそうです。映画「タイタンの戦い(2010年)」でアンドロメダ女王を演じたみたい。「タイタンの戦い」は1981年版を映画館で見ました。旧版はアレクサさんが生まれる前の公開と知り愕然としています。

第3話 スケッチの女

折り紙の男を殺してしまったジュリアナは、ジョーに協力されてキャノンシティを抜け出すことにします。しかし折り紙の男の仲間である賞金稼ぎが町に現れ、折り紙の男を捜しはじめました。賞金稼ぎは折り紙の男の車を見つけ、そばに落ちていた似顔絵に気づきます。

ジュリアナたちは賞金稼ぎが折り紙の男の死体を見つけないように、折り紙の男の死体を隠すことにします。死体から地図が見つかり、地図に記された場所へ行くと、拷問されて亡くなったレジスタンスの女性の遺体を発見します。そして遺体のそばに落ちていたメモにはトルーディとサンライズ・ダイナーの店主レミュエルの名前が記されていました。レミュエルはレジスタンスの一員だったのです。ジュリアナとジョーが危険を知らせるためレミュエルの元へ向かうと、似顔絵の女を捜していた賞金稼ぎに見つかります。

一方サンフランシスコでは、妹とその子どもたちを処刑されたフランクが日本政府への復讐心を募らせていました。また、田上大臣とウェゲナー大佐は、極秘情報の入ったマイクロチップを日本政府に渡そうと画策しています。日本からは式典に参加するため、皇太子夫妻(現実ならのちの平成天皇)がやってきます。

田上大臣が何をやろうとしているのかよくわかりません。

ニューヨークでは、ナチス親衛隊のジョン・スミス大将が車で移動中にレジスタンスに襲撃されます。ジョンは、自分の移動ルートが漏洩した原因を探ります。

第4話 発覚

ジョー・ブレイクによって賞金稼ぎから救われたジュリアナ・クレインはレミュエルの元へ行くと、フィルムを渡す相手が「高い城の男」であることを聞かされます。ジュリアナとジョーがレミュエルに案内されて「高い城の男」の元へ向かうと、銃を持ったレジスタンスが現れ、ジュリアナが持つフィルムは取り上げられてしまいました。ジョーは殺されそうになりますが、ニューヨークのレジスタンスの一員を偽称し、持っていたフィルムを渡します。ジュリアナはジョーの正体を聞いて驚きますが、二人はフィルムを渡すことで解放されます。

ジュリアナは町へ戻ると車を盗みます。それを見ていた賞金稼ぎがあとを追うと、車は交通事故を起こし、運転者は燃えていました。賞金稼ぎはジュリアナが死んだと考え、彼女のことを諦めて去ります。事故はジュリアナとジョーが仕組んだものでした。

サンフランシスコでは、皇太子を招いた式典が開かれていました。フランクはロバート・チルダンの骨董品店から実弾を購入すると、皇太子を暗殺するため会場へ向かいます。皇太子の演説がはじまり、フランクが暗殺を思い悩む間に皇太子は何者かに撃たれました。

弾丸は1発100円です。
タイトスカートで山道を歩くジュリアナがセクシー

第5話 新しい日常

皇太子が銃で撃たれ、演説会場は混乱します。皇太子は一命はとりとめますが、サンフランシスコは厳戒態勢が敷かれます。フランクは町の中に銃を隠すとなんとか自宅へ帰ります。

皇太子の暗殺未遂事件が起き、警備隊の隊長は切腹します。日本人が責任を取るといったら切腹ですよね。

ジュリアナがサンフランシスコへ戻ってくると、両親からフランクの姉家族が処刑されたことを聞きます。さらに合気道の道場にも日本の憲兵隊の捜査が及んだことを知ると、自ら出頭しました。ジュリアナは木戸警部に尋問されますが、妹を探していたと説明すると怪しまれながらも解放されます。しかし尋問中にランダル・ベッカ—の名前を聞いたジュリアナは、彼の家へ向かいます。ランダルの家は憲兵隊によって荒らされたあとでしたが、そこにはトルーディと一緒に映る写真がありました。そこへカレンが現れます。彼女は、ランダルとトルーディの情報を日本政府に流していた「桜 岩猿」という人物がいるといいます。ジュリアナはカレンに頼まれ、日本政府ビルに潜入することにします。

桜 岩猿。そんな名前の日本人、いるのでしょうか。

一方ジョーはニューヨークに戻ると、ジョン・スミス大将にこれまでの経緯を報告させられます。フィルムをレジスタンスに奪われたことを明かしますが、ジュリアナについては無関係と報告します。ジョンは報告内容を疑いながらも「戦勝記念日」にジョーを自宅に招きます。

妹の葬儀に列席したフランクは、妹の上司だったというマーク・サンプソンに出会い、いつでも訪ねてくるようにいわれます。

ウェゲナー大佐はマイクロチップを日本政府の科学大臣に渡すことに成功します。

第6話 3匹の猿

ジュリアナは日本政府ビルで働き始めますが、「桜 岩猿」という人物は見つかりません。それもそのはず。「桜」は部屋の名前でした。「桜の間」を見つけたジュリアナは、そこで父親が市民の電話を盗聴する仕事に就いている姿を見つけて驚きます。

「桜 岩猿」は人名ではありませんでした。「桜の間は何も言わない」といった意味のようです。ちょっと意味不明? タイトル「3匹の猿」って日光東照宮にある「見ざる言わざる聞かざる」のことだったようです。

ニューヨークでは、ジョン・スミス大将から「戦勝記念日」の自宅パーティに招かれたジョーが、ジョンに連れられて空港へ向かいます。空港では、ジョンの戦友であり、サンフランシスコから戻ってきたウェゲナー大佐を見つけます。ジョンはウェゲナーがマイクロチップを日本の科学大臣に渡したことを知っており、空港で待ち伏せたのです。ジョンはウェゲナーを逮捕します。

その後、ジョーはジョン・スミスの部屋で「イナゴ」に関する書類を見つけます。中を確認すると白紙でした。そこへ突然ジョンが現れます。ジョーが何かを隠していると察知したジョンが仕掛けた罠だったのです。

ナチスの情報収集能力がすさまじい。

フランクはマーク・サンプソンの家を訪ねます。

ジュリアナは面接で人事係から性的な行為を強要されていました。逃げるように部屋から飛び出しましたが、要求に応じたのかどうかわかりません。ただ、部屋から飛び出したとき田上大臣とぶつかります。その後田上大臣に採用されました。
田上大臣はなぜ彼女を雇ったのでしょう。偶然ぶつかった女性がかわいかったからなのでしょうか。

第7話 真実

書類をあさっているところをジョン・スミス大将に見つかったジョーは、ジュリアナのことを明かします。そこへ将校がやってきて新しいフィルムが発見されたことを報告します。するとジョンは、ジュリアナに接触して新しいフィルムを奪ってくるようにジョーに命じます。

ジョーが自宅に戻ると、女性と子どもたちが迎えます。

ん?ジョーは結婚しているのでしょうか。

田上大臣は木戸警部からジュリアナが危険人物であることを聞かされ、ジュリアナの身元を調べます。ジュリアナの妹トルーディが憲兵隊に射殺されてことを知ると、ジュリアナに謝罪し、トルーディの遺体が遺棄されている場所を教えます。ジュリアナがそこへ向かうと、たくさんの遺体の中にトルーディの遺体を発見します。

田上大臣は憲兵隊によるレジスタンスへの暴力を快く思っていないようです。

フランクは、ロバート・チルダンに弾丸を手配してくれるように頼みます。チルダンはアンティーク品の模造品を作ることができるかどうか相談します。

日本とナチスがなぜフィルムを集めているのかわかりません。

第8話 世界の終わり

レジスタンスのレミュエルの元に、新しいフィルムを届けるようにと何者かから指令が届きます。

そして、ジョン・スミス大将から命令を受けたジョーがサンフランシスコへやってきます。ジョーはジュリアナを呼び出すと協力を頼みます。ジュリアナはカレンを訪ね、ジョーがフィルムを欲しがっていることを伝えます。資金はあると伝えますが、カレンは東部のレジスタンスと組むつもりはないといって協力を拒みます。

ジョーはニューヨークのレジスタンスの一員ということになっています。

レミュエルとカレンがフィルムを受け取りに行くと、取引相手はヤクザに殺され、フィルムは奪われていました。ヤクザは10万円でフィルムを売ると連絡してきます。レミュエルとカレンはジュリアナを介してジョーに相談します。ジョーはジョン・スミス大将に連絡して10万円を用意すると、ヤクザとの取引場所へ向かいました。

現代と1960年代では10万円の価値は大きく異なります。1960年ごろの大卒初任給は1万3000円程度だったようです。ざっくり、今の20分の1だとすると当時の10万円は今の200万円ぐらいといったところでしょうか。

ロバート・チルダンはフランクが作った偽造品を日本人の梶浦夫妻に売りつけると、半額をフランクに渡します。お金を受け取ったフランクは、ジュリアナと共にサンフランシスコを出ようとしていました。フランクは皇太子暗殺未遂事件の容疑者として疑われていたためです。しかしジュリアナは父親から憲兵隊がレジスタンスからフィルムを奪おうとしていることを知らされると、ジョーたちに危険を知らせに向かいます。

ジュリアナの父親は、日本政府ビルで盗聴の仕事をしています(第6話)。

ジュリアナとジョーがヤクザとの取引場所に着くと、憲兵隊が現れます。ジュリアナとジョーは憲兵隊からは逃げ延びますが、ヤクザに捕まってしまいました。

ジョン・スミス大将の息子トーマスは難病に冒されていました。ジョンはアドラー医師から息子の余命は数ヶ月と宣告され、安楽死を勧められて愕然とします。

大ナチス帝国では、欠陥のある遺伝子は許されません。

親衛隊本部にはドイツ本国からハイドリヒ上級大将がやってきて、ウェゲナー大佐を引き取るといいます。

第9話 真心

ニューヨークでは、ウェゲナー大佐を引き取ったハイドリヒ上級大将がウェゲナーを問い詰めます。原爆の設計図を日本の科学大臣に渡した容疑です。ハイドリヒ上級大将は、家族を人質にしてウェゲナーを脅迫すると、ヒトラー総統の暗殺を命じます。

田上大臣とウェゲナーがやっていたことがわかりました。日本の科学技術は遅れているため、このままでドイツが強大になりすぎます。原爆の設計図を日本側に渡すことでパワーバランスを保とうとしています。

以前、ジョン・スミス大将は車で移動中にレジスタンスに命を狙われました(第3話)。自分の情報をレジスタンスに漏らした人物を見つけると、自殺を装って殺します。しかし裏で操っているのはハイドリヒ上級大将だと考えていました。

サンフランシスコでは、レミュエルとカレンは身代金を払ってジュリアナをヤクザから解放します。しかしジョーの身代金は用意できませんでした。ジュリアナはフランクに相談し、ジョーの身代金を用意します。

フランクは町に隠していた銃(第5話)を取り戻すと、ジョーを助け出すため身代金を持ってヤクザの隠れ家に向かいます。ジョーは救われますが、フランクの銃を奪ってヤクザを攻撃し、ヤクザからフィルムを奪い返します。ジョーを救出したフランクがジュリアナに合流し、町を出ようとすると、エドが見送りに来てフランクが持っていた銃を処分するために引き取ります。フランクとジュリアナはバス停に向かいますが、町は厳戒態勢に入っていました。どうにして町を出たい二人はジョーを頼ります。ジョーはフィルムをジュリアナに預けると合流場所を指定し、寄ってきた憲兵を引きつけて走り去ります。憲兵を振り払ったジョーはジョン・スミス大将に電話し、町を脱出するための救援を求めます。ジョンは承諾しますが、ジュリアナとフランクを殺すように命じます。

ジョーからの連絡を待つ間、フランクとジュリアナが新たに手に入れたフィルムを見ると、サンフランシスコに原爆が落とされる映像が流れます。そしてナチスの制服を着たジョーがフランクたちを処刑していました。ジュリアナとフランクは、創作映画だと思っていた映像に自分たちが映っていることに驚きます。

木戸警部は、ヤクザの元からフィルムが奪われたことを知ります。ヤクザに接触すると、ヤクザは皇太子狙撃犯を知っているといいます。

第10話 運命を握る者

ジョーと合流したジュリアナとフランクがジョーの正体について問い詰めると、ジョーはフィルムを奪って逃げ去り、サンフランシスコのドイツ大使館に逃げ込みます。

町を脱出する手段を失ったジュリアナとフランクはレジスタンスを頼ります。するとレミュエルは、脱出を手伝う代わりにジョーをドイツ大使館から連れ出すように命じます。ジョーを暗殺するためです。ドイツ大使館へ向かったジュリアナは、ジョーを連れ出すとフィルムを持たせ、漁船で脱出させます。

ジュリアナはなぜジョーを逃がすのでしょう。イケメンだから?

木戸警部は、ヤクザの情報を元に皇太子狙撃犯のナチス党員を見つけ出して殺します。しかし犯人がナチスとは公表できません。戦争に発展する危険性があるためです。そこでフランクの銃を持ったエドが逮捕されて犯人に仕立て上げられます。フランクはエドが逮捕されたことを知って憲兵隊に出頭します。

ウェゲナー大佐はドイツに戻って家族に再会すると、家族には明かさずに別れを告げ、そのままオーストリアの大本営へ向かいます。そこではヒトラー総統が彼の所蔵する「イナゴ身重く横たわる」の映像を見ています。ウェゲナーが何の映像なのか問いかけると、ヒトラーは現実になったかも知れない世界だと答えました。ウェゲナーはヒトラー総統を暗殺しようとしますが、ヒトラーは暗殺計画を知っていました。ヒトラーのことを殺せば再び戦争になる、名誉の死を選べば家族の安全を保証するといわれたウェグナーは銃で自殺します。

このときニューヨークではジョン・スミス大将がヒトラー暗殺のクーデターに加わるようハイドリヒ上級大将から誘われていました。ジョンは提案を断り、ハイドリヒを逮捕してヒトラーに報告します。

田上大臣が瞑想して目を開けると、そこは連合国が第二次世界大戦に勝った別の世界でした。

歴史改変ドラマとして見てきましたが、どうやらパラレルワールドを描いたSF作品だったようです。

次:シーズン2

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高い城の男 シーズン1 登場人物

ジュリアナ・クレイン

演:アレクサ・ダヴァロス
日本太平洋合衆国のサンフランシスコに住む女性。妹トルーディから託された映像フィルムの謎を追って中立地帯キャノンシティへ赴きます。

ジョー・ブレイク

演:ヨーゼフ・ホイスマン
大ナチス帝国のスパイ。スミス大将の部下。レジスタンスに潜入捜査し、映像フィルムをキャノンシティへ運んだことでジュリアナと知り合います。

フランク・フリンク

演:ルパート・エヴァンス
ジュリアナと同棲する恋人。模造拳銃を作る工場に勤めています。ジュリアナが「イナゴ身重く横たわる」に関わったことで事件に巻き込まれます。

田上大臣

演:ケイリー=ヒロユキ・タガワ
日本太平洋合衆国の通商大臣。日本の科学技術はドイツに遠く及ばず、ヒトラー亡き後の世界を危惧しています。

木戸警部

演:ジョエル・デ・ラ・フエンテ
日本太平洋合衆国の憲兵隊隊長。

ジョン・スミス

演:ルーファス・シーウェル
大ナチス帝国の親衛隊大将。ジョーの上司。

ルドルフ・ヴェゲナー

演:カルステン・ノーガード
大ナチス帝国の親衛隊大佐。世界の平和が維持されることを望んでおり、ドイツの力が強くなりすぎることを危険に思っています。

アドルフ・ヒトラー

演:ウォルフ・ミューサー
大ナチス帝国の総統。多くの人が知っている歴史上の人物ですが、ドラマ内では英雄として描かれています。1960年代にも存命ながら病に冒されており、亡き後の後継者争いが世界へ与える影響が懸念されます。

ラインハルト・ハイドリヒ

演:レイ・プロスチア
親衛隊上級大将。スミスの上司。ヒトラー暗殺を画策します。

トルーディ・ウォーカー

演:コナー・レスリー
ジュリアナの妹。レジスタンスの一員。憲兵隊に射殺される直前、映像フィルムをジュリアナに託します。ジュリアナとは父親が異なります。

エド・マッカーシー

演:DJ・クオールズ
フランクの同僚。フランクの身を案じるとてもいい人。友情以上のものを感じます……

ロバート・チルダン

演:ブレナン・ブラウン
骨董品店の店主。フランクに旧式銃の弾丸を撃ったことから彼らと関わっていきます。

レミュエル・ワシントン

演:リック・ワージー
キャノンシティのレジスタンスの一員。食堂の店長。

カレン

演:カミール・サリヴァン
サンフランシスコのレジスタンスの一員。ジュリアナに日本政府ビルでの潜入捜査を依頼します。

折り紙の男

演:アラン・ハーヴェイ
ナチスの工作員。キャノンシティでレジスタンスの動きを監視しています。ジュリアナが妹の接触相手と勘違いして接触します。

賞金稼ぎ

演:バーン・ゴーマン
賞金稼ぎ。保安官と呼ばれています。折り紙の男の仲間。

タイシ・オカムラ

演:ヒロ・カナガワ
ヤクザの首領。

次:シーズン2

高い城の男 ドラマを見る

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高い城の男 原作を読む

ドラマ版と原作の違いを探してみるのもおもしろいのではないでしょうか。たとえばドラマの鍵となるフィルム「イナゴ身重く横たわる」は、原作では高い城の男が執筆する小説になっています。またドラマでは描き切れていない世界背景なども詳細に語られています。

アメリカ美術工芸品商会を経営するロバート・チルダンは、通商代表部の田上信輔に平身低頭して商品の説明をしていた。ここ、サンフランシスコは、現在日本の勢力下にある。第二次大戦が枢軸国側の勝利に終わり、いまや日本とドイツの二大国家が世界を支配しているのだ–。第二次大戦の勝敗が逆転した世界を舞台に、現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作。(Amazon紹介文)

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