運命の螺旋 Amazon配信ドラマのあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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Amazonプライムオリジナルドラマ「運命の螺旋(原題:Suzhal)」を紹介します。

インドで制作されたドラマで、インドの田舎町で起きた事件が描かれます。インドの映画は、かつて「踊るマハラジャ」という映画を見たことがある程度です。同作はとても楽しく、その影響でインドの作品はとりあえず歌って踊るというイメージがあります。ドラマ「運命の螺旋」がどんなものなのか見てみました。インド社会が抱える問題を提起する、なかなかシリアスなドラマでした。

概要

原題:Suzhal – The Vortex
制作:Amazon
配信年:2022年
全8話(各話45分程度)
対象年齢:13歳以上推奨(エピソードによっては16歳以上推奨)

原題の「Suzhal」はインドのタミル語で、「スザル」みたいな発音なのでしょうか。よくわかりません。副題となっている英語「vortex」に該当するようです。「vortex」は「渦」「螺旋」を意味します。

性的なシーンはありません。残酷なシーンもありませんが、ドラマ内の警察は威圧的で乱暴的です。ドラマ上の演出なのか、実際の姿に近いのか。インドの警察がどんな感じなのか気になります。

また、相手に同意を示すとき、日本や欧米では首を縦に振りますが、インドでは横に振るようです。ドラマ内で人物が会話中に首を横に振るシーンがときどきあり、知らなかったのではじめは違和感を覚えました。

ドラマでは、連日祭りで町が賑わっています。呪術的な雰囲気が神秘的であると同時になかなか不気味です。なんとなく「犬神家」や「八つ墓村」といった横溝正史さんの金田一耕助シリーズを思わせます。

舞台となっている町サンバルーアは、インドの南東に位置するタミル・ナードゥ州にある架空の町です。

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あらすじ

10日間開かれる祭りを迎え、賑わう架空の町サンバルーア。初日の夜、町の経済を潤す工場が放火されました。人々が騒然となる中、労働組合長の娘が誘拐されます。

登場人物の紹介のあと、各話を紹介します。

登場人物

登場人物の名前に馴染みのないものが多く、覚えるのが困難です。ドラマを見ているときは、刑事、娘、娘の父親、社長みたいに区別していました。

サッカライ

演:カシール
警部補。
ナンディニの幼馴染。

ナンディニ

演:アイシュワリヤー・ラジェッシュ
労働組合長シャンムガムの長女。
ニラの姉。

レジーナ

演:スリヤ・レディ
警部。
サッカライの上司。

ヴァディベール

演:プレム・クマール
レジーナの夫。

アディサヤム

演:フレドリック・ジョンソン
レジーナの息子。

シャンムガム

演:R・パーシバン
工場の労働組合長。
ナンディニとニラの父親。

ニラ

演:ゴピカ・ラメシュ
シャンムガムの次女。ナンディニの妹。
町が祭りで賑わう中、誘拐されます。

デヴィ

演:インドゥマシー・マニカンダン
シャンムガムの別居中の妻。
ナンディニとニラの母親。

グナ

演:エランゴ・クマラヴェル
シャンムガムの弟で同居しています。

セルヴィ

演:ラサ・ラオ
グナの妻。

トリロク・ヴァデ

演:ハリーシュ・ウッタマン
工場の経営者。

ムケシュ・ヴァデ

演:ユースフ・フセイン
トリロクの父親。
工場の創業者。

ラクシュミ

演:Nivedhithaa Sathish
サッカライの婚約者。看護師。

マラール

演:サウンダリヤ
ニラの友人。

マニヤール

演:P・L・Thenappan
マラールの父親で議員。

プシュパラジ

演:ニティシュ
ニラが通う塾の講師。

僧侶

演:Venkatesan
祭りを取り仕切る僧侶。

イーシュワラン

演:Palani Murugan
呪術師。

アマール

演:バラージ・M
科学捜査官。

コサンダラマン

演:サンターナ・バラティ
保険会社の調査員。

第1話「旗揚げ」

タミル・ナードゥ州にある架空の町サンバルーア。セメント工場では、労働者たちが待遇改善を訴えてストライキを実行。警察が鎮圧します。

サッカライ警部補は、ラクシュミと婚約。

レジーナ警部の息子アディサヤムは、友人たちと旅行へ出ます。

町では、女神アンガランマンをたたえる祭りマヤナ・コライがはじまります。10日間続く祭りに町は賑わっていました。
祭りの開始を告げる行列がはじまると、僧侶が祭具である頭蓋骨を運びます。サッカライは、例年と違って僧侶が運んでいることに違和感を覚えました。

そのとき、工場で出火。町の経済を支える工場が失われ、人々は騒然とします。工場付近でシャンムガムのスクーターが見つかると、労働組合長のシャンムガムが容疑者として逮捕されます。

その後、シャンムガムの娘ニラが疾走したことがわかります。町を離れて生活していたナンディニが、妹の失踪を知って町へ戻ってきました。警察に捜索を依頼しますが、警察は工場の放火事件を優先し、取り合ってくれません。

放火事件を捜査していたサッカライは、町の監視カメラの映像で、ニラが車で拉致されたことを知ります。

歌って踊る、わけではないようです。

第2話「神話」

シャンムガムは、証拠が不十分だったため釈放されます。しかし人々は、労働組合長に対する警察の横暴に不満を唱えます。

工場の経営者トリロクのもとには、保険会社の調査員コサンダラマンがやってきます。

サッカライとレジーナ警部、ナンディニは、ニラの学校を捜査。ニラに何か悩みがあったことがわかります。

その後、ニラの通っていた塾を捜査したサッカライは、ニラがストーカー被害にあっていたことを知りました。ニラの友人マラ―ルから、ストーカーがレジーナ警部の息子アディサヤムであることを知らされます。

欧米のドラマと違って、アジアのドラマは感情表現が豊かです。

第3話「行列」

アディサヤムがニラのストーカーでした。しかし、ニラが誘拐されたとき、アディサヤムは友人たちと旅行へ出ていました。ニラを誘拐することはできないはずです。レジーナが電話しますがつながりません。

サッカライは、アディサヤムの旅行先へ向かいます。宿泊しているはずのホテルにはアディサヤムたちは泊まっていませんでした。しかしナンディニを見つけます。ナンディニは、独自に妹を探しに来ていました。

サッカライとナンディニは、地元警察の協力で、ニラを連れ去った車とアディサヤムの友人たちを見つけます。

そのころ、町では、警察の横暴への不満が高まっていました。シャンムガムは仲間たちを率いてレジーナの家へ向かいます。

緊迫したシーンで流れるBGMがなかなかクセになる。

第4話「浸礼」

シャンムガムたちがレジーナの家へやってきます。彼らが衝突しようとしたとき、サッカライとナンディニが、アディサヤムの友人たちを連れて戻ってきました。友人たちの証言で、ニラとアディサヤムが愛し合っていることがわかります。

ニラの父親であり労働組合長のシャンムガム。アディサヤムの母親であり警察のレジーナ。2人は憎み合っており、ニラとアディサヤムの関係が許されるはずはありません。アディサヤムは、ニラと付き合っていることを隠すためにストーカーを演じていました。そして2人はついに駆け落ちしました。

友人たちは、2人がボンベイへ向かったことを教えます。

ニラのことを知ったナンディニは、町を離れようとしていました。駅の乗客名簿からニラとアディサヤムがボンベイではなくグワハティへ向かったことを知ります。

そのころ、祭りでは、前年の神像が湖に投げ込まれます。あとを追って湖に飛び込んだ少年は、湖中で男女の遺体を見つけました。

第5話「襲撃」

湖で見つかった男女の遺体は、ニラとアディサヤムでした。さらに、ニラが妊娠していたこと、自殺ではなく他殺であることがわかります。

保険調査員のコサンダラマンは、工場火災について調査し、放火ではなく、管理ミスによる出火の可能性を指摘しました。管理ミスの場合、保険金は降りません。

ニラとアディサヤムの葬儀が執り行われます。2人が一緒に火葬されることになると、僧侶は反対し、ニラを神に捧げようとします。しかし拒否されます。

サッカライは、シャンムガムの家の庭で何かを探している塾講師プシュパラジを見つけました。プシュパラジは逃げますが、サッカライは隠されていたニラのスマホを見つけます。

ニラのスマホから、ニラがアンマニのことを調べていたことがわかります。アンマニは、25年前に疾走した少女です。また、ニラがドクター・デビルを名乗るユーザーと交流していたこともわかります。

その後、サッカライはプシュパラジを見つけました。プシュパラジはセルヴィと不倫していました。2人の関係を知ったニラがプシュパラジを脅迫し、お金を要求していたことがわかります。

おとなしそうに思えたニラですが、なかなか行動力があって驚きます。

第6話「恍惚」

コサンダラマンは、放火事件の調査を続けています。

サッカライとレジーナはニラとアディサヤムの殺害事件を捜査。洞窟で怪しい祭壇と血痕、毛髪などを発見します。さらに、呪術師イーシュワランのテントからニラの似顔絵とお金が見つかりました。ニラがプシュパラジから受け取った金額と一致します。

サッカライたちはイーシュワランを殺人事件の容疑者として逮捕。しかし洞窟の血痕はヤギのものであり、毛髪は人間のものですがカツラに使われていたものでした。そして、イーシュワランがアンマニの兄であることがわかります。
イーシュワランは、ニラとアディサヤムから殺人を依頼されていました。しかし拒否し、お金を奪っていました。

一方、検死の結果、ニラのお腹の子どもの父親がアディサヤムではないことがわかります。さらに、数カ月に渡って性的虐待を受けていました。事実を知ったナンディニが倒れます。

第7話「火渡り」

倒れたナンディニは、入院しています。心理的に障害がある可能性があるため、カウンセリングを勧められますが、シャンムガムは拒否しました。以前、精神科医に見てもらったところ、住民から奇異の目で見られたといいます。

コサンダラマンは、放火事件の調査を地道に続けています。

事件を追うサッカライは、コサンダラマンから、放火のあった日にトリロクが別荘にいたことを聞きます。サッカライが別荘に侵入すると、ニラがSNSにあげていた写真が飾られていました。さらに、トリロク・ヴァディ(TRILOK VADDE)の文字を入れ替えると、ドクター・デビル(DOKTAR DEVIL)になることに気づきます。ドクター・デビルはSNSでニラと交流のあるユーザーです。

トリロクは、ニラが所属するコーコー(インドで普及している鬼ごっこのようなスポーツ)のチームのオーナーで、ニラのことを気に入っていました。
トリロクが犯人に違いありません。
サッカライは、レジーナとシャンムガムに報告します。

サッカライは、別荘から女性と出てくるトリロクを見つけました。サッカライが女性を捕まえると、女装した男性でした。トリロクは同性愛者でした。事件の起きた日もトリロクと2人でお酒を飲んでいたことがわかります。

一方、レジーナとシャンムガムは、トリロクを捕まえました。暴行を加え、復讐を果たそうとしたとき、サッカライがやってきて2人を止めます。

サッカライは「彼じゃない」と言って止めますが、お前のせいだろっていう。

第8話「沈黙」

レジーナとシャンムガムに暴行を受けたトリロクは、重症を負って入院しています。

一方、保険調査員のコサンダラマンは、放火がシャンムガム、レジーナ、ムケシュの共謀だったことに気づきます。

工場は、経営が悪化していました。閉鎖すれば従業員の生活が困窮します。そこで3人は放火事故を起こして保険金を受け取る計画を立てました。

計画は次のとおりです。
まずムケシュが雇用契約を更新します。工場が閉鎖しても、1年間は従業員に賃金を支払われるという内容です。次に、シャンムガムがストを起こします。工場を休業状態にし、従業員がいなくなったあとに放火。従業員は火災から守られます。最後に、シャンムガムが自首し、レジーナによって救出される予定でした。保険金が降り、従業員の生活も保証されます。
しかしニラが失踪したことで計画は狂いました。

コサンダラマンに計画を知られたムケシュは、従業員の生活のためであると同時に、3人は自分の子どものために資産を残すつもりだったと明かします。

計画が知られたレジーナとシャンムガムは自首し、サッカライにニラとアディサヤムを殺害した犯人を捕まえるように託しました。

事実を知ったコサンダラマンは、工場火災を放火事件として報告書を作成。真実は伏せられ、保険金は下りることになります。

病院では、ナンディニが過去に性的虐待を受けていたことがわかりました。ナンディニは失踪します。

ナンディニとニラに性的虐待を行っていた人物は、彼女たちに近い人物と思われます。それは誰なのか。サッカライは、ニラが殺された夜、グナ(ナンディニとニラの叔父)にアリバイがないことに気づきます。彼はもともと祭りで使う骸骨を運ぶ予定でした。しかし不在だったために僧侶が運んでいました。グナが犯人です。

意外な犯人ともいえますが、誰?って気もします。

事件が起きた夜。ニラはグナを崖に呼び出しました。アディサヤムが刀を持ってグナに襲いかかると、遠くで工場が爆発しました。爆風によってニラたちは吹き飛ばされます。グナは刀を奪い、アディサヤムを切りつけます。ニラはグナが持つ刀に自ら飛び込みました。2人は抱き合うようにして亡くなり、グナは2人の遺体を湖に投げ捨てます。

ストーリーに引きつけられます。ただ、工場の爆風が崖まで届くでしょうか。殺され方がちょっと雑に感じます。

そして今。ナンディニがグナを崖に呼び出していました。盗んだサッカライの銃を使って復讐しようとしますが、思いとどまっています。躊躇するナンディニにグナが近づきます。そこへサッカライが駆けつけました。サッカライとグナが争いはじめると、ナンディニはグナを射殺します。

インドでは、児童や女性に対する虐待のニュースが絶えません。インドが抱える大きな社会問題となっています。

「運命の螺旋」を見る

ドラマ「運命の螺旋」は、Amazonから配信されています。プライム会員は、追加料金なしで視聴できます。

Amazonで見る

『運命の螺旋』 はインドの小さな町を舞台にした犯罪スリラーだ。伝統的な社会構成を脅かす事件が起き、その捜査は困難を極める。独特な祭りを背景に不安な現在と古代神話が絡み合う中、物語は嵐のように展開していく(Amazon紹介文)。

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