バイキングシーズン1 Netflixドラマのあらすじとネタバレ登場人物を紹介

写真出典：IMDb

Netflixから配信されているノルウェードラマ「バイキング」を見ました。8世紀の北欧の架空の村ノルハイムに暮らすバイキングたちの生活が描いたブラックコメディドラマです。

シーズン2についてはこちらを参照ください。

概要
第1話「凱旋」
第2話「逃走」
第3話「弔い」
第4話「襲撃」
第5話「攻囲」
第6話「決闘」
登場人物
おすすめドラマ

概要

原題：Vikingane
英題：Norsemen
制作：NRK（ノルウェー放送協会）
制作年：2016年（2017年より英語版がNetflixで配信）
全6話（各話30分程度）
年齢制限：15歳以上

2016年から放送されているノルウェーのコメディドラマシリーズ。
西暦790年、北欧ノルハイムに暮らすバイキングたちは、略奪行為による野蛮な生活を送っています。あるとき首長が亡くなり、弟が新たな首長の座に就きました。しかし彼は自己中心的で無能だったばかりでなく、それまで馴染みのない「ローマの芸術文化」を急速に取り入れようとしたため、バイキングに混乱が生じます。

英題の「Norsemen」は「ノース人」のことで、古代スカンディナビアに住んでいた人びとのことです。

シーズン1は2016年にノルウェーで放送され、2017年にNetflixから配信されました。

1話30分程度と短いので気軽に見ることができます。ただし下ネタやグロいシーンも多いので好みがわかれそうです。

第1話「凱旋」

バイキングの集落ノルハイムでは、口減らしのため高齢者を自殺させることにします。しかし彼らが死にたくないと言い出したため、彼らの処刑を命じられていた奴隷のカークは、高齢者たちを森へ逃がしました。

そんなとき、オラフ首長率いるバイキングの一団が、略奪の遠征から戻ってきます。オラフの代理を務めていた弟オームは、人々から無能と蔑まれ、祝宴にも招待されず疎外感を感じます。

屈強の戦士アルビッドは、財産のある生活に憧れていました。豊かな農地を持つオルバーに決闘を申し込むと、一刀のもとに両断し、彼の農地と妻リブを手に入れます。

口減らしのために老人を自殺させる様子や奴隷の首をはねる様子がさらりと描かれます。それらをコメディドラマとして許容できるかどうかで評価が変わりそうです。

第2話「逃走」

奴隷として連行されてきたルーファスは、ノルハイムを脱走します。森で別の部族を見つけて救援を求めますが、逆に捕まってしまいました。神への生贄として捧げられそうになっているところへ、ルーファスを追ってきたオラフ首長たちが現れます。オラフ首長は、別の部族の首長の耳をそぐと、ルーファスを連れ帰りました。

脱走した罰としてルーファスが地面に首まで埋められていると、オームがやってきてローマの文化に興味を持っているといいます。

一方、農地と妻を手に入れた戦士アルビッドは、妻リブがすすめる農地の管理や詩の朗読会に興味が持てません。

そんなとき、オラフ首長に耳をそがれた男が集落に忍び込んでくると、オラフ首領を小刀で刺して逃げ去ります。

第3話「弔い」

腹を刺され、死期が迫るオラフ首長は、戦士アルビッドを次期首長として考えていました。兄の考えを聞いたオームは、オラフを殺して自ら首長を宣言します。
その後、別部族の長ヤール・ヴァルグの使者がやってくると、オラフと約束していた西方への地図を要求してきました。しかしオームは地図のことは知りません。使者が不満を抱きながらも帰ると、オームは兄の遺品から地図を探し出します。

新たな首長となったオームは、ノルハイムを文化都市にするため、ローマ人ルーファスを改革の総監督に任命します。さっそくノルハイムに芸術的なオブジェを作らせようとしますが、材料の鉄が足りません。アルビッドの提案により、オームは他国への襲撃を計画します。

「血のワシ」と呼ばれる処刑方法や遺体を乗せたいかだに火矢を撃つ習慣は、本当にあったのだと思いますが、ドラマ「ヴァイキング〜海の覇者たち〜」のパロディのようにも見えておかしいです。

第4話「襲撃」

バイキングたちは他国を襲撃するため出航します。しかし武器の扱いや航海に不慣れなオームは口ばかりで足手まとい。しまいには船酔いし、男たちはオームに呆れます。そんな中、陸地を見つけました。久しぶりの襲撃に高揚するアルビッドとフローヤは、互いに心を通わせていきます。

無防備な聖職者や女性を襲撃する場面はなかなか容赦なく、嫌悪感を抱く人もいるでしょう。バイキングが漫画や映画などに取り上げられ、英雄のように描かれることもありますが、決して格好いいものだったわけではないと思わせてくれます。

一方、留守を任されたルーファスはノルハイムの改革に取りかかりますが、彼の高圧的な態度に住民たちは不満を募らせます。

ルーファスは奴隷にされて悲惨な男かと思っていたら、奴隷でなくなった途端威張り散らす嫌なやつでした。

第5話「攻囲」

オームたちは襲撃からノルハイムへ帰還しますが、オブジェの制作に必要な鉄のことを忘れていました。オームは鉄を得るため、バイキングたちに武器と防具を供出させます。

その後、オームとアルビット、奴隷のカークがルーファスの指導のもと演劇の練習をしていると、ヤール・ヴァルグの一団が襲ってきます。武器と防具のないノルハイムの男たちは戦うことができず、捕まって牢に投獄されます。しかし演劇の練習で女装していた3人は無事でした。アルビットは急いで武器を森に隠します。そしてオーム、アルビット、カークの3人は、ほかの女性たちと一緒に大広間に集められると、見張りの隙を見て脱出します。

第6話「決闘」

ヴァルグの襲撃から避難してきたオーム、アルビット、カークは、森に潜んでノルハイムの様子をうかがっていました。ヴァルグの目的が西方への地図ということがわかると、オームは地図を持ってヴァルグのもとへ向かい、自分だけ助かろうとします。しかし地図は偽物でした。本物の地図はアルビッドが持っていることを教えます。

アルビットは、森の中から逆襲の機会をうかがっていました。そして、奴隷のカークから、かつて逃がした高齢者たちのことを聞くと、彼らのもとへ向かい、森に隠していた武器を与えました。アルビットたちは反撃を開始し、牢に入れられていた仲間たちも解放すると、ヴァルグを撃退します。

どこかに隠れていたオームが現れると、ヴァルグの撃退を自分の手柄にしようとします。しかし人びとはオームが自分だけ助かろうとしたことを知っています。アルビッドが新たな首長に選ばれ、オーム、ルーファス、リブはノルハイムを逃げ出します。

ヴァルグを撃退し、オーム、ルーファス、リブも村を去ったので、まずはハッピーエンドといえそうです。しかしヴァルグやオームたちは復讐の機会をうかがっています。さらにフローヤといい感じになったアルビッドに、ヒルドルが子どもを身ごもったことを明かしました。いつの間にそんな関係になっていたのかわかりませんが、シーズン2でもめそうです。

（シーズン1 完）

次：シーズン2