ユートピア Amazon配信ドラマのあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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写真出典:IMDb
Amazonプライムオリジナルドラマ「ユートピア 〜悪のウイルス〜」を紹介します。

イギリスで2013年から14年にかけて放映されたTVドラマ「ユートピア」のリメイク作品です。

「ユートピア」という漫画では、謎のウイルスが蔓延するという世界の終末が描かれていました。SNSで知り合ったコミックマニアたちが、「ユートピア」に隠された暗号を解き明かし、世界を救おうとします。

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概要

原題:UTOPIA
制作:Amazon
配信年:2020年
対象年齢:16歳以上
殺人や拷問などの暴力的なシーンが多くあります。性的なシーンは1シーン程度あります。
出演: サッシャ・レイン、 ジョン・キューザック、 アシュリー・ラスロップほか
エピソード数:全8話(各話50分程度)

2014年に放映された英国ドラマを小説家・脚本家のギリアン・フリンが新たに書き起こしたリメイク作品。
ギリアン・フリンの著作には「KIZU―傷―」(2006年)や「ゴーン・ガール」(2012年)などがあり、「KIZU―傷―」は2018年にHBOから「シャープ・オブジェクツ」としてドラマ化、「ゴーン・ガール」は2014年に映画化されています。
本作では脚本のほかプロデュースも担当しました。

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あらすじ

世界の終末を描いた漫画「ユートピア」は、存在は知られていましたが、誰も見たことがありませんでした。それが見つかり、オークションに出品されるとSNSで知り合った若者のグループが手に入れます。
若者たちが伝説の漫画を手に入れて喜ぶ一方で、「ユートピア」を手に入れようとする組織が彼らに近づきます。

このときアメリカでは、突如発生した新型ウイルスによる感染症が猛威を奮っていました。
そして若者たちは、「ユートピア」に散りばめられた図柄や言葉が、今、起きていることとリンクしていることに気づきます。さらに彼らの前に、漫画の登場人物と同じ名前の女性が現れました。

北米のシカゴやセントルイスを舞台に、漫画「ユートピア」に隠された謎を解明し、人類を救うために若者たちが動き出します。

第1話「始まり」

亡くなった祖父から家を譲り受けたオリビアが恋人イーサンとともに引っ越してくると、家の中はゴミの山です。2人が片付けはじめると、漫画「ユートピア」の原稿を見つけました。

「ユートピア」は漫画「ディストピア」の続編です。主人公ジェシカ・ハイドが、ミスター・ラビットにさらわれてウイルスも研究させられている父親を救出するという物語です。
マニアの間では存在が知られていましたが、誰も見たことはありませんでした。

オリビアとイーサンは「ユートピア」についての知識はありませんでしたが、マニアに高値で売れると信じ、オークションに出品します。

シカゴで漫画同人誌の即売会「フリンジコン」が開催され、「ユートピア」を手に入れるためコミックマニアたちが集まります。
SNS上で連絡を取り合っていたイアン、ベッキー、ウィルソン、サマンサも会場となっているホテルに集合。はじめての会合に喜びますが、グラントはまだやってきません。
そしてホテルの1室でオークションが開かれると、参加者は1人ずつ順番に部屋に呼ばれました。サマンサたちはバーに集合し、オークションの結果を待ちますが、「ユートピア」はフィリップ・カーソンが落札します。
遅れて会場にやってきたグラントは、「ユートピア」をフィリップが手に入れたと知ってフィリップの部屋に忍び込みます。

「ユートピア」が高値で売れ、友人たちと祝宴を上げるイーサンとオリビアの前にアービーとロッドが現れ、「ユートピア」を要求してきました。しかし売れてしまったと知ると、2人はイーサンたちに薬物を投与します。そしてオークションの記録を手にして部屋を去ります。

そのころ、フィリップの部屋に忍び込んだグラントが「ユートピア」を見つけて手にすると、フィリップが部屋に戻ってきました。そこへオークションの記録に残されていた連絡先を見てアービーとロッドも現れます。
2人はフィリップを脅迫しますが、「ユートピア」が見当たりません。アービーはフィリップを射殺します。隠れて様子を見ていたグラントは、すきを見て部屋から逃げ出しました。
アービーとロッドは、オークションの記録から参加者たちが宿泊している部屋を訪ね、彼らを殺して回ります。

次々と射殺していく様子がなかなか過激です。ポップな音楽に乗せてごまかしていますが、見ていて嫌な気分になります。おもしろいんだろうか、このドラマ。

オークションの結果を知らないサマンサたちは、飲み直すためウィルソンの家へ向かい、アービーとロッドの襲撃から逃れます。

その後、注射を打たれて朦朧とするオリビアの前に女性が現れ、ジェシカ・ハイドだと名乗ると「ユートピア」を要求します。オリビアは助けを求めますが、ジェシカと名乗った女性はオリビアのスマホを奪うと立ち去ります。

そのころ北米では新型ウイルスによる感染症がニュースとなっていました。セントルイスの学校で集団感染が発生し、地域は隔離されます。

第2話「単なるファン」

コミックマニアのイアン、サマンサ、ベッキーはウィルソンの家にやってくると、庭に作った隠れ家に案内されます。そしてイアンがオークションで密かに撮影した「ユートピア」のページを見ていると、新型ウイルスについて描かれていることに気づきました。
全容を知りたくなったサマンサは、オークションの結果を確認するため、オリビアへの連絡をベッキーに頼みます。ベッキーがオリビアにメールすると、オリビアのスマホを手に入れていたジェシカがメールを受信します。

イアン、サマンサ、ベッキーがウィルソンを残して食事に出かけると、アービーとロッドがベッキーのスマホから発信された位置情報をもとにウィルソンの家にやってきます。そしてウィルソンの家族を惨殺すると、隠れ家を見つけました。
2人は1人残ってたウィルソンを拷問し、「ユートピア」の行方とジェシカ・ハイドの居場所を聞きますが、ウィルソンには質問の意味がわかりません。

拷問シーンが残虐。

アービーが隠れ家を出てウィルソンの家を調べている間にジェシカが現れ、ロッドを殺してウィルソンを救います。そこへイアンたちが戻ってくると、ジェシカは4人を連れて彼女の隠れ家へ向かいます。

ジェシカの隠れ家にやってくると、ジェシカは父親を探す手伝いをしてほしいといいます。ジェシカ・ハイドは漫画に登場する主人公の名前です。ジェシカの言っていることが理解できず、イアンが拒否して出ていこうとするとサマンサが説得しました。イアンが考え直すと、リーダーは2人いらないと言ってジェシカはサマンサを射殺します。

サマンサがドラマから退場しました。意外性を狙ったのかもしれませんが残念です。

そのころ、「ユートピア」を手に入れたグラントは自宅へ向かっていました。空腹を満たすため忍び込んだ家でアリスと出会い、アリスの家族に保護されます。

また、人工肉「シンプロ」を製造・販売するクリスティー研究所のCEOケヴィン・クリスティーは、ニュース番組の取材を受けていました。セントルイスで起きた集団感染は、学校で子どもたちがシンプロを食べたあとに発生しました。感染症の原因がシンプロにあるのではないかと疑われます。

第3話「火曜日の子供たち」

ジェシカたちはオリビアの葬儀へ参加し、遺族からオリビアの祖父が精神病患者から「ユートピア」の原稿を手に入れたことがわかります。
そしてオリビアの祖父の家へやってくると、「ユートピア」の作者が写った写真を見つけました。そこに写っていたのはジェシカの父親でした。
ジェシカの父親が収容されていた精神病院は、火災によって患者は全員亡くなっているはず。ジェシカは真相を確かめるため、「ユートピア」に登場する協力者アルテミスに会いに行くといいます。

浮浪者アルテミスに会ったジェシカは、父親のことはホームにいるミスター・ラビットが知っていると聞かされます。そしてアルテミスが死を望むと、ジェシカはアルテミスを絞殺しました。

アルテミスが死を望む理由がわかりません。過激な内容を狙っているのかと思いますが短絡的ではないでしょうか。

そのころアリスの家にいたグラントはSNSに投稿。仲間たちと連絡が取れて合流します。

一方、クリスティー研究所は新型ウイルスの発生源として捜査がはじまりました。しかしウイルスを研究するマイケル博士が新型ウイルスを発見したため、研究所は関係ないことがわかります。
マイケル博士はクリスティー研究所を訪ね、ワクチン開発への協力を申し出ました。しかしケヴィン・クリスティーから拒否されます。
不満を覚えた博士は、自分が作成したワクチンを試すため、隔離されているセントルイスへ向かいます。

その後ケヴィンのもとにアービーがやってくると、経過を報告します。

どうやらケヴィンが黒幕っぽいです。

第4話「苦しませないように」

ジェシカが父親のことを知るためには、ホームにいるミスター・ラビットに合う必要があります。グラントが手に入れた「ユートピア」の解読をはじめると、アルテミスが残した番号が電話番号であることがわかりました。該当する番号に電話すると、国土安全保障省のミルナー捜査官につながります。

ジェシカはミルナー捜査官のことを知らないため、罠かもしれません。指定された場所へイアンとベッキーを向かわせます。

待ち合わせ場所にはミルナー捜査官が待っていました。ミルナー捜査官は、9.11テロ事件のあと米国政府が細菌兵器を開発したといいます。そのときの科学者の中に、他国に情報を売ろうとするものたちがいました。彼らは「ハーベスト」と呼ばれ、リーダーがミスター・ラビットだといいます。

ミスター・ラビットの正体は誰も知りません。ただ、彼は中国にウイルスを売る契約をしましたが、中国が取りやめました。そのため報復として中国でウイルスを拡散し、中国政府に捕まりました。そのとき体に「兎」の文字の入れ墨を入れられ、名前の由来となりました。
その後ミスター・ラビットは釈放されましたが理由はわかりません。ミルナー捜査官はミスター・ラビットの反応を楽しむためのゲームだろうといいます。

その後ジェシカたちはホームの場所を知るため「ユートピア」の解読を続けますが、ページが欠けていました。グラントは一部をアリスにあずけていたのです。

一方クリスティー研究所は、マイケル博士が北米で蔓延する新型ウイルスを手に入れることを阻止したいと考えています。
また、「ユートピア」を手に入れようとしていました。アービーからの情報で少年が持っていることはわかっていますが、彼の名前がグラントであることは知りません。
ケヴィン・クリスティーの息子トーマスは、世間の子どもたちを殺し、親たちに危機感を抱かせることで少年をおびき出す作戦を考えます。しかし研究員のカーラは反対しました。

ケヴィン・クリスティーは施設で孤児や養子を養っています。アービーは施設の子どもの1人にグラントの格好をさせると、一緒にカーラの家に向かいました。そしてカーラの一家を惨殺すると、グラントが起こしたかのように現場を捏造します。

セントルイスにやってきたマイケル博士は医師だというデイルと知り合いました。そして汚染区域(ホットゾーン)へ入ることが突然許可されます。

第5話「発注番号2472」

セントルイスの汚染区域に入ったマイケル博士は、デイルの娘シャーロットが隔離されているテントに案内されました。そしてデイルからシャーロットへのワクチン投与を懇願されます。
マイケル博士がワクチンを取りに向かうと、シャーロットの双子リリーがテントに入ってきました。シャーロットとリリーが自分たちの使命について確認しているところにケヴィンがやってくると、シャーロットに薬物を飲ませます。
ケヴィンとリリーが去るとマイケルが戻り、ワクチンを投与しました。

しばらくしてワクチンの結果を見るためマイケル博士がシャーロットを検診すると、シャーロットはすっかり健康になっていました。実はこのシャーロットは双子のリリーが成り代わったものです。本物のシャーロットはケヴィンが飲ませた薬物によって亡くなり、密かに処分されました。しかしそのことを知らないマイケル博士は、自分のクチンの効果を喜びます。
デイルはシャーロットが治ったと演技し、ワクチンが見つかったことが報道されます。

FDA(食品医薬局)の職員が現れ、民衆の前でワクチンの許可が降りるまでには時間がかかることを説明していると、ケヴィンがやってきてワクチンの早急な承認を訴えました。民衆はケヴィンの行動に感動します。

そしてカーラ家で起きた事件もグラントの犯行として報道されていました。ジェシカたちは犯行がグラントによるものではないことを知っています。しかし不安を覚えたイアンがネットで調べると、家族が中毒で重体になっていることがわかりました。ウィルソンも自分の家族が殺されたことを知ります。イアンたちが危機感を強め、ジェシカは急いですべての「ユートピア」を手に入れるため、グラントとともにアリスの家へ向かいました。

そのころアリスはニュース番組を見てカーラ家で起きた事件を知ります。容疑者としてグラントのことが報道されると、アリスの母親は警察に連絡しました。警察の無線を盗聴していたアービーは、グラントに関する情報が見つかったことに気づきます。

アリスの家に警察がやってきますがアービーも現れます。そしてアービーは警察とアリスの母親を射殺。しかしアリスを殺すことはできません。
そこへジェシカとグラントがやってきます。アービーに気づかれて戦いになりますが、アービーは目的意識を失ったといって戦いを放棄。アリスが持っていた「ユートピア」の残りをジェシカに渡して立ち去ります。

アービーの善人の面が見えますが、ここまでかなりひどいことをしているので、過去に何かあったとしての好きになれそうにはありません。

第6話「使命に敬意を」

セントルイスではマイケル博士のワクチンが認可されたため、解決ムードが広がっていました。
そこでマイケル博士が回復したシャーロットを訪ねると、博士は違和感を抱きます。屋内はきれいで生活感はありません。まるで新居のようです。食器などもありませんでした。
デイルやシャーロットは本当の家族ではありません。クリスティー研究所によって設定されたもので、家も用意されたものですが、博士は知りません。

ジェシカとグラントはアリスを保護し、仲間のところへ連れてきます。「ユートピア」のすべてページが揃い、コミックマニアたちは解読を進めますが、ホームの場所はわかりません。
しかしテレビに映るマイケル博士は、精神病院の写真にジェシカの父親と一緒に写っていました。マイケル博士がミスター・ラビットの可能性があります。

一方、計画に不安を覚えたデイルが自殺します。
そのことが報道されると、クリスティー研究所のトーマスは取材に備えて急遽デイルの経歴を作り、SNSやブログで発信しました。ニュースを見ていたマイケル博士は、デイルの経歴が定形すぎることに疑問を抱きました。さらにウイルスの広がり方が不自然で、配達されているかのように人工的です。
不信感を抱いたマイケル博士がマスコミに伝えようとすると、妻のコリーンがマイケルを殴って昏倒させます。

アリスの家を訪れたとき、「ユートピア」を見たアービーは、漫画に登場するモンスターが自分のことだと気づいて落ち込みます。そしてケヴィンを訪ねると、自分の過去について尋ねました。アービーは、自分の名前も本名ではないことを知ります。アービーとは、レーズンボーイ(Raisin Boy)の頭文字だったのです。

第7話「しゃべりすぎると痛い目を見る」

マイケル博士が意識を取り戻すと、偽の犯罪歴が用意されていました。妻のコリーンは、ケヴィン・クリスティーの指示で博士を監視していたのです。コリーンはマスコミに余計な情報を流さないように博士を脅迫します。

そこへ博士をミスター・ラビットと考えるジェシカたちが侵入してきました。博士を取り押さえて調べますが彼がミスター・ラビットであることを示す証拠はありません。しかし博士の告白によってコリーンが工作員だとわかり、コリーンが襲ってきました。ジェシカと乱闘になり、アリスが銃を拾ってコリーンを射殺します。

その後ジェシカたちは博士を拷問してミスター・ラビットやホームについて聞き出そうとします。博士は何も知りませんでしたが、ウイルスが移動動物園を使って配達されているという仮説を明かします。

ジェシカたちは移動動物園に侵入し、ウイルスの感染源と考えられるウサギを盗み出すと博士がウサギを検査しました。このときジェシカはウサギに指を噛まれてしまいますがみんなには黙っています。
そして検査の結果、ウサギは確かにウイルスを保有していましたが、マイケル博士が発見したウイルスとは違うことがわかります。しかしマイケル博士がシャーロットに処置したワクチンは効果があったはずです。
ケヴィン・クリスティーは、研究所で開発したワクチンを、マイケル博士が開発したワクチンと偽って売ろうとしています。ケヴィンこそミスター・ラビットに違いありません。

ジェシカたちはFDAによるワクチンの販売許可を取り消させるため、国土安全保障省のミルナー捜査官を訪ねました。ジェシカたちはケヴィンの野望について説明しますが、ミルナーは、FDAがすでに許可している上、ケヴィンを信用しているため話を信じません。

一方、デイルが自殺したことに関して、シャーロットは父親の精神的な弱さや虐待があったことなどをマスコミに伝えます。その映像を見たケヴィンは、脚本にない言動を繰り返すシャーロットに不安を覚え、アービーに彼女の始末を命じます。
アービーはシャーロットの暗殺を試みますが、自分のこれまでの行動に疑問を抱いていたため、シャーロットを殺さずにケヴィンのもとへ連れていきました。
ケヴィンとともにニュース番組に出演したシャーロットは、ケヴィンに引き取られることになって感謝していると述べます。

ミルナーの協力を得られなかったジェシカたちは、マイケル博士の家に戻ってくると、クリスティー研究所の襲撃を計画します。そのとき、家の前に拘束されたケヴィンが放置されます。

第8話「生きろ ジェシカ・バイド」

ケヴィンを放置していったのはアービーでした。ジェシカたちがケヴィンを調べると、背中には「兎」の入れ墨。ケヴィンがやはりミスター・ラビットでした。
拘束されたケヴィンは、双子を使ってマイケル博士を騙したこと、さらにベッキーの持病は幼少期にクリスティー研究所が感染させたことを明かしました。
そんな中、アリスが「ユートピア」のページを並べると、ウイルスの図柄が浮かび上がりました。ケヴィンは、新たなウイルスの存在が知られることを恐れたため「ユートピア」を手に入れて消去しようとしていたことを明かします。

ジェシカたちはケヴィンを脅し、目的を問い詰めます。クリスティー研究所は、自分たちで開発したクチンを広めることでワクチンに含まれるウイルスを拡散させようとしていました。ウイルスに感染すると、人間の生殖機能が長期間停止するといいます。ケヴィンの目的は、爆発的に増え続ける人類の増加を食い止めることでした。食糧問題やエネルギー問題などを抱える人類にとって、人口の管理こそが救済につながると主張します。
そしてジェシカの父親にとってジェシカは実験体に過ぎなかったといいます。

そのころ外では、ケヴィンを救出するための部隊が派遣されてきますが、アービーが撃退していました。

夜が明け、イアン、ベッキー、グラント、アリス、マイケル博士は研究所を襲撃。出荷前のワクチンを破壊します。しかし逃走中、巡回中の警察が現れ、グラントが捕まってしまいます。ベッキーは逃げ出し、イアンとアリスは離れていたため難を逃れました。

途中からイアンたちと別に行動していたマイケル博士は、研究所でウイルスの母体を破壊しました。しかし研究心を抑えることができず、母体を1つだけ持ち出します。

ベッキーが警察から逃げていると、ウィルソンが車でやってきます。ベッキーが車に乗り込むと、運転していたのは研究所の職員でした。ケヴィンも同乗しています。
ウィルソンはケヴィンの暴露映像を撮影していたはずですが、ケヴィンに懐柔されて裏切ったのです。
そしてケヴィンは、ジェシカが向かったと思われるホームへ向かうといいます。

ジェシカはアービーに案内されてホームへやってきます。かつて育った家へやってくると、ミルナー捜査官が待っていました。彼女の腕に「兎」の入れ墨があることに気づき、ジェシカはミルナーを倒そうとしますが、朦朧として倒れます。移動動物園でウサギに噛まれたとき、ウイルスに感染し、感染症が発症したのです。
ミルナーが倒れたジェシカの背中をはだけると、何種類ものウイルス菌が根付いています。ジェシカの体は、さまざまなウイルスの菌床となっていました。
そしてミルナーは別の部屋にやってくると、「娘を見つけた」といって1人の男性に話しかけます。

(シーズン1 完)

ケヴィンの背中にも「兎」の文字の入れ墨がありました。ミスター・ラビットは2人いたということらしいです。なんか納得できません。
視聴者は漫画「ユートピア」を見ることができません。なので推理できないが残念。登場人物たちが「この図柄はウイルスだ」とか「これはどこそこを表している」とか言っても唐突感があります。
登場人物に共感できません。ジェシカ・ハイドもアービーも平気で殺人や拷問を行います。悲惨な過去があるようですが、同情する気になれません。
2020年11月、シーズン1での打ち切りが発表されました。打ち切りの明確な理由は公表されていませんが、現実世界がコロナウイルスの驚異に困惑する中、リアル感のある内容だった反面、陰謀論などを扱い、何かと注目、批判されていたようです。
続編ありきの最終回だったため、どのような結末を想定されていたのか知りたくは思います。残念。

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登場人物

ジェシカ・ハイド

演:サーシャ・レイン
漫画「ユートピア」に登場する女性ですが、実在していました。
ミスター・ラビットに誘拐され、ウイルスを研究させられているという父親を探します。

過去のことはほとんど覚えていないようです。
父親に実験され、体中にウイルスが根付いています。

ベッキー

演:アシュリー・ラスロップ
コミックマニアグループの1人。
大学院生。
幼少時、ウイルス「ディールズ」に感染し、感染症に苦しんでいます。「ユートピア」を解読することで治療できると考えています。
クリスティー研究所の実験により感染させられたことがわかります。

イアン

演:ダン・バード
コミックマニアグループの1人。
保険会社の営業マン。
ベッキーに恋しており、彼女のために「ユートピア」の謎を解き明かそうとします。

ウィルソン

演:デスミン・ボルヘス
コミックマニアグループの1人。
家族と住んでいますが、庭に地下室を作り、世界の陰謀について研究しています。
アービーとロッドに襲われたとき、拷問を受けて片目を失います。

サマンサ

演:ジェシカ・ローテ
コミックマニアグループの1人。
清掃会社に勤める女性。
「ユートピア」の謎を解明しようとするグループのリーダー的存在でしたが、リーダーは2人いらないというジェシカに殺されます。

グラント

演:ジェフォン・ウォルトン
コミックマニアグループの1人。
カンザスシティに住む11歳の少年ですが、SNSでは大人を装っていました。

アリス

演:ファラ・マッケンジー
グラントが出会った少女。孤児ですが、養母とともに平凡に暮らしていました。
グラントが「ユートピア」の一部を置いていったため、アービーに襲撃されて養母を失います。

ケビン・クリスティー

演:ジョン・キューザック
人工肉「シンプロ」を製造・販売する製薬会社クリスティー研究所のCEO。
施設で多くの孤児や養子を養っています。

新型感染症を流行らせ、研究所が開発したワクチンを広めようとしています。そのため、本来は新型感染症に効果のない、マイケル博士が開発したワクチンを効果があるように偽装し、自社ワクチンをマイケル博士が開発したワクチンとして広めようとしていました。
研究所のワクチン内には別のウイルスが含まれており、そのウイルスに感染した人間は生殖機能を失います。人口増加を制限することで人類が救われると考えています。

トーマス・クリスティー

演:コーリー・マイケル・スミス
ケヴィン・クリスティーの息子。

アービー

演:クリストファー・デナム
ケヴィンの施設で育てられ、ケヴィンに従う男性。
喘息持ちですが俊敏で、高度な射撃術と格闘術を身に付けています。
次第に自分の行動に疑問を抱くようになり、ジェシカに協力します。

ロッド

演:マイケル・B・ウッズ
アービーの相棒。

マイケル・スターンズ

演:レイン・ウィルソン
ウイルスを研究する博士。
北米で発生した新型感染症のウイルスは、クリスティー研究所の陰謀によって自分が発見したウイルスであると信じていました。

コリーン・スターンズ

演:ジェニーン・セラレス
マイケルの妻。
ケヴィン・クリスティーに命じられ、マイケル博士を監視していました。

カーラ

演:フィオナ・ドゥーリフ
クリスティー研究所の研究員。
トーマスの計画に反対したため、一家ともども惨殺されます。

ミルナー

演:ソーニャ・ソーン
国土安全保障省の捜査官。

デイル

演:ティム・ホッパー
シャーロットの親を自称する男性。
セントルイスでマイケル博士と知り合います。

シャーロット/リリー

演:ヘイリー・ロビンソン
デイル・ワーウィックの娘とされる女性。
本物のシャーロットは新型感染症にかかって命を落としますが、双子のリリーがシャーロットに成りすまします。

オリビア

演:マヤ・カザン
イーサンの恋人。
祖父から相続した家で漫画「ユートピア」の原稿を見つけます。

イーサン

演:ケイラム・ワーシー
オリビアの恋人。
漫画「ユートピア」の原稿を手に入れ、オークションに出品します。

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ドラマを見る

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