アウターレンジ シーズン2 Amazon配信ドラマのあらすじ ネタバレ 登場人物を紹介

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Amazonプライムオリジナルドラマ「アウターレンジ 〜領域外〜」のシーズン2を紹介します。現代の北米を舞台に、時間軸の異なる世界につながる巨大な穴をめぐる人々の様子が描かれるSFミステリドラマです。

シーズン2は、シーズン1の直後からはじまります。ストーリーは繋がっているので、シーズン1をあらかじめ見ておくことをおすすめします。

2024年7月。打ち切りが発表されました。

前:シーズン1

概要

原題:Outer Range
制作:Amazonスタジオ(Amazonプライムオリジナルドラマ)
配信:2024年
全7話(各話50-60分程度)
年齢制限:16歳以上

シーズン1は、全8話、毎週2話ずつ配信されましたが、シーズン2は全7話がいっきに配信されました。シーズン1に比べ、エピソード数は減っています。しかし各話の時間が数分ずつ長い気もするので、全体としてはちょうど同じぐらいの時間かもしれません。

登場人物の紹介のあと、あらすじと各話を紹介します。

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登場人物

ロイヤル・アボット

演:ジョシュ・ブローリン、クリスチャン・ジェームズ(青年期)、ティーガン・アルボガスト(少年期)
米ワイオミング州ウォバングにある牧場の牧場主。
1878年生まれ。1886年(8歳のとき)、穴を通って1968年にやってきました。アボット家に迷い込み、住み込みで働くようになると、セシリアと結婚して牧場を継ぎました。

セシリア・アボット

演:リリ・テイラー、メーガン・ウェスト(青年期)
ロイヤルの妻。敬虔なクリスチャン。
アボット家に起こるトラブルに頭を悩ませています。

ペリー・アボット

演:トム・ペルフリー
ロイヤルの長男。
失踪した妻レベッカのことでトレヴァー・ティラーソンと口論から殴り合いになり、トレヴァーが亡くなる原因となりました。

レベッカ・アボット

演:モネット・モイオ
ペリーの妻。
失踪していましたが、シーズン1の最後に現れてエイミーを連れ去りました。

シーズン1とは役者が変わっています。

エイミー・アボット

演:オリーブ・アバクロンビー
ペリーとレベッカの娘。

レット・アボット

演:ルイス・プルマン
ロイヤルの次男。

マリア・オリバレス

演:イザベル・アライザー
レット・アボットの恋人。

オータム

演:イモージェン・プーツ
アボット家の牧場に現れた女性。
シーズン1のラストで、彼女はエイミーであることが判明しました。

ウェイン・ティラーソン

演:ウィル・パットン、ダニエル・アベレス(青年期)
アボット家の牧場に隣接する同業者。アボット家の土地の一部の領有権を主張しています。

ルーク・ティラーソン

演:ショーン・サイポス
ウェイン・ティラーソンの次男。長男トレヴァーは、シーズン1で、ペリー・アボットとの喧嘩がもとで亡くなりました。

ビリー・ティラーソン

演:ノア・リード
ウェイン・ティラーソンの三男。

パトリシア・ティラーソン

演:ディードル・オコーネル
ウェインの別居中の妻。

ジョイ

演:タマラ・ポデムスキー
ウォバングの保安官代理。
マーサとパートナーの関係にあり、ローズという娘がいます。

マーサ

演:モーニングスター・アンジェリン
ジョイのパートナー。

ケン牧師

演:ジョニー・シード
教会の牧師。

ルイス

演:ウィリアム・ベロー
ウォバングの住民。

ビントゥ博士

演:イルサ・デイリー・ウォード
ワイオミング大学・地質学の教授。アボット家の土地に興味を示します。

リーヴァイ・サムナー

演:ブランドン・ステイシー
ロイヤルの父親。

アリス・サムナー

演:サラ・ミニヒ
ロイヤルの母親

フォーリングスター

演:キンバリー・ガレロ
現代から19世紀の北米に迷い込んだ女性。
英語が話せるため、ショショーニ族の集落で、白人との交渉役として生活しています。

シーズン1のおさらい

ロイヤル・アボットは、少年時代、偶然発見した穴を通って過去から現在へ現れました。そのことは誰にも明かしていませんが、どこかからやってきた女性オータムが、自分のまわりを調べはじめました。ロイヤルは警戒します。そんなとき、息子のペリーが酔った勢いでトレヴァーを殺害してしまいました。ロイヤルは、遺体を穴に破棄して事件を隠蔽しようとしますが、オータムが密かに見ていました。オータムがロイヤルを殺人犯として告発しようとしたため、ペリーは自白。孫娘のエイミーも行方不明となり、アボット家に不運が続きます。オータムを危険と考えるロイヤルとオータムが撃ち合いになると、突然現れた牛(バイソン)の暴走に巻き込まれました。倒れたオータムの額の傷を見たロイヤルは、彼女は孫のエイミーが成長した姿だと気づきます。

あらすじ

ロイヤルは怪我したオータムを家へ連れていきますが、オータムは幼い頃の記憶がないためエイミーかどうかわかりません。また、ペリーの裁判が始まりますが、行方不明です。アボット家は莫大な保釈金を支払うか、担保となっている土地を手放す必要がありました。

過去に迷い込んだジョイは、先住民の土地に馴染んでいきます。

ペリーは過去に現れ、結婚前のロイヤルとセシリアに出会います。

第1話「ウォバングの夜」

・メインストーリー
シーズン1直後。ロイヤルは、怪我したオータムを家へ運びました。妻セシリアにオータムはエイミーが成長した姿だと説明しますが、セシリアは信じません。セシリアは、エイミー捜索の近況を知るため警察署へ向かいます。オータムは意識を取り戻しますが、オータム自身も自分がエイミーだと信じることができません。オータムは、幼いときの記憶がなかったからです。

このとき、ウォバングの町は、突然現れたバイソンの暴走で混乱していました。人々であふれる警察署にやってきたセシリアは、住民の一人から、ロデオ会場でレベッカとエイミーを見かけたという話を聞きます。ルイスの家へ向かいますが、レベッカの姿はありません。家に戻ると、ロイヤルから彼が1878年生まれだということを聞かされます。

ルイスが何者なのかよくわかりません。

ルークは、シーズン1の最後に穴からバイソンを出現させました。騒ぎが収まり、ルークが家へ戻ると、父親ウェインから弟ビリーが撃たれたことを聞かされます。二人は病院へ向かいますが、ビリーの意識は戻りません。

ビリーはシーズン1の最後。オータムと協力してロイヤルを襲いましたが、反撃されて銃弾に倒れました。ウェインはシーズン1で脳梗塞を起こして倒れましたが、回復したようです。

シーズン1で、町を出ようと車を走らせていたレットとマリアもバイソンの暴走に巻き込まれました。騒ぎが収まると、車で町を出ていきます。

・ジョイ
シーズン1でレベッカを捜索していたジョイ保安官代理は、山中で鉱物のあとを発見。たどっているうちに過去の西部に迷い込みました。そして先住民に接触します。

・ペリー
シーズン1でオータムから穴の存在を聞いたペリーは、穴のことをロイヤルに確認。ロイヤルが穴を通って過去からやってきたことを聞くと、自ら穴に飛び込みました。

穴に飛び込んだペリーは、自分がいつの時代にいるのかわかりません。アボット家にやってくると、結婚前のロイヤルとセシリアがいます。とっさにベン・ヤンガーを名乗り、仕事を求めますが、怪しまれて追い出されました。

タイトルのウォバングは、ドラマの舞台となっている架空の町です。

第2話「跡をたどっって」

・メインストーリー
ロイヤルはセシリアに穴を見せようとしますが、穴はなくなっていました。しかしワイオミング大学と彫られた計測器具を発見。ワイオミング大学へやってくると、ビントゥ博士は、無断でアボット家の土地を調査したことを認めました。博士は、時間は定量的だとする学説を主張し、土地に興味を示しますが、ロイヤルは関わらないように警告して去ります。

オータムは、養子であることをセシリアに明かしました。セシリアは、レベッカがルイスと不倫関係にあることを知り、アボット家から追い出すようなことを言ったことを明かしました。

セシリアは第1話でなぜルイスを訪ねたのだろうと思っていましたが、レベッカの浮気相手だったようです。

病院では、ビリーの意識が戻ります。ウェインやルークは、ロイヤルに撃たれたことを聞きます。

ウォバングの町を出てきたレットとマリアでしたが、目的と反対方向だたっため、道を戻ってウォバングを通過します。レットはバーの駐車場に兄ペリーの車を見つけました。兄に別れの挨拶をしようとして店内に入ると、ロイヤルがいました。エイミーとペリーが行方不明になったことを知ると、町を出ることを一旦あきらめ、家族を助けることにします。

・ジョイ
ショショーニ族に迎えられたジョイ保安官は、英語が話せるためにショショーニ族と白人との仲介役をしているフォーリングスターと知り合いました。彼女はジョイと同様、未来から来た人物であり、この時代が1882年であることがわかります。

・ペリー
ペリーは町でロイヤルに遭遇しました。穴を通ってきたことを明かすと、ロイヤルは、ペリーを牧場で雇うことにします。ペリーがアボット家にやってくると、ウェインとセシリアが恋仲なことを知ります。

第3話「それぞれの傷」

・メインストーリー
シーズン1で、ペリーはトレヴァー殺害を自白したため逮捕されましたが、アボット家は土地を担保にペリーを保釈していました。しかし今、ペリーは行方不明です。ペリーの裁判が開かれますが、ペリーが出廷しないため、アボット家は、保釈金50万ドルを支払うか、担保となっている土地を手放す必要があります。セシリアは銀行を頼りますが、融資を断られてしまいました。

融資を断られたセシリアの捨て台詞「ハエに気をつけて。腐った生き方をすると寄ってくる」がかっこいい。

その後セシリアは、ティラーソン家を頼りました。ウェインは、援助の条件として、アボット家の牧草地と、ロイヤルがセシリアと結婚したことへの謝罪を要求してきました。条件を聞いたロイヤルは拒否。気持ちを鎮めるため車を走らせると、激しい頭痛がします。穴が復活していました。穴からジョイが出てきます。

・ペリー
ロイヤルは、ペリーを帽子屋に連れていきます。店主は高齢の女性でした。彼女はロイヤルの妹の孫でした。ロイヤルは、ぺりーに以前の時間には戻れないことを覚悟させます。

その後、ペリーが酒場にやってくると、女性と遊んでいるウェインを見かけました。ペリーは、トイレで遭遇したウェインを殴り倒します。

酒場で酔った男たちが歌っているのは坂本久さんの「上を向いて歩こう(英題:スキヤキ)」です。1960年代のアメリカでも流行しました。

第4話「ジョイへの叙情詩」

1886年。ジョイがタイムトリップしてきてから4年が過ぎていました。

ショショーニ族の少女が、狩りの最中に白人の土地に踏み入ってしまい、捕まってしまいます。ジョイが救出しますが、怪我を負いました。白人たちが追ってきます。幼いロイヤルも父親リーヴァイと一緒に追手に加わっていました。ジョイを追い詰めたリーヴァイは、ロイヤルに、ジョイを射殺するように命じます。ロイヤルは、高慢で横暴な父親を射殺すると、逃げ出しました。ロイヤルが地面に現れた穴に飛び込むと、追ってきたジョイも続きます。

ジョイは現代に帰ってきました。

シーズン1で語られたロイヤルの記憶は、狩猟中に誤って父親を撃ってしまったというものでした。少し違うようです。ロイヤルの記憶違いなのか。異なる時間軸が発生しているのか、わかりません。

第5話「この世は舞台」

穴から出てきたジョイは怪我をしていました。ロイヤルは、先住民の居留地の病院へ連れて行きます。ジョイは、過去に行っていたこと。そこで少年時代のロイヤルに助けられたことを明かします。

ロイヤルがウェインによる資金援助の条件を拒否したため、アボット家は土地を手放さなくてはなりません。オータムは、悲嘆するセシリアを助けたいと思い、教会へ連れてきました。敬虔な信者であるセシリアを救うように牧師を説得します。しかし教会の協力を得ることはできませんでした。

セシリアはオータムを連れてルイスの家へやってくると、先日銃で脅迫したことを謝罪。ルイスはレベッカに連絡を取りました。セシリアはエイミーと電話で話すことができましたが、エイミーは母親レベッカが家を出たのはセシリアのせいと聞かされていました。エイミーがセシリアを拒絶したため、セシリアはショックを受けて帰宅します。

セシリアとオータムが家に戻ると、ルークが待っていました。ルークは、ビリーの部屋で見つけた鉱物をオータムに渡し、口にして見えたものが何かを教えてほしいと言って去っていきます。鉱物を口にしたオータムは、エイミーとしての記憶がよみがえります。

ロイヤルは帰ってくると、セシリアに穴が復活したことを教え、案内します。

ロイヤルが過去から現れて数十年。大きな動きはなかったのだと思うのですが、なぜ今、穴の動きが活発なのか気になります。

 

第6話「背中合わせ」

・メインストーリー
ロイヤルとセシリアが穴から家に戻ると、オータムがトランス状態になり、壁一面に落書きしていました。ロイヤルは、オータムの額の傷が消えていることに気づきます。

牧師がやってくると、アボット家のために町の資産家たちが融資してくれることになったといいます。牧師がオータムの言葉に感化され、動いた結果でした。

土地を手放す必要はなくなりました。ロイヤルとセシリアは、ルイスのもとにやってくると、脅迫してレベッカについて聞き出します。フォーウィングのエコーズと呼ばれる施設にいることがわかりました。

レットがカフェで休んでいると、ビントゥ博士が現れます。ロイヤルとの仲介を依頼してきますが、レットは拒絶します。

オータムは、ルークを呼び出すと、自分がエイミーであることを明かしました。エイミーを連れ戻す必要があるといって協力を求めます。ルークは、ビリーの様子を見るためいったん家へ戻りました。ルークとビリーはオータムを巡って口論。ルークは勢いでビリーを殺してしまいます。その後、オータムのもとへ戻ってくると、オータムの指示に従って南へ向かいます。

・ペリー
セシリアが、ペリーに殴られて怪我をしたウェインを連れてきます。ペリーは、謝るふりをしてウェインが軽薄なことを暴露しました。

その後、ペリーは酒場でウェインと彼の仲間に待ち伏せされました。喧嘩になると、ロイヤルに助けられます。ロイヤルは、穴が復活したといいます。

両親の若い頃に関与して仲を取り持つあたりがバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいでおもしろい。

第7話「無垢との決別」

・メインストーリー
ウェインは、ビリーの遺体を見つけると、屋敷に火を放ちました。その後、穴のもとへやってくると、自分の人生がなぜ狂ってしまったのか。穴に問いかけます。ウェインは何かを見て感動し、穴に飛び込みました。

オータムとルークは、施設にやってくるとレベッカとエイミーを見つけました。オータムは、ルイスと不倫関係にあったことをエイミーに暴露するといってレベッカを脅迫。エイミーを引き取ると、アボット家へ帰るといって穴へ向かいます。

ロイヤルとセシリアも施設にやってきますが、オータムがエイミーを連れ去ったあとでした。ロイヤルはジョイに連絡し、オータムの計画を止めるように頼みます。

オータムとルークが、エイミーを連れて穴へやってきました。ジョイが待ち伏せしています。オータムがエイミーを盾にして穴に近づきます。ジョイはオータムを撃ちました。オータムは倒れますが、反動でエイミーが穴に落ちてしまいます。

撃たれたオータムは病院へ運ばれますが、命を引き取ります。しかし、穴に落ちたエイミーがどこかで目覚めると、オータムは息を吹き返します。

エイミーは旅行者に発見されますが、記憶がありません。名前を尋ねられると、オータムと答えます。

ロイヤルは、オータムを追う途中、激しい頭痛に襲われて意識を失いました。病院で目覚めると、ジョイからエイミーが穴へ落ちたこと。オータムが一度死んで蘇ったことを聞かされます。やってきたセシリアと抱き合うと、意識を失っているときに聞いた「運命であり、はじまりに過ぎない」というオータムの言葉が脳裏をよぎりました。

レットは、ビントゥ博士と取引し、ロイヤルに仲介する約束をします。

マリアは、銀行のお金を横領します。

・ペリー
穴を案内されたペリーは、穴に入るかどうか悩んでしました。ロイヤルは、戻るように言ってペリーを穴に突き落とします。

ペリーは現代に帰ってきました。自分が消えた数日前。トレヴァーを殺してしまった夜です。ペリーは、事件を防ぐため、トレヴァーと過去の自分の喧嘩の仲裁に入りました。しかし過去のペリーが殺されてしまいました。トレヴァーは動転して逃げ去ると、ペリーは自分の遺体を運び出し、穴に落とします。

結局穴は何なんだろう。時間が目に見えるものだというのはいいんだけど、なんで穴が開くのか謎。偶然ってことなんだろか。

(シーズン2 完)

前:シーズン1

2024年7月。打ち切りとなりました。結局穴が何だったのかわかりません。たぶん神秘的なものであって、当初から科学的な説明は考えられていなかったと思うのですが、残念です。

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