三国志 Secret of Three Kingdomsのあらすじを紹介 第51話-第54話

中国ドラマ
スポンサーリンク

 にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ

曹操は丞相、魏公へと地位を登り詰め、栄華を極めます。先帝の遺臣たちは劉平の意に反して巻き返しを図りますが、かなわぬまま楊彪は隠遁、唐瑛と伏完は命を落としました。

唐瑛を失った司馬懿は劉平の前から去り、曹操は反乱を起こした伏完の娘である皇后・伏寿の引き渡しを迫ります。

さあ、どうなる漢王朝。

中国ドラマ「三国志 Secret of Three Kingdoms(原題:三国機密之潜龍在淵)」。第51話-第54話(最終話)を紹介します。長かった。

スポンサーリンク

第51話「伏寿との別れ」

崔琰の計画を止めた劉平が外に出ると、潜龍観(せんりゅうかん)が突然崩れはじめました。劉平は建物内に飛び込んで崔琰を助けますが、柱が倒れてきます。2人が柱の下敷きになりそうになったとき、満寵が体を張って守りました。

劉平と崔琰は助かりましたが、崔琰は死ねなかったことを悔やみます。劉平はともに生きて平和の世を見ようと説得しました。そして満寵は、劉平こそ郭嘉が理想とした皇帝であることに気づきます。

そのころ謀反を起こした伏完の娘である伏寿のもとに曹丕司馬懿がやってきます。そして司馬懿が用意した毒を口にした伏寿は命を落とします。

伏寿が亡くなり、孔融曹操に抗議すると、曹操は孔融の一族の処刑を命じました。

そして伏完の謀反について調査がはじまると、楊修は父・楊彪が伏完に送った手紙を見つけます。伏完との関係を隠すため手紙を処分しようとして司馬懿に見つかりました。

手紙が発見されたことで楊彪と伏完が共謀していたことがわかり、曹操は楊彪の処刑を命じます。楊修は隠遁した父の身代わりを申し出、処刑されます。

楊修の最後でした。楊修が司馬懿に対抗意識を持っていたのはわかるのですが、ドラマを通して彼の動きがよくわかりませんでした。

さらに荀彧と伏完がやりとりしていた手紙も見つかりました。荀彧は伏完を説得して計画をやめさせようとしていたのですが、謀反の計画を知っていたことになります。曹操は伏完の謀反について黙っていたことを責めます。

スポンサーリンク

第52話「新皇后誕生」

曹操に責められた荀彧は、劉平と曹操の板挟みになって苦しんできたと言います。そして曹操のもとを去ると自ら命を絶ちました。

どんどん亡くなる。

信頼していた荀彧が自害したため曹操は悲嘆します。そして頭痛に悩まされるようになると、娘の曹節に劉平に嫁いで皇后になるよう命じました。

一方、伏寿の葬儀が行われ、劉平が別れを惜しんでいると司馬懿が現れます。2人きりになると、司馬懿は伏完に最後に会ったとき、楊彪と荀彧あての手紙を書かせたことを明かしました。伏完と楊彪、荀彧の関係を曹操に疑わせるためです。そして楊彪と荀彧を処刑させることで、曹操の評価を落とす考えでした。

司馬懿の計画は成功しましたが、劉平は誰も死なすことはできないといって怒りました。司馬懿はそれでは死んでいった忠臣たちが納得しないと言って去っていきます。

劉平はみんなを救うと言いますが、結果的には誰も救えていないように思えます。

その後、劉平の前に曹節がやってきました。曹節は、郭嘉の手紙を処分しなかったため今の悲劇が起こっているといって責任を感じていました。そして自分が皇后になることで漢王朝と曹家の争いを終わせたいと願います。劉平は曹節を皇后に迎えます。

かつて司馬懿が唐瑛とともに住もうと考えていた山奥の屋敷には伏寿の姿がありました。伏寿は生きていました。
司馬懿が盛った毒は冷寿光が作ったもので、仮死状態にする毒でした。劉平が持っていましたが、司馬懿に与えて伏寿に飲ませたのです。

これまで「射鵰英雄伝」や「神雕侠侶」といった中国ドラマを見てきました。仮死状態にする毒はなんとか納得するとして、これらのドラマには一定期間後に効果を発揮する毒や好きな人のことを考えると効果を発揮する毒なども登場します。毒が都合良すぎる傾向があります。
ちなみに司馬懿を演じるエルビス・ハン(ハン・ドンジュン)さんは「神雕侠侶」に武修文(ぶ しゅうぶん)役で登場しています。
伏寿は生きていました。これは想像通りでしたが、司馬懿の計画だろうと思っていました。劉平の考えだったとは意外です。

第53話「曹操逝く」

荊州を攻めていた曹操の軍は関羽に大敗。窮地に陥る曹操を前に、司馬懿は劉備と同盟を結んでいる孫権を巻き込んで関羽を倒す作戦を献策します。

一方、曹操の病がひどくなっているとの知らせを受けた劉平は、曹節とともに曹操がいる洛陽へやってきました。曹操を治療しようとしますが拒否されます。劉平に敵対心を抱く曹操の考えは変わっていませんでした。しかし10年若かったらともに手を携えて天下を統一しただろうと語ります。

その後、関羽は孫権の軍に敗れると、曹操は後を追うように亡くなります。

結局関羽は名前だけの登場でした。
三国志演義などでは曹操の死は関羽の呪いとされています。そのため怒りを鎮めるため関羽は神として奉られました。今でも中華街などに行くと関帝廟などを見ることができます。

第54話「天下太平への道」

曹操が亡くなり、曹丕があとを継ぎました。曹丕は天下を統一するため漢王朝と敵対。許都への進軍を開始すると、戦いを望まない劉平は話し合いを求めてきました。

曹丕が劉平に謁見すると、劉平は平和が訪れるのであれば天下を統一するのは誰でもよいといいます。

黄初元年(220年)。曹丕は献帝から禅譲されて魏を建国。漢王朝は滅びます。

劉平は山陽公の地位を与えられますが、司馬懿の用意した屋敷で伏寿と再会を果たします。
このとき皇后となっていた曹節は伏寿が生きていることを知っていました。しかし劉平と伏寿を認めることで罪滅ぼしになるといって身を引きます。
劉平と伏寿は庶民としての新たな生活をはじめます。

ドラマではこのあと曹節がどうなったのかは描かれていません。史実では献帝と余生を送っています。

その後、曹丕はわずか6年後に病で亡くなり、司馬懿が徐々に力をつけていきます。そして司馬懿の孫・司馬炎がのちに普を建国して天下を統一することが語られます。

劉備や関羽、諸葛亮、孫権などの名前は出てきましたが、登場することはありませんでした。ちょっと見てみたかった。
これまで三国志を題材とした漫画や小説はいくつか読んできました。ゲームも好きですが、漢王朝・献帝を主人公とした三国志ははじめてです。主人公が献帝の双子の弟というフィクションの設定でしたがあまり馴染みのない皇后や楊修、満寵などに興味を抱くようになりました。

(完)

前:第46話-第50話

関連情報

ドラマのあらすじ

第1話-第5話
第6話-第10話
第11話-第15話
第16話-第20話
第21話-第25話
第26話-第30話
第31話-第35話
第36話-第40話
第41話-第45話
第46話-第50話
第51話-第54話(最終話)

登場人物

ドラマを見る

2020年10月現在、「三国志 Secret of Three Kingdoms」はAmazonから配信されています。プライム会員は追加料金なしで視聴できます。

Amazonで見る

『男たちの挽歌 REBORN』マー・ティエンユー主演!天下を揺るがす乱世の“秘密”とは?美男美女キャストで贈る豪華絢爛な史上最高の歴史ロマン。 後漢末期、群雄が割拠する中、曹操(そうそう)が皇帝・劉協(りゅうきょう)を傀儡にして勢力を伸ばしていた。遠く都を離れた司馬(しば)家に預けられ育った劉平(りゅうへい)は、突然迎えに来た父に連れられ都に向かう。その道中、思わぬ秘密を知らされ驚く劉平。劉平は皇帝の双子の弟だったのだ。しかし、劉平が都に着いた時には、病弱な皇帝はすでに亡くなっていた。亡き兄の遺志を継いで皇帝に成り代わった劉平は、皇后の伏寿と幼なじみの司馬懿(しばい)と共に漢王朝を再興するために曹操との戦いに挑む!(Amazon紹介文)

おすすめドラマ

「三国志 Secret of Three Kingdoms」に興味のある方はこちらのドラマもおすすめです。

射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー

宋国が金国に侵略されて数十年。非業の死を遂げた父の宿命を背負った主人公・郭靖(かく・せい)が、試練と死闘を乗り越えて英雄へと成長していく姿を軸に、宋国の武将・岳飛の残した兵法書「武穆遺書(ぶぼくいしょ/武穆は岳飛の諡)」と最強の武芸書「九陰真経(きゅういんしんきょう)」を巡って繰り広げられる武芸の達人たちの戦いが描かれます。

射雕英雄伝あらすじ

神雕侠侶 〜天翔ける愛〜

13世紀前半、『射鵰英雄伝』から十数年後の世界。金国に代わってモンゴル帝国が南宋を脅かしつつある時代。
楊康の息子・楊過は、孤児となって山中で盗賊家業を行っていました。欧陽鋒と出会い、彼の養子になったあと、郭靖に出会い、桃花島へと引き取られます。

神雕侠侶あらすじ