神雕侠侶 〜天翔ける愛〜 あらすじ ネタバレ 第1話-第5話

中国ドラマ
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Amazonで配信されている中国ドラマ「神雕侠侶(しんちょうきょうろ) 天翔ける愛」を見始めました。「射鵰英雄伝」の続編で、中国の小説家・金庸原作の「射鵰三部作」と呼ばれるシリーズの第2作目になります。

原作は1959年から3年かけて連載されていたようです。60年前の小説かと思うと古く感じますが、何度も映画やドラマ化されているという点で、横溝正史や司馬遼太郎の作品みたいなものかもしれません。

舞台は前作「射鵰英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)」から10数年後の世界。主人公は「射鵰英雄伝」に登場した楊康の息子です。郭靖や黄蓉、黄薬師といった主要人物も続けて登場します。そのため、「射鵰英雄伝」から見た方がより楽しめるかと思います。

ただ、番組としてはドラマ「射鵰英雄伝」とは別に制作されているため、配役は異なります。同じ人物を別の役者さんが演じていたり、「射鵰英雄伝」に登場した役者さんが別の人物を演じていたりするので、はじめのうちは混乱するかもしれません。そんなところが楽しいといえば楽しいドラマです。

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概要

英題:The Romance of the Condor Heroes
制作:中国
放映年:2014年
全52話
国内では、2018年7月からCS放送「チャンネルNECO」で放送されました。

「神雕侠侶(しんちょうきょうろ)」(邦題:神雕剣俠/しんちょうけんきょう)は、中国の小説家・金庸による同名の武俠小説を原作としたテレビドラマです。「射鵰三部作」の第2作目にあたり、第1作「射鵰英雄伝」の続編です。

13世紀前半、『射鵰英雄伝』から十数年後の世界。金国に代わってモンゴル帝国が南宋を脅かしつつある時代。
楊康の息子・楊過は、孤児となって山中で盗賊家業を行っていました。欧陽鋒と出会い、彼の養子になったあと、郭靖に出会い、桃花島へと引き取られます。しかし郭靖や黄蓉と因縁のある欧陽鋒の武芸を学んでいたため、桃花島は楊過にとってよい環境とはいえませんでした。楊過の将来を案じた郭靖は、楊過を全真教に預けることにします。しかし全真教でも不当な対応を受けた楊過は全真教を飛び出すと、古墓派の美しき宗主・小龍女と出会います。

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第1話

世間から隔絶された、女性だけの修行場「古墓」で育った李莫愁(り・ばくしゅう)は、外の世界に憧れて古墓を抜け出します。陸家荘にやってくると、男たちが偽の武功を使って観客を騙しているところに立ち会いました。李莫愁は、彼らの仕掛けを暴いたために男たちから反感を買い、襲われます。しかし反撃し、彼らの何人かを殺してしまいました。

李莫愁が飛ばした針に当たった人間は、氷となって砕け散ります。仕組みはわかりませんが恐ろしい技です。

男たちは陸家荘の荘主・陸展元(りく・てんげん)に事態を訴えました。相談を受けた陸展元は、李莫愁を誘惑し、油断させて捕らえることにします。陸展元が李莫愁に近づくと、彼女は男たちがいうような悪人とは思えません。陸展元は李莫愁を逃がしますが、男たちは陸展元の行動を許さず、捕まえて処刑しようとします。そこへ李莫愁が現れて陸展元を救いました。

陸展元に声をかけられた李莫愁。「失礼な男ね。殺すわよ」 恐ろしいお姉さんです。
「射鵰英雄伝」に続けて見はじめました。しかし第1話ということもあって誰が誰なのか、何が起こっているのかさっぱりわかりません。原作では、主人公は楊過らしいぐらいの前情報で見始めたのですが、ドラマの主人公は陸展元なのかと思いました。

第2話

陸展元(りく・てんげん)と李莫愁(り・ばくしゅう)は屋敷で暮らしはじめ、李莫愁は陸展元との結婚を夢見るようになります。しかし二人に恨みを抱く者たちがいつ襲ってくるかわかりません。李莫愁は、身を守るためには武芸が必要だといって陸展元に武術の修練を勧めます。そして練習相手を連れてきては実践稽古だといって殺させました。陸展元は、稽古を強要し、人の命を軽視する李莫愁を疎ましく思いはじめます。そんなとき何沅君(か・げんくん)と知り合うと、人の幸せを願う彼女に引かれます。李莫愁は陸展元がほかの女性を気にしていることを知り、何沅君を探し出しました。陸展元と何沅君は李莫愁が恐ろしくなり、陸家荘を逃げ出すと結婚します。そこへ陸展元を追う李莫愁と、何沅君に恋する武三通(ぶ・さんつう)が現れます。

武三通は既婚者ですが、妻と別れる様子もないまま何沅君と結婚するといって騒ぐ迷惑なおじさんです。

第3話

陸展元(りく・てんげん)と何沅君(か・げんくん)を挟んで李莫愁(り・ばくしゅう)と武三通(ぶ・さんつう)が争いはじめると、武三通の師匠である一灯大師(いっとうだいし)が現れました。一灯大師は、10年間我慢すれば陸展元への恨みを忘れることができるといって李莫愁を説得し、争いを仲裁します。一灯大師は天下五絶と呼ばれる強者のひとりです。一灯大師には勝てないと判断した李莫愁は、大師の言葉に従いました。そして古墓へ戻りますが、勝手な行動を理由に破門されます。

10年後。李莫愁は陸展元と何沅君を恨み続け、姓が「何」というだけで関係のない人物を殺すなど犯罪を繰り返し、悪名が広まっていました。全真教の丘処機(きゅう・しょき)は、民衆のため李莫愁を捕らえようと考えます。しかし李莫愁の出身である古墓は、全真教と因縁がありました。古墓の始祖・林朝英(りん・ちょうえい)は、全真派の始祖・王重陽(おう・ちょうよう)との恋愛がもとで自殺していたのです。古墓との関係を悪化させたくない丘処機は、対処を古墓に任せるため、弟子の甄志丙(しん・しへい)を古墓派の本拠地へ向かわせます。

このころ古墓では二代目宗主が亡くなり、新たに若い女性があとを継いだと伝わっていました。甄志丙が古墓にやってくると、師匠の弔問にやってきた李莫愁と遭遇します。二人が険悪な雰囲気になったとき、噂の三代目宗主・小龍女が現れ、李莫愁を追い返しました。小龍女に面会した甄志丙は、彼女の美貌に引かれます。

その後、李莫愁は、陸展元を忘れることができないため陸家荘に襲撃を予告。李莫愁を恐れた陸展元と何沅君は、娘の陸無双(りく・むそう)と姪の程英(てい・えい)を武三娘(ぶ・さんじょう)に預けて襲撃に備えます。

「射鵰英雄伝」に続いて一灯大師が出てきました。髪の毛が少し生えたようです。

第4話

武三娘(ぶ・さんじょう)は、二人の息子、武敦儒(ぶ・とんじゅ)と武修文(ぶ・しゅうぶん)、陸無双(りく・むそう)、程英(てい・えい)を連れて山中に逃れますが、一匹狼の盗賊・楊過(よう・か)が仕掛けた罠にはまってしまいました。そこへ郭芙(かく・ふ)と柯鎮悪(か・ちんあく)が現れて楊過を撃退。武三娘たちを救出します。武三娘から話を聞いた柯鎮悪は、山小屋に子どもたちを避難させると、陸展元と何沅君を助けるため陸家村へ向かいます。

主人公・楊過と柯鎮悪が登場しました。楊過は盗賊をやっていて素行の悪い若者に成長していました。柯鎮悪はひとりになっても江南七怪を名乗っているようです。

陸家村では、陸展元と何沅君の前に李莫愁が現れます。武三通が助けにやってきますが、李莫愁の毒に冒され倒れました。その後、柯鎮悪が駆けつけると、李莫愁は退散します。しかし陸展元と何沅君はすでに殺されていました。

柯鎮悪が武三通を連れて山小屋へ戻ると、武三娘は夫の毒を吸って治療します。しかし代わりに毒に冒されてしまいます。武三通は解毒薬を探しに飛び出していきますが、三娘は息を引き取ります。

そして李莫愁がやってきました。逃げると見せかけ、柯鎮悪を追ってきたのです。柯鎮悪が相手しますが手こずると、郭芙は白ワシを父・郭靖(かく・せい)と母・黄蓉(こう・よう)のもとへ飛ばします。このとき、隠れていた楊過が罠を使って李莫愁を捕らえようとしますが失敗。程英の手を引いて真っ先に逃げ去り、郭芙や陸無双たちは逃げ遅れました。子どもたちに李莫愁が迫ると、郭靖と黄蓉が現れます。武芸家として名を馳せた二人が登場すると、李莫愁は陸無双をさらって逃げ去ります。

「射鵰英雄伝」とは役者も違うので仕方ありませんが、郭靖と黄蓉は相応のおじさん、おばさんになっていました。

その後、程英を連れて逃げていた楊過は、彼女を妓館に売りつけてしまいます。身銭を手に入れ、町をうろついていると、李莫愁の攻撃で受けた毒によって倒れてしましました。そこへ言動のおかしな男が現れます。

第5話

倒れた楊過(よう・か)は謎の男の家に運ばれ、看病されて回復します。男は過去の記憶などがありませんが、楊過を我が子のようにかわいがりました。かなりの武術の達人であることもわかります。楊過は男の養子になると、武術を教わります。

その後、楊過が町へ出かけると、男が楊過を探しに町へ出てきました。そこへ男を見かけた柯鎮悪(か・ちんあく)が襲いかかってきます。男は、かつて柯鎮悪の仲間たちを殺した欧陽鋒(おうよう・ほう)だったのです。郭靖(かく・せい)と黄蓉(こう・よう)も現れて柯鎮悪に加勢します。欧陽鋒が襲われているところを見つけた楊過は、騒ぎを起こし、その隙に欧陽鋒を連れて逃げ出します。

欧陽鋒は前作「射鵰英雄伝」で心を病み、記憶を失っています。なお、欧陽鋒を演じるゾン・フォンイエンさんは、「射鵰英雄伝(2017年版)」では完顔洪烈を演じています。ややこしい。

楊過は欧陽鋒を廃廟に隠れさせますが、郭靖たちがやってきます。楊過は囮となって逃げ、郭靖たちを廃廟から遠ざけますが、追いつかれます。逃げようとする楊過が穆念慈(ぼく・ねんじ)の使っていた武術を使うことに気付いた郭靖は、彼が楊康(よう・こう)の息子であることに気付きました。そして穆念慈がすでに他界し、楊過に身寄りのないことを聞くと、彼を桃花島へ迎えることにします。

楊康は前作「射鵰英雄伝」に登場した人物で、郭靖の義兄弟であり、ライバルであり、宿敵です。穆念慈は楊康の妻です。

そのころ妓館から逃げ出した程英(てい・えい)は、黄薬師(こう・やくし)に助けられます。黄薬師のことを武芸の達人と見抜いた程英は、陸展元と何沅君の仇を討つため、黄薬師に弟子入りを願います。

「神雕侠侶」は「射鵰英雄伝」に比べ、女性の登場人物が多い気がします。また、登場人物たちが子ども時代のせいもあり、全体的に若々しい雰囲気があります。

次:第6話-第10話

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「射鵰英雄伝」あらすじ

第1話-第5話
第6話-第10話
第11話-第15話
第16話-第20話
第21話-第25話
第26話-第30話
第31話-第35話
第36話-第40話
第41話-第45話
第46話-第52話(最終話)

「射鵰英雄伝」の登場人物

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非業の死を遂げた父の世代の宿命を背負って過酷な運命を歩み始めた郭靖は、数多の冒険と試練と死闘を乗り越え、天下一の武術と義侠心を兼ね備えた"英雄"へと成長していく――。南宋、金、蒙古の三国が覇を競う激動の時代の中で紡がれる、恩讐と激闘に彩られた痛快無比の歴史大河ロマン!(Amazon紹介文)

「神雕侠侶」 あらすじ

第1話-第5話
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古墓派には、絶対に男と関わってはならないという掟があった。古墓で育った李莫愁は、外の世界に憧れて古墓を抜け出す。ある夜、偽の武功で民を騙す男たちを見かけた莫愁は、カラクリを暴き反感を買い争いになる。(Amazon紹介文)

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