写真出典:IMDb
シンスと呼ばれるアンドロイドが人々の生活を支える近未来を描いたSFドラマ「ヒューマンズ」のシーズン2を紹介します。
シーズン1では、シンスに意識を与えるプログラムが完成。プログラムの扱いは人間のローラ・ホーキンスに託されましたが、シンスの1人ニスカは、コピーを隠し持ってどこかへ旅立ちました。
さて、その後、どんなストーリーが待っているのでしょうか。ドラマによってはどのシーズンから見ても大丈夫というものもありますが、このドラマのシーズン1と2は続いています。シーズン1から見ることをおすすめします。
概要
原題:Humas
制作:米AMC 英Channel4
放映年:2016年
エピソード数:全8話(各話45分程度)
対象年齢:16歳以上
激しい銃撃戦や性的な場面などはありません。
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あらすじ
シンスに意識を持たせるプログラムをニスカが発信。世界中で覚醒したシンスが現れはじめます。そしてニスカは自分が犯した罪を自白し、人間のように人権を尊重した正当な裁判が行われることを期待します。
ミアやマックスも人間との共存を探ります。しかしシンスに意思があると知ったとき、人間はシンスを平等な仲間として迎えてくれるのでしょうか。
一方、人工知能の研究を進める米国のIT企業クオリア社は、覚醒したシンスを捕まえ、プログラムを解明しようとしていました。しかし誰が作ったのかはわかりません。
登場人物の紹介のあと、各話を紹介します。
登場人物
レオ
演:コリン・モーガン
シンス開発の第一人者であったデビッド・エルスター博士の息子。
もともと人間ですが、半分機械。
幼いとき、精神的に疾患を抱えていた母親ビアトリスの心中に巻き込まれます。命を落としかけると、父親であるデビッド博士に意識をデジタル化され、機械の体を与えられて延命しました。
その後、博士はレオの家族として意識を持つ5体の特別なシンスを作り出します。
そして博士は亡くなりました。特別なシンスは、人々から危険視され、破壊される可能性があります。レオは彼らと人々から隠れる生活を送ることになりました。
シーズン1では、博士がほかのすべてのシンスに意識を与えることができるプログラムを作り、5体のシンスの中に分割して隠していたことがわかります。政府の機関に追われていたレオは、逃亡中に故障した仲間のシンス・マックスを修復するためプログラムを完成させ、マックスを復活させました。
ミア
演:ジェンマ・チャン
レオの家族としてデビッド博士が作り出した5体のシンスの1つ。
母親的な役割を任されています。
シーズン1では、違法改造業者によって捕まり、人格を消されていました。転売と知らずにジョー・ホーキンスによって購入されると、アニータという名前を与えられて家事や育児を手伝います。
フレッド
演:ソープ・ディルス
レオの家族の1人としてデビッド博士が作り出した5体のシンスの1つ。
シーズン1では、ホブに捕まったあと、彼に従うプログラムを搭載されたため、レオによって機能を停止されます。シーズン2は未登場。
ニスカ
演:エミリー・バーリントン
レオの家族の1人としてデビッド博士が作り出した5体のシンスの1つ。
シーズン1では、レオに勧められて一時的に風俗店に身を隠していました。しかし暴力的な客を殺してしまいます。
人間に成りすまして逃亡していましたが、最後はシンスに意識を与えるプログラムのコピーを入手し、レオたちと別れました。
マックス
演:イヴァノ・ジェレマイア
レオの家族の1人としてデビッド博士が作り出した5体のシンスの1つ。
レオにいつも付き従い、心優しい性格です。
カレン・ヴォス
演:ルース・ブラッドリー
女性刑事。
人間と思われていましたが、デビッド博士が作り出した5体のシンスの1つ。
かつて博士は、妻でありレオの母親であるビアトリスの姿を持つ彼女を作り出しました。しかしレオは一緒に死のうとしたビアトリスの外見を恐れます。後悔した博士は彼女を追放し、自殺しました。
カレンとして1人で生きてきた彼女は、死ぬことを考えていましたが、シンスは自殺できません。苦悩しながらも、自分を愛する同僚のピートと出会うことで新しい人生を歩みはじめます。
ジョー・ホーキンス
演:トム・グッドマン=ヒル
忙しい妻ローラに代わって家事や育児を担う男性。
シーズン1では、正体を知らずにミアを購入。「アニータ」と名付けました。
家族や夫婦、仕事関係で悩みを抱えていたジョーは、アニータと肉体関係を持ってしまいます。
ローラ・ホーキンス
演:キャサリン・パーキンソン
ジョーの妻で弁護士。
家事や育児をシンスに任せることに不信感を抱いていますが、仕事が忙しいためその時間が取ません。
ミアやニスカたちが意識を持つことを知って恐れますが、彼らの人間性を認めて協力します。
マティー・ホーキンス
演:ルーシー・カーレス
ホーキンス家の長女。
人工知能やプログラミングに対する高い知識を持っています。
シーズン1では、シンスらしくない行動を見せるアニータに興味を抱きました。
トビー・ホーキンス
演:テオ・スティーブンソン
ホーキンス家の長男。
シーズン1では、アニータを異性として意識しました。
ソフィー・ホーキンス
演:ピクシー・デイビス
ホーキンス家の次女。
優しく誰にでも平等なアニータを信頼します。
オディ
演:ウィル・チューダー
かつてシンスの開発に関わったジョージ・ミリカン博士に仕えていた旧型のシンス。
故障していますが、修理に出すと旧型のため廃棄されてしまいます。そのため博士は故障したままのオディを応急処置だけしてどうにか生かし続けました。しかしシーズン1で博士が亡くなり、廃棄処分されます。
ピート・ドラモンド
演:ネイル・マスケル
シンスに関する事件をまかされている刑事。
シーズン1では、同僚のカレンを愛するようになります。
もともとシンスを嫌っていましたが、カレンがシンスとわかると、彼女が人間と変わらない感情を持っていることを知り、考えを改めます。
モロー
演:キャリー=アン・モス
米国で人工知能を研究する科学者。
研究を評価され、クオリア社に雇われます。
マイロ
演:マーシャル・オールマン
人工知能を開発する米クオリア社のCEO。
ヘスター
演:ソーニャ・キャシディ
意識が覚醒したシンス。
工場で過酷な状況で労働させられていたため、人間によい印象を抱いていません。
エド
演:サム・パラディオ
ミアが働くカフェの店主。
母親は高齢者障害で入院していますが、費用面で苦労しています。
アストリッド
演:ベラ・デイン
ニスカが独ベルリンで知り合った女性。
レニー
演:レティーシャ・ライト
トビーのクラスメート。
シンスのように振る舞っています。
フラッシュ
演:リトゥ・アーヤ
覚醒したシンスの1体。
サム
演:ビリー・ジェンキンス
子ども型シンス
ネーハー
演:スーシータ・ジャヤスンデラ
政府の顧問弁護士。
当初はシンスに懐疑的でしたが、ローラに協力していくようになります。
ホブ
演:ダニー・ウェブ
かつてデビッド博士と一緒にシンスを開発した科学者の1人。
シーズン1では、政府機関の研究チームを率いて、デビッド博士が作り出した5体のシンスを探していました。
第1話
ニスカは人間に成りすまし、独ベルリンに移り住んでいました。アストリッドと知り合い、子どもの未来への不安を述べると、アストリッドは親は道を示すだけと答えました。
アストリッドの助言を聞いたニスカは、所持していた覚醒プログラムをネットワークに公開。世界中でシンスたちが覚醒しはじめます。
ホーキンス家は転居し、新しい生活をはじめています。
しかしジョーは職場を解雇され、ローラはジョーがアニータと肉体関係を持ったことを許していません。二人は夫婦関係でカウンセリングを受けています。
ある日、ニスカがやってくると、自分が犯した事件(シーズン1で起きた風俗店での殺人事件)を自白するといいます。そして、裁判で人間と同等の権利を主張するため、弁護士であるローラを頼ってきたのです。
レオ、ミア、マックスは郊外に隠れ住んでいました。
ミアはアニータとしてエドのカフェで働いていますが、エドはアニータの行動に違和感を感じます。
レオとマックスは、異常行動を起こしたシンスを探知。覚醒して化学工場から逃げ出したヘスターに接触すると、彼女を捕まえようとする者たちが現れました。彼らが乗ってきた車を奪って逃げますが、荷室には現れた者たちの仲間が1人潜んでいました。
米サンフランシスコでは、IT企業クオリア社のマイロがモロー博士を雇います。
第2話
シンスの意識を覚醒させるプログラムは、ローラが持っています。
しかしマティーは、ニスカがプログラムのコピーを所持し、公開したと考えていました。ニスカは事実を認め、世界が混乱しないように、ランダムに選ばれたシンスが少しずつ覚醒するようにプログラムが作られていることを明かします。
ローラはニスカの裁判の手続きを進めますが、政府機関で検査し、ニスカに意識があることを証明する必要がありました。
マティーは、覚醒したシンスについての情報を集め、ジョージ・ミリカン博士が射殺された事件(シーズン1)を知ります。廃棄されそうになっていたオディを見つけ出し、修理を試みますがオディは動きません。
トビーは、シンスを演じる少女リニーと知り合います。
モロー博士は、覚醒したシンスを調べますが、意識のプログラムを誰が作ったのかわかりません。また、自分で開発した人工知能Vをシンスに転送してみると、シンスは故障してしまいます。
かつてデビッド博士と一緒にシンスを開発していたホブならば何か知っているかもしれません。
エドの店では、ミア(アニータ)が経営を助けるために銀行の取り引きを操作しました。エドは、アニータの行動に不信感を強める一方で、彼女に惹かれます。
レオとマックスはヘスターを助け出し、隠れ家に戻っています。車に潜んでいた男から彼らの情報を集めようとしますが、男は明かそうとしません。ヘスターが脅迫すると、異常行動を起こしたシンスたちがサイロという場所に捕らわれていることがわかります。
その後、マックスは捕まえた男を逃がしますが、ヘスターが密かに追いかけて殺します。
ピートはカレンと共同生活を送っています。あるとき、高額でシンスが修理されたという事案があることがわかります。
第3話
モロー博士は娘ジニーの見舞いにやってきます。ジニーは事故で意識を失い、安楽死が望まれる状態でした。
マティーは、母親ローラが隠していたハードディスクを手に入れると、オディを覚醒プログラムで更新。オディが復活します。
ニスカの検査は続いていますが、感情の起伏は見られません。このままでは感情があると証明することはできません。ローラは、没収されたニスカの所持品からアストリッドの連絡先を知ります。
ミアはいつしかエドを愛していました。エドもミアに好意を抱いていることがわかります。
ピートとカレンは、シンスの修理を高額で請け負ったマーティンの家を訪ねました。事情聴取すると、マーティンはセラフィムの名を残して逃げ去ります。セラフィムが何なのかはわかりません。しかし彼が残していったスマホには、コナーへの連絡先が残っていました。
モロー博士は英国にやってくると、ホブに接触。政府に監視されているため話そうとしないホブを買収、なかば脅迫し、かつてデビッド博士が覚醒プログラムを作ったことを知ります。さらに博士の息子レオが生きていることもわかりました。
第4話
ピートはコナーと接触しますが逃げられます。
ホーキンス家では、ソフィーがJSODと呼ばれる心理障害を発症。シンスと人間との境界があいまいになり、感情表現を失っていくというものでした。医師は、シンスのいないところで生活することを勧めます。
一方でソフィーはオディと、トビーはリニーとの親交を深めます。
ニスカの検査では、ローラがアストリッドをベルリンから呼び寄せました。アストリッドはニスカがシンスだとは知りませんでした。しかしニスカの正体を知っても彼女への思いは変わりません。ニスカは感情の変化を見せますが、政府機関は裁判を否定します。
その後、ホーキンス家に電気事業者を装ったシンスがやってくると、ニスカの裁判を中止するように警告してきました。命じても立ち去らないシンスをオディが停止させます。
レオは覚醒したシンスたちの救出活動を続けています。この日も所有者のもとから逃げ出したシンスの情報をつかみ、マックス、ヘスターとともに救出に向かいました。
シンスを見つけると、マックスはすぐに助けようとします。しかしヘスターは彼女をおとりにしてほかのシンスがつかまっている場所を見つける作戦を提案します。
意見が分かれ、レオがヘスターの案を採用すると、マックスは去ります。
シンスは何者かに捕獲され、レオとヘスターがあとを付けると、クオリア社にやってきます。
モロー博士は、意識の転送について研究しています。
エドのカフェを手伝ってたミアは、あるとき意識を失います。
第5話
ミアは気づくと拘束されていました。エドは母親の入院資金を稼ぐため、ミアを売ろうとしたのです。ミアが自分をシャットダウンし、アニータになると、エドは逃げます。
マックスは覚醒したシンス・フラッシュを救出し、彼女の亡き所有者が管理していた農園を隠れ家にします。
ホーキンス家では、ソフィーの障害が深刻化します。
トビーはリニーの家へ呼ばれると、リニーの両親は離婚し、父親は愛人のもとから戻らないことがわかりました。リニーは孤独であり、感情を出さないためにシンスに成りきっていました。
マティーは覚醒プログラムを改良。デビッド博士のものは、ランダムに選ばれたシンスが覚醒するものですが、マティーのものはどのシンスでも覚醒できます。マティーは、レオに知らせることにします。
ニスカには感情があることが証明されました。しかし、人間と同等の権利は認められそうにありません。ニスカは施設から逃げ出します。
クオリア社を偵察していたレオとヘスターは、シンスが監禁されているサイロの場所を知ります。
モロー博士の娘ジニーが亡くなります。ジニーは博士と旅行中、事故で意識を失いました。その後博士はジニーの意識を再現する研究を続け、人工知能「V」を作りました。
クオリア社の研究に興味を抱いた博士は、立入禁止区域で子どものシンスたちを発見します。
コナーについて調べていたピートは、子どものシンスを発見します。
第6話
クオリア社の立入禁止区域に侵入していたモロー博士は、マイロに見つかりました。
マイロは意思のある子どものシンスを開発しようとしていることを明かしますが、モロー博士は倫理に反する行為との疑問を隠せません。
ホーキンス家には、アニータになったミアがやってきます。本来、ホーキンス家に仕えているアニータは、ホーキンス家の転居先を探してきたといいます。
ローラはミアを復帰させようとしますが、マティーはレオに会いに行ったとトビーから知らされます。
マティーは、シンスの偽情報を流してレオとの連絡に成功。レオやヘスターともにクオリア社を偵察していました。ローラから連絡を受けると、アニータをミアに戻すための修正パッチを送ります。レオには、ミアがホーキンス家にいることを伝えます。
ミアは修正パッチによって復帰しますが、エドに裏切られたことで人間に強い不信感を抱くようになっていました。
その後、ホーキンス家にいるオディに会ったミアは、マティーが覚醒プログラムの上位版を完成させたことを知り、レオのもとへ向かいます。
ソフィーの心理障害は進行し、トビーはリニーに相談します。
覚醒したオディは、生きる目的を見出だせないでいました。人々への奉仕を試みますが、人々からは善意を疑われます。
レオのもとにミアが戻ってくると、マティーがすべてのシンスを覚醒できるプログラムを完成させたことを知らせます。
マックスは、以前逃した捕虜がヘスターに殺されていたことを知ります。
カレンとピートは、セラフィムと呼ばれていた子どものシンスを検査。クオリア社にいたことがわかり、モロー博士を訪ねます。博士は2人をやり過ごすと、デビッド博士の息子であるレオの捜索を急ぎます。
カレンは子どものシンスにサムと名付けます。
逃亡を続けているニスカは、警察がすべてのシンスにニスカの監視を命じたことを知り、アストリッドに助けを求めます。
第7話
レオたちは、マティーが改良した覚醒プログラムを手に入れようとします。危険な雰囲気を感じたマティーは、持っていないと嘘を付いて家へ帰ります。
マティーはホーキンス家に戻ってくると、レオたちがクオリア社に侵入しようとしていることを伝えます。
そしてオディに意識がないことに気づきました。突然意識を持たされたオディは、生きる目的を見出せず、覚醒プログラムを自ら削除していました。マティーはオディに謝罪します。
その後マティーはマックスを探し出すと、レオがクオリア社へ侵入しようとしていることを伝えます。
トビーがソフィーとリニーを面会させうと、ソフィーは、感情を遮断することで家族を心配することも寂しくも悲しくもないと言います。自分の境遇を重ねたリニーは動揺して飛び出すと、化粧を落としてシンスの真似をやめます。
ローラはアストリッドを訪ね、ニスカに再会します。レオの計画をやめさせるつもりでしたが、警察が迫ります。ローラは尾行されていました。ニスカとアストリッドは逃亡します。
子どものシンス・サムは感情を見せますが、プログラムによる動作です。カレンは、サムの感情が偽物であることに気づき、別れを告げて出ていきます。
その後、ピートが戻るとカレンの姿はありません。サムの言葉からカレンがモロー博士のもとへ向かったことを知ります。
モロー博士のもとにカレンがやってきます。カレンはシンスであることを明かし、博士の研究に協力を申し出ました。人間へ自分の意識を転送し、人間になることを望んでいます。しかしモロー博士の理論はまだ研究段階です。失敗すると二度と元に戻れないかもしれません。カレンはそれでもいいと思っていました。
そのころ、ミアとヘスカーは異常なシンスの振りをしてわざと捕まると、クオリア社に侵入。捕まっていたシンスたちを解放します。
レオが合流すると、ヘスカーは責任者を殺すため施設内に戻り、ミアは止めるため後を追いました。
レオがシンスたちを連れて施設を出ると、セキュリティシステムが起動し、シンスたちが破壊されます。
このとき、モロー博士は研究室でカレンの意識をサーバーに転送しようとしていました。ヘスターが責任者であるモロー博士を殺そうとして現れますが、セキュリティシステムによってドアはロックされています。
ピートがカレンを探してやってきました。ピートはヘスカーを説得しますが、ヘスターはピートを刺します。
ヘスターを追ってきたミアが駆けつけると、ヘスターは逃げ去りました。
ミアも逃げ、途中、セキュリティシステムを解除。レオに合流すると、マックスとマティーもやってきます。
モロー博士は、ピートを失い、深く悲しむカレンを逃します。
ヘスターが施設から脱出してくると、破壊され横たわる大勢のシンスと、逃げ去るレオたちの姿が目に入ります。
第8話
ホーキンス家では、ジョーがトビーとソフィーを連れて外出しています。ローラが1人で過ごしていると、名前を偽ったヘスターがやってきました。
レオに案内されたと聞き、マックスの隠れ家にいるマティーに電話して確認すると、彼女がヘスターであることがわかります。
正体が知られたヘスターは、ローラを人質にとってレオを呼ぶように脅迫します。
マックスの隠れ家では、ヘスターの要求を知ったミアがヘスターを破壊することにします。レオとマックスは反対しますが、ミアは応じません。
マティーはシンスの頭部にあるチップを停止させるプログラムを作りました。スマホから発信し、シンスのプログラムを破壊できます。
そのころ、ニスカは海外への逃亡を計画していましたが、アストリッドは家族を助けに行くように勧めます。
そしてレオがホーキンス家へ向かいます。ミアは、レオがヘスターの説得を試みようとしていると知り、あとを追います。
レオはホーキンス家へやってくると、ヘスターの説得を試みました。しかしレオの言葉を信じないヘスターは、レオの後頭部を刺しました。そこへミアが駆けつけ、レオが所持していたスマホから停止信号を発信。ヘスターは倒れ、受信範囲にいたミアも倒れます。
ニスカも駆けつけます。確認すると、レオのボディは損傷を免れましたが、脳への影響が甚大です。また、昏倒するミアの意識は崩壊寸前でした。
マティーの覚醒プログラムで上書きすれば、レオやミアを復活させることができます。
ニスカはマティーに連絡し、プログラムを公開するように要求しました。しかしマティーは不安を隠せません。すべてのシンスが一度に覚醒すれば、世界が混乱するからです。
マックスは、フラッシュたち、覚醒したシンスが表情豊かに会話する様子を見せ、未来を信じるように諭します。マティーはプログラムをアップロードします。
覚醒プログラムが発信され、世界中のすべてのシンスが意思を持ちました。ミアだけでなくヘスターも復活。ニスカは、起き上がって襲ってこようとするヘスターを抑えて破壊。レオは重体のまま搬送されます。
カレンは、サムが運転する車で海に沈もうとしていました。しかしサムが覚醒すると、カレンは彼を巻き添えにすることはできません。
モロー博士は、娘ジニーを復活させるために人工知能Vを開発しました。しかし、Vはジニーではない別の人格として成長していました。博士がVの人格を認めると、Vは別れを告げてどこかへ消え去ります。
博士はこれまでの研究が間違っていたことに気づき、クオリア社を去ります。
(シーズン2 完)
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