後漢末期。漢王朝は曹操の傀儡となっていました。司馬家で育てられた劉平は、自分が皇帝・献帝の双子の弟だったことを知ると、亡き兄の意志を継いで漢王朝復権のために立ち上がります。
献帝の言動に違和感を覚える曹操の家臣たち。劉平は彼らの目を欺くことができるのでしょうか。
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ここでは第11話-第15話を紹介します。
第11話「襲われた祭祀」
許都で宮廷行事の春の祭祀がおこなわれると、王越(おうえつ)が現れ、弟・王子服(おうしふく)の仇といって曹丕を襲ってきました。しかし劉平から王子服を討ったのは唐瑛(とうえい)と聞かされ、弘農王祀へと向かいます。
深手を負った曹丕が劉平に手当てされると、周囲にいた満寵たちは劉平に医術の心得があることを不審に思いました。令寿光(れいじゅこう)は自分が教えたといって劉平をかばいます。
王越が唐瑛を倒すため弘農王祀へやってくると、司馬懿や孫儀将軍たちが駆け付けます。迎え撃つ王越の剣技はすさまじく、次々と兵たちは倒れていきました。孫儀将軍も倒れると、司馬懿がとどめを刺します。
王子服が亡くなったとき、孫儀将軍は様子を見ていました。以来、王子服と唐瑛の関係を怪しんでいます。そのことを知った司馬懿は、計画の障害になると考え、混乱に乗じて孫儀将軍を亡き者にしたのです。
そして司馬懿は王子服が唐瑛を愛していたことを王越に伝えました。王越は疑いますが、唐瑛の剣術が王子服に教わったものであることがわかると司馬懿の言葉を信じます。
劉平と司馬懿が企んで孫儀将軍を殺したことを知った伏寿は、司馬懿と劉平の知謀に驚きます。
その後、弘農王祀に楊修が現れると、王越を呼び寄せて曹丕を暗殺しようとしていたことを明かします。しかし劉平と司馬懿に止められたことは楊修にとって誤算でした。
一方、満寵は王越が曹丕を襲ったとき、何者かが小石を飛ばして王越の攻撃を邪魔したことに気づきます。そのような技を使うのは楊修の部下・徐福しか考えられません。
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第12話「郭嘉の帰還」
劉平のもとに卞(べん)夫人がやってくると、息子の曹丕を助けてくれたことに感謝します。一方で王越の侵入を許した満寵のことは許せません。満寵は責任を問われ、県令の職務を外されます。
皇后・伏寿は令寿光に医術の心得があることを知りました。素性を問い詰めると、令寿光は名医と呼ばれる華佗(かだ)の弟子であることを明かします。
そのころ、袁紹(えんしょう)との決戦に向けて準備しているはずの曹操(そうそう)のもとから郭嘉(かくか)が許都へ戻ってきます。迎えた満寵が許都周辺で起きているた事件について報告すると、郭嘉は楊家と司馬家の関係、そして突然許都へやってきた司馬懿に興味を抱きます。
一方、知らせを受けた劉平と伏寿は、曹操の右腕とも呼ばれる郭嘉の帰還に警戒します。
第13話「楊平の似顔絵」
戦地から許都へ戻ってきた郭嘉は、卞夫人を訪ねました。そして夫人を説得し、満寵を県令に復帰させます。一方で卞夫人が郭嘉の連れている美女・任紅晶(じんこうしょう)について尋ねると、郭嘉は許都へやってくる途中に出会ったといいます。
その後郭嘉は劉平に謁見すると、董承の反乱や王越による襲撃のあった今、警備の兵をより優秀な人物に変えた方がいいと忠告しました。そして楊修の罷免を提言します。楊修をかばっては疑いを強めるだけと考えた劉平は提言を受け入れ、荀彧とともに学問の師になってほしいと頼みました。密かに聞いていた伏寿は驚き、劉平と二人きりになると理由を尋ねます。劉平は郭嘉を近くにおいて郭嘉の目的を確かめるといいます。
一方、郭嘉が戻ってきたことを知った司馬懿は、自分が劉平の近くにいては危険だと考えました。荀彧に許可をもらって辞職すると、故郷温県へ戻ることにします。しかし郭嘉が現れると、司馬懿の弟同然だという楊平の似顔絵を要求します。
すると司馬懿は劉平とは似ていない人物の絵を描いて渡しました。そして同じ似顔絵を描くと、楊俊(ようしゅん)のもとへ届けます。
楊俊のもとへは、郭嘉に命じられた満寵が現れ、楊平の似顔絵を要求してきました。間一髪、楊俊は司馬懿から届けられた似顔絵と同じような人物を描いて満寵に渡します。
第14話「温県に眠る秘密」
郭嘉は楊平について調べるため、司馬家の拠点・温県に鄧展(とうてん)を送り込みます。
そのことを知った劉平は、仮の王宮となっている曹家を密かに抜け出し、司馬懿に危険を知らせました。司馬懿は、兄・司馬朗(しばろう)に連絡済みであり、何とかするといいます。
そんな中、令寿光が郭嘉と会っていることがわかりました。令寿光は捕らえられ、劉平と伏寿が問いただすと、令寿光と郭嘉は兄弟弟子でした。かつて華佗のもとで学んでいた郭嘉は華佗の姪に乱暴を働き、怒った華佗によって弟子たちは去勢されたといいます。その結果、令寿光は宦官になったのです。そして今、令寿光は、病に冒されている郭嘉に薬を処方していました。郭嘉のことは恨んでいません。病に困る人を助けたいといいます。
話を聞いた伏寿が令寿光を処罰しようとすると、劉平は解放します。令寿光が去ると、伏寿は劉平の判断に反対しました。しかし劉平は、令寿光は伏寿のことを愛しているため裏切ることはないといいます。
その後令寿光が戻ってくると、鄧展が温県に向かったことを知らせます。
第15話「郭嘉の講義」
鄧展が温県に向かったことを知った劉平は、楊修に相談します。
その温県では、鄧展が司馬家にやってくると、司馬朗に楊平の似顔絵を描かせました。司馬懿から連絡を受けていた司馬朗は偽の楊平の顏を描きますが、鄧展は近隣の住民にも似顔絵を描かせていました。住民たちが描いた似顔絵と司馬朗が描いた似顔絵は同じ人物とは思えません。司馬朗があわてて鄧展を追うと、司馬懿も現れ、二人は鄧展に怪我を負わせると似顔絵を奪います。そこへ何者の部隊が現れ、鄧展をさらっていきました。
そして司馬家に戻った司馬懿は、父・防と兄・朗に楊平が献帝に成り代わったことを明かします。二人は曹操に敵対することを反対しますが、司馬懿は、劉平が楊平として司馬家に預けられたときに運命は決まっていたといいます。
許都では、献帝の側室・董妃(とうひ)を慕っていた趙彦(ちょうげん)が、火事の日に何があったのかを知るため、焼け跡を調査していました。焼死した宦官が着ていた衣服の切れ端を見つけると、温県で編まれた布であることがわかります。
劉平は郭嘉を呼び出すと、約束どおり講義を受けます。曹操と袁紹の戦いの行く末を熱く語る郭嘉の前に満寵が現れると、鄧展が袁紹の配下にさらわれたことを報告します。
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第1話-第5話
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第51話-第54話(最終話)
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