Netflix(ネットフリックス)オリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシーズン3を紹介します。
架空の町ホーキンスを舞台に怪奇現象に挑む少年・少女たちの活躍を描く同ドラマは、Netflixの看板ドラマともいえる人気作です。シーズン3は2019年7月4日にNetflixから配信され、配信から4日間で世界中の4000万世帯が視聴したと発表されています。
シーズン3 概要
Netflix(ネットフリックス)オリジナルドラマ
配信日:2019年7月4日
全8話(各話60分弱)
第1章「スージー応答せよ」51分
第2章「モールラッツ」50分
第3章「消えたライフガード事件」50分
第4章「サウナテスト」53分
第5章「ザ・フレイド」52分
第6章「多数からひとつへ」60分
第7章「傷跡」55分
第8章「スターコート・バトル」78分
シーズン1では、マイクたちは裏世界に連れ込まれた友人ウィルを救い出し、現れた怪物デモゴルゴンを退治しました。しかし裏世界へのゲートが閉じられたわけではありません。
そしておよそ1年後のシーズン2。ホーキンスに裏世界の怪物「マインドフレイヤー」が出没し、ウィルを操って表世界に復讐しようとします。少年たちは、どうにかゲートを閉じてマインドフレイヤーを倒しました。
世界に平和が訪れたように思えましたが、シーズン3では、ソ連が裏世界へつながるゲートを開こうとしていることが判明します。
Netflixオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は、Netflixから視聴できます。
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あらすじ
1985年夏、ホーキンスの町に再びマインドフレイヤーが出現。マックスの義兄ビリーをはじめ、町の住民たちの意識を操作すると、マイクやエルたちに復讐を試みます。
そのころ、怪しいロシア語の通信を傍受したダスティンは、スティーブやロビン、ルーカスの妹エリカたちと調査を開始。ソ連がホーキンスの地下に研究施設を建設していることがわかります。
マイクやエル、ルーカス、ウィルたちがマインドフレイヤーと戦っている間に、ホッパーとジョイスがソ連の施設に潜入して設備を爆破。世界は救われました。しかしホッパーは爆発の犠牲となりました。エルは超能力を失ってバイヤーズ家に引き取られ、彼らはホーキンスの町を去ります。
前:シーズン2
次:シーズン4 Vol.1
ネタバレ
1985年夏、ホーキンスの町で大規模な停電が起き、ウィルは再び異変を感じます。
マイクとエルは付き合いはじめます。しかしエルの養父となったホッパーは、2人の関係が気に入りません。エルに近づかないようにマイクを脅迫します。マイクが急によそよそしくなったため、マイクの浮気などを怪しんだエルは、超能力でマイクやほかの人たちの様子を観察。ビリーの様子がおかしいことに気付きました。事実、ビリーはマインドフレイヤーに操られ、町の住民をマインドフレイヤーに捧げていました。
ナンシーとジョナサンは、新聞社でアルバイトしています。ネズミの異常な行動を報告してきたドリスコル夫人を取材しますが、勝手な行動を咎められて解雇されてしまいました。
ダスティンは、ユタ州に住むスージーとサマーキャンプで知り合いました。アマチュア無線で会話しようとして、ロシア語の通信を傍受。電波がショッピングモールから発信されていることを知ります。スティーブ、ロビン、エリカの協力を得て調査すると、ソ連の研究施設を発見しました。潜入すると、ソ連の科学者たちが裏世界へのゲートを開こうとしていることを知ります。しかしスティーブとロビンが捕まってしまいます。
一方、磁石が効かなくなった現象を調べていたホッパーとジョイスは、研究所の跡地で男に襲撃されます。ホッパーは、男が乗っていたバイクを市長の家で見たことを思い出しました。市長を訪ねて脅迫すると、襲ってきた男はショッピングモールを運営するスターコート社に雇われている殺し屋であることがわかりました。さらに市長は不正な取り引きでスターコート社に土地を売却していました。
ホッパーとジョイスは、スターコート社が買収した土地を捜索し、ロシア人の科学者アレクセイを見つけます。そこに殺し屋が現れ、ホッパーとジョイスはアレクセイを連れて逃げ出すと、ロシア語を話せるマレー・バウマンのもとに向かいました。
マレーの協力により、ソ連がショッピングモールの地下で裏世界へのゲートを開く装置を開発したことがわかりました。ホッパーは、政府に連絡します。
ウィルは、ビリーがマインドフレイヤーに憑依されていることを仲間に教えました。少年たちはビリーをサウナに監禁し、熱で正体を暴こうとしますが逃げられてしまいます。このとき、入院しているドリスコル夫人が、苦しむビリーに反応していました。見舞っていたナンシーは、夫人の様態が急変する様子を目撃します。
ナンシーからドリスコル夫人の様子を聞いた少年たちは、夫人の様子を確認しに病院に行きます。そこでマインドフレイヤーに襲われますが、エルが撃退します。
少年たちはホッパーの家に集まり、エルの超能力を使ってビリーの居場所を突き止めます。しかしマインドフレイヤーにエルの居場所も知られてしまいました。
そして、独立記念日のパーティーの日がやってきます。
ホッパーの家をマインドフレイヤーが襲ってきました。エルが撃退しますが、足にマインドフレイヤーの肉片を埋め込まれてしまいます。肉片は取り除かれますが、エルは超能力を失っていました。
一方、ロシア人につかまっていたスティーブとロビンは、ダスティンとエリカによって救出されます。ダスティンは無線でマイクに連絡し、少年たちはショッピングモールで合流します。
ホッパー、ジョイス、マレー、アレクセイは少年たちを探して独立記念日のパーティーに来ますが、ソ連の殺し屋が襲ってきました。アレクセイは撃たれて亡くなり、残りの3人はショッピングモールに逃げ込みました。そこで少年たちを見つけると、ホッパーとジョイスはゲートを開く装置を停止するため、地下の研究施設へ向かいます。
ダスティンは無線でスージーの助けを借り、ソ連の暗号を解読してホッパーを支援します。
マイクたちは巨大化したマインドフレイヤーに襲われ、超能力を使えなくなったエルはビリーにつかまります。しかしエルの訴えかけでビリーは自分を取り戻しました。エルを守ろうとしてマインドフレイヤーの犠牲になります。義兄の最後を見たマックスは、悲痛の声をあげました。
地下の研究施設では、ホッパーとジョイスが装置の停止を試みていました。装置を停止させるには、2つのスイッチを同時に作動させなくてはなりません。ホッパーとジョイスがタイミングを合わせる必要があります。そこへ殺し屋が襲ってくると、ホッパーが撃退します。2人の乱闘によって装置の一部が破壊され、装置が暴走しはじめました。急いで停止させないと、どのような被害が発生するかわかりません。ジョイスはなんとか2つのスイッチを同時に作動させました。
装置は停止しますが爆発。ホッパーは巻き込まれ、駆けつけたソ連の研究員たちは消滅します。ゲートは閉じ、マインドフレイヤーも倒れました。
その後、連絡を受けていたオーウェンス博士と米軍が到着し、事態の収束に当たります。
3か月後。
超能力を失ったエルはバイヤーズ家に引き取られ、バイヤーズ家はホーキンスから引っ越します。
カムチャッカ半島にあるソ連の施設。
ソ連兵が囚人を檻に閉じ込めると、デモゴルゴンが現れました。デモゴルゴンは、おびえる囚人を惨殺します。
そして、施設には1人のアメリカ人が囚われていることがわかります。
(シーズン3 完)
登場人物
マイク・ウィーラー
演:フィン・ヴォルフハルト
ホーキンス中学校に通う少年。
ウィル、ダスティン、ルーカスとの仲良し4人組ではリーダー的立場です。
エル
演:ミリー・ボビー・ブラウン
ホーキンス研究所で訓練された超能力者。
意図的ではありませんが、彼女が原因で裏世界へのゲートが開いてしまいました。
ホッパー警察署長の養子になっています。
ダスティン・ヘンダーソン
演:ゲイテン・マタラッツォ
サマーキャンプで知り合ったスージーとアマチュア無線で交流しています。
ルーカス・シンクレア
演:ケイレブ・マクロクリン
マックスと付き合っているようです。
エリカ・シンクレア
演:プリア・ファーガソン
ルーカスの妹。シーズン2から登場していますが、シーズン3で物語に絡んできました。
ウィル・バイヤーズ
演:ノア・シュナップ
裏世界に長時間滞在していたため、マインドフレイヤーの存在を感じることができます。
マキシーヌ・メイフィールド
演:セイディー・シンク
愛称はマックス。
ルーカスと付き合っているようです。
ナンシー・ウィーラー
演:ナタリア・ダイアー
マイクの姉。
ジョナサンと恋愛関係になりましたが、最終話でバイヤーズ家はホーキンスを離れます。
ジョナサン・バイヤーズ
演:チャーリー・ヒートン
ウィルの兄。
ナンシーといい感じになりましたが、シーズン4ではどうなるでしょうか。
スティーブ・ハリントン
演:ジョー・キーリー
ホーキンス高校の人気者でしたが、その地位はシーズン2でビリーに奪われました。
ダスティンとは師弟のような関係にあります。
シーズン3では、高校を卒業し、進学せずにショッピングモールのアイスクリーム店に就職。アルバイトのロビンといい感じになりましたが、彼女には事情があったようです。
ロビン・バックリー
演:マヤ・ホーク
シーズン3から登場。
ショッピングモールのアイスクリーム店で働くスティーブの同僚。スティーブから告白されますが、同性愛者であることを明かします。
ビリー・ハーグローブ
演:デイカー・モンゴメリー
シーズン2から登場。
マックスの義理の兄で暴力的な性格。
マインドフレイヤーに憑依されていましたが、最後はエルをかばって亡くなりました。
ジョイス・バイヤーズ
演:ウィノナ・ライダー
ウィルの母親。
夫ロニーとは離婚しています。
ホッパーはジョイスに気があるようですが、彼女もまんざらでもない様子。
シーズン2ではボブと再婚するつもりだったようなので、どう思っているのでしょう。
カレン・ウィーラー
演:カーラ・ブオノ
マイクの母親。
ジム・ホッパー
演:デヴィッド・ハーバー
ホーキンス市の警察署長。
エル(イレブン)の養父。
シーズン3の最終話で爆発に巻き込まれたようですが、遺体は見つかっていないようです。エンドクレジット後のソ連基地で、ロシア人が「アメリカ人はいい」といってほかの囚人を連れ出しました。この言葉の真相が視聴者には話題のようです。
マレー・バウマン
演:ブレット・ゲルマン
シーズン2から登場。
元ジャーナリストでロシア語に堪能。
サム・オーウェンス博士
演:ポール・ライザー
シーズン2から登場。
研究所を管理するエネルギー省の職員ですが、研究所が閉鎖されたためホーキンスを離れていました。
ラリー・クライン
演:ケイリー・エルウィス
シーズン3から登場。ホーキンス市長。
不正な取り引きによってソ連に土地を提供しました。
アレクセイ
演:アレック・ユトゴフ
シーズン3で登場したロシア人科学者。
地下室で裏世界への装置を研究させられていましたが、ホッパーに救出されます。味のあるキャラクターだったのですが、グレゴリに射殺されました。残念。
グレゴリ
演:アンドレイ・イフチェンコ
シーズン3から登場。ソ連の殺し屋。
スージー
演:ガブリエラ・ピッツォーロ
ユタ州ソルトレイクシティに住む少女。
サマーキャンプでダスティンと知り合い、その後もアマチュア無線で交流を続けています。
付き合っている女性がいると見栄を張ったダスティンによる架空の人物かと思っていたら実在したようです。シーズン4ではもっと出てくるかもしれません。
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また、ホッパーは亡くなったように思えますが、カムチャッカの施設に囚われているアメリカ人はきっとホッパーでしょう。これまで、ホーキンスの町だけで展開してきた物語は各地に広がりそうです。