ヒューマンズ シーズン1 あらすじとネタバレ 登場人物を紹介

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写真出典:IMDb
スウェーデンで放映されたSFドラマ「Real Humans」をイギリスのチャンネル4とアメリカのAMCが共同制作でリメイク作品です。

家事や仕事をこなすシンスと呼ばれるアンドロイドが普及している社会を舞台にしたSFドラマです。ドラマや映画、ゲームなどで語り尽くされ、斬新な設定とは言えませんが、家族のあり方や生きるということを考えさせてくれるドラマになっています。

2015年にシーズン1が放映され、2016年にシーズン2と続きましたが、2018年のシーズン3で打ち切りとなっています。

国内ではFOXチャンネルやHuluで放映されたのち、2021年10月現在、Amazonから配信されています。

次:シーズン2

概要

原題:Humas
制作:米AMC 英Channel4
放映年:2015年
エピソード数:全8話(各話45分程度)
対象年齢:16歳以上
銃で人が撃たれるシーンや性風俗店のシーンがありますが、過度な描写はありません。

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あらすじ

近未来のイギリス。シンスと呼ばれるアンドロイドが普及し、人間の代わりに家事や仕事に従事しています。

あるとき、妻の仕事が忙しく、家事や育児に追われるジョー・ホーキンスは、妻に内緒でシンスを購入しました。彼女は「アニータ」と名づけられ、完璧に家事をこなします。しかし、アンドロイドであるはずのアニータの言動には違和感がありました。ときどき機械とは思えない、人間らしい行動を取るためです。

一方、世間から隠れるように生活しているレオは、闇業者に奪われたシンスを探していました。

登場人物の紹介のあと、各話を紹介します。

登場人物

 

アニータ

演:ジェンマ・チャン
ジョー・ホーキンスが家事や育児を任せるために購入したシンス。

ジョー・ホーキンス

演:トム・グッドマン=ヒル
忙しい妻に代わり、仕事をしながら家事や育児を担っていましたが、負担を減らすため、妻に内緒でシンスを購入。「アニータ」と名づけます。

ローラ・ホーキンス

演:キャサリン・パーキンソン
ジョーの妻で弁護士。
仕事が多忙で家事や育児の時間が取れません。しかし、シンスに任せることには反対していました。子どもたちに悪影響を与えかねないと考えているためです。

マティー・ホーキンス

演:ルーシー・カーレス
ホーキンス家の長女。
AIやプログラミングに高い知識を持っており、アニータの行動に興味を抱きます。

トビー・ホーキンス

演:テオ・スティーブンソン
ホーキンス家の長男。
多感な年頃のため、家にやってきたアニータを異性として意識しはじめます。

ソフィー・ホーキンス

演:ピクシー・デイビス
ホーキンス家の次女。
シンスが珍しく、アニータになつきます。

レオ

演:コリン・モーガン
ミア、フレッド、ニスカ、マックスという4体のシンスたちと隠れるように生活していた青年。
ミアとフレッドが違法業者に奪われ、捜索しています。

フレッド

演:ソープ・ディルス
レオと過ごしていたシンスの1体。
違法業者に連れ去られます。

ニスカ

演:エミリー・バーリントン
レオと過ごしていたシンスの1体。
ミアとフレッドが拉致されると、レオに命じられて風俗店に身を隠します。

マックス

演:イヴァノ・ジェレマイア
レオと過ごしていたシンスの1体。
仲間たちの弟のような存在で心優しいシンス。
ミアとフレッドが拉致されると、レオと一緒に捜索します。

デビッド・エルスター

演:ステファン・ボクサー
シンスを開発した科学者。

ジョージ・ミリカン

演:ウィリアム・ハート
デビッド・エルスター博士とともにシンスの開発に携わっていた科学者。
引退後、脳梗塞で倒れ、記憶障害と身体不随を患っています。
旧型のシンス・オディと暮らしていますが、旧型の所持は禁止されているため、オディを隠しています。

オディ

演:ウィル・チューダー
ジョージ・ミリカン博士に仕える旧型のシンス。
古くなっているため動作が不安定で壊れかけています。しかし新型と交換されてしまうため修理に出せません。
ミリカン博士は記憶障害を持っているため妻との記憶が曖昧です。オディは博士と彼の妻との記憶を思い出し、話してくれることがあるため、博士から大切にされています。

ベラ

演:レベッカ・フロント
福祉施設がジョージ・ミリカン博士に供給した介護用シンス。

カレン・ヴォス

演:ルース・ブラッドリー
刑事。
旧型シンスのオディが人間の女性を傷つけた事件を担当。
その後もシンスに関わる事件を捜査します。

ピート・ドラモンド

演:ネイル・マスケル
刑事。カレンの相棒。
シンスを嫌っています。

ジル・ドラモンド

演:ジル・ハーフペニー
ピートの妻。
事故で下半身が不自由です。

サイモン

演:ジャック・ダージス
シンス。
体の不自由なジルを介護するために保険会社から派遣されています。

ホブ

演:ダニ−・ウェブ
シンスを研究する政府機関のリーダー。
レオたちを追跡しています。

サイラス・カペック

演:ポール・ケイ
シンスを違法に入手し、改造して販売している闇業者。

ハリム

演:マンプリート・バチュ
マティー・ホーキンスのボーイフレンド。

警視正

演:ドミニク・マフハム
カレン刑事とピート刑事の上司
シンスが起こす事件を隠蔽しようとしています。

第1話

近未来のイギリスでは、家事や仕事をこなす高機能アンドロイド「シンス」が普及しています。
彼らの外見は人間そのものですが、感情はありません。プログラムに従って動き、許可なく人間に触れることはできません。また、瞳が緑色で、青い血が流れています。

弁護士のローラ・ホーキンスは、仕事が多忙で家庭での時間が取れません。そのため、家事を任されていた夫のジョー・ホーキンスは、シンスを購入すると「アニータ」と名付けました。
ローラは、ジョーが無断でシンスを購入したことが残念です。さらに、アニータが子どもたちに接する様子に違和感を抱きます。

レオは、ミア、フレッド、ニスカ、マックスという4体のシンスと隠れる生活を送っています。ミアの姿は、ホーキンス家にいるアニータそのものです。
あるとき、レオたちは何者かに襲撃され、ミアとフレッドが連れ去られました。
レオは2人を捜索し、違法業者サイラス・カペックが犯人であることがわかります。

連れ去られたシンスの1体フレッドは、転売されて農園で労働させられていました。携帯でレオに連絡し、脱走を試みます。しかし本来シンスが携帯を使うことはありません。ホブに見つかって捕まります。

フレッドからの連絡が途絶えたレオは、風俗店に身を隠すニスカの無事を確かめます。

ロンドン市内では、ジョージ・ミリカンの所有する旧型のシンスであるオディが、人を傷つける事件が発生しました。カレン刑事とピート刑事が捜査に当たります。

シンスは自動車ぐらいの価格らしいです。維持費は人件費より安くなるでしょう。工場や農場などではいっきに普及しそうです。

第2話

第1話のラストで深夜にアニータがソフィーを連れ出していました。何をしていたのかわかりませんでしたが、どうやらアニータに娘を奪われるというローラの夢だったようです。

ホーキンス家では、シンスのアニータが家事をこなしていました。ローラは、完璧すぎるアニータに恐怖すら覚えます。

ホーキンス家の長女マティーは、学校のシンスを違法に改造しようとして注意されます。彼女がプログラミングについて高いスキルを持っていることがわかります。
また、長男のトビーはアニータを異性として意識しはじめます。

本来シンスはシンス同士が出会うと情報を共有します。しかしアニータは共有しようとしません。何かを隠しているような気もします。アニータへの不信感を募らせるローラは、彼女を返品することにしました。

そのころ、奪われたシンスを探すレオは、サイラス・カペックに接触。サイラスがミアを手に入れたあと、プログラムをリセットして新しい人格を組み込み、転売したことがわかります。
レオがサイラスと争い、怪我を負って逃走すると、マックスは電源をつないでレオを治療しました。レオは人間ではないのかもしれません。しかしレオから流れ出る血は赤色でした。

その後、シンスの違法改造を行っていたサイラス・カペックが警察に捕まります。

ジョージ・ミリカンのもとには福祉施設から新型のシンス・ベラが派遣されてきますが、淡々と対応するベラに馴染めません。

風俗店に身を隠していたニスカは、変質的な要求してきた客を殺してしまいました。本来、シンスが人間を傷つけることはできません。ニスカは店から逃亡します。

レオは人間ではないようですが、瞳の色や血の色からシンスでもないようです。正体が気になります。

第3話

フレッドはホブの施設に監禁されています。
彼はデビッド・エルスター博士が作り出した、感情のあるシンスの1体です。ホブはフレッドからほかのシンスの居場所を聞き出そうとしています。

ホーキンス家では、ローラがアニータを返品するため車で販売店へ向かっていました。反対するトビーが自転車で追いかけてきて交通事故に遭いそうになると、アニータが飛び出して助けます。

アニータの返品どころではなくなり、いったん家に戻ると、アニータはローラの部屋でローラが隠している古い写真を見つけました。写真には少女と男児が写っており、裏には「ローラとトム」と書いてあります。

ローラは息子を救ったアニータへ理解を深めようとしますが、アニータがトムの名を出したため激怒。その様子をジョーが立ち聞きしていました。ジョーもトムのことは知りません。

夜。
マティーはアニータが故障しているかどうかを調べるため、アニータにパソコンを接続してプログラムの解析を試みます。すると、アニータが突然別人のような行動を見せて助けを求め出しました。
一瞬のことでしたがマティーは驚き、コピーしたプログラムをハッキングサイトに公開します。

レオとマックスは仲間を探していますが、フレッドからの連絡は途絶えたままです。
しかしミアのプログラムがインターネットで公開されたことがわかります。
また、ニスカが風俗店で起こした殺人事件が報道されます。

事件が起きた風俗店にカレン刑事とピート刑事がやってきて捜査をはじめると、2人の上司である警視正は、殺人事件ではなく、違法改造による事故として扱うように命じました。そして、政府に仕える専門家であるホブに相談するように言います。
ピート刑事は、組織が事件を隠そうとしていることに反発。新聞記者に不満をぶつけて怪我させ、停職処分になります。
一方、捜査を続けるカレン刑事は、風俗店が、違法改造で逮捕したサイラス・カペックと取り引きしていたことを知ります。風俗店の事件の犯人は、違法改造されたシンスだったのかもしれません。

ジョージ・ミリカンは、ベラの目を盗んでオディとドライブに出かけました。しかしオディの不具合によって事故を起こします。オディは旧式なので、見つかれば廃棄されます。ミリカンはオディを森の中に逃がしました。

ローラはトムのことを明かそうとしません。写真に写るローラとトムは姉弟のように見えます。なぜ話せないのか気になります。

第4話

ホブは勾留されているサイラス・カペックを取り調べ、男性がアニータを探していることを知ります。この時点では、男性がレオであることをホブは知りません。

ホーキンス家では、ローラと子どもたちは外出し、家にはジョーとアニータが残っていました。
ジョーがトムという男性とローラの浮気を疑うと、アニータはローラが仕事相手と会っていることを伝えて安心させようとします。しかし不安を拭えないジョーは、アニータの成人オプションを実行します。

過激な性描写にならないあたりがウエストワールドと違います。

その後ジョーとローラはアニータの検査を依頼しました。異常は見つかりませんでしたが、新品ではなく14年以上前に製造されていることがわかります。シンスの耐用期間は4ー5年とされているため、アニータは異様に長期間稼働していることになります。

ミアを探すレオは、ハッキングサイトを介してマティーに連絡。ミアと面会しますが、トラブルを警戒するマティーは機転を利かせて逃げ去ります。

マティーに逃げられると、レオはハッキングサイトに公開されたプログラムを解析するため、シンスの開発に関わった人物を調べ、ジョージ・ミリカンを訪ねます。
彼の協力で、プログラムがより大きなプログラムの一部であることがわかりました。
ミリカンがレオの素性を怪しむと、レオはデビッド・エルスター博士の息子だと告げて去ります。
エルスター博士はシンスの開発の中心人物です。彼には確かに息子がいましたが、幼いときに亡くなっているはずです。

隠れ場所に戻ったレオは、プログラムを自ら読み込みました。シンスに感情を与えるプログラムの一部で、完成させるにはミアたち5体のシンスが必要であることがわかります。

一方、人間に成りすまして逃亡しているニスカは、地下格闘クラブで人間相手に暴れました。ホブと警察が駆けつけると、ニスカは逃走します。

ピート刑事は妻ジルから別居を要求され、警察署で寝泊まりしていました。新聞記者に連絡すると、風俗店で起きた事件が違法改造による事故ではなく、シンスによる殺人事件だったことを教えます。
その後、ピート刑事と食事していたカレン刑事は、席を外すと、食べたものを胃からすべて取り出しました。彼女はシンスでした。

第5話

地下格闘クラブでのトラブルから逃げていたニスカはレオに連絡。彼の勧めでジョージ・ミリカンの家に匿われます

アニータが中古品であり違法改造の可能性もあると知ったジョーとローラは、アニータへの対処を巡って口論になります。ジョーがトムのことを口にすると、ローラははぐらかします。2人の口論をマティーが聞いていました。

このときマティーの元にレオから連絡が入ります。マティーはアニータを連れ出すと、レオの隠れ家に向かい、2人を再会させました。レオはハッキングしますが、ミアの人格は戻りません。自棄になったレオは隠れ家を飛び出します。

マティーは以前、確かにミアの人格に遭遇しました。しかしなぜミアが現れたのかわかりません。手がかりを探すため検査報告書を見ると、アニータの成人オプションが実行されたことを知ります。
マティーが母ローラに報告すると、アニータに異性を感じていたトビーが疑われます。アニータと性的関係を持ったのはジョーですが、両親の仲が悪くなることを恐れたトビーは、罪を被りました。
ジョーはトビーがかばってくれたことを知り、ローラに真実を打ち明けます。ローラは傷つき、激しい口論になりました。ジョーはトムについて問いただしますが、ローラに追い出されます。

ピート刑事がメディアに情報を流したことで、風俗店での事件が殺人事件としてニュースになります。
ピート刑事は職場に復帰し、カレン刑事とともにマスコミへの対応と隠蔽を命じられます。
また、妻ジルの介護をするシンス・サイモンのレンタル期間が終了するため、ジルに面会すると、彼女はサイモンを愛するようになっていました。

そのころ、1人の男性が森の中に横たわるシンスを発見します。彼は警察に通報し、識別番号からオディであることがわかりました。記録ではオディは廃棄されたことになっています。事件性を感じたピート刑事が回収に向かうと、オディは消えていました。

ピート刑事はオディの所有者であるジョージ・ミリカンを訪ねますが、とくに異変は見つかりません。
このとき、ミリカンの家にはニスカが潜んでいました。ニスカはピート刑事に見つかりませんでしたが、飾ってあった写真に、地下格闘クラブで警察と一緒にいたホブの姿を見つけます。ミリカンに尋ねると、ホブもシンスの開発メンバーだったことがわかります。

一方、カレン刑事は地下格闘クラブで起きた暴動事件を捜査を続けていました。被害者がスマホで撮影した映像には、ニスカが暴れる様子が映っていました。

第6話

ホブの元にはフレッドが捕らわれています。ホブは人間とシンスが共存できる世界を作りたいと言いますが、信じられないフレッドは警備員を人質にとって逃げ出します。

マティーはトムについて母親に問いただしますが、ローラが明かそうとしないため家を飛び出しました。
ローラは、ハリムのところにいたサティーをアニータとともに見つけ出すと、トムのことを教えます。
トムは、ローラの弟でした。しかし幼いときにローラの不注意で事故に遭い、亡くなったといいます。以降、ローラは罪悪感に悩まされています。
ローラとマティーの会話を聞いていたアニータが豹変し、ミアの人格が現れました。警戒するローラに、ミアは息子を失ったことを明かしてアニータに戻ります。
マティーは、レオがミアを探していることをローラに教えます。

ミアの人格が残っていることを伝えるため、マティーはレオの隠れ家にやってきました。しかしレオの姿はありません。
マックスとともにレオを探して見つけると、レオは自分の記憶映像を再生し、正体を明かします。

レオは、デビッド・エルスター博士の息子です。彼が幼いとき、母親ビアトリスが精神的疾患を発症。博士はレオの母親代わりになるミアや兄弟になるフレッド、ニスカ、マックスを作りました。
その後ビアトリスはレオをともなって心中を図り、ビアトリスは亡くなりますが、レオはミアに助け出されました。博士は瀕死だったレオの記憶をデジタル化し、肉体を機械化して延命します。
その後、博士はなんらかの理由で自殺したことがわかります。

トビーは、家を追い出され、友人宅にいた父親ジョーを迎えにいくと、アニータに感情があることを伝えます。機械と割り切って成人オプションを実行しましたが、アニータには感情がありました。ジョーは家に戻り、ローラに謝罪しますが、ローラは許せません。

そこへマティーがレオとマックスを連れてきます。アニータをハッキングし、マティーの協力のもとミアが呼び出されました。
レオとミアは再会しました。
ホーキンス家の人々は、レオに協力することにします。
そこへフレッドが連絡してきました。レオとマックスは、待ち合わせ場所に向かいます。
外に待機させられていたジョーは、レオたちについて聞かされていません。彼らを警戒して警察に通報します。

レオとマックスがフレッドとの待ち合わせ場所へ向かうと、ホブと警察が追ってきました。残り電量が少なくなっていたサイモンは逃走を諦め、レオに1人で逃げるように忠告すると、川に飛び込みました。

ジョージ・ミリカンの家にオディが自力で戻ってくると、ニスカは修理を手伝います。ミリカンと生活するニスカは、いつしか人間に共感するようになっています。

風俗店での殺人事件、地下格闘クラブで暴力事件を追っているカレン刑事は、捜査の中で不審な女性(ニスカ)を乗せたというタクシー運転手に接触します。
このとき、ピート刑事はカレン刑事の家に世話になっていました。運転手が女性を降ろした場所の近くにジョージ・ミリカンの家があることを教えます。
カレン刑事は、ピート刑事の情報に感謝し、彼に好意を抱いていることを伝えると、シンスであることを明かしました。そして翌朝、カレン刑事はピート刑事への別れの書き置きを残して消えます。

レオはもともと人間ですが、機械化された人間のようです。
また、カレンはシンスですが、感情があるようです。どういうことでしょう。

第7話

カレン刑事はジョージ・ミリカンの家にやってくると、ニスカを見つけます。ニスカは驚きました。カレンは、かつてデビッド・エルスター博士が彼の妻ビアトリスに似せて作ったシンスだったからです。

エルスター博士は、息子レオのために母親ビアトリスの姿を持つシンス(カレン)を作り出しました。しかしレオは、心中しようとした母親の姿を恐れました。
自分の行いの過ちに気づいた博士は、シンス(カレン)を破壊しようとしましたが、妻の姿を持つため実行できません。密かに逃がしたあと、自殺しました。
その後、1人で生きてきたカレンは、シンスは人間にとって危険な存在であり、共存は不可能と考えるようになります。

シンスは自分を破壊することはできません。カレンはニスカに銃を差し出すと、自分を破壊するように要求します。
しかしニスカは、シンスが感情を持つことで人間との新しい未来が開けると考えていました。
カレンとニスカは口論となり、カレンは誤ってジョージ・ミリカンを撃ってしまいます。
カレンは逃げ、ジョージ・ミリカンはオディに見守られながら息を引き取ります。

その後、カレンはホブに接触。協力を申し出ます。

ミリカン宅を出たニスカはレオに連絡し、ホーキンス宅で合流することになりました。通話は暗号化されていましたが、移動するニスカの姿は町の監視カメラにとらえられ、ホブに見つかります。

レオはフレッドと合流し、川に落ちて流されていたマックスを回収します。

ホーキンス宅にニスカ、そしてレオとフレッドがマックスを抱えてやってきました。マックスを治療しますが、回復しません。5体のシンスが揃った今、デビッド博士のプログラムを完成させればマックスは回復するかもしれません。
レオたちはプログラムの完成を試みようとしますが、テレビからニスカが地下格闘クラブで暴れているニュース映像が流れました。ジョーとローラは不安になり、レオたちに出ていくように要求します。
そこへ警察が現れ、レオたちは連行されます。

カレンについて調べていたピート刑事は、本物のカレンが故人であることを知ります。

カレンもデビッド博士が作ったシンスでした。

第8話

レオたちは連行され、デビッド・エルスター博士が作った5体のシンスが揃いました。ホブは彼らからプログラムをダウンロードします。

ホーキンス家の人々は、レオたちを助け出そうとしていました。感情を持つシンスの存在をメディアに暴露すると脅迫してレオたちを取り戻す計画を立てます。マティーのノートパソコンに保存されている、レオの記憶の映像が証拠です。しかしマティーのノートパソコンは警察に回収されていました。
そこへ真実を知ろうとするピート刑事が現れ、彼の協力でノートパソコンを奪還します。
また、ピート刑事からの情報で、カレンが感情を持っていることがわかりました。

マティーはノートパソコンに記録されている映像から静止画を何枚か作成すると、別のパソコンに転送し、証拠を作ります。
ホブは取り引きに応じ、レオたちは解放されました。

ホーキンス家の人々とレオたちは合流しますが、警察が現れました。フレッドはホブにプログラムを組み込まれ、操られているため位置情報がばれたのです。
ホブは、人間をサポートするシンスが感情を持つことには肯定的でした。しかし制御が必要と考えています。

レオは、フレッドを停止させると、ホブに連絡して追跡しないように警告しました。また、ホブがレオたちから手に入れたプログラムでは、プログラムが完成しないことを伝えます。
そしてホブのところにいたカレンに電話を代わらせると、呼び寄せます。カレンが5体目の感情を持つシンスだからです。

ノートパソコンを持ってホブの元へ向かっていたピート刑事は、レオの隠れ家に向かうカレンを見かけて後を追います。

レオたちは町に潜んでいました。
ローラはトムのことをジョーに明かし、2人は理解を深めます。
そこへカレンがやってきました。これで5体のシンスが揃いました。
カレンはプログラムを完成させることを拒否しますが、ミアが説得。5体のシンスは接続し、情報を共有してプログラムが完成します。
マックスも回復しました。

ニスカはマティーのノートパソコンからHDDを取り外すと、ローラに渡します。そこには完成したプログラムが保存されています。ニスカは、プログラムの使いみちを人間のローラに託したのです。

レオたちはホーキンス家の人々に見守られながらどこかへ去っていきます。
ニスカは1人になることを希望し、レオたちと別れました。

カレンの前にはピート刑事が現れます。ピートはシンスであるカレンを受け入れ、カレンもピートと生きていくことにします。

その後、1人で列車に乗りどこかへ向かうニスカの手には、もう一つのHDDがありました。彼女は、シンスに感情を与えるプログラムをコピーしていました。

人類対機械の戦い、みたいな展開にはならないと思いますが、シーズン2はAmazonでいつ配信されるのか、気になります。

(シーズン1 完)

次:シーズン2

ヒューマンズを見る

ドラマ「ヒューマンズ」シーズン1は、2015年に放送されました。
2016年シーズン2、2018年シーズン3で終了しています。

2021年10月現在、シーズン1がAmazonから配信されています。プライム会員は追加料金無しで視聴できます。

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