ヴァイキング 海の覇者たち シーズン5 後半のあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

ヴァイキング

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ヴァイキング シーズン5 後半 概要

ヒストリーチャンネルが制作する海外ドラマ。中世ヨーロッパにおける北欧ヴァイキングたちの活動を描いたドラマのシーズン5。ここでは、全20話のうち第11話〜第20話の後半部分を紹介します。

ラグナル・ロズブロークの復讐のために一度は結束したヴァイキングたちでしたが、目的を果たすと覇権をめぐる争いが再燃。敵を変え、味方を変えて戦い続け、仲間たちは死んでいきます。イングランドではアルフレッドが王位に就きますが、急速な改革に反対するものも多く、不安定な体制が続いています。

広げた風呂敷はたたまれるのか。見てみました。

2018年放送

前:シーズン5前半
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第11話 啓示

カテガット
ラゲルサたちとの戦いに勝利したアイヴァーは、ついにカテガットを手に入れました。そこへフランク王国からロロがやってきます。フランク兵をアイヴァーに貸していたロロは、見返りとして膨大な年貢と軍事面での協力を要求します。

一方、戦いに破れたラゲルサたちは僻地の小屋に逃げ隠れていました。
ヘフマンド司教は、エグバート王から譲られたイングランドの土地へ逃げ延び、体制を立て直すことを提案します。
そこへ隠れ場所を察知したロロがやってくると、フランク王国への亡命を勧めました。かつて愛した女性ラゲルサと本当は自分の子であるというビヨルンを救いたいのです。ビヨルンは自分がロロの子どもであることを信じることができず、ロロの提案を拒絶。ヘフマンド司教の案を採用してイングランドへ避難することにします。

ウェセックス王国
イングランドでは、アルフレッド王が都市防衛の強化や軍船の建造、聖書者にしかわからないラテン語から庶民にもわかる英語による教育といった改革に乗り出します。しかし聖職者や貴族は進歩的な改革に批判的でした。

新天地
過酷な自然環境に置かれているフロキの集落では、フロキ自らが生贄になって神々に救いを求めようとします。しかし住民の意見は分かれます。

ビヨルンは実はロロの子どもらしいです。本当のところはわかりませんが、ラゲルサも強く否定はできません。
フロキは自らを生贄にすることを自分で決めることはできない、神々に判断をゆだねるといって多数決で決めようとします。もっともらしい反面、責任を他人に押しつけているだけにも見えます。怪しい宗教活動家です。

第12話 卑劣極まりなき殺人

ウェセックス王国
イングランドへ落ちのびてきたビヨルンたちは、かつてエグバート王が約束した土地の権利が無効であったことを知ります。しかしアルフレッド王は、協力してデーン人を撃退すれば、正式に土地を譲渡すると約束します。

ヘフマンドはシャーボーンの司教の座に戻ろうとしますが、異教徒であるヴァイキングに味方したため許可されません。そこで現司教であるクスリッドを訪ね、譲るように脅迫します。司教の座を譲る気がないクスリッドは、ヘフマンドがラゲルサと愛人関係にあることを非難する脅迫文を送りました。脅迫されたヘフマンドは、再びクスリッド司教を訪ねると暗殺します。

カテガット
フレイディスがアイヴァーの子を身ごもりました。しかし本当の父親は別の男です。

イングランドにデーン人が攻めてくるのですが、これまで「デーン人」という表現は出てきませんでした。デーン人はスカンディナビア半島とユトランド半島あたりにいたゲルマン人の一派で、ビヨルンやアイヴァーたちもデーン人のはずです。しかしドラマでは別の部族か何かのように聞こえます。史実と比べても仕方ないのですが、大異教徒軍を起こしたのはデーン人ということになっています。
エグバート王の土地譲渡契約が無効だったことが判明しますが、何かもうちょっと劇的な伏線になるかと思っていました。というか大異教徒軍はイーストアングリアを譲り受けるということでウェセックスから軍を引いたはずです。でもそこに住んでいない、軍勢を残していないのも不思議です。
クスリッド司教はなぜヘフマンド本人に手紙を送ったのでしょう。ヘフマンドが改心するとか、司教の座をあきらめるとか思ったのでしょうか。怒ったヘフマンドに殺されてしまったのでどうしたかったのかわかりません。アルフレッド王やほかの司教に手紙を送っていればヘフマンドを失脚させることができたと思います。

第13話 新たなる神

ウェセックス王国
アルフレッド王は、デーン人の襲撃に備えるためビヨルンやウベを味方に付けました。しかし臣下の中にはヴァイキングに頼ることに反対する勢力も多くいます。彼らを懐柔するため、ウベとトービをキリスト教に改宗させます。

そしてアルフレッド王はノーサンブリア王国からやってきたエルスリズと結婚します。その式典には、かつて追放されたマグヌスの姿がありました。彼はラグナル・ロズブロークとクウェンセリス女王の息子です。

また、アルフレッド王の兄エセルレッドは、クスリッド司教(ヘフマンドに殺された司教)の娘エセルフレッドと結婚します。

名前がややこしい。

ヨーク
カテガットでアイヴァーと仲違いしたハーラルは、アイヴァーを倒す軍勢を手に入れるため、イングランドのヨークへやってきます。

アルフレッド王は母ジュディスがノーサンブリアから連れてきた女性エルスリズと結婚します。ジュディスの従妹の娘ということです。ノーサンブリアは大異教徒軍に蹂躙されてエラ王も処刑されたはずですが、王国が残っているのでしょうか。それともどこかに隠れていたのでしょうか。ウェセックスも以前と変わらない生活をしているように見えます。大異教徒軍の襲来によってイングランドにどのくらいの被害があったのかよくわかりません。
前回、クスリッド司教は禁欲の誓いを破っているといってヘフマンドのことを非難していました。しかしクスリッド司教にも娘がいたようです。結婚はOKだったのでしょうか。よくわかりません。
ラグナル・ロズブロークとクウェンスリスの子マグヌスが再登場しました。ラグナルは自分の子であることを否定していましたが、彼の登場がどんな波乱を招くのか盛り上がってきました。
ハーラルは、カテガットを追い出されるようにしてヨークへやってきますが、彼が故郷から引き連れていたであろう軍勢はどうしたのでしょう。力関係がいまいちわかりません。

第14話 こぼれ落ちた瞬間

ウェセックス王国
ヨークのヴァイキングを引き連れたハーラルがウェセックス王国に迫り、アルフレッド王はビヨルンに迎撃を命じます。

カテガット
アイヴァーは、まだ生まれてきていない子どもにバルドルと名付けます。北欧神話に出てくる光の神の名前でした。そして不吉な預言をする見者を殺します。

シーズン1からずっと出ていた見者が死んでしまいました。
アイヴァーは生まれてくる子どもにバルドルと名付けていました。生まれてくる子どもが女の子の可能性はないみたいです。
フロキの集落では、誰それが殺されたとか復讐はダメだとかいってずっともめています。どうでもいい。

第15話 地獄

ウェセックス王国
ウベは、ウェセックスに攻めてきたハーラル軍の野営地を訪れ、和解を申し出ました。ハーラルはあらためて返事することを約束し、ウベをいったん帰します。そこへマグヌスが現れると、ウェセックスの軍が迫っていることを告げました。ウベの訪問が時間を稼ぐための作戦だと知ったハーラルは、すぐに攻撃を開始します。ハーラル軍とウェセックス軍の戦いがはじまりますが、罠を仕掛けて準備していたビヨルンたちが勝利します。しかし戦いの中でヘフマンド司教は命を落とし、ラゲルサも行方不明になります。

ヘフマンドが戦死してしまいました。シーズン4の最後に思わせぶりに登場し、シーズン5では戦士としてウェセックス、アイヴァー、ラゲルサと所属を変えながら活躍していました。でも彼を登場させることでどうしたかったのかよくわかりません。

第16話 釈迦

ウェセックス王国
ハーラル軍を撃退したビヨルンたちは、アルフレッド王から約束通りイーストアングリアの地を譲り受けます。しかしキリスト教徒の土地になじめないビヨルンは、カテガットへ戻ることにしました。このときカテガットはアイヴァーが君臨しています。ビヨルンはヨークにいるハーラルを頼ることにします。

一方、アルフレッド王はもともと体が弱いせいもあり、病に倒れました。病弱な王への不安が高まり、反対派が勢いづきます。彼らがエセルレッドを支持していることを知ったジュディスは、アルフレッド王の地位を守るためエセルレッドを毒殺します。

カテガット
カテガットは世界各地から商人が集まる交易地として栄えていました。ヴィトゼルクは商人が売っていた仏像に興味を示します。

ハーラルに捕らわれていた女戦士グンヒルドがビヨルンたちの捕虜になります。彼女はビヨルンの名前は知っているけれど顔は知らないようでした。大異教徒軍を率いていたビヨルンを知らないとかあるのでしょうか。そんなものかなあ。そしていい仲になってしまう二人でした。
消息が知れないラゲルサの行方について話し合うビヨルン、ウベ、トービ。このときトービはウベの妻になっていますが、以前はビヨルンの妻でした。ビヨルンとの間には二人の子どももいます。何事もなかったかのように話し合っている三人がちょっと不思議です。同性だろうがSMプレイだろうがなんでもこなすビヨルン、妻を兄弟でシェアするウベ、親子ぐらい年齢差があるのではないだろうかと思われるウベと結婚するトービ。トービはラゲルサぐらいの年齢だと思うんですよね。なんなんでしょう。
誰も彼もが敵味方を変えて戦ってばかりいます。複雑な人間関係が描きたいのかもしれませんが、裏切っても次に会ったときはあっさり仲間として迎え入れます。懐が大きいのか単純なのか。
エセルレッドを毒殺するジュディス。どうなんですかね。母親として最低。

第17話 惨劇

ウェセックス王国
病気から回復したアルフレッド王は、母ジュディスが自分の地位を守るために兄エセルレッドを毒殺したことを聞かされて嘆きます。そんな中、デーン人が襲撃してきます。

カテガット
アイヴァーは王として独裁体制を敷いていました。そしてイングランドでラゲルサたちがハーラルを破ったことを知ると、ラゲルサを倒すためにイングランド遠征を決めます。

ジュディスはエセルレッドを毒殺したことをアルフレッド王に自白します。アルフレッド王はいつ真相を知るのだろう、どうやって知るのだろうと期待していたのですが、あっさり自白。どうして自白したんでしょう。ジュディスはアルフレッドのことを何よりも大切に思っていました。それこそ彼のためと思って兄を殺すぐらいに。自白することが最善の道だったのでしょうか。脚本家が話を考えるのがめんどくさくなったのではないだろうかと邪推してしまいます。
ヨークではグンヒルドをめぐってビヨルンとハーラルが恋バナ。しまいにはビヨルンは恋をしたことがないとか言い出す始末。しかしポルンやトービに愛していると言っていたような気もします。そもそも彼らは何歳なのだ。

第18話 バルドル

カテガット
イングランド遠征の準備を進めるアイヴァーは、ノルウェー王の一人オラフ王の援助を得るため、ヴィトゼルクを使者として向かわせます。

また、アイヴァーとフレイディスの子バルドルが生まれました。しかしバルドルは障害を持って生まれてきたため、アイヴァーは森に捨て去ります。

ウェセックス王国
デーン人の軍勢が迫ると、ウベは彼らに和平を持ちかけます。デーン人たちは三人の王を説得する必要があると言いますが、そのうちの一人フロド王が反対したため、ウベは決闘することになりました。

一方、体の不調を訴えるジュディスは、薬剤師のところで何かにひどく怯える女性を見つけます。行方不明になっていたラゲルサでした。ジュディスはラゲルサを王宮に連れ帰ります。

ヴァイキングたちは亡きラグナルを偉大な王として神聖視しています。しかしどうなんでしょう。最後のころは神に見放されたとか信用できないといっていたのに、どうして神のごとき崇めているのかわかりません。
アイヴァーの子どもが、実際には彼の血を引いていないですが、障害を持って生まれてきたのは皮肉です。
ラゲルサが見つかりました。何かにひどく怯え、心を病んでしまったかのように見えましたが、王宮に来て寝たら治りました。何か考えがあって失踪した可能性もあるかもしれない思っていましたが、そんなこともなく、単に傷ついて倒れていたところを助けられたようです。しかも精神的に壊れてしまったのかとも思ったのに、寝たら治るってなんなんでしょう。彼女を行方不明にすることで何か劇的な展開にしたかったのか伏線にしたかったのかわかりませんが、何も起こりませんでした。なんだか拍子抜けです。

第19話 洞窟で見たもの

ウェセックス王国
ジュディスが病に倒れ、世を去ります。

ウベはフロド王との決闘に勝利し、デーン人と和解することに成功。デーン人をイーストアングリアに迎え入れます。
同時に、フロド王に勝利したことで北欧の神々への信仰を再認識していました。キリスト教を捨てると、トービ、ラゲルサとともにカテガットへ戻ることを決めます。

スカンディナビア
ハーラルの軍勢を味方につけたビヨルンはカテガットを目指していましたが、嵐に遭遇してスカンディナビアのどこかへ上陸します。

一方、アイヴァーの使者としてオラフ王を訪れていたヴィトゼルクは、アイヴァーを裏切りました。オラフ王を味方にするとカテガットへ進軍。途中、ビヨルンに再会すると、ともにアイヴァーを倒すために同盟を結びます。

新天地
理想を目指してきたフロキの共同体は崩壊。フロキは放浪し、何かに導かれるように洞窟に入ると、奥で十字架を見つけます。彼が神々の地と信じてきた新天地は、すでにキリスト教徒の足跡が残されてたのです。愕然とするフロキ。このとき洞窟が崩れ落ちます。それは北欧の神々を信じてきたフロキの信念が崩れるかのようでした。そしてフロキは土砂に埋もれます。

ジュディスも死んでしまいました。病気の設定も何やら唐突な気がします。脚本家さんは彼女の話を書くのが面倒になったからストーリーから消された感じです。
人間に失望し、集落を飛び出したフロキ。以前も同じようなことを言ってビヨルンやアイヴァーから離れ、アイスランドに漂着しました。勝手に神々の地と信じ、自分を信じてくれる人々を連れてきたけどみんなが言うことを聞かないから見限って放浪。ついに死んだようです。アイスランドの話は蛇足だったと思います。話を広げすぎ、うまくまとまらないまま終わりました。
ウベはカテガットへ戻ることを決めました。しかしもともとアイヴァーに負けてイングランドへ逃亡してきたわけです。反撃するだけの兵力があるとは思えません。ヘフマンドも亡くなり、どちらかというと戦力ダウンです。ビヨルンがハーラルとともにカテガットへ向かったことは知っているのでしょうか。合流するつもりなのかなあ。

第20話 ラグナロク

カテガット
ビヨルンやハーラル、ヴィトゼルクたちの軍勢がついにカテガットへ攻め込みます。しかし防備を固めていたアイヴァーの前に苦戦。ハーラルの軍に参加していたマグヌスは戦死します。

打開策が見つからないビヨルンたちの陣営に、アイヴァーの妻フレイディスがやってきました。アイヴァーのせいで息子バルドルを失ったフレイディスは、アイヴァーを見限り、カテガットへ侵入するための抜け道を教えます。

ビヨルンたちが抜け道を使ってカテガットへ侵攻すると、アイヴァーは敗北を確信しました。裏切ったフレイディスを殺し、わずかな部下とともに逃げ去ります。

ビヨルンは、もともとカテガットの人々に危害を加えるつもりはありませんでした。戦いは終結し、ウベやラゲルサ、トービもイングランドから戻ってきます。

ビヨルンはカテガットの新たな王として即位します。

マグヌスは死んでしまいました。思ったよりあっけないというか、もう少し違った使い方ができたのではないでしょうか。

真偽は定かではありませんが、彼はラグナルとマーシア国女王クウェンスリスの子どもです。アルフレッド王にとっても脅威になり得たのではないでしょうか。制作サイドはもっと活躍させたかったのかもしれませんが、予算や残りの話数的に難しかったのかもしれません。

感想

スカンディナビア、イングランドからフランス、スペイン、イタリア、アフリカにまたがるヴァイキングの活動が、血みどろの戦いに次ぐ戦いと裏切りで描かれるドラマ「ヴァイキング 海の覇者たち」。あまりいろいろ考えず、お酒でも飲みながら深夜に見ているとおもしろいです。
でも、ちょっとひっかかると違和感ありまくりで細かいことが気になってきます。

ドラマ内ではイングランドとスカンディナビをひんぱんに行き来していますが、どのくらいの時間が流れているのでしょう。

シーズン4でヴァイキングに蹂躙されたと思っていたイングランドですが、思っている以上に通常運転しています。

裏切りというかさっきまで敵対していたのに別の相手と戦うために何事もなかったように手を組んだりして、そんなにかんたんに割り切れるのでしょうか。これは恋愛関係にもいえます。かつての兄弟のパートナーとか、親ほどの年齢差があるだろう相手とか、気にならないのでしょうか。

あと思わせぶりな展開が続くわりに何もありません。伏線らしいものもうまく生かされていないように思えます。
エグバート王のヴァイキングに対する土地譲渡契約は無効。さすがエグバート王。どうなるのかと思ったら、無効だからアルフレッド王が同じ契約を結んで解決。この肩すかし感はなんなのでしょう。
ビヨルンはロロの子。まじか。どうなると思いきやその後何も出てきません。
ラゲルサが行方不明になりました。まじか。どうしたのだろうと思ったら見つかりました。元気になりました。
フロキが新天地発見! 住民は仲間割れしていてうまくいかなそう。なんとかなるのかな。ならないんだろうなあ。やっぱりどうにもならないのかーい、みたいな。
ラグナルの隠し子マグヌス登場! どうなる。戦死・・・・・・って扱いが残念すぎます。
ラグナルを称えよっていうけど、みんな見捨てていましたよね。ラグナルは最後ボロボロでしたよ。ビヨルンやウベはラグナルの息子であることを自慢しますが、最後に付いていったのはアイヴァーだけだったじゃないか。

シーズン6の制作はすでに決まっていてついに完結するようです。なんだかんだ楽しみです。

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ヴァイキング シーズン5 後半 主な登場人物

ビヨルン


演:アレクサンダー・ルドウィグ
ラグナルとラゲルサの子、ラグナルの長男として育ちました。ロロから自分の子どもだと告げられますが真偽はわかりません。

大異教徒軍を率いてサクソン人を壊滅させたあと、地中海を冒険し、カテガットへ戻ってきます。

かつて奴隷のポルンと結婚して子どもまで作りましたが彼女が失踪するとトービと結婚。トービに飽きるとサーミ人のスネクリッドを妻に迎え、彼女が亡くなるとグンヒルドと恋に落ちます。ラゲルサの愛人であったアストリッドやアルフレッド王の后になるエルスウィズに手を付けたこともあります。あだ名は剛勇のビヨルン。

ラゲルサ


演:キャサリン・ウィニック
ヴァイキングの王ラグナル・ロズブロークの元妻。
ビヨルンの母。

ラグナル亡きあと、アスラウグを殺してカテガットの女王として君臨します。

部下のアストリッドとは恋愛関係にありましたが、彼女がいなくなるとヘフマンド司教と愛人関係になります。

アイヴァーとハーラルの軍勢に破れ、イングランドへ亡命しました。このとき白髪になりましたがとくに変わらず気丈です。

イングランドで一時期行方不明になりました。見つかったときは何かにひどくおびえ、精神的にかなり衰弱していましたが寝たら治りました。

ウベ


演:ジョーダン・スミス
ラグナルとアスラウグの子。
ラグナルの次男。

4兄弟のリーダー的存在でしたが、戦いを続ける中でアイヴァーと決裂します。アイヴァーに対抗するため、母の仇であるラゲルサと手を組みました。

イングランドではアルフレッド王の反対派を懐柔するため一時期キリスト教に改宗します。のちに神々の信仰に戻ります。

奴隷のマルグレーテと結婚していましたがトービと浮気。そのままトービと結婚します。

何気に穏便派で、戦いが起こると平和的解決を試みます。

ヴィトゼルク


演:マルコ・イルソ
ラグナルとアスラウグの子。
ラグナルの三男。

もともとウベの軍勢にいましたが、ウベを見限ってアイヴァーに味方します。

マルグレーテのことを愛し、彼女が見つかったときは介抱して匿いますが、彼女が殺されると別の女性トーラと付き合っていました。

ノルウェーの王の一人オラフ王を味方に付けアイヴァーの支配するカテガットを襲います。

アイヴァー


演:アレックス・ホグ・アンダーソン
ラグナルとアスラウグの子。
ラグナルの五男。

半身不随で生まれたことに強い劣等感を抱いており、乱暴で残忍な性格。

大異教徒軍としてイングランドでサクソン人を壊滅させたあと、スカンディナビアへ戻ってラゲルサからカテガットを奪いました。

フロキによってキリスト教を憎むように育てられたはずなのですが、キリスト教の司祭であるヘフマンドを戦士として徴用するなど、強ければ信仰はどうでもいいようです。

自ら神を名乗り、カテガットを力で支配しているため人望はありません。ビヨルンたちにカテガットを奪われ逃亡します。

フレイディス


演:アリシア・アグネソン
元奴隷。アイヴァーに解放され、妻になります。このドラマは奴隷とくっつくことが多いです。

ほかの男との間にできた子どもをアイヴァーの子と偽りますが、生まれてきた子どもには障害がありました。子どもはバルドルと名付けられますが、アイヴァーによって森に捨てられ、遺体となって見つかります。そのことを恨んでおり、ビヨルンたちが攻めてきたときにはカテガットへ通じる抜け道を教えます。そのことがアイヴァーに知られたため殺されます。

フロキ


演:グスタフ・スカルガルド
ラグナルの親友。妻と娘、ラグナルを続けて失い、失望して放浪の旅へ。新天地アイスランドに辿り着きます。

信仰心の高い者を集め、新天地で理想の共同体を作ろうとしますが、私怨や欲望の前に住民たちはいがみ合います。

人間社会に絶望したフロキはアイスランドをさまよい、辿り着いた洞窟で十字架を発見。キリスト教徒が自分より先にこの地に辿り着いていたことを知り、自嘲します。そのとき洞窟が崩れ落ち、土砂に埋もれました。

トービ


演:ジョージア・ハースト
かつてラグナルに敵対したボルグ首長の妻。

ボルグ亡き後、ホリック王の息子エルレンドゥール、さらにビヨルンに嫁ぎました。

ビヨルンとの間には二人の子どもがいますが、ビヨルンに飽きられるとウベと愛し合うようになり結婚。見た目よりもずっと老けているのだと思いますが次々と男を手込めにします。

マルグレーテ


演:イーダ・ニールセン
元はロズブローク家に仕える奴隷。
ウベと結婚しますが、強い権勢欲を疎まれ、ラゲルサたちがアイヴァーに破れてカテガットを去るときに捨て置かれます。

その後アイヴァーに拾われますが、ヴィトゼルクを惑わしてアイヴァーの殺害を企てたため暗殺されます。

ハーラル


演:ペーテル・フランツェーン
ノルウェーの王の一人。
エリセフ王女にふさわしい男になるため、ノルウェー全土の統一を目指していました。

大異教徒軍に加わってイングランドを侵略したあと、カテガットを手に入れるためスカンディナビアへ戻ってきます。しかしラゲルサに捕まり、アストリッドをさらって故郷へ脱出。兵力を頼ってきたアイヴァーとともにカテガットを攻めて奪いますが、アイヴァーと決裂してイングランド・ヨークへ。ビヨルンとともにカテガットを攻めて奪還します。

ヘフマンド


演:ジョナサン・リース=マイヤーズ
ウェセックス王国の元司教。
大異教徒軍との戦いでは戦士としてエセルウルフ王に協力しますが、ヴァイキングに捕まるとアイヴァーに味方してカテガットを襲撃します。このとき傷を負って倒れているところをラゲルサに助けられ、以降、彼女に忠誠を誓います。

ラゲルサがアイヴァーに破れると彼女たちとイングランドへ避難。ウェセックス軍に参加してハーラル軍を迎え撃ちますが、このときの戦いで命を落とします。

グンヒルド


演:Ragga Ragnars
アイヴァーからヨークを任されていたオラフソン首長の妻。
ハーラルのもとでウェセックス軍と戦いますが、夫オラフソンは戦死。捕虜となった彼女はビヨルンに解放されて結婚します。

ジュディス


演:ジェニー・ジャックス
ノーサンブリア国エラ王の娘。
政略結婚でウェセックス王国のエセルウルフに嫁ぎ、エセルレッドをもうけます。

その後、ラグナルがウェセックス王国へ攻めてきたとき、同行していた修道士アセルスタンを愛するようになり、彼の子どもアルフレッドを生みます。
アルフレッドを王位に就けると、敵対勢力から信望されるエセルレッドの存在を危険と見なし毒殺。自分も病に冒され亡くなりました。

アルフレッド


演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
ジュディスと修道士アセルスタンの子。
アセルスタンの子どもというだけで神聖視され、将来を期待されて英才教育を受けます。父エセルウルフの後を継いで王位に就きますが、都市防衛の強化や英語による教育(従来はラテン語)、ヴァイキングとの同盟など、急進的な改革を批判する声も多くあります。

エセルレッド


演:ダレン・カーヒル
前王エセルウルフとジュディスの子。
アルフレッド王の兄。
アルフレッド王の理解者でしたが、アルフレッド王の反対勢力から象徴として担ぎ上げられたため、ジュディスに暗殺されます。

エルスウィズ


演:ロイシン・マーフィー
アルフレッド王の妻。
ジュディスの従妹の娘。
結婚前、ビヨルンに処女を捧げてしまいます。その後話が膨らむことはありませんでしたが、身ごもった子どもがまさかビヨルンの子どもということは・・・・・・ないと思いたい。

エルスウィズもエセルフレッドもちょっとしか出てこないのですが、なんか似ていて区別が付きにくいです。

エセルフレッド


演:アン・スケリー
エセルレッド王子の妻。
ヘフマンドに殺されたクスレッド司教の娘。
クスレッド司教は、ヘフマンドとラゲルサの関係を知ってヘフマンドを非難していてましたが、自分も子どもを作っていたみたいです。人のこと言えないじゃんという。

エセルレッド王子が亡くなると、ジュディスから実家へ帰るように言われていましたがどうなったかわかりません。

エルスウィズと区別が付きません。

マグヌス


演:ディーン・リッジ
ラグナル・ロズブロークとマーシア王国クウェンスリス女王の息子。

幼いときはウェセックス王国で育ちましたが、ラグナルが捕まったとき、自分の子ではないと宣言したため追放されました。

ウェセックス王国へ逃げてきたビヨルンたちの前に現れます。その後ハーラルの軍に加わり、カテガットを攻めますが戦死します。

再登場したとき、おもしろい立ち位置になるかと期待していたのですが、あっけなく去りました。ラグナルが自分の子ではないと言ったのも意図的だったのかもしれないと思っていたのですがそんなこともなかったようです。本当にラグナルの子ではなかったのかなあ。クウェンスリスは肉食女子設定でかなりの男性遍歴だったので確かに誰の子かわからないのですが。でもなんだったのでしょう。

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関連情報

ヴァイキング 海の覇者たち

ドラマ「ヴァイキング 海の覇者たち」は、シーズン1-6、全79話がNetflixから配信されています。

各シーズンについては以下を参照してください。

シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4前半
シーズン4後半
シーズン5前半
シーズン5後半
シーズン6前半
シーズン6後半

そのほかの関連情報については以下を参照ください。

大異教徒軍について
北欧神話について

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シーズン1
シーズン2

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