ヴァイキング 海の覇者たち シーズン6 後半のあらすじとネタバレ 登場人物を紹介

ヴァイキング
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写真出典:IMDb

2013年にヒストリーチャンネルで放送がはじまったドラマ「ヴァイキング 海の覇者たち」。シーズン6の後半第11話-第20話を紹介します。

ルーシ族のキエフへ連行されたアイヴァーは、スカンディナビアへの侵略を目論むオレーグ公に協力。手始めにヴェストフォルへ侵攻しました。数で圧倒してハーラルを倒すと、アイヴァーの剣がビヨルンを刺し貫きます。

いよいよ完結です。

前:シーズン6前半
次:ヴァイキング ヴァルハラ シーズン1

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第11話「王の中の王」

アイスランド
ウベはアイスランドよりも西にあるという「黄金の国」へ興味を抱きます。

ヴェストフォル
ヴァイキングに勝利し、ビヨルンを倒したオレーグ公やアイヴァー、ヴィトゼルクは戦勝を祝っていました。そこへオラフとハーラルが連行されてきます。オラフは処刑されますが、ハーラルは脱走します。

ハーラルは生きていました。

カテガット
重症を負ったビヨルンが運ばれてきます。

ビヨルンも生きていました。なぁんだ……

ルーシ軍が西方への侵攻を開始。カテガットに迫ると、馬に乗ったビヨルンが現れます。死んだはずのビヨルンが現れたためオレーグ公やアイヴァーは目を疑いました。

1本、2本とガンバタールの放った矢がビヨルンに突き刺さります。しかしビヨルンは倒れません。彼は神なのでしょうか。ルーシ軍は動揺し、ビヨルンを恐れて逃げ出す兵士も現れます。ビヨルンが最後の力を振り絞って剣を掲げると、ノルウェー各地の王や首長に率いられた軍勢が現れました。

両軍は激突し、ルーシ軍はヴァイキング連合軍の前に敗退します。しかしビヨルンの命は尽きました。ビヨルンは真のノルウェー王としてヴァイキングの人々の記憶に残ることになりました。

ビヨルンの墳墓にはビヨルンが馬に乗ったままの姿で保存されています。剥製なのでしょうか。

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第12話「変化」

キエフ
ヴァイキングの連合軍に破れたオレーグ公が帰還。戦場から逃げた兵士たちを処刑します。

その後、密かに侵入してきたジール公がアイヴァーとイーゴリ王子の前に現れ、反乱計画が進んでいることを知らせます。

また、オレーグ公はヴィトゼルクに薬物を与え、味方に引き込みます。

カーチャはアイヴァーを誘惑します。

カーチャの目的がわかりません。

アイスランド
カテガットからの使者がやってくると、ウベはビヨルンが死んだことを知ります。

カテガット
ビヨルンが亡くなり、新たな王を決める必要がありました。エイリークはグンヒルドに愛を告げると、女王として即位することを勧めます。

ビヨルンが亡くなって間もないのですが、エイリークと関係を持ってしまうグンヒルドでした。どうやらエイリークは王位を狙っているようです。

グンヒルドは全島集会を開き、候補者の中から王を民に選ばせることにします。

一方、イングリッドはビヨルンの子どもを妊娠していました。グンヒルドからハーラルの子どもである可能性を指摘されると、ハーラルに乱暴されたときにはすでに妊娠していたと反論します。

エイリークはイングリッドの妊娠を知ると、支援を約束します。

第13話「合図」

カテガット
王位をめぐってグンヒルドとイングリッドの対立が明るみになります。
そして王を決めるための全島集会が近づくと、ハーラルが男たちを率いて現れました。ハーラルは自分こそノルウェーの統一王であるといってカテガットの支配を宣言します。

ハーラルいいなあ。ルーシ軍からどうやって脱出したのかはわかりません。

アイスランド
ウベは家族やチェーティル、オテールを連れてアイスランドを離れ、「黄金の国」を目指しています。しかし嵐に見舞われ、トービとビヨルンの子アサが波に飲み込まれます。

このドラマは子どもが簡単に亡くなります。リアルとも言えるし、子どもが都合の良い道具でしかない気もします。

キエフ
オレーグ公はアイヴァーへの不信感を強めていましたが、カーチャの助言により考えを改めました。そしてアイヴァーにヴィトゼルクが邪魔ならば殺してやると言います。

その後、アイヴァーはカーチャから短剣を受け取りました。準備が整ったというジール公からの合図です。

カーチャはオレーグ公に協力してアイヴァーに近づいているのかと思っていましたが、どうやらジール公の協力者で本当にアイヴァーの味方のようです。

アイヴァーはオレーグ公が信用できないことをヴィトゼルクに説明し、味方に引き入れます。

そしてキエフで復活祭が行われると、アイヴァー、ヴィトゼルク、カーチャは人混みにまぎれてイーゴリ王子をキエフから連れ出しました。

第14話「失われた魂」

ノブゴロド
アイヴァー、ヴィトゼルク、カーチャはイーゴリ王子を連れてノブゴロドへ避難し、ジール公に合流します。
イーゴリ王子は、自分をオレーグ公から解放してくれたアイヴァーに感謝します。

キエフ
イーゴリ王子を連れ去られたオレーグ公は、報復を決意します。

カテガット
ハーラルは、イングリッドが妊娠していると知り、自分の子どもである可能性を疑っています。
その後ハーラルが正式にカテガットの王として即位すると、エイリークを護衛隊長に任じました。そしてグンヒルドとイングリッドを妻に迎えることを決めます。
そしてグンヒルドと話し合ったイングリッドは、お腹の子どもの父親が本当はハーラルであることを明かしました。

グリーンランド
ウベたちは新たな大地へ到着しました。しかし荒れた大地が広がっています。オテールが話していた「黄金の国」ではなかったのです。
しかしウベたちは新たな大地の開拓を試みると、この場所に「グリーンランド」と名付け、家族ごとに領地を分けました。

あるとき海辺で巨大なクジラの遺体が見つかります。大量の食料と燃料が確保できましたが、チェーティルの領地だったためチェーティルは独占します。

第15話「孤立無援」

グリーンランド
チェーティルはクジラの資源を分け合おうとしません。クジラを巡る争いは仲間同士の殺し合いに発展し、ウベたちは船に避難。残されたチェーティルは一人、王位を叫びます。

カテガット
ハーラル王の結婚式が行われます。イングリッドは花嫁としてハーラル王の横に並びますが、グンヒルドは結婚を拒否して海へ身を投げます。

キエフ
アイヴァーたちと合流したジール公が軍を率いてキエフへ入ってくると、町を守る兵士たちは投降して忠誠を示しました。オレーグ公のやり方に不満を持っていた住民や兵士が反旗を翻したのです。

誰一人味方のいないオレーグ公が人々の前に現れると、アイヴァーはイーゴリ王子に弓を与えました。イーゴリ王子自身が決着をつけなくてはなりません。オレーグ公はイーゴリ王子が放った矢に倒れます。

キエフはオレーグ公の支配から解放されました。勝利を祝う席で、カーチャはアイヴァーの子どもを身ごもったことを明かします。

アイヴァーとヴィトゼルクはカテガットへ戻ることにしました。アイヴァーはカーチャを誘いますが、彼女は家族とともにキエフに残ることを選びます。

アイヴァーの血はキエフで続いていきます。
オテールはビザンチウムへ行ったことがあると言います。オレーグ公はコンタンティノープルを攻めると言っていました。のちのイスタンブール、どちらも同じ都市です。

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第16話「限界」

海上
グリーンランドを逃げ出したウベたちは海上を漂流。水や食料が尽きかけ、限界を迎えようとしていました。

カテガット
アイヴァーとヴィトゼルクがカテガットに戻ってくると、住民たちは裏切り者として二人を憎悪と罵倒で迎えます。
そして二人はハーラルのもとに案内されると、彼が王となってカテガットを統治していることに驚きます。

アイヴァーが自分たちを受け入れるように提案すると、ハーラルは拒否しました。しかしラグナルの血を引くアイヴァーとヴィトゼルクが補佐すれば民衆の支持を得られると説得されて承諾します。

カテガットの人々は、これまでの行いを反省し、後悔しているというラグナルの息子たちを許します。

アイヴァーはカテガットに戻ってきたものの目標を失っていました。途方に暮れていると、衣服のポケットに残されていたチェスの駒に気付きます。アイヴァーはかつてイングランド・ウェセックス王国のアルフレッド王からチェスを教わりました。その後、別れるときに記念としてもらった駒です。

ハーラルも玉座に就いたものの張り合いを失っています。

アイヴァーはヴァイキングたちを鼓舞し、ウェセックス王国への遠征を宣言します。

ヴィトゼルクの前に北欧神話の女神イズンが現れ一夜をともにしました。なんだったのかよくわかりません。

第17話「メデューズ号の筏」

カテガット
アイヴァーたちはイングランドへ向けて出航。ハーラルは、不在の間の統治をエイリークとイングリッドに任せます。

エイリークは、ハーラルは戻らないと予感しました。自らをカテガットの実質的な王であるといってイングリッドに求婚します。二人は愛人関係になりますが、エイリークはイングリッドの魔術によって失明します。

ウェセックス王国
アイヴァーたちヴァイキングはイングランドのウェセックス王国に上陸。村々を襲撃しながらアルフレッド王の居城を目指します。

一方ヴァイキングの侵攻を知ったアルフレッド王は、チチェスター要塞で彼らを迎え撃つことにしました。しかしエルスウィズ王妃は、居城を捨ててチチェスターに移ることを消極的な作戦と考え、王の作戦には否定的です。

アルフレッド王、久しぶりです。

海上
ウベたち移住者は漂流を続け、飢餓と脱水に苦しめられていました。しかしついに新たな島を発見します。

エピソードのタイトルとなっている「メデューズ号の筏」は、19世紀のフランスの画家テオドール・ジェリコーによる油彩画で、実際に起きた事件が描かれています。

戦艦メデューズ号は、1816年7月5日に座礁しました。およそ150人の人々が脱出し、筏で漂流。13日後に救助されたときにはほとんどが死亡。生き残った15人は、飢餓や脱水、食人という恐怖を体験しました。


(出典:Wikipedia)

第18話「魔術」

ヴィンランド
ウベたちは新たな島に辿り着きました。アイスランドやグリーンランドと異なり、緑豊かで自然の恵み豊かな土地です。オテールの言っていた黄金の国に着いたのです。移住者たちは喜ぶ一方で原住民がいることに気付きます。

伝説では、1000年頃、ヴァイキングのレイフ・エリクソンが北米に辿り着き、上陸地を「ヴィンランド」と名付けました。現在のニューファンドランドが有力視されていますが、正確な場所はわかっていません。
ドラマでは、オテールのモデルとなった人物がレイフ・エリクソンとされています。
(出典:Wikipedia)

原住民の痕跡を辿り、彼らの集落を探し当てたウベたちは、戦士の集団に囲まれます。

カテガット
各地の諸侯が集められ、カテガットの防衛について話し合いが行われます。諸侯たちは失明したエイリークのことを軽視しますが、ハーラル王の妃という地位にあるイングリッドには逆らうことができません。

エイリークは、カテガットを支配しようとしていました。しかし失明した上、イングリッドに権力を独占されそうです。奴隷のオーリグに、奴隷からの解放を条件にイングリッドの暗殺を命じます。

ウェセックス王国
アルフレッド王は兵を増やしながらチチェスターへ向かいます。

アイヴァーは、ウェセックス軍の動きを観察します。

第19話「神は与えん」

ヴィンランド
ウベたちは原住民に囲まれます。しかし彼らに戦う意志はありませんでした。それどころかウベたちは首長ペキタウレのもとに案内され、歓待されます。
その後ウベたちはペキタウレたちを自分たちの集落に招き、親交を深めます。

ヴァイキングの伝承では、彼らがヴィンランドで遭遇した人々は「スクレリンガー」と呼ばれ、現在のアイスランド語では「野蛮人」を意味します。彼らは凶暴で、親交を結ぶことに失敗したヴァイキングたちは移住をあきらめ、数年後に島を離れました。

ウベはペキタウレがヴァイキング(ノルウェー)の言葉を知っていることに気付きました。彼女に確認すると、奇人に教わったと言います。

ウベたちが奇人のもとに案内されると、フロキが現れました。

フロキは生きていました。死んでいてほしかったですね。

また、移住者の一人ナードはヴィンランドで金が採れることを知ります。

ウェセックス王国
チチェスターへ向かうウェセックス軍の前に、動きを呼んでいたヴァイキング軍が現れます。戦いがはじまるとウェセックス軍はアイヴァーの仕掛けた罠に苦戦。アルフレッド王は傷を負い、ウェセックス軍は大きな被害を受けました。しかしヴァイキングもハーラルを失います。

ハーラルはついに亡くなったようです。

カテガット
奴隷のオーリグは、イングリッドを殺すことができずに怯えていました。
同じ奴隷のニッサに様子を気遣われ、計画について明かします。このときニッサはイングリッドの指示で動いていました。計画はイングリッドに知られ、エイリークはニッサに殺されます。オーリグも計画に失敗して処刑されます。

第20話「終幕」

ウェセックス王国
アイヴァーはアルフレッド王の陣営を訪れました。有利な状況で和平を結び、土地を確保するつもりです。

ウェセックス軍は劣勢であり、提案は受け入れられると思われましたが、アルフレッド王は暴徒に屈する気はないと言って拒否しました。

ヴァイキングとウェセックスの交渉は決裂し、決戦のときを迎えます。敵味方が入り乱れる激しい肉弾戦となりました。
アイヴァーは叫びます。
「オーディンよ、俺にどうしろというのだ」
アルフレッド王は神に問いかけます。
「声をお聞かせください」

アイヴァーとヴィトゼルクは戦いの中でお互いを許し合いました。そしてアイヴァーが狂気に駆られるように剣を振るうと、ヴァイキングの戦士が操られるようにして敵を倒していきます。
アイヴァーが次々に敵を倒していくと、目の前にウェセックスの若い戦士が現れました。アイヴァーを目の前にして怯える若者に、アイヴァーは「恐れを捨てろ」と語りかけます。
アイヴァーは若者に短剣を何度も刺されて倒れます。

瀕死のアイヴァーは、ヴィトゼルクに死にたくないと訴えながら息を引き取ります。

戦いは終わりました。

ヴィトゼルクは投降してキリスト教に改宗すると、アセルスタンという洗礼名を与えられます。そしてウェセックス王国の貴族に迎えられました。

カテガット
イングランドでヴァイキングが破れ、アイヴァーとハーラルが亡くなったことが伝わります。イングリッドは女王に即位し、人々は新たな女王の誕生を称えます。

イングリッドのお腹の子どもの父親はビヨルンなのかハーラルなのか。当初はビヨルンの子だと言っていましたが、ビヨルンが亡くなり、ハーラルが王になるとハーラルの子だと言いはじめました。本当のところはわかりません。ビヨルンの子孫があとを継いでいって欲しいとも思いますし、ハーラルの子孫がカテガットで生き続けて欲しい気もします。

ヴィンランド
フロキと再会したウベは、フロキがペキタウレたちに救われたこと、アイスランドで争いが起きて絶望したことなどを知ります。

そのころナードは原住民の住居に侵入し、金を探していました。そしてペキタウレの息子に見つかると、彼を殺して逃亡。すぐに捕まります。

ウベは罰を与えることを約束してナードを引き取りました。
オテールはこれまでの慣習を捨てて新しい規律を作る必要があると説きますが、ウベは神々は新しい土地でも見守っていると主張しました。

ナードはヴァイキング流に血の鷲の刑に処され、原住民たちは彼らの儀式に則って遺体の周りを踊ります。

血の鷲の刑はヴァイキングに伝わる処刑法です。囚人の背中を刃物で切り開いて肋骨を脊椎から切り離し、生きたまま肺を引きずり出して背中に翼のように広げるというもの。シーズン2第7話でボルグ首長が犠牲になったのをはじめ、これまでにも何度か登場しました。

ウベとフロキは海を眺めながら思いを語り合います。
ウベが生きていることの意味について疑問を投げかけると、フロキは意味を知る必要はないと答えました。
フロキの前にはラグナルがよく現れ、船を要求してくると言います。そのたびに死んだのだから船は不要だと返しているそうです。
そしてフロキは自分の寿命が長くはないことを明かしました。
人は死んだら終わりなのでしょうか。ウベの問いにフロキは何も答えません。

(完)

前:シーズン6前半
次:ヴァイキング ヴァルハラ シーズン1

ドラマ「ヴァイキング 〜海の覇者たち〜」は完結しました。しかし2019年にNetflixがスピンオフ作品「Vikings: Valhalla」を制作することを発表しています。
11世紀初頭から始まり、レイフ・エリクソンやフレイディス・エイリークスドティール、ハラール3世、ノルマンディー公ウィリアムなど、伝説または史実で語られるヴァイキングたちの物語が描かれるそうです。
2021年2月時点での配信日は未定です。

登場人物

ビヨルン

演:アレクサンダー・ルドウィグ
ラグナル・ロズブロークまたはロロとラゲルサの息子。

シーズン5では兄弟たちとともにイングランドに侵略し、父ラグナルの仇を討ったあと、地中海を冒険。その後、アイヴァーが支配していたカテガットをラゲルサやウベと奪回。王位に就きました。

シーズン6ではノルウェーの統一王を決める選挙に立候補しますが、ハーラルの不正に気づかぬまま破れます。
ヴェストフォルにルーシ軍が現れると、ハーラルとともに迎え撃ちましたが劣勢のまま敗退しました。
その後ルーシ軍がカテガットを攻めてくると、瀕死の体で兵を率いて撃退しましたが、戦いで命を落としました。

ビヨルンはトービとの間にハリとアサという二人の子どもに恵まれましたが、二人とも亡くなりました。彼の血は絶えたのでしょうか。イングリッドがお腹に宿した子どもがビヨルンの子なのか、ハーラルの子なのかは不明です。

ウベ

演:ジョーダン・スミス
ラグナルとアスラウグの子。
ラグナルの次男。

ビヨルンやアイヴァーとともに父ラグナルの仇を討つためイングランドを攻略した後、アイヴァーと決裂してカテガットへ戻りました。
アイヴァーにカテガットを奪われますが、ビヨルンやラゲルサとともに奪い返します。

シーズン6では家族や仲間を連れてアイスランドへ渡り、グリーンランドを発見後、北米ヴィンランドへ移住します。

妻トービとの間には息子ラグナルがいます。

ヴィトゼルク

演:マルコ・イルソ
ラグナルとアスラウグの子。
ラグナルの三男。

シーズン5では、アイヴァーを裏切ってビヨルンやウベとともにカテガットを襲いました。
シーズン6に入ると、戦いで亡くなった恋人トーラやアイヴァーの幻覚に悩まされ、誤ってラゲルサを殺害。追放され彷徨っているところをアイヴァーと再会しました。
アイヴァーとともにキエフ、カテガットを攻略したあと、イングランドへ侵攻します。

ウェセックス王国にヴァイキングが敗退したあと、投降してキリスト教に改宗。洗礼名アセルスタンを与えられてウェセックス王国の貴族に任じられました。

アイヴァー

演:アレックス・ホグ・アンダーソン
ラグナルとアスラウグの子。
ラグナルの五男。

シーズン5ではイングランドでラグナルの仇を討ったあと、ラゲルサからカテガットを奪いました。神を名乗ってカテガットを支配しましたが、ビヨルンたちに破れて逃走します。

シーズン6ではルーシ族に発見されてキエフへ連行されたあと、オレーグ公とともにスカンディナビアを攻めます。そのときヴィトゼルクと再会。イーゴリ王子を助けてオレーグ公を倒したあと、カテガットに戻りました。
一時生きる目的を見失いますが、敵国ウェセックス王国のことを思い出し、イングランドへ侵攻します。

キエフのカーチャはアイヴァーの子を妊娠したと言っていました。彼の子孫はキエフに続いていきます。

トービ

演:ジョージア・ハースト
かつてラグナルに敵対したボルグ首長の妻。
ボルグ亡き後、ホリック王の息子エルレンドゥール、さらにビヨルンに嫁ぎました。
ビヨルンに飽きられるとウベと結婚し、息子ラグナルを授かります。

シーズン6ではウベとともにヴィンランドへ渡りました。

なお、ビヨルンとの間にはハリとアサという二人の子どもがいましたが、ハリは盗賊ホワイトヘアーに殺され、アサは海難事故で亡くなります。

女性キャラが次々と亡くなっていく中、最後まで生き残りました。演じるジョージア・ハーストさんは、ドラマの脚本・制作総指揮を務めるマイケル・ハースト氏の娘です。フロキの妻ヘルガを演じていたモード・ハーストさんの実の妹になります。

ハーラル

演:ペーテル・フランツェーン
ノルウェーの王の一人。
大異教徒軍に加わってイングランドを侵略したあと、カテガットを手に入れるためスカンディナビアへ戻ってきます。しかしラゲルサに捕まり、アストリッドをさらって故郷へ脱出。兵力を頼ってきたアイヴァーとともにカテガットを攻めて奪いますが、アイヴァーと決裂してイングランドへ逃亡。ビヨルンとともにカテガットを攻めて奪還します。

シーズン6ではノルウェー統一王の座に就きますが、ルーシ軍に攻められて逃亡。ルーシ軍が敗退したあとのカテガットに現れてカテガットを支配します。
その後アイヴァーとともにイングランドへ侵攻し、アルドルフ司教と相打ちになって亡くなりました。

イングリッドはハーラルの子を妊娠したといいます。本当に彼の子どもであれば、カテガットにはハーラルの血が残ったことになります。

オラフ

演:スティーヴン・バーコフ
ノルウェーの王の一人。
シーズン5ではヴィトゼルクに説得され、ビヨルンやハーラルのカテガット奪回に協力しました。
一方でハーラル不在のヴェストフォルを奪い、戻ってきたハーラルを捕縛。ビヨルンを統一王に推戴することでノルウェーの統一を計画しますが計画は失敗。
ハーラルが統一王に就任しますが、ルーシ軍に襲われるとヴェストフォルは陥落。オラフは捕まり、オレーグ公に処刑されます。

グンヒルド

演:ラガ・ラグナルス
大異教徒軍に加わったオラフソン首長の元妻。
ハーラルのもとでウェセックス軍と戦いますが、夫は戦死。捕虜となっていた彼女はビヨルンに解放されて結婚しました。

シーズン6ではビヨルンの子を妊娠しますが流産し、そのことを悔やんでいくことになります。ビヨルン亡きあとハーラルから求婚されますが、拒否して海へ身を投げました。

イングリッド

演:ルーシー・マーティン
カテガットの奴隷でしたが、富と権力を手に入れるためビヨルンに近づきました。
その後妊娠しましたが、実はハーラルに乱暴されたときの子どもだと言います。

ハーラルがカテガットを支配すると結婚を強要されました。ハーラルがカテガットの王になると同時に王妃となり、ハーラルがイングランドへ遠征して帰らぬ人となると女王に即位します。

なんだかんだで望んでいたものを手に入れたのかもしれません。魔術を行うため魔女と呼ばれます。

アンマ

演:クリスティ・ドーン・ディンズモア
ロズブローク家とよくいる女性。
シーズン5から登場し、イングランドで捕まり奴隷となったようです。
ヴィトゼルクのことを心配し、恋愛感情を抱いているように見えましたが、とくに進展することはありませんでした。
ルーシ族がカテガットに攻めてくると、ガンバタールの放った矢に当たり命を落とします。

エイリーク

演:エリック・ジョンソン
ヴェストフォルで統一王の選挙が行われたあと、危険にさらされたビヨルンを助けました。このことが縁でビヨルンに仕えます。

もともとは傭兵や奴隷売買を行う犯罪者でした。ハーラルに雇われていたいたこともあるようですが、仲間を殺して逃走し、森に隠れ潜んでいたため「森の住人(スコーガルモール)」と呼ばれます。

ビヨルンが亡くなると、ハーラルの護衛隊長に任命されます。その後ハーラルがイングランドへ遠征すると、イングリッドとの共同統治を任されました。しかしイングリッドを殺して権力を独占しようとしたため、イングリッドの部下ニッサに殺されます。

チェーティル

演:アダム・コープランド
フロキとともにアイスランドに渡った移住者の一人。
新たな移住者を募るためカテガットに戻ってくると、ウベたちと一緒にアイスランドへ戻り、グリーンランドを発見しました。しかし独占欲に支配され、孤立します。

オテール

演:レイ・スティーブンソン
アイスランドに逗留しているさすらい人で、アイスランドのさらに西にある「黄金の国」を発見したと言います。
オテール自身の話では、彼はもともとは修道士で本名はアセルスタンだと言います。異教徒への宣教に失敗し、失意にあるときに本物のオテールに出会いました。本物のオテールが亡くなったため、成りすましているそうです。

なぜフロキの指輪を持っていたのかよくわかりませんでした。

オレーグ公

演:ダニーラ・コズロフスキー
ノブゴロド王国のキエフ公。
ハーラルの故郷ヴェストフォルを落としたあとカテガットを攻めますが、ヴァイキング連合軍の前に敗退しました。
兵士や民衆に見放されて孤立すると、イーゴリ王子の矢に倒れます。

「予見者」と呼ばれます。ジール公の妻について知っていたのは、偶然彼女のことを以前から知っていたためでした。しかしアイヴァーの妻フレイディスや亡くなったバルドルのことも知っていました。本当に予見者だったということでしょうか。

イーゴリ王子

演:オラン・グリン・オドノヴァン
ノブゴロド王国リューリク王の息子で王位継承者。
アイヴァーやジール公の助けでオレーグ公を倒します。

カーチャ

演:アリシア・アグネソン
オレーグ公の再婚相手ですが、実はジール公の協力者であり、アイヴァーに味方します。
その後アイヴァーの子を身ごもりました。

アイヴァーの妻だったフレイディスに瓜二つですが特別な理由はなく、本当にただ似ていただけのようです。
ちなみにカーチャは黒髪ですがフレイディスは金髪です。

ガンバタール

演:アンドレイ・クロード
オレーグ公に仕える戦士。
シルクロードでアイヴァーを発見し、オレーグ公のもとへ連行しました。
カテガットを巡る戦いでは、ビヨルンに矢を放ってとどめを刺しますが、グンヒルドに討たれます。

ジール公

演:レン・クドリアヴィツキ
オレーグ公の兄弟。
オレーグ公からイーゴリ王子を取り戻そうとして捕まりますが、アイヴァーの協力によって脱出しました。
その後力を蓄え、オレーグ公を倒します。

ペキタウレ

演:カーメン・ムーア
ヴィンランドの原住民の首長。
現れたウベたちを快く迎え入れますが、支配を許すつもりはありません。

アルフレッド


演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
イングランド・ウェセックス王国の王。
先王エセルウルフの王妃ジュディスと修道士アセルスタンとの間にできた子ども。
先々王エグバート(祖父)、先王エセルウルフ(父)の血は引いていません。

史実では、ヴァイキングの侵略から国土を守り、文化の振興に努めました。当時イングランドは分裂していましたが、ヴァイキングの領土を除く領域を統一したため大王と称されます。

エルスウィズ

演:ロイシン・マーフィー
アルフレッド王の妻。
シーズン6では、アルフレッド王との間にエドワードという息子が生まれていました。

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関連情報

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各シーズンについては以下を参照してください。

シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4前半
シーズン4後半
シーズン5前半
シーズン5後半
シーズン6前半
シーズン6後半

そのほかの関連情報については以下を参照ください。

大異教徒軍について
北欧神話について

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