Amazonで配信されている中国ドラマ「射鵰英雄伝(しゃちょうえいゆうでん) レジェンド・オブ・ヒーロー」。ここでは第16話から第20話を紹介します。
これまで、父の仇・段天徳を討つため臨安へ向かう郭靖は、帰雲荘に立ち寄りました。このとき、宋国の将来に不安を抱き、金国を憎む帰雲荘の人々は、金国の一隊を襲撃して楊康を捕らえます。楊康が捕らえられたことを知った穆念慈は、梅超風に救援を頼みました。帰雲荘には、梅超風から楊康を解放するように脅迫状が届きますが、江南七怪や武芸家・裘千仞が集まり、梅超風の襲撃に備えます。そして梅超風が現れると、裘千仞が趙王から楊康の救出を依頼された偽物だったことがわかります。
そして・・・・・・
第16話
裘千仞(きゅう・せんじん)の偽物は「黄薬師(こう・やくし)は死んだ」といいましたが、黄蓉(こう・よう)が嘘であることを暴き、帰雲荘から逃がされます。偽物は去りましたが、梅超風(ばい・ちょうふう)が残っています。彼女は、捕らわれている楊康(よう・こう)を解放するように要求し、さらには夫の仇である郭靖(かく・せい)の命を狙います。郭靖が立ち向かうと、江南七怪が支援に入って混戦となり、目の見えない梅超風は敗れて逃げ去りました。
このとき、江南七怪のひとり朱聡(しゅ・そう)は、梅超風が持っていた匕首を盗むと、郭靖に返します。もともと郭嘯天の形見として郭靖が持っていたものですが、陳玄風が刺されると、彼の遺体とともに梅超風が持ち去ったのです。
その後、再び梅超風がやってきて郭靖と再戦すると、先ほどとは違って動きがよくなっています。仮面の男が陰から郭靖の動きを教えているためです。すると黄蓉は男が父・黄薬師であることを見抜きました。黄薬師は家出した娘を連れ戻しにやってきたのです。
黄薬師が姿を現し、彼の弟子だった陸乗風(りく・じょうふう)と梅超風が非礼をわびると、黄薬師は、陸乗風に足を治す秘術を授け、梅超風には武芸書「九陰真経」を返すようにいいます。梅超風は返そうとしますが、「九陰真経」がなくなっていることに気付きました。怒った黄薬師は、梅超風に1年後に効果が現れる毒を仕込みます。そして解毒するために3つの条件を提示しました。それは「1年以内に九陰真経を探し出す」「行方不明となっている二人の弟子・曲霊風(きょく・れいふう)と馮黙風(ふう・ぼくふう)を見つけ出す」「九陰真経を知っているものを抹殺し、梅超風自身も武芸を捨てる」というものです。
その後、臨安へ向けて旅立とうとする郭靖の懇願によって楊康は解放されます。しかし彼を脱走させようとした男は処刑されることになりました。郭靖が助命すると、男は感謝して「段天徳(だん・てんとく)」と名乗りました。
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第17話
目の前にいる男が段天徳(だん・てんとく)とわかり、郭靖(かく・せい)が父の仇を取ろうとすると、段天徳は命乞いをし、趙王・完顔洪烈(わんやん・こうれつ)に命令されたと言い逃れします。それを聞いた楊康(よう・こう)は、段天徳を手にかけ、実の父の仇に育てられていたことを嘆きます。そして郭靖と楊康は義兄弟の契りを結び、真の仇・趙王を倒すことを誓って帰雲荘を後にします。
趙王の元へ向かう旅を続ける郭靖と楊康ですが、行く先々の宿で二人は歓待されます。黄薬師(こう・やくし)とともに桃花島へ帰ったはずの黄蓉(こう・よう)が、先回りして歓待を依頼していたのです。そのことを察した郭靖はさらに先回りして宝応県にやってくると、黄蓉と再会します。
そのころ、宝応県では若い女性の失踪事件が起きていました。好色な欧陽克(おうよう・こく)が次々に美女をさらっていたのです。被害者の中には穆念慈も含まれていました。
第18話
欧陽克(おうよう・こく)の悪事を知った郭靖(かく・せい)と黄蓉(こう・よう)は、丐幇(かいほう:物乞いの組織/首領は洪七公)の協力を得て、欧陽克の隠れ家となっている廃廟を突き止めます。郭靖は欧陽克に戦いを挑みますが、洪七公(こう・しちこう)から一部の技しか教えられていないため苦戦。そこへ丐幇の主である洪七公が駆けつけました。郭靖は洪七公からすべての技を伝授され、欧陽克に打ち勝って彼を追い払います。
その後、楊康が遅れて宝応県にやってきます。郭靖と黄蓉が合流すると、趙王率いる金国の兵たちに追われている蒙古の使者たちを見かけました。郭靖が助けに入ると趙王は一時撤退し、楊康があとを追います。郭靖はジェベ、トゥルイと再会しますが、まずは趙王を追います。
楊康は趙王を廃廟に追い詰めますが、育ててくれた恩を忘れることができず趙王を逃がします。そこへ郭靖と黄蓉もやってきました。楊康は趙王を見なかったといいますが、郭靖が棺桶を調べていくと、欧陽克に捕らわれて棺桶に閉じ込められていた穆念慈(ぼく・ねんじ)を見つけます。穆念慈は救出されましたが、楊康と趙王の会話を棺桶の中で聞いていたため、素直に喜ぶことができません。
第19話
楊康(よう・こう)は趙王を逃がしたことを郭靖(かく・せい)に打ち明け、仇討ちを任せて穆念慈(ぼく・ねんじ)とともに牛家村へ向けて旅立ちます。
趙王の行方を追う郭靖と黄蓉(こう・よう)のもとに、蒙古のジェベとトゥルイがやってきました。彼らは宋国と同盟の会合を行うため臨安へ向かわなくてはなりませんが、金国の兵に追われているときコジンが怪我をして意識が戻りません。ジェベとトゥルイは彼女の看病を郭靖に任せ、臨安へ向かいます。
コジンは郭靖の看病によって意識を取り戻しました。しかしコジンが郭靖の許嫁であることを知った黄蓉は、身を引いて桃花島へ帰ってしまいます。そして郭靖の黄蓉への思いを知ったコジンも姿を消します。
郭靖は、黄蓉に自分の思いを伝えるため桃花島へ渡り、周伯通(しゅう・はくつう)と出会いました。
第20話
周伯通は、黄薬師に奪われた「九陰真経」を取り戻そうとして桃花島に乗り込み、黄薬師に敗れると、15年間、軟禁されていました。「九陰真経」を取り戻すため、郭靖(かく・せい)に武芸を教えます。
桃花島へ戻っている黄蓉(こう・よう)は、郭靖が島へやってきたことを知りますが、父・黄薬師から会うことを禁じられ、部屋に閉じ込められていました。
一方、牛家村へ向かう楊康(よう・こう)と穆念慈(ぼく・ねんじ)は梅超風(ばい・ちょうふう)に襲われますが、沙通天(さ・つうてん)や霊智上人(れいちしょうにん)たちが楊康を連れ戻しに現れると、隙を見て逃げ去ります。
九陰真経の経緯
物語がはじまる数十年前。宋国の徽宗(きそう)皇帝のころ(宋国が金国に侵略されたころ)、黄裳(こう・しょう)と呼ばれる武芸の達人が残した武芸書が「九陰真経」で、上下巻から成り立っています。
これまでも「九陰真経」を巡って武芸家たちは争いを続け、最強のものに九陰真経が渡されることになりました。そこでおよそ20年前、「華山論剣」と呼ばれる武芸大会が開かれます。優勝したのが全真教の開祖・王重陽(おう・ちょうよう)です。王重陽は報酬として「九陰真経」を手に入れましたが、内容を誰にも教えないまま亡くなります。
その後、彼の弟子だった周伯通(しゅう・はくつう)は「九陰真経」を封印することにし、まずは上巻を隠しました。下巻も隠そうと思っていた矢先、黄薬師(こう・やくし)の口車に乗って下巻を彼の妻・馮衡(ふう・こう)に見せてしまいます。すると馮衡は、経典は偽物だといいます。馮衡の言葉を信じた周伯通は下巻を破り捨てますが、内容は馮衡が暗記しており、複製が作られました。しかしその複製は、陳玄風と梅超風に盗まれます。
陳玄風と梅超風は、下巻の内容を元に独自に修行を続け、邪道の技「九陰白骨爪」を生み出しました。二人は黒風双殺として悪名を高め、陳玄風が郭靖に殺された後も下巻(の複製)は梅超風が所持していましたが、第16話でなくなっていたことがわかります。
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「射鵰英雄伝」あらすじ
第1話-第5話
第6話-第10話
第11話-第15話
第16話-第20話
第21話-第25話
第26話-第30話
第31話-第35話
第36話-第40話
第41話-第45話
第46話-第52話(最終話)
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「神雕侠侶」 あらすじ
第1話-第5話
第6話-第10話
第11話-第15話
第16話-第20話
第21話-第25話
第26話-第30話
第31話-第35話
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