射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー あらすじ ネタバレ 第46話-最終話

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金庸の武侠小説をドラマ化した「射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー」。ここでは第46話から第52話を紹介します。いよいよ最終話です。

さて、郭靖は「武穆遺書」を手に入れ、一灯大師によって「九陰真経」の全文が判明しました。そしてコジンと蒙古へ戻る日がやってきますが、トゥルイから婚約解消の手紙が届きます。手紙が偽物と知らない郭靖と黄蓉は、黄薬師に結婚を認めてもらうため桃花島へ向かいました。

島にやってくると黄薬師の姿はありません。ただ、江南七怪の5人の無残な姿が残されています。島で何があったのか。郭靖が黄薬師を探して嘉興へ戻ってくる、全真七子と黄薬師が死闘を繰り広げています。柯鎮悪の姿もありました。郭靖が黄薬師と戦おうとすると黄蓉が止めに入ります。そこへ、欧陽鋒が現れました。

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第46話

欧陽鋒黄薬師に協力を申し出ますが、拒否されました。そこへ周伯通も駆けつけ、趙王楊康も現れます。欧陽鋒が毒煙をまき散らし、郭靖たちが酔仙楼へ逃げ込むと、金国の兵士たちが取り囲みました。さらに欧陽鋒の操る毒蛇が侵入します。楊康は「武穆遺書」を渡すように要求し、郭靖たちは隠し通路を発見して逃走します。

その後、全真七子や黄薬師たちはそれぞれ逃げ去りますが、郭靖、黄蓉柯鎮悪は追っ手に見つかります。郭靖が相手をしているうちに黄蓉と柯鎮悪は廃廟へ逃げ込みました。そこへ楊康や欧陽鋒、趙王たちが郭靖を探してやってきます。黄蓉が見つかることを恐れていると、曲の娘が楊康を追って現れました。

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第47話

曲の娘は桃花島にいるはずですが、なぜ楊康たちと一緒にいるのか。彼女ならば桃花島で起きた事件について何か知っているかもしれないと考えた黄蓉は、柯鎮悪を物陰に潜ませると、楊康たちの前に姿を現しました。そして曲の娘に桃花島で起きたことを話させると、島で何があったのかを推理します。

江南七怪は、黄薬師と全真七子を仲裁するため桃花島へ渡りました。しかし黄薬師は不在でした。楊康が郭靖は蒙古へ向かったという情報を黄薬師へ与えたため、郭靖と別れた娘・黄蓉を心配する黄薬師は島を離れて黄蓉のもとへ向かっていたのです。その後、欧陽鋒は黄薬師の服を着て鬼の仮面をかぶり、黄薬師に成りすますと、曲の娘を使って江南七怪を呼び出します。そして油断する江南七怪を襲い、楊康と共謀して5人を殺したのです。目が見えない柯鎮悪は、犯人は黄薬師と思い込んだまま、逃がされました。

黄蓉は、桃花島で江南七怪の5人を殺した犯人が楊康と欧陽鋒だったことを暴きます。

黄蓉探偵、名推理の回

桃花島で起きたことが判明すると、次に黄蓉は欧陽克を殺した人物について説明しはじめました。欧陽鋒は、克を殺したのは郭靖だと聞かされていましたが、黄蓉と曲の娘の証言により、真犯人が楊康だったことがわかります。楊康が黄蓉の口を封じようとして黄蓉に襲いかかると、逆に毒に冒されます。黄蓉は軟蝟甲(なんいこう)と呼ばれる防具を着込んでいるのですが、桃花島で南希仁に肩をつかまれたとき、彼の身体に回っていた欧陽鋒の毒が、軟蝟甲に付いていたのです。楊康は間接的に欧陽鋒の毒を受け、錯乱すると仲間に襲いかかります。趙王は侯通海たちに連れられて避難し、楊康は苦しみながら息を引き取ります。

その隙に、欧陽鋒は「九陰真経」の奥義を聞き出すため、黄蓉を連れ去ります。廃廟に残された柯鎮悪は、郭靖と全真派の道士たちに発見されます。

楊康が死んでしまいました。なかなか凄惨な最後ですが、郭靖と決着を付ける思っていたので意外な最後です。ドラマもいよいよラストが近いようです。

第48話

黄蓉は欧陽鋒に連れ去られました。郭靖は各地を回って黄蓉を探しますが見つかりません。そんな中、トゥルイジェベに再会します。トゥルイは郭靖がコジンとの約束を守らなかったことを責めますが、楊康の罠だったことを説明されて許します。そして、郭靖に蒙古へ一度戻って郭靖の母・李萍に元気な姿を見せるように勧めます。

郭靖は蒙古へ戻ると李萍と再会し、コジンに事情を説明します。そこへ魯有脚がやってきました。丐幇の仲間たちと黄蓉を探していますが、やはり見つからないといいます。

一方、西方のホラズム国がチンギス・ハーンを挑発してきました。チンギス・ハーンはホラズム国に宣戦布告すると、郭靖にも協力を求めます。

ホラズムは、中央アジア一帯を指す地域名、または11-13世紀に栄えた国名です。1231年、チンギス・ハーンに滅ぼされました。

ホラズム国へ向けて進軍を続けていると、郭靖の天幕に欧陽鋒が現れました。欧陽鋒は、黄蓉に逃げられて追ってきたといいます。しかし郭靖が黄蓉の居場所を知らないとわかると、去っていきます。

第49話

ホラズム国に攻め込んだ蒙古軍ですが、首都サマルカンドの守りは堅く、苦戦します。金国の趙王がホラズム王に策を与えて支援しているためです。

そんな中、郭靖は黄蓉が近くにいることを疑い、魯有脚を問い詰めると、有脚は黄蓉からの手紙を持ってきました。黄蓉は切り立った崖の上に郭靖を呼び出し、二人は再会します。このとき、欧陽鋒が郭靖のあとを付けていましたが、黄蓉はそのことに気付いていました。郭靖をわざわざ崖の上に呼び出しのは、欧陽鋒を罠にかけるためです。郭靖と黄蓉は急いで崖を降りると、綱を断ち切ってしまいます。欧陽鋒は崖の上に取り残されますが、空を飛んで逃げました。

彼らは普通に空を飛びます。

欧陽鋒が空を飛ぶ様子を見た郭靖は、サマルカンドを攻略する作戦を思いつきました。兵たちに翼を作らせると、空から奇襲をかけてサマルカンドの城壁を越えさせます。サマルカンドは落城し、趙王・完顔洪烈は捕らえられました。郭靖やチンギスハーンの前に連れてこられると、趙王は孤独だった生涯を激白し、自害します。

楊康が舞台から消え、趙王が郭靖の最後の敵になるかと思っていましたが、亡くなりました。

第50話

ホラズム国は滅び、郭靖はホラズム攻略の英雄となりました。報償としてコジンとの婚約解消を望むつもりでしたが、ホラズムの民衆が蒙古兵に迫害されている様子を目にすると、彼らの助命を願い出ます。
黄蓉は、郭靖がコジンとの婚約を解消できなかったと知り、郭靖のもとから去ります。郭靖が馬で追いかけると、流砂に巻き込まれた欧陽鋒を見つけました。欧陽鋒を助けると、黄蓉は流砂に飲まれて亡くなったと聞かされます。

広い砂漠でなぜか流砂に飲み込まれている欧陽鋒と、偶然そこへ現れる郭靖です。

黄蓉が死んだと聞いた郭靖は自暴自棄となり、酒におぼれますが、コジンに説得されて回復します。

酒に酔って黄蓉を呼び続ける郭靖。それでも彼と結婚したいコジンは健気なのか、欲しいものはなんとしてでも手に入れたいのか。

チンギス・ハーンはいよいよ金国へ攻め込もうとしていました。そして金国を滅ぼしたあと、そのまま宋国へ攻め込むつもりです。郭靖は、宋国とは戦えません。チンギス・ハーンの野望を知り、密かに蒙古を出て行こうしますが、兵たちに捕らえられます。チンギス・ハーンは李萍を呼び出して郭靖を説得させますが、李萍は宋国への忠義を説いて自害しました。郭靖は、李萍の亡骸を抱えて脱出します。

第51話

チンギス・ハーンのもとを飛び出した郭靖を蒙古の兵が追ってきます。しかし兵たちは郭靖を慕っていました。ジェベとトゥルイは郭靖に李萍を埋葬させます。そこへコジンもやってきます。密かに蒙古を抜け出そうとしてた郭靖が捕らえられてしまったのは、様子を見ていたコジンが知らせたためでした。コジンは郭靖に謝罪すると、婚約を破棄します。郭靖はコジンやジェベ、トゥルイたちに見送られて蒙古を去ります。

宋国へ戻ってきた郭靖は、洪七公に再会します。しかし江南七怪の5人に続けて黄蓉、母・李萍を亡くし、自信をなくしていました。これまで必死に武芸を学んできましたが、大切な人を守ることはできなかったのです。郭靖は武芸を忘れたいといいます。洪七公は説得しますが郭靖の意志は揺るぎません。洪七公は「九陰真経」を習得している周伯通ならば可能だと教えます。そこで二人は周伯通も現れるであろう崋山論剣が行われる崋山へ向かいます。

崋山にやってきた郭靖と洪七公は、欧陽鋒と黄蓉を見つけました。黄蓉は生きていたのです。郭靖のもとを去った黄蓉は、欧陽鋒から逃れるため、流砂で罠を張りました。その場は逃げ切りましたが、その後捕まっていたのです。

郭靖と洪七公が黄蓉を連れ出すと、周伯通が現れます。しかし彼を追って裘千仞が現れ、そこへ瑛姑一灯大師もやってきました。裘千仞が郭靖たちに囲まれて窮地に陥ると、一灯大師がかばいます。誰にでも過ちはあり、子どもを襲ったのは裘千仞ですが、救えなかったのは自分の責任だというのです。裘千仞は改心し、出家することにして一灯大師とともに去っていきます。周伯通は瑛姑から逃げ出し、瑛姑は彼を追って去ります。

黄薬師が現れ、最強の武芸家を決める戦いがいよいよはじまります。

崋山論剣は、全国から武芸家たちが集まる大会かと思っていたのですが、数人で行われる地味なものでした。

黄薬師と洪七公で勝負することになりますが、洪七公の内功は完全には回復していません。そこで黄蓉の提案により、少ない手数で郭靖を倒せた方を勝利とすることになります。しかし300手で倒せなかった場合は郭靖の勝ちです。
まずは郭靖と黄薬師が手合わせすると、郭靖は300手を戦い抜き、黄薬師に勝利します。

第52話(最終話)

郭靖は、黄薬師に続けて洪七公にも勝利し、「天下一の武芸家」と認められます。しかしそこへ欧陽鋒が現れ勝負を挑んできました。郭靖は苦戦しますが、欧陽鋒は強さを求める余りいつしか自分を失っています。水面に映る自分の姿を敵と勘違いすると、自分と戦い続けるのでした。

すべてが片付き、郭靖と黄蓉の縁談が進められようかというとき、郭靖のもとにコジンから連絡が届きます。蒙古がいよいよ宋国に攻め込むというものです。郭靖と黄蓉は、「武穆遺書」を持って襄陽へ急ぎます。

郭靖と黄蓉は、襄陽へ向かう途中、立ち寄った家で穆念慈に再会します。穆念慈は崖から身を投げましたが、村人に助けられていました。そして楊康の子どもを身ごもっていましたが、男の子を無事出産。郭靖は穆念慈に頼まれ、子どもに「楊過(よう・か)」と名付けると、「楊康」の名前が刻まれた匕首を授けます。

穆念慈が生きていました。助けてもらったと軽くいいますが、崖から飛び降りて母子ともに無事だったというのが信じられません。ま、いいか。

郭靖が襄陽へやってくると、蒙古軍を率いていたのはトゥルイでした。郭靖とトゥルイは敵対することになり、二人は最後の酒を交わします。そこへチンギス・ハーンの様態が急変したとの連絡が入り、郭靖たちは蒙古へ向かうと、チンギス・ハーンを看取ります。アジア一帯を征服した英雄の最後でした。しかし戦いは終わっていません。郭靖と黄蓉は、蒙古との戦いを控えた宋国へ戻っていきます。

前(第41話-第45話)

付記

「射鵰英雄伝」は「射鵰三部作」と呼ばれるシリーズの1作目で、「神鵰俠侶(しんちょうきょうろ)」「倚天屠龍記(いてんとりゅうき)」と続きます。

神鵰俠侶」は、日本では「神鵰剣俠(しんちょうけんきょう)」と改題されています。

2作目「神鵰俠侶」は、「射鵰英雄伝」の十数年後が舞台。金国が滅び、蒙古と南宋が衝突している時代が描かれます。主人公は楊康と穆念慈の子ども楊過で、善悪の間で揺れながら英雄に育っていく物語だそうです。郭靖や黄蓉たちも登場します。「射鵰英雄伝」では欧陽鋒の最後はとくに描かれませんでしたが、「神鵰俠侶」にも登場するようです。

3作目「倚天屠龍記」は「神鵰俠侶」の100年後の世界、元末期の中国が舞台です。「射鵰英雄伝」に登場した人物たちの子孫は出てくるようですが、直接的なつながりは薄いようです。

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「射鵰英雄伝」あらすじ

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第6話-第10話
第11話-第15話
第16話-第20話
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第31話-第35話
第36話-第40話
第41話-第45話
第46話-第52話(最終話)

「射鵰英雄伝」の登場人物

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「神雕侠侶」 あらすじ

第1話-第5話
第6話-第10話
第11話-第15話
第16話-第20話
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第26話-第30話
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第41話-第45話
第46話-第52話(最終話)

神雕侠侶の登場人物

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