射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー あらすじ ネタバレ 第41話-第45話

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金庸の武侠小説をドラマ化した「射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー」。ここでは第41話から第45話を紹介します。

前回までのあらすじ。岳州へやってきた郭靖と黄蓉は、丐幇たちの集会に参加し、黄蓉が丐幇主に就任。その後、鉄掌山で「武穆遺書」を手に入れます。しかし趙王から郭靖を逃がそうとした穆念慈は命を落とし、黄蓉も裘千仞の技によって傷つきました。郭靖と黄蓉は白ワシに助けられ、瑛姑の住む小屋へ逃げ込みます。

瑛姑から一灯大師ならば怪我を治すことができると聞いた郭靖と黄蓉は、桃源へやってきます。一灯大師は、弟子たちが出す難問を克服してやってきた郭靖と黄蓉に心を打たれ、黄蓉を治療します。

そして・・・・・・

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第41話

一灯大師は、黄蓉の治療に内功を使い果たしたため弱っていました。黄蓉は父・黄薬師が煎じた九花玉露丸を与えますが、一灯大師の様態は悪化します。瑛姑によって毒にすり替えられていたのです。ただし致死量の毒ではありませんでした。瑛姑は、自分でとどめを刺すつもりです。

瑛姑はなぜ一灯大師を恨んでいるのでしょうか。一灯大師は語りはじめます。
瑛姑の正体は、一灯大師こと大理国の皇帝・段智興の妻・劉貴妃でした。10数年前、王重陽は、義兄弟である周伯通を連れて大理国を訪ねました。「九陰真経」を狙う欧陽鋒に備え、段皇帝と武芸の腕を磨くためです。

そんな中、周伯通は劉貴妃と恋に落ちます。段皇帝は二人の仲を認めて結婚させようとしますが、周伯通は拒否しました。周伯通は、彼女が劉貴妃だとは知らなかったといいます。周伯通は罪を認めて大理国から去ります。しかし劉貴妃は周伯通の子をみごもっていました。

子どもが生まれると、あるとき、何者かに襲われ瀕死になります。劉貴妃は段皇帝に治療を頼みますが、段皇帝は戸惑います。段皇帝の手助けを見限った劉貴妃は、我が子に手をかけると、段皇帝を恨んで立ち去りました。

周伯通は最低です。瑛姑(劉貴妃)も逆恨みにしか思えません。
瑛姑は、周伯通を桃花島から救い出すため、桃花島に張り巡らされた八卦陣を研究していました。

そして、瑛姑が一灯大師を暗殺するため現れます。一灯大師は逃げも隠れもせず、瑛姑の思いを遂げさせようとします。しかし瑛姑は思いとどまって逃げ去ります。

その後、一灯大師の持つ経典が梵語で書かれていることがわかると、郭靖は梵語に聞き覚えがありました。「九陰真経」には意味不明な部分があるのですが、そこは梵語で書かれていたのです。

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第42話

「九陰真経」は、悪人に利用されることがないよう一部が梵語で書かれていました。一灯大師の協力によりすべてが中文(中国語)に訳されます。郭靖と黄蓉は、桃源をあとにすると、「九陰真経」の奥義を師匠たちに知らせるため、嘉興の酔仙楼へ向かいます。江南七怪たちは、武芸大会に参加するため酔仙楼にいるはずだからです。

「九陰真経」の全文が翻訳された今、一灯大師や洪七公の内功も回復できるといいます。腹を刺された郭靖の傷も治したし、九陰真経は万能です。

鉄掌幇の聖地を荒らされた裘千仞は、郭靖と黄蓉を追っています。瑛姑を利用して二人をおびき出しますが、かつて彼女の子どもを襲ったのは裘千仞だったことが判明。瑛姑が裘千仞に襲いかかると裘千仞は逃げ去りました。

裘千仞は、子どもを傷つけ、段皇帝(一灯大師)に治療させることで彼の内功を弱めようとしたらしいです。

そのころ、穆念慈を失った楊康は、すべてを手に入れるため、郭靖から「武穆遺書」を奪う計画を立てます。

18年ぶりに酔仙楼に戻ってきたという江南七怪たち。年を取ったと述懐しますが、見た目は変わっていません。

第43話

嘉興にやってきた郭靖は、酔仙楼で江南七怪に再会しました。師匠たちは、武芸大会の前に桃花島へ渡るといいます。全真七子が譚処端の仇である黄薬師を討とうとしているので、仲裁するつもりなのです。しかし譚処端を殺したのは、黄薬師ではなく欧陽鋒です。そのことを知っている郭靖は仲裁の手助けをしたいのですが、コジンと待ち合わせた日が近づいていました。事実を教え、師匠たちと別れます。

そのころ洪七公周伯通は、おいしい料理を求めて嘉興へ来ていました。郭靖と黄蓉は、洪七公に再会すると、黄蓉が第19代丐幇主に就任したことを伝えます。さらに洪七公の弱った内功を回復するために「九陰真経」の奥義を教えます。

そして郭靖とコジンが蒙古へ向かう日が明日に迫りました。黄蓉は郭靖に料理を作ると、これまでのできごとを振り返ります。

第44話

郭靖がコジンと会うため臨安へ向かおうとすると、トゥルイから手紙が届きます。コジンとの婚約が破棄されたという内容です。

トゥルイからの手紙は偽物で、「武穆遺書」を持つ郭靖を蒙古へ行かせないための楊康の計略です。

臨安で郭靖を待っていたコジンは、郭靖が現れないため、諦めて蒙古へ帰って行きます。

手紙が偽物と知らない郭靖と黄蓉は、二人の結婚を黄薬師に認めてもらうため、桃花島へやってきます。しかし島に黄薬師の姿はなく、黄蓉の母・馮衡の墓は荒らされています。そして江南七怪の5人、朱聡韓宝駒南希仁全金発韓小瑩が殺されていました。郭靖は黄薬師の仕業と考えますが、黄蓉は疑います。

江南七怪の柯鎮悪を除く残り5人が亡くなりました。黄薬師の犯行とは思えませんが、何が起きたのか。急展開です。

第45話

郭靖が嘉興に戻ってくると、全真七子と黄薬師が戦っていました。道士・譚処端と師叔・周伯通を黄薬師に殺されたと思っている全真七子は、仇を討とうとしているのです。そこへ生き残った柯鎮悪がやってきて全真七子に加勢すると、郭靖も師匠を助けるため戦いに加わります。戦いのさなか、全真七子は、黄薬師に敵対する理由を尋ねます。会話を聞いていた郭靖は、譚処端を殺したのは欧陽鋒であり、周伯通は生きていることを説明します。全真七子は誤解してたことを認め、謝罪すると戦いをやめました。しかし江南七怪の5人を殺した疑いは晴れません。郭靖が黄薬師に戦いを挑むと、黄蓉が止めに入ります。そして翌日決着を付けることになりました。

その夜、黄薬師が5人を殺したとは思えない黄蓉は、洪七公に相談します。洪七公も黄薬師の犯行とは思えませんが、証拠がありません。

郭靖は、柯鎮悪に、師匠たちの復讐と、黄蓉と別れることを誓わされます。

そして郭靖と黄薬師の戦いのときがやってきます。郭靖が戦おうとすると、黄蓉が立ちはだかりました。黄蓉と戦うことができない郭靖は、自らを傷つけ、柯鎮悪に謝ります。そこへ欧陽鋒が現れると、黄薬師に協力して全真七子を倒すことを申し出ます。

突然現れる欧陽鋒。なぜここで出てきてしまうのでしょう。黙って見ていれば黄薬師を消すことができたかもしれません。

前(第36話-第40話)
次(第46話-第52話)

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