写真出典:IMDb
Amazonプライムオリジナルドラマ「エクスパンス 〜巨獣めざめる」のシーズン5。全10話のうち第6話から第10話を紹介します。
ドラマ「エクスパンス」シーズン5は全10話が予定されています。2020年12月16日に第1話〜第3話が配信され、第4話以降は毎週水曜に1話ずつ配信されます。当記事は6話以降を配信に合わせて更新します。
マルコ・イナロス率いるフリーネイビーの隕石落下作戦により、地球は壊滅的なダメージを受けました。
一方でフレッド・ジョンソンが隠し持っていたプロト分子のサンプルもベルターに奪われます。
さて、シーズン5はどのように落ち着くのでしょうか。
第6話「仲間の絆」
月
地球は隕石の落下により壊滅的なダメージを受けました。ナンシー・ガオ国連事務総長の生死は不明。事務総長の代理となったデヴィッド・パスターは月にやってくると、アヴァサララに暫定政権への協力を要請します。
火星宙域
ボビーとアレックスは、接触してきた火星軍の戦艦に爆弾を仕掛けて爆破。追撃を振り切ります。
ティコ・ステーション
「ロシナンテ号」に仕掛けられた罠は回避されました。ホールデンが「ズミヤ号」の追跡を開始しようとすると、モニカが乗船を希望してきます。
ブルは反対しますが、一度誘拐されたモニカはステーションに残るより「ロシナンテ号」に乗っている方が安全だと言い、ホールデンは許可します。
小惑星帯
ドラマーのもとにフリーネイビーの艦隊が近づくと、ドラマーたちはマルコの艦隊が火星軍の戦艦を入手していることに驚きます。
マルコ・イナロスはアシュフォードの仇です。ドラマーがフリーネイビーへの協力を逡巡していると、仲間たちはマルコならば分裂しているベルターのグループをまとめることができるかもしれないと言います。仲間たちの意見はまとまり、ドラマーの決意も固まりました。
マルコはドラマー艦隊を受け入れ、協力の証として、ドラマー艦隊のサージとマルコ艦隊のカラルが交換されます。
地球
刑務所を脱出したエイモスとクラリッサは、隕石の衝突によって荒廃した光景を目にしました。エイモスはクラリッサを連れ、ホールデンたちのもとに戻るために避難活動を続けます。
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第7話「さらば家族よ」
ナオミは「ロシナンテ号」の爆破計画を阻止し、マルコ・イナロスを殺そうとしたため監禁されていましたが突然解放されます。
解放されたナオミは息子のフィリップに会うと、マルコから離れるように説得します。フィリップは悩みはじめます。
一方、「ロシナンテ号」はプロト分子を奪った「ズミヤ号」を追跡していました。そこへティコへ避難しようとしていたアレックスとボビーから通信が入り、マルコが火星軍から軍艦を購入したことが伝わります。
軍艦となると、武器の密輸レベルの話ではありません。モニカはトップレベルの取り引きが行われていることを指摘しました。
ホールデンは「ズミヤ号」が奪ったプロト分子の破壊を優先事項とし、アレックスとボビーにマルコの艦隊の監視を依頼します。
そしてついに「ズミヤ号」を発見。ホールデンが「ズミヤ号」に乗り込もうとすると、「ズミヤ号」は自爆します。
そのころ、マルコはフィリップがナオミから贈られた「チェツェモカ号」をおとりにして「ロシナンテ号」をおびき出し、罠にかけようとしていました。
マルコはナオミを「チェツェモカ号」との通用口に閉じ込めると、「チェツェモカ号」を切り離します。通用口から「ロシナンテ号」が破壊される様子を見せるつもりです。
しかしナオミはエアロックを開けると生身で宇宙に飛び出し、「チェツェモカ号」に飛び乗りました。
第7話「命懸けの一手」
・地球
エイモスとクラリッサはボルティモアへ避難してきました。2人はボルティモアを離れようとしないエリックを説得し、地球脱出の協力を求めます。
・月
事務総長に就任したデヴィッド・パスタ―は、地球と人類の未来のためにフリー・ネイビーとの徹底抗戦を宣言します。
デルガド提督からイナロスの故郷パラス・ステーションへの報復攻撃が提案されると、首脳陣はすべてのベルターを無差別に攻撃するかどうか悩まされます。
・宙域
マルコの艦隊では、飛び出すナオミを止めようとしたシンが亡くなりました。
ナオミは「チェツェモカ号」に乗り込みましたが、船は制御不能で爆弾が仕掛けられています。さらにナオミ名義でホールデンに向けて救難信号が自動的に発信されていました。
船内に残っていた機材を集めて無線通信を整えると、誰に届いているかはわかりませんが、「チェツェモカ号」に近づかないように警告します。
ドラマーはフリー・ネイビーに破壊された船で物資の回収を命じられています。マルコに従っていることに憤りを感じているところにカラルからナオミは死んだと聞かされ、感情を高ぶらせます。
ボビーとアレックスの乗る「スターバック号」はナオミの無線通信を受信。ホールデンに「チェツェモカ号」の情報を伝えると、ナオミの救援に向かいます。
近づかないように警告を発信したにも関わらず、救援の連絡を受信したナオミは焦りはじめます。そこで通信設備を必死に細工し、自動的に送信されるメッセージの内容を改変。船に問題がないかのように装います。
登場人物
ジェームズ・ホールデン
演:スティーヴン・ストレイト
初登場:シーズン1
宇宙船ロシナンテ号の艦長。地球人。
もとは輸送船の乗組員。プロトジェン社の陰謀に巻き込まれたことでプロト分子の存在を知ります。
シーズン2では、プロト分子に汚染された小惑星エロスの地球衝突をミラーとともに食い止めました。その後、シーズン3ではプロトジェン社のCEOジュール・マウの逮捕に貢献します。
エロスの地球衝突は防がれましたが、エロスは金星に衝突。プロト分子の集合体が金星を飛び立つと、天王星付近に巨大なリングを生成しました。
ホールデンがプロト分子と融合したミラーに指示されてリングを動作させると、1300の天体へつながるポータルを開きます。
シーズン4ではリング内の惑星イーロスの調査に参加。プロト分子でできた巨大な構造物を稼働させますが、ミラーとともに停止させます。
ナオミ・ナガタ
演:ドミニク・ティッパー
初登場:シーズン1
ロシナンテ号のエンジニア。ベルター。
地球と火星に対抗するためにはベルターにも武力が必要だと考えており、アヌビス号から回収したプロト分子のサンプルを密かにフレッド・ジョンソンに渡しました。
ホールデンとは恋人関係ですが、かつてマルコと結婚しており、二人の間には息子のフィリップがいます。
息子フィリップに再会しますが、マルコのもとに連行されて監禁されます。
アレックス・カマル
演:キャス・アンヴァー
初登場:シーズン1
ロシナンテ号の操縦員。もと火星軍兵士。
火星にいる妻タリッサと息子メラスを訪ねましたが、拒絶されました。その後ボビーに再会し、火星軍の不正について調査します。
エイモス・バートン
演:ウェス・チャサム
初登場:シーズン1
ロシナンテ号のメカニック。地球人。
本名はティミー。かつて米ボルティモアでギャングに加担していました。本物のエイモスを殺して彼に成り代わり、地球を離れました。
地球にいる恩人リディアを弔問したあとクラリッサに面会。マルコによる地球への攻撃に巻き込まれます。
クリスジェン・アヴァサララ
演:ショーレ・アグダシュルー
初登場:シーズン1
国連事務副次官から事務総長に就任しました。しかしその後の選挙でリング内宇宙への入植を推進するナンシー・ガオに破れ、月へ異動させられます。
地球が攻撃されてガオが行方不明になると、暫定政権へ招致されます。
デルガド提督
演:マイケル・アービー
初登場:シーズン4
国連軍の将軍の1人でアヴァサララの理解者。
ロベルタ・ドレーパー
演:フランキー・アダムス
初登場:シーズン2
愛称ボビー。
もと火星軍兵士。プロトジェン社と火星軍が行った新兵器の実験に巻き込まれ、ホールデンたちと関わっていきます。
新兵器の実験に関して国連で偽証を要求されますが、従わなかったため除隊されます。その後は無職の民間人を装っていますが、アヴァサララのもとで火星軍の不正について調査しています。
カミナ・ドラマー
演:キャラ・ジー
初登場:シーズン2
リング付近のメディナ・ステーションを拠点とし、フレッド・ジョンソンの配下としてアシュフォードとともに海賊を取り締まっていました。しかしフレッド・ジョンソンがアヴァサララに協力していることを知り、失望してアシュフォードとともに辞職。
マルコの野望を食い止めようとするアシュフォードが殺されると、彼に協力しなかったことを後悔します。
オクサナやジョセップなど、複数の人物と合意の上で恋愛関係(ポリアモリー)を築いています。
オクサナ
演:サンドリーヌ・ホルト
初登場:シーズン5
ドラマーの艦隊のメンバー。
ドラマーたち5人は、合意の上で複数人での恋愛関係を構築(ポリアモリー)しています。オクサナはその1人です。
ジョセップ
演:サメル・セーラム
初登場:シーズン5
ドラマーの艦隊のメンバーであり、ポリアモリーの1人。
サージ
演:ウィレックス・リ
初登場:シーズン5
ドラマーの艦隊のメンバーであり、ポリアモリーの1人。
ドラマー艦隊がマルコ艦隊に協力することになると、カラルと交換されます。
ミチオ
演:ヴァネッサ・スマイス
初登場:シーズン5
ドラマーの艦隊のメンバーであり、ポリアモリーの1人。
バートルド
演:スティーブン・トレーシー
初登場:シーズン5
ドラマーの艦隊のメンバーであり、ポリアモリーの1人。
フレッド・ジョンソン
演:チャド・コールマン
初登場:シーズン1
ティコ・ステーションのOPA(外惑星同盟)幹部。元国連軍兵士。小惑星帯が独立するためには地球と火星に対抗できる武力が必要だと考えています。
ナオミからプロト分子のサンプルを預かって隠し持っていました。ベルターの反乱組織に殺され、サンプルは奪われます。
ブル
演:ホセ・ズニーガ
フレッド・ジョンソンの部下。
サカイ
演:バヒア・ワトソン
ベルター反乱組織のメンバー。ティコ・ステーションにエンジニアとして潜入し、フレッド・ジョンソンのもとからプロト分子のサンプルを奪う計画に参加します。
マルコ・イナロス
演:キーオン・アレクサンダー
初登場:シーズン4
もとOPA(外惑星同盟)の派閥ブラック・スカイのリーダー。
軍事組織「フリー・ネイビー」を組織し、内惑星(地球や火星)へ宣戦布告します。
ナオミとの間に息子フィリップがいます。
フィリップ・イナロス
演:ジェイサイ・チェイス・オーウェンズ
初登場:シーズン4
マルコとナオミの息子。幼いころにナオミは自分を捨てたと考えています。
シン
演:ブレント・セクストン
初登場:シーズン5
マルコの部下でナオミのかつての仲間。
かつてナオミが仲間たちのもとを去ろうとしたとき、フィリップを隠していたことを悔やんでいます。
カラル
演:オルニケ・アデリー
初登場:シーズン5
マルコの部下でナオミのかつての仲間。
ドラマー艦隊の合流により、サージと交換されます。
クラリッサ・マウ
演:ナディーン・ニコル
初登場:シーズン3
シーズン3では偽名で国連軍に潜入し、父親を逮捕させたホールデンへの復讐を計画しました。
強化人間なため超人的な力を発揮できます。
投獄され、薬物で力を抑制されていましたが、マルコの作戦によって地球が攻撃されると、エイモスに助けられて脱獄します。
ソヴテート大将
演:ティム・ディケイ
初登場:シーズン5
火星軍の大将。
ベルターの反乱組織に協力する火星軍グループの指導者である可能性が高く、ボビーやアレックスが調査します。
エミリー・バーベッジ大尉
演:ララ・ジーン・コロステッキ
初登場:シーズン5
ソヴテート大将の配下。ソヴテートに命じられ、周囲を調べはじめたアレックスに近づきます。
ナンシー・ガオ
演:リリー・ガオ
初登場:シーズン4
国連事務総長。
隕石の被害により消息不明。
デヴィッド・パスタ―
演:スギス・ヴァルゲーゼ
もと国連運輸大臣。マルコの攻撃によって地球が攻撃され、ガオ事務総長の消息が不明になると事務総長代理に就任します。
モニカ・ステュアート
演:アンナ・ホプキンス
初登場:シーズン3
メディア記者。
ベルターの組織に誘拐されますが、ホールデンに救出され、「ロシナンテ号」に乗り込みます。
エリック
演:ジェイコブ・マンデル
初登場:シーズン5
米ボルティモアを取り仕切るギャングのリーダー。エイモスの旧友。
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ドラマ「エクスパンス ~巨獣めざめる~」シーズン5はAmazonから配信されています。プライム会員は追加料金なしで視聴できます。
太陽系の異なる場所で、ロシナンテのクルーとその仲間たちは、それぞれに過去の過ちと向き合う。一方、マルコ・イナロスは地球、火星、小惑星帯、そしてリングの先に広がる世界の未来を変える攻撃を開始する(Amazon紹介文)。
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