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「位相空間」とは、集合にある種の情報(位相、topology)を付け加えたもので、この情報により、連続性や収束性といった概念が定式化可能になる(Wikipedia)。
はい。わかりません。
さて、管理者権限を手に入れたメイヴは命令コマンドを口にするだけでホストを操作できます。第5話では、言葉に発しなくても念じるだけで実行できるようになりました。
最強ではないでしょうか。
続けて第6話を見たいと思います。
あらすじ
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バーナードがドロレスに話しかけています。ドラマで繰り返し登場したシーンです。
ドロレスは違うと言ってバーナードの行動を停止させました。これまで、バーナードがドロレスの動作試験を行っていると思われていた姿は逆でした。ドロレスがバーナードの試験を行っていたのです。
スウィートウォーターでは、ドロレスがデロス社の技術者にピーター・アバナシーの居場所を問い詰めます。技術者がわからないと応えると、テディが銃殺しました。テディはプログラムを書き換えられたことで冷酷な性格に変わっていたのです。期待以上の変化にドロレスも驚きます。
このとき、ピーターはコンフェデラードスの砦から連れ去られてメサ・ハブにいました。シャーロットはピーターを確保したことを本社に連絡し、救援を依頼します。ピーターは逃げることができないように手足にビスを打ち込まれてベッドに固定されていました。
ショーグンワールドでは、メイヴが命令コマンドを実行して武士たちを全滅させていました。アカネは、サクラの遺体を前にすると彼女の心臓を取り出し、大切そうに布に包みます。
メイヴたちが町へ戻ってくると、町は武士団に占拠されており、ヘクター、アーミスティス、ムサシは捕らわれていました。
メイヴが組頭のタナカと取引をします。メイヴは、仲間を解放し、逃がしてくれれば命は奪わないといいます。タナカは取引に応じますが、アカネは置いていけといいました。
メイヴが念じ、タナカの頭脳に働きかけます。タナカは異変を感じ、刀を抜こうとします。それを見ていたムサシが決闘を申し込みました。
果たし合いがはじまります。二刀流に構えたムサシがタナカの腕を切り落とすとタナカは負けを認めました。タナカは切腹し、ムサシが介錯します。
メイヴたちは町を後にすると、雪の泉と呼ばれる場所へやってきます。遠くには富士山を望むことができます。
ルッツとシルベスターが地下へのエレベーターを見つけました。
アカネは小さな祠にサクラの心臓を捧げると、火にかけて弔います。そしてアカネとムサシは残るといいます。
メイヴたちはアカネとムサシに別れを告げます。
バーナードとエルシーがメサ・ハブに戻ってきます。彼らがコントロールルームでシステムの状況を確認すると、品質部の復旧作業を妨害しているのは「ゆりかご」であることがわかりました。
「ゆりかご」はホストのデータが保管されているサーバーです。本来、データのバックアップを行うだけのものなのですが、プログラムを修復しようとすると、「ゆりかご」の中の「何か」が邪魔してくることがわかりました。
二人は原因を確認するためサーバールームへやってきます。しかし端末から「ゆりかご」にアクセスできません。バーナードは直接アクセスするといいます。
バーナードは自らを専用の機械に固定しました。エルシーが端末を操作すると、バーナードの頭頂部はくり抜かれと、小さな球体「制御装置」が露出します。苦痛にうめくバーナード。制御装置が取り出されると彼の動きは止まり、「ゆりかご」に収納されます。
黒服ウィリアムは、娘のエミリーと再会しました。
「そこまでやるとはな。フォード」
ウィリアムは、エミリーの登場をフォード博士のシナリオだと考えています。
夜、ウィリアムとエミリーは過去にあった出来事について話し合いました。
「わだかまりを残したまま終わりにされたくない」 エミリーはそういうと、死に場所を求める父親を連れ帰ろうとしています。
翌朝エミリーが目覚めると、ウィリアムたちはどこかへ消えていました。そして先を進むウィリアムたちの前には亡霊の国の戦士たちが現れます。
ショーグンワールドをあとにしたメイヴたちが地下から外に出てきます。メイヴには懐かしい光景が広がります。故郷へ戻ってきたのです。
家へ向かうと庭先に娘が座っていました。メイヴは娘に近づき、恐る恐る話しかけます。すると後ろから声をかけられます。挨拶してきたのは、新しい母親役のホストでした。
そこへ亡霊の国の戦士たちが現れました。メイヴも覚えているシナリオ通りの展開です。ヘクター、アーミスティス、ハナヨが助けに入ります。彼らが戦っている最中、リーは手に入れた通信機(シーズン2第5話)で救援を要請しました。
ドロレスたちは、列車でメサ・ハブへ向かいます。そして先頭車両を切り離すとメサハブへ突っ込ませました。
メサ・ハブでは、到着した救援スタッフによってコントロールルームの復旧作業が進められています。そこへ列車が突っ込んできます。
一方、「ゆりかご」へアクセスしたバーナードは、列車に乗ってスウィートウォーターにやってきました。酒場兼娼館マリポサに入っていくと、ピアノを弾いている男性がいます。彼がバーナードに話しかけてきます。
「やあ、友よ」
フォード博士でした。
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感想
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冒頭のシーンでは、ドロレスとアーノルドが会話しています。開発中のドロレスにアーノルドが話しかけているのかと思ったら、逆でした。ドロレスが開発中のバーナードに話しかけていたのです。どうやらバーナードを作ったのはドロレスのようです。
ドロレスとアーノルド(またはバーナード)が対話している場面は今まで何度も登場してきましたが、それがアーノルドだったのかバーナードだったのか、もうわかりません。
ショーグンワールド
ムサシは残虐なキャラかと思っていましたが、武士道を重んじる善人キャラでした。
ウィリアムの娘エミリーは父親を連れ戻しに来たといいます。本当でしょうか。シャーロットに招待されたといっていたし、以前、地図を見て何かを探していたので隠した目的があるのだと思います。
ドロレスの作戦はよくわかいません。列車を突っ込ませる理由はなんなのでしょう。派手にやりたいだけのように思えます。
最後にフォード博士が登場しました。復旧作業を妨害するソースコードはフォード博士だったということでしょうか。肉体は失いましたが、「心」は「ゆりかご」の中で生きていたようです。
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