写真出典:HBO
少しずつ異変が現れ始めたウエストワールド。ホストは姿の見えない人物と会話し、シナリオにない場所をさまよい、撃てるはずのない銃を撃つ。
そして「迷路」を探し求める黒服の男。
謎が深まるばかりのドラマ「ウエストワールド」ですが、シーズン1 第4話を見ていきます。
あらすじ
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強盗を撃ち殺し、納屋を飛び出したドロレスは、賞金稼ぎのイベントに参加しているウィリアムとローガンに出会います。
一方、「迷路」へとつながる「蛇が卵を生む血の峡谷」を探していた黒服の男は、とある峡谷で全身に蛇の刺青をした女性アーミスティスに出会いました。
黒服の男はアーミスティスの仲間である無法者へクターを脱獄させると、その代償として、彼女の全身に描かれた蛇について聞き出します。
アーミスティスは、彼女が幼いときに町を襲った集団に復讐を続けているといいます。そして、その襲撃者たちに復讐すると彼らの血で自分の全身に蛇を描いていたのです。
黒服の男は、アーミスティスの復讐の最後の1人がワイアットという名前の男であることを聞き出します。ワイアットこそ迷路につながる、次のキーワードだと確信します。
娼館の女主人メイヴは、時折脳裏をよぎる人型の姿に悩まされていました。頭から足先まで全身を見慣れない衣服で覆い、顔の部分だけ黒いガラスをはめ込んだ男たちの姿です。
メイヴの脳裏に浮かぶ男たちは、ウエストワールドで起こったイベントの後、遺体の回収などを行うために防護服を着ている運営サイドの人間たちです。しかし回収されたあとは修復されて記憶をリセットされるホストには彼らのことがわかるはずもありません。
しかしメイヴの脳裏には覚えのない映像が次々に浮かびます。娼館が襲われ横たわる遺体。彼女の腹を切り裂き、何かを行っている男たち(科学者がメイヴを修復している姿です)。見たこともない場所。ガラス張りの部屋に横たわるたくさんの遺体。妄想なのか現実なのか。メイヴの記憶が交錯します。
あるとき、牢獄を脱獄したへクターとアーミスティスのグループがスウィートウォーターの町を襲います。するとメイヴは娼館に入ってきたへクターを部屋に誘い、自分が撃たれたときの話、見慣れない服を着た男たちが自分の体に何かをした話を聞かせ、傷ひとつない自分の腹をへクターに切り裂かせました。そして新しくできた自分の傷口に手を入れると、何かをつかみ出します。それは、前回の修復で摘出されずに残っていた弾丸でした。
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感想
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「この世界は物語だ。最後のページだけ読んでない」
黒服の男がかっこいいです。
ウエストワールドでは、毎日のように同じシナリオが繰り返されます。そのため、以前のエピソードで出てきた場面が繰り返し出てくることもあります。しかし同じシーンでも前日譚や別の人物の視点から語られるので、意外なところにつながるのがおもしろいです。
たとえばドロレスは一人のときでもテディと一緒のときでも、家に帰ると家が強盗に襲撃されています。へクターはいつも町を襲いますが、彼のシナリオは襲撃からはじまるのではなく、脱獄からはじまるようです。今回は黒服が脱獄を手伝っていましたが、ほかのパターンだとどうやって話が進むのか興味深いです。
フォード博士は大規模な工事を行っています。何をやってるのでしょう。前回だったか、建物が埋もれている場所が出てきたので、そこを掘り返しているのかもしれません。
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