写真出典:HBO
動画配信サービスで見ているので、前回の衝撃からそれほど間を置かずに続きを見ることができます。本放送で見ていた人は、1週間待ち遠しかったことでしょう。
ウエストワールド シーズン1 第8話を見ていきます。
あらすじ
写真出典:HBO
バーナードは自分がホストであるという事実、そしてテレサを手にかけたことに動揺し、激高してフォード博士に襲いかかります。しかし博士の命令によって感情を抑制され、記憶をリセットされます。
ウィリアムとドロレスがたどり着いたのは、ドロレスの故郷でした。ドロレスがいつも描いていた風景は故郷の景色だったのです。
教会にやってきたドロレスに記憶がよみがえります。ウエストワールドがオープンする前の町並み、ダンスの練習をするホストたち。そして次々にホストを射殺するドロレス。最後にドロレスは自分のこめかみに銃口を突きつけます。引き金を引こうとしたとき、ウィリアムによって現実に引き戻されました。
ドロレスには、現実と記憶の境界があいまいになっていました。ウィリアムがドロレスを連れて町を離れようとすると、コンフェデラードスを率いて彼らを探していたローガンが現れます。
ワイアットを追う黒服の男とテディは、ワイアットのグループが襲撃したと思われる現場跡にやってきます。多数の惨殺死体が横たわる中、生き残った女性を発見します。そこへワイアットの手下たちが現れました。黒服の男とテディは彼らを倒しますが、その戦いの中でテディは黒服の男のことを思い出しました。黒服の男はかつて自分を銃で撃った男であり、ドロレスを納屋へ連れこんだ男です(シーズン1第1話)。テディは黒服の男を殴り倒すと、縛り付けます。
黒服の男は、テディには自分を殺せないと言い、自分のことを語り出しました。
現実世界では事業に成功し、経済界で高く評価される善人であること。1年前に妻が自殺したこと。娘は母親の自殺の原因が自分の残虐な性格にあると考えていることでした。
娘に残虐性を指摘された黒服の男は、自分が本当に残虐的な男なのかどうかを確かめるためウエストワールドへやってきて、メイヴ親子を殺害してみたといいます。そして何も感じませんでした。娘が指摘したように残虐性を持っていたのです。
黒服の男は自分の体験を話し続けます。メイヴ親子を襲ったとき本来起きるはずのない不可解なことが起きました。人間を傷つけることができないはずのホストであるメイヴが反撃してきたというのです。そして、殺された娘を抱えて逃げるメイヴが力尽きたとき、倒れた場所には迷路が描かれていました。以来、黒服の男は迷路の答えを探しているといいます。
酒場であり娼館であるマリポサでは、今日も昨日と同じ一日が始まろうとしています。しかしクレメンタインと呼ばれた女性は別のホストです。昨日までクレメンタインを演じていたホストは廃棄処分になっていました。
メイヴは何回かメンテナンスを繰り返すうちに、ルッツに命じてプログラムを書き替えます。その結果、人間を傷つけることができ、管理者権限を使ってホストを操作できるようになります。そしてウエストワールドを抜け出すことを考えるようになります。
今日もスウィートウォーターの街にはへクターの集団が現れ、街中に銃声が響きます。メイヴの脳裏には娘を殺されたときの記憶がよみがえり、動揺して近くにいたクレメンタインをナイフで切りつけてしまいます。そして自分の部屋に逃げ帰ります。
へクターのイベントが終了し、故障したホストの回収や破壊された街のメンテナンスのためにスタッフが現れたとき、メイヴは機能が停止したふりをします。
スポンサーリンク
感想
写真出典:HBO
クレメンタイン役のホストが変わってしまいました。きれいな女性だったのですが、廃棄処分になったということなのでもう出てこないのでしょうか。だとしたら残念です。新しいクレメンタインもきれいな人なのですが。
クレメンタインを演じた女優さんについて調べてしまいました。
黒服の男の探す迷路が結局なんなのか、まだよくわかりません。
エルシーはどうなったのか気になっていたのですが、彼女が通信用のコンピューターを見つけたとき、背後から襲った人物はバーナードでした。フォードに命じられて殺したみたいです。当然バーナードはその記憶が消されているわけで、フォード博士が恐ろしい。そして何をやろうとしているのかわかりません。
ウエストワールド関連記事
シーズン1 全話あらすじとネタバレ
シーズン2 全話あらすじとネタバレ
シーズン3 全話あらすじとネタバレ
シーズン4 全話あらすじとネタバレ
ウエストワールド シーズン1
-第1話「目覚め」
-第2話「迷路」
-第3話「アーノルド」
-第4話「記憶の破片」
-第5話「逃避行」
-第6話「スパイの正体」
-第7話「だまし絵」
-第8話「遠い夢」
-第9話「蛇の道は蛇」
-第10話「アダムの創造」
ウエストワールド シーズン2
-第1話「夜への旅路」
-第2話「再会」
-第3話「実力と運」
-第4話「スフィンクスの謎かけ」
-第5話「アカネの舞」
-第6話「位相空間」
-第7話「エコルシェ」
-第8話「キオク」
-第9話「消失点」
-第10話「乗客」
ウエストワールド シーズン3
-第1話「怒れる神々」
-第2話「ウィンターライン」
-第3話「レハブアム」
-第4話「亡命者たちの母」
-第5話「Genre」
-第6話「Decoherence」
-第7話「Passed Pawn」
-第8話「Crisis Theory」
ウエストワールド シーズン4
-第1話「前兆」
-第2話「孤独な闘い」
-第3話「レザネフォール」
-第4話「世代劣化」
-第5話「荘子」
-第6話「再現性」
-第7話「回心」
-第8話「ケ・セラ・セラ」
その他おすすめのドラマ
ウエストワールドを楽しめる方にはこちらのドラマもおすすめです。
ゲーム・オブ・スローンズ
ドラゴンや魔法が存在する架空の世界を舞台にしたファンタジー小説「氷と炎の歌」シリーズを原作としたHBOのテレビドラマです。多くの登場人物が入り乱れる群像劇で、世界中で放映されている人気作です。
ROME
共和制から帝政へと移行していく古代ローマの混乱期を描いたドラマです。時代の流れに翻弄され、巻き込まれていく人物たちから目が離せません。登場するのはカエサルやアントニウス、オクタヴィアヌス、クレオパトラといった実在の人物ばかり。世界史に興味ある方におすすめです。
ヴァイキング 〜海の覇者たち
伝説的なヴァイキングの王ラグナル・ロズブロークの活躍を描いたドラマです。ゲーム・オブ・スローンズのような血なまぐさい戦闘シーンも見ものですが、史実にもとづいた中世北欧の生活や文化も興味深いです。
エレクトリック・ドリームズ
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」や「高い城の男」などの作品が有名なSF作家フィリップ・K・ディックの短編作品をもとに脚本家によって書かれた一話完結型のアンソロジードラマです。
ザ・ボーイズ
ヒーローたちは企業に雇われ、金と名誉のために脚色されたプロフィールとねつ造された事件で正義を演出します。彼らの不正を暴くために立ち上がった男たちがいました。
エクスパンス 〜巨獣めざめる〜
人類が宇宙に進出している23世紀の未来。地球、火星、外惑星同盟という3つの勢力による陰謀劇を描いたSFドラマです。もともとNetflixで配信されていたシリーズをAmazonが買い取ったという異例の作品です。
アップロード 〜デジタルなあの世へようこそ〜
人間の意識をサーバーにアップロードしておくことで死後も仮想現実の世界で暮らすことができる世界。交通事故で亡くなった主人公ネイサンは、仮想現実の世界で新たな人生をはじめますが、彼の死には不可解な点がありました。