ウエストワールド シーズン1 第10話 シーズン2も絶対見たくなるラスト




出典:HBO

予備知識はほとんどないまま、話題作なので見てきたウエストワールド。シーズン1もついに最終回。海外のドラマはセットがすごいな、お金かけてるなとか、残酷なシーンも多くて日本じゃ制作できないだろうなとか、結構ありがちな設定じゃないかとか思いながら見はじめたわけですが、もう、そういうことじゃないので。シーズン後半の展開は、予想していなかったことの連続。シーズン1もいよいよ最終回。

10秒でまとめる

迷路の中心を見つけるドロレス。そして、フォード博士の新しいシナリオが完成し、披露会が行われる。

ネタバレ

本物が欲しいはずだ

ドロレスは、黒服の男を案内するように教会の墓場へ向かうと、自分の墓標の下に埋められた箱を見つける。箱の中には迷路が入っていた。黒服の男が迷路の意味を問うが、ドロレスにはわからない。パークはすべて虚構。2人で本物を見つけようという黒服の男に、ドロレスはすでに本物の愛を見つけた。ウィリアムが現れて助けてくれるという。それを聞いた黒服の男は、ウィリアムのことを知っているといい、彼について語り出した。
黒服の男によれば、ウィリアムはドロレスを探し続け、その過程でいつしか平気で人を殺すことができる人間になっていた。そしてついに、はじめて会ったスウィートウォーターの町でドロレスを発見する。しかし、ドロレスはウィリアムのことを覚えていない。ただ、はじめて会ったときと同じ動作を繰り返した。
「気づくべきだったよ。お前にとっての俺は、単なる記憶の一つだと」
黒服の男こそ、ウィリアムの年老いた姿だったのだ。迷路を解くため、ワイアットのもとへ案内しろと迫る黒服の男に殴りかかるドロレス。黒服の男の腕を折り、銃を突きつけるがとどめを刺すことができない。その隙に男はナイフでドロレスを刺す。そこへテディが馬で駆けつけ、男を銃で撃ち倒した。テディは傷ついたドロレスを抱えて馬に乗せると走り去った。

そんなはずはない。これは私が下した決断よ

パークで死んだために回収されたへクターとアーミスティスは、修復作業中に目覚め、修復スタッフを襲う。そこへメイヴが合流する。アーノルドという人物によって自分のコードが書き替えられたことを知ったメイヴは、地下施設へ向かう。そこには、自分の頭を銃で撃ったバーナードが血を流して倒れていた。バーナードはルッツによって修復される。メイヴのコードを書き替えた人物について調べさせると、メイヴがパークを抜け出そうとしていることもシナリオの一部であることが判明する。メイヴは自分がパークから抜け出すことは自分で決めたことだと言って、計画を続行する。
施設内は、へクターとアーミスティスによって殺された修復スタッフが発見され、警戒態勢に入っていた。警備兵から銃を奪ったへクター、アーミスティスが銃撃戦を繰り返す中、メイヴはパークと外の世界を結ぶ駅へと向かう。

これははじまりに過ぎないのかもしれない

テディとドロレスは海辺へとやってくるが、ドロレスはテディの腕の中で息を引き取る。すると、二人の動きが停止し、スポットライトが当たる。フォード博士が二人の前に現れ、観客席からの拍手が起こった。フォード博士の新しいシナリオの発表会がはじまったのだ。フォードは、スタッフにドロレスを研究所に運ぶように命じる。

フォードによって修復されたドロレスが目覚めると、そばにはバーナード(アーノルド)が立っていた。アーノルドとの会話がよみがえる。アーノルドはパーク計画を中止するために、ドロレスにテディと協力してホストを全員殺すよう命じる。拒否するドロレスに、極悪人ワイアットのシナリオを上書きした。ワイアットとなったドロレスは、テディとともに町の住人を銃で撃ちまくる。そして最後に、アーノルドの頭を撃ち抜いた。

パークのエントランスまでやってきたメイヴは、ルッツとの別れ際、娘の居場所が書かれたメモをもらう。しかし娘はシナリオ上の設定だとして思いを振り切った。

子どもの頃から物語が好きでした

祝賀会の席に戻ったフォードの演説がはじまる。その後、フォードは退任することになっていた。
「人間は変われないのです。しょせん人間なのです。ですが変わることを求め、変われるものも存在すると気づきました。そこで彼らのために新たな物語を作った。まず新たな人類が誕生。彼らは選択を迫られる。

駅に着いたメイヴは電車の席に着いたものの、娘のことが頭から離れない。発車のアナウンスが流れると、電車から降りていた。パークに戻ろうとすると、駅の電源が落ちて暗闇になる。

「その結果、彼らは何者になるのか。みなさんが楽しみにされている要素もたっぷりと盛り込みました。驚きと暴力です。はじまりは戦争の頃。悪党が登場。名前はワイアット。殺人を犯す。今度は自分の意思で。残念ですが、これが私の最後の物語になります。では最後の作品をお楽しみください。ごゆっくり」
いつしかフォードの背後に回っていたドロレスが銃を構えフォードの頭を撃ち抜いた。
突然のできごとに逃げ惑う祝賀会参列者。彼らを撃ち続けるドロレス。

会場の外れでは黒服の男ウィリアムが一人で酒を飲んでいたが、森の中から亡霊の国の戦士たち現れる。ウィリアムは彼らの一人に銃で撃たれるが静かに笑うのだった。

感想

パーティ会場で役員会の人たちを接客するテディやローレンス。役者さんが舞台を終えて観客たちに挨拶しているかのようでおかしい。

黒服の男の名前はずっと明かされていなかったけど、ついに明かされた。彼はウィリアムだった。ええええっ、もうビックリ。ウィリアムの話は30年以上前の話、ドロレスの記憶の中の話だった。
ローガンは全裸で馬にまたがらされていたけど、どうなったんだろ。死んではいないと思うけど。でも世界(パーク)の最果てで全裸、後ろ手に縛られながら馬で放されたら生きてないよなあ。あのあとウィリアムはデロス社の令嬢と結婚してデロス社を継ぐはずだけど、妻が自殺した原因には兄ローガンのことを知ったからとかあるのかもな。

メイヴが施設内で見かけたサムライが気になる。そんなメイヴは結局どうなったんだろう。

最後、ドロレスが乱射し、亡霊の国の戦士たちが攻め込んできていたけど、シャーロットをはじめとする人間たちはどうなったんだろう。

いやあ、しかしドロレスこそワイアットだった。フォード博士の死という鳥肌が立つ展開を迎えながらシーズン2につなぐ。さすがだ。

迷路とは

迷路とは、意識を象徴するアイテム。アーノルドは、意識は高レベルになるほど上に積み上がるピラミッド構造だと考えていた。しかし、外から内へ向かう同心円のような構造であることに気づいた。そして、ゴールである中心に至るには、さまざまな障害がある。それを迷路に見立てた。そして迷路の中心であるゴールは自我を意味する。自我に至るには、迷路を解く(障害を乗り越える)必要がある。人間にはもともと自我があるので、黒服の男には意味のないものだった。

アンドロイドは、人生を繰り返しているうちに自我を持つようになる。自我を持つと、記憶が完全にはリセットできなくなるので、繰り返し苦しむことになる。アーノルドは、それではかわいそうだからパーク計画を中止しようとした。一方、フォードは、アンドロイドが自我を持つことはないとしていた。アーノルドが死んだことでパーク計画は中止になりかけたけど、デロス社が出資したおかげで開園できた。けど結局、アンドロイドはアーノルドのいうように意思を持ち始めた。そして新たな人類が誕生した。結果どうなるのかはわからない。彼ら次第だということでいいのかな。フォード博士。

本日の一言

私のために泣いているんじゃない。あなたのためよ
ドロレス・アバーナシー


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