写真出典:HBO
ウエストワールド シーズン1 第7話 衝撃の回です。ビックリしました。
あらすじ
写真出典:HBO
以下、ネタバレしています。これからドラマを見る方は知らない方が楽しめると思いますのでご注意ください。
ドロレスたちの乗った列車は、亡霊の国と呼ばれる地域へ入ってきました。すると列車が停止します。線路上に岩が置かれていて、先に進めなくなっていたのです。亡霊の国の住人による妨害かと思われましたが、待ち伏せしていたコンフェデラードスによるものでした。列車で運んでいた爆薬を使ってその場を混乱させると、ウィリアム、ドロレス、ローレンスたちは馬で逃げ出します。
コンフェデラードスの者たちが追ってきますが、そこへ全身に化粧を施した亡霊の国の戦士たちが現れました。辺りは混戦状態になり、その隙にウィリアムたちは逃亡します。逃げた先には、ドロレスがいつも絵に描いている景色が広がっていました。ウィリアムとドロレスがその場所へ向かうことにすると、ローレンスは彼らと別れます。
ウエストワールドの外では、フォード博士とバーナードが品質管理部のテレサ、新しく赴任してきたデロス社の役員シャーロット・ヘイルによって呼び出されていました。
ガラス張りの部屋の中には娼婦クレメンタインがいます。
クレメンタインが客の相手を演じはじめると、客の男がクレメンタインに殴りかかりました。客の男は、クレメンタインに暴力をふるうようにプログラムされたホストでした。クレメンタインは倒れ、記憶をリセットされます。そして再起動されると、再び今の男の相手をさせられます。しかし今度はクレメンタインが男に激しく殴りかかります。クレメンタインは停止命令も聞かずに暴走し、射殺されます。
クレメンタインはリセットされたはずなのに、男への「怨み」を覚えていたのです。これは明らかなプログラムミスです。
これまでワールド内で起きているホストの異常行動はプログラムミスによるものと指摘され、矯正部の責任者であるバーナードは解雇されます。
これはヘイルとテレサによって仕組まれたもので、フォード博士を引退させるための罠でした。
バーナードはテレサを連れ出すと、自分の解雇が仕組まれたものであることは気づいていると忠告します。そして、見せたいものがあるといってフォード博士の隠れ家に連れていきました。しかしそこに未登録のホストはいませんでした。テレサは奥のドアを怪しみ、ドアを開けると中へ入っていきます。バーナードはそのドアがあることにはじめて気づきました。
ドアの先は研究所になっており、機械がホストを製造していました。テレサは2枚の設計図を見つけます。1枚はドロレスのもの。もう1枚はバーナードのものです。バーナードはホストだったのです。そこへフォード博士が現れます。バーナードは、自分がホストだということを受け入れることができません。しかし博士に命じられると、テレサの頭を壁に打ち付けて彼女を殺します。
スポンサーリンク
感想
写真出典:HBO
テレサがバーナードにいいます。
「客にカウボーイごっこをさせるのがデロスの狙いだなんて、あなた本気で思っているの?」
デロス社は何をやろうとしているのでしょうか。ホストによる軍隊とか、ありきたりなものではないと信じたいです。
ワールド内にある一軒家、フォード博士の隠れ家が入ったバーナードとテレサ。
「この建物は一度も調査されていない」とテレサ。
「ホストが調査しているからだ。ホストはプログラムされている。ここが見えないように」
「あなたが言っていた未登録のホストはどこ?」
「わからない。移したかも」
「このドアの向こうは」とドアを示すテレサ。
「ドアって?」バーナードにはドアは見えていないようだ。
ん? バーナードにはドアが見えてないのか? どういうこと? この辺からの緊張感がたまらない。
バーナードはホストでした。
やられました。いやあ、まじか。終盤、もう何がどうなったのか混乱します。もうバーナードがホストにしか見えません。いえ、ホストなのですが、あんなに人間くさかったのにホストにしか見えません。こうなってくると、誰が人間で誰がホストなのかさっぱりわかりません。
ウエストワールド、おもしろいです。見てきて良かった。
そしてエルシーはどうなったのでしょう。
ウエストワールド関連記事
シーズン1 全話あらすじとネタバレ
シーズン2 全話あらすじとネタバレ
シーズン3 全話あらすじとネタバレ
シーズン4 全話あらすじとネタバレ
ウエストワールド シーズン1
-第1話「目覚め」
-第2話「迷路」
-第3話「アーノルド」
-第4話「記憶の破片」
-第5話「逃避行」
-第6話「スパイの正体」
-第7話「だまし絵」
-第8話「遠い夢」
-第9話「蛇の道は蛇」
-第10話「アダムの創造」
ウエストワールド シーズン2
-第1話「夜への旅路」
-第2話「再会」
-第3話「実力と運」
-第4話「スフィンクスの謎かけ」
-第5話「アカネの舞」
-第6話「位相空間」
-第7話「エコルシェ」
-第8話「キオク」
-第9話「消失点」
-第10話「乗客」
ウエストワールド シーズン3
-第1話「怒れる神々」
-第2話「ウィンターライン」
-第3話「レハブアム」
-第4話「亡命者たちの母」
-第5話「Genre」
-第6話「Decoherence」
-第7話「Passed Pawn」
-第8話「Crisis Theory」
ウエストワールド シーズン4
-第1話「前兆」
-第2話「孤独な闘い」
-第3話「レザネフォール」
-第4話「世代劣化」
-第5話「荘子」
-第6話「再現性」
-第7話「回心」
-第8話「ケ・セラ・セラ」
その他おすすめのドラマ
ウエストワールドを楽しめる方にはこちらのドラマもおすすめです。
ゲーム・オブ・スローンズ
ドラゴンや魔法が存在する架空の世界を舞台にしたファンタジー小説「氷と炎の歌」シリーズを原作としたHBOのテレビドラマです。多くの登場人物が入り乱れる群像劇で、世界中で放映されている人気作です。
ROME
共和制から帝政へと移行していく古代ローマの混乱期を描いたドラマです。時代の流れに翻弄され、巻き込まれていく人物たちから目が離せません。登場するのはカエサルやアントニウス、オクタヴィアヌス、クレオパトラといった実在の人物ばかり。世界史に興味ある方におすすめです。
ヴァイキング 〜海の覇者たち
伝説的なヴァイキングの王ラグナル・ロズブロークの活躍を描いたドラマです。ゲーム・オブ・スローンズのような血なまぐさい戦闘シーンも見ものですが、史実にもとづいた中世北欧の生活や文化も興味深いです。
エレクトリック・ドリームズ
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」や「高い城の男」などの作品が有名なSF作家フィリップ・K・ディックの短編作品をもとに脚本家によって書かれた一話完結型のアンソロジードラマです。
ザ・ボーイズ
ヒーローたちは企業に雇われ、金と名誉のために脚色されたプロフィールとねつ造された事件で正義を演出します。彼らの不正を暴くために立ち上がった男たちがいました。
エクスパンス 〜巨獣めざめる〜
人類が宇宙に進出している23世紀の未来。地球、火星、外惑星同盟という3つの勢力による陰謀劇を描いたSFドラマです。もともとNetflixで配信されていたシリーズをAmazonが買い取ったという異例の作品です。
アップロード 〜デジタルなあの世へようこそ〜
人間の意識をサーバーにアップロードしておくことで死後も仮想現実の世界で暮らすことができる世界。交通事故で亡くなった主人公ネイサンは、仮想現実の世界で新たな人生をはじめますが、彼の死には不可解な点がありました。