写真出典:IMDb
HBOドラマ「ウエストワールド」シーズン3の第1話「怒れる神々」を紹介します。
シーズン2ラスト、ドロレスはウエストワールドの外へ脱出しました。彼女は人類への復讐を目的としているのですが、人類に協力的なバーナードも連れ出しました。彼女の真意がどこにあるのか。ホスト対人類の戦いに発展するのか。フォード博士は出てくるのか。そもそもワールドの外にはどのような世界が広がっているのか。興味は尽きない一方で、やはり難解複雑な展開が待っていたらちょっと疲れるかもしれないという不安もあります。
さてシーズン3がはじまります。
あらすじ
シーズン2ラストから3か月後。
ウエストワールドを抜け出したドロレスは、世界の経済活動を管理する人工知能「レハブアム」への接触を試みます。
シャーロットはデロス社の暫定CEOに就任。信用が失墜した同社の回復に努めます。
バーナードは、ウエストワールドで起きたホストの反乱の首謀者とされ指名手配されています。
メイヴはウエストワールドではない別のパークで目覚めます。
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ネタバレ
ウエストワールドで起きたホストによる暴動事件から3か月後。世界の交通網や物流、金融、通信、人材派遣など、人びとの活動はインサイト社が運営するシステムによって管理されています。
就寝中だった男(ジェリー)の前に、セキュリティシステムをハッキングして侵入してきたドロレスが現れます。ジェリーは、かつてウエストワールドをゲストとして訪問し、ドロレスを襲ったことがある人物でした。しかしドロレスの目的は復讐ではありません。ジェリーはもとインサイト社の社員で、同社のデータを盗んで早期退職していました。ドロレスはデータを奪って立ち去ります。
(ドロレス)
シャーロット
デロス社は、ウエストワールドで起きた事件によって信用を失っていました。暫定CEOとなっているシャーロットは、役員会議に出席すると、同社の非公開化を宣言します。役員たちは反対しますが、非公開とすることで資金元を明かす必要はなくなり、ホストの再生産を進めることができるといいます。また、事件の首謀者であるバーナードを捕まえればすべて解決するというのでした。
(シャーロット)
バーナード
バーナードはウエストワールドで起きた事件の首謀者とされ、指名手配されています。アジア圏にある工場に身分を偽って潜んでいましたが、同僚たちに正体がばれて襲われると、戦闘プログラムを起動して迎撃。意図に反して彼らを殺してしまいます。工場を離れ、漁船を雇うとウエストワールドへ向かいます。
(バーナード)
ケイレブ
退役軍人であるケイレブは、エンジニアとしての才能がありましたが、日銭を稼ぐような仕事しか与えられません。入院する母親の費用を稼ぐため、犯罪組織に荷担してお金を稼いでいます。
(ケイレブ)
ドロレス
ドロレスは、ララ・エスピンに成りすますとリアム・デンプシー・ジュニアに接触します。リアムの父親は他界していますが、世界を管理するシステムの人工知能「レハブアム」を開発した人物です。リアムは、レハブアムに外部からアクセスがあったと聞かされ、対応を迫られていました。しかし彼は父親の相棒によって実務から離されてしまったため、レハブアムを解析する権限がないといいます。
(リアム)
ドロレスが協力を装って相棒の名前を聞き出そうとすると、背後から現れた護衛のマーティンにスタンガンを撃たれて気絶します。ララ・エスピンという女性はすでに亡くなっており、ドロレスが何者かと会う約束をしていたことが知られたのです。
マーティンはドロレスを産業スパイと推測し、ドロレスが仲間に伝えた場所に昏睡するドロレスを連れて向かいます。そこにケイレブが薬物を運んできました。マーティンはケイレブを追い返すと、部下にドロレスを薬物で殺すように命じます。しかし致死量の薬物を使ってもドロレスは死にません。
(マーティン)
何者かが運転する車がやってきて、マーティンが向かうと、突如目覚めたドロレスがマーティンの部下を銃殺。マーティンが異変に気付いて逃げ出すと、ドロレスは追跡してマーティンを追い詰めます。そしてマーティンからリアムの父親の相棒がセラックという人物であることを聞き出しました。そこへ車が到着し、中からホストのマーティンが出てくると、本物のマーティンを撃ち殺します。
銃声を聞きつけた警備員たちが現れ、ドロレスはホストのマーティンを避難させて銃撃戦を繰り広げます。ドロレスは警備員たちを倒しますが彼女も怪我を負いました。近くにいたケイレブに発見されて助けられます。
メイヴ
第二次世界大戦下を思わせる町でメイヴが目覚めます。
(メイヴ)
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