「ゲーム・オブ・スローンズ」にはたくさんの登場人物が登場します。人間関係がややこしいので勢力ごとに相関図を作ってみました。ただ、物語が進むにつれて彼らの関係も変わってきます。なので、基本的には物語開始時点、シーズン1または登場時点での関係をもとにしています。
ここでは、ワインの名産地ドーンの領主マーテル家について紹介します。
マーテル家
概要
ウェスタロスの南端ドーンを治める一族。領主は「大公(プリンス)」と呼ばれます。大公と訳されると国王よりも下のような印象がありますが、本来プリンスには君主の意味があり、キングが君主を意味する用語として定着するまでは同等の意味でした。
拠点はサンスピア城です。郊外には夏を過ごすウォーターガーデン城があります。
ドーンはウェスタロスで唯一、エイゴン征服王の侵攻を阻止した地域です。「折れぬ、まげぬ、まつろわぬ」という標語にあるように、何者にも屈しない精神を持っています。
エイリス王時代には、エリア・マーテルがレイガー・ターガリエンに嫁ぎ両家の関係は強固でした。そのため「ロバートの反乱」ではターガリエン家に協力しました。タイウィン・ラニスターが王都へ攻め込んでくると、エリア・マーテルと子どもたちはグレガー・クレゲインに惨殺されます。そのことをマーテル家は忘れていません。
ロバート王死後に起こった「五王の戦い」では、当初はレンリー・バラシオンを支持します。しかしレンリーが亡くなると、ジョフリーを支持します。ラニスター家を強く憎んでいましたが、ティリオン・ラニスターから「嫡子トリスタン・マーテルとミアセラ・バラシオンの結婚」「小評議会への参列」「エリア・マーテルを殺したグレガー・クレゲインの裁判」を約束されたためです。
標語
折れぬ、まげぬ、まつろわぬ
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マーテル家の人物
写真出典:HBO
ドーラン・マーテル
ドーンの領主(プリンス)。病のため普段は車椅子に座っており、ほとんどをウォーターガーデン城で過ごしています。慎重で思慮深く、感情を表に出さない人物として知られています。また、ほかの諸名家からは危険な人物と思われる一方で、親族からは弱気な人間と思われています。
レイガー・ターガリエン
エイリス狂王の長男。鉄の玉座の世継ぎ。エリア・マーテルと結婚し、二人の子をもうけますが、リアナ・スタークと失踪します。このことが「ロバートの反乱」を招き、最後はトライデント河の戦いでロバート・バラシオンに殺されました。
エリア・マーテル
ドーランの妹。オベリンの姉。ターガリエン王家の世継ぎであったレイガーと結婚し、二人の子をもうけています。「ロバートの反乱」のとき、ラニスター家の家臣であるグレガー・クレゲインに陵辱され、子どもともども殺されました。
エラリア・サンド
オベリン・マーテルの愛人。ウラー家の出身ですが、私生児なためドーンの私生児に付けられるサンド姓になっています。
オベリン・マーテル
ドーラン・マーテルの弟。かつて姉エリアを殺したグレガー・クレゲインを憎んでいます。多くの愛人と私生児がいます。強い戦士として知られ、毒を使うため「赤い毒蛇」と呼ばれています。「五王の戦い」が起こると兄ドーランの代理として王都にやってきます。
トリスタン・マーテル
ドーランの息子。ミアセラ・バラシオンと婚約します。
レイニス・ターガリエン
レイガー・ターガリエンとエリア・マーテルの娘。「ロバートの反乱」のとき殺されたとされています。
エイゴン・ターガリエン
レイガー・ターガリエンとエリア・マーテルの息子。「ロバートの反乱」のとき殺されたとされています。
タイエニー・サンド
オベリンの落とし子(私生児)。エラリア・サンドの娘。ドーンでは私生児はサンド姓で呼ばれます。また、オベリンの私生児たちは鍛えられた戦士であり、父親の通称にちなんで「砂蛇」と呼ばれます。短剣の使い手。三人の砂蛇のうち、オベリンとエラリアの子はタイエニーだけです。
オバラ・サンド
オベリンの落とし子。「砂蛇」の一人。槍の使い手。
ナイメリア・サンド
オベリンの落とし子。「砂蛇」の一人。鞭の使い手。
その他の勢力
ゲームオブスローンズの地理やアイウエオ順の登場人物については以下で紹介しています。



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