「ゲーム・オブ・スローンズ」にはたくさんの登場人物が登場します。人間関係がややこしいので勢力ごとに相関図を作ってみました。ただ、物語が進むにつれて彼らの関係も変わってきます。なので、基本的には物語開始時点、シーズン1または登場時点での関係をもとにしています。
ここでは、僕が個人的に応援しているサーセイのいるラニスター家を紹介します。
ラニスター家
概要
300年前に起こったエイゴン征服王の侵略まで、ラニスター家は「岩の王国」の王として君臨しました。七王国がターガリエン家に支配されるようになると、西部総督として領地を治めます。多くの金鉱を領地に抱えているため、王国で最も豊かな家です。しかし長い年月の間に鉱山は掘り尽くされ、資源はすでに枯渇しているという話もあります。本拠地はキャスタリーロック。金髪、碧眼、長身揃いなため、美形の一族として有名です。
ロバート・バラシオンが反乱を起こしたとき、タイウィン・ラニスターは中立を保っていましたが、ロバートの勝利が確定的なものになると参戦。「王の盾」であったジェイミー・ラニスターがエイリス王を殺したことでロバートの勝利が決まります。その後、ロバートがサーセイ・ラニスターと結婚したため、バラシオン家との関係はより強固なものとなりました。
標語
わが咆哮を聞け
ただし非公式の「ラニスターは常に借りを返す」の方が有名です。
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ラニスター家の人々
写真出典:HBO
ジョアンナ・ラニスター
タイウィンの妻。末子ティリオンの出産時に亡くなりました。
タイウィン・ラニスター
西部総督。サーセイ、ジェイミーという2人の子どもを愛する一方で、妻ジョアンナの死の原因になり、醜く生まれてきたティリオンを軽蔑し恨んでいます。かつてエイリス王の「王の手」として王国に仕えていましたが、狡猾かつ冷徹な性格のため、王に忠誠心を疑われます。王は、息子のジェイミーを「王の盾」に任じました。これはジェイミーがキャスタリーロックの相続権を放棄したことになります。世継ぎを失ったタイウィンは王に失望し、「王の手」を辞職してキャスタリーロックに戻ります。
ロバート・バラシオンによる反乱の当初は中立でした。しかしロバートの勝利が確定的になると王都キングズランディングに侵攻します。エイリス王はタイウィンが助けに戻ったと思いましたが、タイウィンの軍が略奪を始めたため乱心し、街を焼き払うことを命じます。それを知ったジェイミー・ラニスターは、市民を救うためにエイリス王を刺し殺します。反乱後、バラシオン家との関係を強めるため、サーセイをロバートと結婚させます。物語がはじまったときはキャスタリーロックで領地の経営に当たっていましたが、ロバート王が亡くなると、孫のジョフリー王を助けるために再び「王の手」に就任します。
タイウィン・ラニスターの手腕と冷酷さを象徴する物語として、キャスタミア領主にまつわる逸話がウェスタロスでは広く知られています。

ケヴァン・ラニスター
タイウィンの弟。混乱する王都の回復に努めますが、それを望まない人々もいます。
ドーナ・ラニスター
ケヴァン・ラニスターの妻。
ロバート・バラシオン
若い頃は精悍な騎士でしたが、年を経てからは狩りと女遊びと酒が好きな太った男性として描かれています。エダード・スタークとともにアリン城で育ったため、エダードとは兄弟のような仲です。しかし実の兄弟であるスタニスやレンリーとの関係はうまくいっていません。
15年前、婚約者のリアナ・スタークがレイガー・ターガリエンと失踪しました。そのことがきっかけとなり、ロバートの反乱が起きます。ロバートはターガリエン王家を打ち破り、新たな王国を築きました。ラニスター家のサーセイを王妃に迎え、3人の子どもがいます。ロバート王は自分の子どもだと信じていますが、実はサーセイとジェイミーの間にできた子どもです。王になってからは、実の父親のように尊敬していたジョン・アリンを「王の手」に任命し、王国の統治を任せると享楽の日々を送っていました。ジョン・アリンがなくなったため、次の王の手としてエダード・スタークを頼るところから物語が始まります。
サーセイ・バラシオン
ジェイミー・ラニスターの双子の姉。「ロバートの反乱」のあと、新王ロバート・バラシオンと結婚し、七王国の王妃となります。しかしロバート王を愛することも尊敬することもなく、弟ジェイミーと近親相姦関係にあります。3人の子どもはすべてジェイミーとの子どもです。
ジェイミー・ラニスター
サーセイ・バラシオンの双子の弟。15歳のとき、史上最年少でエイリス・ターガリエン王の「王の盾」に選ばれます。「ロバートの反乱」が起こると、父タイウィン・ラニスターがキングズランディングに侵攻してきました。エイリス王が街を焼きつくす命令を下すと、ジェイミーは市民を助けるために王を殺します。彼が王を殺した理由は人々に知られないまま、「王殺し(キングスレイヤー)」の蔑称のみが知られることになります。父や姉と違って弟ティリオンの知性を認め、敬意を払っています。姉サーセイとは近親相関関係にあり、ロバート王の子とされている3人の子どもはすべてジェイミーとサーセイの子どもです。
ティリオン・ラニスター
タイウィン・ラニスターの第三子。矮人として生まれましたが、高い知性と政治的手腕を持っています。しかし、醜い体、鋭い洞察力、売春婦好きな性格、出産時に母親の死を招いたことなどから父タイウィンに憎まれています。物語の冒頭、ロバート王が北部のエダード・スタークを訪ねる旅に同行したことで、「壁」やスターク家と関わっていくことになります。
ランセル・ラニスター
ケヴァンの息子。サーセイやジェイミー、ティリオンのいとこ。ロバート王の従士。のち騎士に叙任されますが、宗教に傾倒し、七神正教の狂信派「雀」の一員になります。
ジョフリー・バラシオン
バラシオン王家の第一子。ロバート王の世継ぎ。ロバート王は自分の子どもだと信じていますが、血は引いていません。サーセイとジェイミーの子どもです。この事実を知ったことが、エダード・スタークの運命を変える原因の1つとなります。暴力的でサディスティックな性格をしています。
ミアセラ・バラシオン
バラシオン王家の第二子。「五王の戦い」が起こると、マーテル家の支持を集めるためドーンへ送られます。いずれマーテル家のトリスタンと結婚する予定です。
トメン・バラシオン
バラシオン王家の第三子。兄ジョフリーと対照的に優しい性格を持っています。
ラニスター家の関係者
写真出典:HBO
グレガー・クレゲイン
ラニスター家に仕える騎士。あだ名は「マウンテン」。サンダー・クレゲインの兄。「ロバートの反乱」のときは、レイガー・ターガリエンの妻エリア・マーテルを陵辱して殺しました。
ジョフリー王殺害事件でティリオンの裁判が行われると、判決は決闘裁判にもつれこみます。被告人サーセイの代理としてティリオンの代理オベリン・マーテルと戦い、瀕死になりますが、クァイバーンの手術により生まれ変わりました。
ブロン
傭兵。ティリオンの用心棒。
シェイ
エッソス出身の娼婦。ティリオンの愛人。
その他の勢力
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