シーズン1の物語を振り返ってみます。
舞台はウェスタロス大陸と呼ばれる大陸です。そこに七王国と呼ばれる強大な国家がありました。かつては名前のとおり七つの王国に別れていましたが、今は一つに統一されています。あるとき、国王ロバートが後継者を明確にしないまま亡くなりました。王の嫡子ジョフリー王子が王位を継ぎますが、「王の手」エダード・スタークがジョフリー王子はロバート王の血統ではないことを指摘します。エダードが反逆罪を問われて投獄されると、北部のスターク家が異議を唱えて蜂起。スターク軍は緒戦で勝利し、ジェイミー・ラニスターを捕虜として捉えますが、王都で捕まっているエダードは処刑されます。
また、王国の北端には巨大な壁があります。高さは200メートル、長さは500キロメートルに及び、何千年も前、人類を恐怖に陥れたホワイトウォーカーの侵入を防ぐために作られたと伝えられています。しかし今となってはホワイトウォーカーの存在を信じるものはいません。物語に登場する架空の存在です。ところがホワイトウォーカーを見たという噂が王国に広まります。
一方、海を隔てたエッソス大陸では、前の王朝の遺児デナーリス・ターガリエンがドラゴンの幼生を従え、七王国での復権を夢見ていました。彼女を支援するものたちもあらわれます。
そしてシーズン2。新たな人物も登場し、王位を巡る争いが本格化します。
ゲーム・オブ・スローンズ シーズン2 あらすじ
北部
当主エダードを反逆罪で処刑されたスターク家は、エダードの妻キャトリン・スタークがレンリー・バラシオンと同盟を結ぶためストームズエンドへ向かいます。しかしレンリーはスタニスに仕える女司祭メリサンドルが生み出した怪物によって殺されてしまいました。その場にいたキャトリンと、レンリーの護衛をしていたブライエニーは犯人と疑われて逃走します。
一方、スターク家で育ったシオン・グレイジョイは、鉄諸島に戻って父ベイロンにスターク家との同盟を提案しますが拒否されます。ベイロンはスターク家に協力するどころか自ら塩の王を宣言して王国に反旗を翻します。シオンはグレイジョイ家としてウィンターフェルを襲撃。ブランとリコンは野人の女性オシャと召使いボーダーに助けられて脱出しますが、ウィンターフェルはグレイジョイ家に奪われました。
ロブ・スタークは快進撃を続けていましたが、キャトリンがジェイミーを無断で釈放してしまいます。王都に捕らわれている娘たちと人質交換するつもりなのです。戦場で治療師タリサに出会ったロブは、兄弟のように育ったシオンにウィンターフェルを奪われ、妹や弟は命の危険にさらされ、母に背かれた気持ちを打ち明けます。タリサも自分の過去を話し、理解を深めた二人は愛し合うようになっていました。しかしロブは、軍事的な交渉によってフレイ家の娘と結婚する約束を交わしています。ロブはフレイ家との約束を破ってタリサと結婚します。
ウィンターフェルを奪ったシオンでしたが、北部軍に包囲されると部下に裏切られて捕らわれます。
王都
バラシオン家のロバート王が亡くなると、嫡子ジョフリーが新たな王として即位します。しかしジョフリーはロバート王の血を引いていません。バラシオン家の正当な後継者としてロバート王の次弟スタニス・バラシオンと末弟レンリー・バラシオンが王位を宣言します。すると、自分の継承権に危機感を抱いたジョフリー王は、ロバート王の落とし子を探し出して抹殺させます。
レンリーを倒し、レンリーの旗主も味方に付けたスタニス・バラシオンは王都へ侵攻します。スタニスの艦隊は数でラニスター軍を圧倒しましたが、ティリオンが用意したワイルドファイアの前に壊滅します。スタニスは大打撃を受けながらも進撃し勝利を目前にしますが、タイウィン・ラニスターとタイレル家の援軍が到着して敗退します。
ラニスター家は勝利し、タイウィン・ラニスターは「王の手」に就任。ラニスター家とタイレル家の同盟に寄与したピーター・ベイリッシュにはハレンホールが与えられ、タイレル家はマージェリーとジョフリー王の結婚が認められます。
王都周辺
エダードが処刑されるとスターク家の従者たちも処刑されました。ジョフリー王と婚約していたサンサは逃げ遅れますが、アリアはナイツウォッチの新兵募集係ヨーレンによって助けられ、身分を偽って北へ向かいます。
ヨーレンの一行にはロバート王の落とし子ジェンドリーが加わっていました。ロバート王の落とし子を探すラニスター軍の兵士たちが追ってきて争いになります。混乱に乗じてアリアは囚人として檻に入れられていたジャクェン・フ=ガーを助けますが、ヨーレンは殺され、アリアやジェンドリー、ホットパイたちは捕まります。
アリアたちはハレンホールに連行されますが、ジャクェン・フ=ガーの助けを借りて脱出します。
壁の北
ナイツウォッチは探索隊を結成し、壁の北へ向かわせます。野人たちの計画を探り、行方不明となったベンジェン・スタークを捜索するためです。
探索隊に加わっていたジョン・スノウは、野人の協力者クラスターの砦で、彼が生まれたばかりの男児を何者かに捧げている様子を目にします。ジョンはホワイトウォーカーだったと考えますが、真実はわかりません。
そこへクォーリンの部隊が合流し、野人の見張り部隊を襲撃することになります。ジョンもクォーリンたちと野人の見張り部隊を襲撃。野人の女性イグリットを追ううちにクォーリンたちからはぐれ、野人に捕まってしまいます。そこにはクォーリンも捕まっていました。クォーリンはジョンを挑発して戦いを挑むと、わざと殺されます。ジョンはナイツウォッチの裏切り者として野人に迎えられます。
一方、探索隊に加わっていたサムはホワイトウォーカーが亡者の集団を率いて進軍する様子を目撃します。
エッソス
カール・ドロゴを失い、部族の民から見放されたデナーリス・ターガリエンは、残ったわずかな仲間たちとともに砂漠の町クァースへやってきます。そこでクァースを支配しようとするザロ・ゾアン・ダクソスとパイアット・プリーによってドラゴンを奪われますが、ドラゴンの炎によってパイアット・プリーの魔術に打ち勝つと、ザロの財宝を奪って資金を得ます。
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