ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1のあらすじとネタバレ

ゲームオブスローンズGOTシーズン1
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「ゲーム・オブ・スローンズ」は、2011年に北米で放送が開始された海外ドラマです。2019年5月にシーズン8をもって完結しましたが、これまでに数々の賞を受賞し、世界中で大きな話題を集めてきました。

中世ヨーロッパを模した架空の世界ウェスタロスを舞台に、王侯貴族や騎士たちが王国の覇権を巡って協力し、裏切り、争い合う物語です。過激な戦闘シーンや性描写に目を背けたくなることもありますが、緻密な世界背景と一癖も二癖もある登場人物たち、予想できない衝撃の展開に多くの視聴者が虜になっています。

もともとは「氷と炎の歌」という海外の小説が原作です。しかし途中からは原作の進行を追い抜き、ドラマオリジナル要素が強くなります。

ここではシーズン1のあらすじを紹介します。シーズン1の各話は別記事で紹介しています。

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ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 あらすじ

・ウェスタロス大陸
ウェスタロスと呼ばれる大陸には、七王国と呼ばれる国家があります。

七王国に関してはこちら

あるとき、宰相である「王の手」ジョン・アリンが突然亡くなりました。国王ロバート1世(ロバート・バラシオン)は、親友であり北部を治めるスターク家の当主エダード・スタークを後任にするため、家族を同伴して北部ウィンターフェルを訪れます。

そのころウィンターフェルでは、エダード・スタークの妻キャトリンが王都にいる妹ライサから手紙を受け取りました。ライサは亡くなった「王の手」ジョン・アリンの妻です。手紙には、ジョン・アリンがラニスター家のものによって暗殺されたと記されています。ラニスター家は王妃サーセイの実家であり、王国一の資産を持っています。

妻キャトリンから手紙の内容を聞かされたエダードは、ジョン・アリンの死の真相を暴き、王国の平和を守るため、「王の手」に就くことを決意します。

このときエダードの息子の一人ブラン少年が塔から落ちるという事故が起きます。彼は一命を取り留めますが、意識は戻りません。実は事故ではなく、王とともにウィンターフェルへ来ていた王妃サーセイの双子の弟ジェイミーによる犯行でした。王妃サーセイと弟ジェイミーは近親相姦の関係にあり、塔で密会しているところをブランに見られたためジェイミーが突き落としたのです。

王国の北端には、高さ200メートル、長さ500キロメートルに及ぶ巨大な「壁」があります。数千年前、人類は、死者を率いるホワイトウォーカーと呼ばれる種族と戦いました。そのときの防御壁です。以来、壁はナイツウォッチ(冥夜の守人)と呼ばれる守備隊に守られていました。

エダードの落とし子(私生児)ジョン・スノウは、ナイツウォッチ(冥夜の守人)になるため「壁」にやってきます。七王国では、貴族の落とし子は地域ごとに決められた姓を与えられます。北部の場合はスノウ姓になります。ジョン・スノウはエダードの子どもですが、落とし子なのでスターク姓ではなくスノウ姓を名乗っています。

一方、「王の手」に就くことを決めたエダードは、ジョン・アリンの死の真相を突き止めるため、信頼できる家臣や娘たち、国王の家族と共に王都へ向かいます。しかしエダードがウィンターフェルを空けると、暗殺者がブランの命を狙ってきました。犯行は食い止められましたが、暗殺者が使った短剣はティリオン・ラニスターのものであることがわかります。ティリオンは、王妃サーセイとジェイミーの弟です。

王都に到着したエダードはジョン・アリンの死について調査を開始します。そこへ息子ブランの暗殺未遂事件をエダードに直接知らせるため、夫を追ってきたキャトリンがやってきました。

キャトリンはブランのことをエダードに伝えると北部へ戻りますが、途中、宿でティリオン・ラニスターに遭遇します。

ロバート王がウィンターフェルを訪れたとき、ティリオンも同行していました。ティリオンは、王都へ戻らず、ジョン・スノウに同行して壁へ寄っていました。壁を観光したあと、王都へ帰ってくる途中にキャトリンに遭遇したのです。

偶然にもティリオンに遭遇したキャトリンは、息子ブラン暗殺未遂の容疑でティリオンを逮捕します。

ウィンターフェルではブランが意識を取り戻します。しかし事故のときの記憶はありません。さらに下半身不随になりました。

キャトリンがティリオンを捕まえたことがラニスター家(王妃サーセイの実家)に知られると、スターク家とラニスター家の関係は一触即発の状態になります。王妃サーセイの双子の弟ジェイミー・ラニスターは、ティリオン逮捕の報復としてエダードを襲撃しますが、殺してしまっては捕らわれているティリオンの命も危険です。エダードに怪我を負わせると、ラニスター家の拠点キャスタリーロックへ逃げ去ります。

そのころ、ティリオンを捕らえたキャトリンは北部ウィンターフェルへ戻らず、アリン家の拠点アイリー城へ向かっていました。アイリー城にはキャトリンの妹ライサがいます。ライサは前述のとおり、ジョン・アリンの夫ですが、彼が亡くなったため王都から戻っていました。ティリオンはブランの暗殺未遂事件で裁判にかけられますが、決闘裁判にもつれ込み、傭兵ブロンの力を借りて解放されます。

王都では、エダードがジョン・アリンの死の真相に迫っていました。ロバート王には3人の子どもがいますが、彼らはロバート王の子どもではなく、王妃サーセイと双子の弟ジェイミーとの子どもだったことがわかります。そのことを知ったためにジョン・アリンは暗殺されたに違いありません。

エダードはロバート王にこのことを知らせようとしますが、王は後継者を指名しないまま狩猟中の怪我がもとで亡くなってしまいます。

エダードは正当な次の王として、王の実弟スタニス・バラシオンを推薦します。しかし王妃サーセイは息子のジョフリーを王に立てました。王となったジョフリーは、エダードを反逆罪で投獄します。

エダードが投獄されたため、エダードの嫡子ロブ・スタークはラニスター家へ宣戦布告します。

壁では、ナイツウォッチに入隊したジョン・スノウがスターク家の軍に加わろうとしますが、脱退は許されません。ナイツウォッチは、子孫を残さず、ほかのどの勢力にも所属しないことを神に誓ったためです。

ナイツウォッチにしてみれば、王都で起こっていることに関心を抱いている場合ではありませんでした。壁の北には野人と呼ばれる蛮族たちが集結しつつあり、死んでも動き続ける亡者の存在が確認されたのです。伝説として語られるホワイトウォーカーの復活を予感させるできごとでした。

ロブ・スタークは北部の諸侯を率いて、ラニスター家の拠点キャスタリーロックへ向けて進軍します。緒戦で勝利を重ねると、出陣してきたジェイミー・ラニスターを捕虜として捉えました。

しかし王都のジョフリー王はエダードは処刑してしまいます。父とともに王都へ来ていたエダードの長女サンサは捕まり、次女アリアは身を偽って王城を脱出しました。

・エッソス大陸
かつてウェスタロスの七王国を支配していたのはターガリエン家でした。しかし10数年前に起きた反乱によりターガリエン王朝は滅亡しました。反乱の首謀者はロバート・バラシオンです。

ロバートの反乱に関してはこちら

そんな中、海を隔てたエッソス大陸では、ターガリエン王家の王子と王女が生き延びていました。当時幼かったヴィセーリス王子は成長し、七王国の奪還を夢見ます。

ヴィセーリス王子は妹のデナーリス王女を騎馬民族ドスラク人の族長カール・ドロゴと結婚させました。このときデナーリスは、豪商から祝いの品としてドラゴンの卵の化石を贈られます。
ヴィセーリス王子はドスラク人の力を借りて七王国へ攻め込む計画ですが、族長ドロゴはなかなか動こうとしません。不満を募らせたヴィセーリスがドロゴを脅迫すると、返り討ちに遭います。そしてデナーリスはドロゴの子を身ごもります。

デナーリスの妊娠が密偵を通じて七王国に伝わると、旧王家ターガリエン家の復興を恐れるものたちはデナーリスの暗殺を試みます。暗殺は失敗しますが、妻を襲われたドロゴは怒り、七王国への侵攻を決めます。

ドロゴがウェスタロスへ渡るための軍船を作る資金を集めるため村を襲撃し、村人たちを奴隷として売ろうとすると、同情したデナーリスは村人たちを解放しました。このことはドスラク人の慣習に反していました。異議を唱えた戦士マーゴと族長ドロゴは決闘。ドロゴは勝利しますが、このときの怪我がもとになって瀕死になります。デナーリスが魔女に治療を頼むと、ドロゴの命は助かりますが、意識は戻りません。さらにデナーリスは流産してしまいました。絶望したデナーリスは、ドロゴを自らの手にかけると火葬します。そしてデナーリス自身もドラゴンの卵と共に炎に飛び込みました。炎が収まったとき、デナーリスは依然として生きており、彼女の周りには孵化した3頭のドラゴンが付き従います。

次:シーズン2

シーズン1 各話詳細

第1話「冬来たる」
第2話「王の道」
第3話「冥夜の守人」
第4話「壊れたもの」
第5話「狼と獅子」
第6話「黄金の冠」
第7話「勝つか死ぬか」
第8話「進軍」
第9話「ベイラー大聖堂」
第10話「炎と血」

ゲーム・オブ・スローンズ関連情報

当ブログでは、「ゲーム・オブ・スローンズ」および「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の登場人物や世界地図などの情報を紹介しています。

以下にまとめていますのでご興味いただけたらご参照ください。

関連記事 一覧

ゲーム・オブ・スローンズ

世界地図

登場人物
登場人物の最後

シーズン1 あらすじ
シーズン2 あらすじ
シーズン3 あらすじ
シーズン4 あらすじ
シーズン5 あらすじ
シーズン6 あらすじ
シーズン7 あらすじ
シーズン8 あらすじ

スターク家
グレイジョイ家
タリー家
アリン家
ラニスター家
タイレル家
バラシオン家
マーテル家
ターガリエン家
ボルトン家
フレイ家
ナイツウォッチ
その他野人・ホワイトウォーカーなど

ウェスタロスの歴史

ロバートの反乱について

ウェスタロスの宗教

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン

登場人物

-シーズン1 あらすじ
-第1話「ドラゴンの後継者」
-第2話「王弟」
-第3話「名を継ぐ者」
-第4話「ナロー・シーの王」
-第5話「われらは道を照らす」
-第6話「王女と王妃」
-第7話「ドリフトマーク」
-第8話「潮の主」
-第9話「翠の評議会」
-第10話「黒装の女王」

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