「ゲーム・オブ・スローンズ」にはたくさんの登場人物が登場します。人間関係がややこしいので勢力ごとに相関図を作ってみました。ただ、物語が進むにつれて彼らの関係も変わってきます。なので、基本的には物語開始時点、シーズン1または登場時点での関係をもとにしています。
ここでは、不気味さ満載ライサとロビン母子がいるアリン家を紹介します。
アリン家
概要
アリン家はウェスタロスでも由緒正しい血筋のひとつで、エイゴン・ターガリエンによる征服以前は「山と谷の王国」の王として統治していました。エイゴンが七王国を支配するようになると、東部総督として谷間(ヴェイル)を治めます。拠点はアイリー城(高巣城)です。
物語の直前まで「王の手」でもあったジョン・アリンが当主でしたが、謎の死を遂げたため、唯一の息子であるロビン・アリンが後を継いでいます。しかしロビンはまだ幼いため、ジョン・アリンの妻でタリー家出身のライサ・アリンが摂政として統治しています。
「五王の戦い」が起こり、ライサの実家であるタリー家がスターク家に協力して内戦に参加すると、姉のキャトリン・スタークがアリン家へも協力を求めてきますが、ライサは中立を保ちます。
標語
高きこと誉の如く
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アリン家の人物
写真出典:HBO
ライサ・アリン
ホスター・タリーの次女。ジョン・アリンの妻。ロビン・アリンの母。キャトリン・スタークの妹。若い頃、里子として父のもとに来ていたピーター・ベイリッシュに恋しますが、彼が愛したのは姉のキャトリンでした。ピーターがキャトリンの許嫁に決闘で敗れ、怪我の療養をしているときに肉体関係を持ち、彼の子どもを身ごもります。ピーターはホスターの怒りを買ってリバーランを追放され、ライサは毒を飲まされ、堕胎させられました。その後「ロバートの反乱」が起きると、アリン家に協力するため、親子ほど年の離れたジョン・アリンと結婚させられます。
「王の手」である夫ジョン、息子ロビンとともに王都に住んでいましたが、ジョン・アリンが亡くなると、ロビンとともにヴェイル(谷間)に戻ります。そしてウィンターフェルにいる姉キャトリンへ「ジョン・アリンは殺された」という手紙を出します。この手紙がジョンの死の真相を突き止めようとするエダード・スタークを動かすことになります。
ジョン・アリン
ロバート・バラシオン治世の「王の手」。
ロバート・バラシオンとエダード・スタークはアリン家に里子に出されていたこともあり、ジョン・アリンは二人の父親のような存在です。15年前、ターガリエン家の王子レイガーとスターク家のリアナの失踪事件が起こったとき、エイリス・ターガリエン王はスターク家のリカードとブランドンを処刑します。さらに、アリン家に預けられていたロバートとエダードの処刑を命じました。ジョン・アリンは命令を拒否したため、アリン家、スターク家、バラシオン家による反乱がはじまりました。そしてジョン・アリンは、タリー家の協力を得るため、年の離れたライサと結婚しました。
ロビン・アリン
ジョン・アリンとライサ・アリンの子。成長に遅れがあり、情緒も不安定。母ライサの妄執的な愛を受け、10歳になっても母乳で育てられています。
ヨーン・ロイス
アリン家の旗主ロイス家の当主。
その他の勢力
「ゲーム・オブ・スローンズ」については以下でまとめています。
